【特別企画】

「プロジェクトセカイ」Leo/needの魅力を凝縮した、1時間の濃密なライブが楽しめた!

ゲーム内イベント「コネクトライブ Leo/need 1st SPARKLE」をレポート

5月21日 開催

 現在、Android/iOS用ゲームとして好評配信中のタイトル「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(プロジェクトセカイ)。ゲームには6つのユニットが登場するのだが、そのうちの1つ「Leo/need」によるゲーム内イベント「コネクトライブ Leo/need 1st SPARKLE」が、5月21日に開催された。

 「コネクトライブ」とは、フルバージョンの楽曲に加え、キャラクターの動きやMCやトークをリアルタイムにゲーム内から配信するバーチャルライブ。今回のライブ公演は、同日の14時からと17時から、そして20時からの全3回が行なわれたが、ここでは第1回公演のレポートをお届けしよう。

Leo/needというバンドスタイルゆえの見所満載のライブに!

 公演は、ほぼ定刻通りにスタート。暗転したステージが明るくなると、そこには「Leo/need」の星乃一歌、天馬咲希、望月穂波、日野森志歩のメンバー4人に加え、バーチャルシンガーKAITOの姿も。ライブに参加しているユーザーからの大きな声援を受けて披露された1曲目は、揺るぎない覚悟と信念の曲「Peaky Peaky(作詞・作曲:みきとP)」。

 バーチャルライブであるが故に、通常のライブでは不可能と思われることにも挑戦できるのだが、今回に関しては、“床から天井まで気合を入れた空間演出”がウリだ。キャラクターごとのカラーリングが空間とリンクするなど、見ている人たちの没入感が従来以上に高まるという仕掛けを行なっている。これが、バンドというダンスがないユニットだからこその見どころともなっているのだ。

1曲目演奏の前には、イントロダクションと共にメンバー紹介映像がステージのモニタに映し出されていた
1曲目が「Peaky Peaky」ということで、ライブ開始早々、会場は大盛り上がり。ステージ天井はLeo/needを反映して、天体図となっているのが凝っている

 1曲目が終わると、KAITOと入れ替わってミクさんが登場。この5人で演奏してくれたのが、彼女たちの寂しくも真っ直ぐ進もうとする想いを描いた楽曲「霽れを待つ(作詞・作曲:Orangestar)」だ。5人の息の合った演奏に、会場は早くもハイテンション状態に!

2曲目に移る直前に一瞬ホワイトアウトし、全員が白をベースとした衣装へとチェンジ。これぞ、バーチャルライブならではの醍醐味といえる
演奏中、コールを入れられるパートになると画面下にボタンが表示される。これをタップすればステージ上に吹き出しが出るため、実際にコールしている感じになるのだ
演奏中のエフェクトはステージ上だけでなく、天井にも及ぶ。「霽れを待つ」では、天井が消え去り空が見えるという演出が行われ、楽曲にマッチした状態に

来場者みんなで楽しめる演奏した楽曲のタイトルを当てるイベントも

 2曲目の演奏が終了すると、ここでいったんMCタイムとなった。各メンバーがコメントを拾いつつトークを繰り広げているのに続き、演奏した楽曲のタイトルを当てるという“曲名当てゲーム”が行なわれることに。ルールはシンプルで、演奏された曲の一部分を聴いて楽曲のタイトルを当てるというもの。難易度は簡単と激ムズが用意されており、簡単な難易度であれば4人での演奏なのでわかりやすいのだが、激ムズはパートが絞られるということで、一気に難しくなるのだ。

 練習問題では激ムズ難易度で行なわれ、ドラムパートのみで曲が演奏された。これでわかった人はほとんどいなかったようだが、続けて4人全員での演奏で楽曲が判明し、会場のあちこちからタイトル名が書かれた吹き出しが飛び出してきた。

練習問題の正解は「ロキ」だったのだが、穂波のドラムパートのみでわかった人は凄いとKAITOがコメント

 早速本番に行くのかと思われたが、その前に簡単と激ムズ、どちらの難易度にするかのアンケートを行うことに。簡単がいい人は“あお”を、激ムズに挑戦したいならば“あか”のボタンをタップして、自身のアバターキャラが持つペンライトの色で表すのだが、果たして結果は?

アンケートはリアルタイムでペンライトの色が変わっていくので、非常に臨場感がある。ちなみに、態勢としては終始“あか”が優勢で、最終的に激ムズ難易度に挑戦することに。このゲームは、「みんなと楽しく過ごすために考えた」と一歌が教えてくれた
アンケートの集計が終わるまでは少々時間がかかるということで、その隙間時間を利用しての撮影タイムになった。ここでのお題は、“格好いいポーズ”。「Leo/need」のメンバーが、それぞれに思う格好いいポーズをとるのだが、個性たっぷりのユニークなポージングを魅せてくれた。最後に順番が回ってきた穂波が採ったのは可愛いポーズだったため、周りから「似合ってるよ」と言われつつも「とるのは格好いいポーズだよ?」と突っ込まれる場面も

 集計の結果、難易度激ムズが選ばれ、1パートのみの演奏から楽曲のタイトルを当てることに。ドラムパートのみが流れるが、それだけだと難しくわかった人はごく僅かのようだった。最終的に歌付きで4人が演奏し、正解が「ウミユリ海底譚」と判明。全員スッキリしたところで、次の曲へと移った。

ドラムのみでは聴き込んでいないとわからないものの、ギターが入ることでピンときたという人も多かったようだ

 3曲目に演奏された楽曲は、「オーダーメイド(作詞・作曲:傘村トータ(LIVE LAB.))」。この直前には、メンバー全員がそれぞれ曲への想いを語るシーンがあり、「その想いを受けて、しっかり支えていく」と答えるルカさんが、みんなの目には頼もしく映ったのではないだろうか。

「オーダーメイド」は、「私たちに優しく寄り添ってくれる曲」と一歌が表現すれば、穂波にとっては「演奏していて胸が温かくなる」曲であり、「不安な気持ちをフワッと包み込んでくれる感じがする」と咲希が言い、この楽曲には「不思議と勇気づけられるよね」と志歩。メンバーそれぞれが、想いを込めて歌った

 この後、ルカさんと入れ替わる形でミクさんが再び登場し、次の曲で使うというクラップの練習後に4曲目となる「てらてら(作詞・作曲:和田たけあき)」の演奏となった。

事前に練習したクラップだけで、勘の良いライブ参加者は次に何の曲が来るのかがわかったようだった
4曲目の「てらてら」でも、歌っているキャラクターに合わせたイメージカラーでのライティングが行なわれていた

アンコールも大盛上がり!

 「てらてら」が最後の曲ということで一度ステージが暗転し、メンバー全員が降壇するが、「アンコール」のコールと共に再び現われ、この日のライブで始めての4人での演奏となった5曲目「天ノ弱(作詞・作曲:164)」が熱唱された。

 続けて演奏された6曲目「快晴(作詞・作曲:Orangestar)」には、3DMVと同じくMEIKOが参戦。メンバー全員がスタッズスターズ・サスペンダー衣装を身に纏って登場し、再び会場を沸かせた。

アンコールからの1曲(通算5曲)目は、「プロジェクトセカイ」お馴染み164氏の代表作となる「天ノ弱」からスタート。会場も、多いに盛り上がりを見せた
夏を思わせるような陽気が続いた、この時期にピッタリの爽やかな夏を謳った「快晴」では、サビに入ると演出も文字通り快晴の空になり、見ていた人たちに開放感をプレゼント

 6曲目が終わると、メンバーそれぞれが今日のライブに対する感想を次々と口にしていく。そして穂波が「星の輝きと比べたらまだ小さい光だけど、私たちだけの輝きを、これからも大事にしていきたいね」と、今回のライブ名ともなった“SPARKLE”に乗せた想いを告げ、最後の曲となる、Leo/needが送る青春の一曲「needLe(作詞・作曲:DECO*27)」を演奏。Leo/need初のライブイベントは、大盛況のうちに幕を閉じた。

「needLe」では、MEIKOと入れ違いにミクさんが再び登場し、5人での演奏に。最後は、ライブを試聴していた人たちの吹き出しだらけになるほどの盛り上がりを見せた

【セットリスト】

曲数曲名作詞・作曲歌唱
1Peaky PeakyみきとP星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・KAITO
2霽れを待つOrangestar星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク
3オーダーメイド傘村トータ(LIVE LAB.)星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・巡音ルカ
4てらてら和田たけあき星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク
5天ノ弱164星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩
6快晴Orangestar星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・MEIKO
7needLeDECO*27星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク