【特別企画】
壮大おじさんRPG「ELEX II」、序盤で迷わないオススメスキルはこれだ!
便利アイテム「サングラス」入手法など、お得情報満載でお届け
2022年3月7日 00:00
- 【ELEX II エレックス2】
- 3月1日 発売(Steam版は3月2日発売)
- 価格:
- PS5/PS4版 7,590円(税込)
- Steam版 6,550円(税込)
- Xbox Series X|S/Xbox One版 7,600円(税込)
こんにちは!「ELEX II」の世界へようこそ! GAME Watchでは、これまで本作にスムーズに入るための予習企画やレビュー記事などを扱ってきた。今回はレビュー記事ではフォローできなかった、「これを知っておくと冒険をもっと楽しめる!」というポイントをお伝えしていきたい。
まず改めて、「ELEX II」についてご紹介したい。「ELEX」シリーズの舞台となるのは、巨大な惑星「マガラン」。166年前の彗星衝突で世界全体が1度大崩壊している。かろうじて生き残った人々は、彗星が運んできた謎の物質「エレックス」の力を使って組織を結成し、それぞれが再興を図っているという状況だ。
マガランには、こうした組織には与さないならず者たちが居を構えて、フィールド内のいたるところで強盗稼業をやっていたり、彗星衝突の影響で突然変異した凶暴な生物、またはサイボーグ化された巨大な怪物などがうろついており、非常に危険な地域となっている。プレーヤーは主人公「ジャックス」となり、バラバラに散らばっている組織を渡り歩きながら、世界を崩壊へ導く危険な勢力に対抗するため新たな組織づくりに奮闘することとなる。
そんな危険な地域を旅する上で、重要となるのはやはり、この世界を旅する主人公ジャックスについてだ。レビューでも少し触れたが、オープンワールドで作られた本作は少し独特の味わいがあり、プレイには少しコツがいる。慣れたら楽しいのだが、慣れるまでにもしかしたらハードルに感じる部分もあるかも……ということで、その部分をフォローしていきたい。
今回ポイントとして挙げたいのは、序盤から快適に旅するために必要なスキルやステータスの割り振りなど。特にスキルは5つある組織とも密接に関わっていて、組織ごとに特色が違う。これらを含めて、「ELEX II」をプレイするにあたっての「お得情報」をお伝えする。
導入には最適?! 真のオススメ難易度「ストーリーモード」
いきなりだが、「ELEX II」の敵はなかなかの強敵揃いだ。イージーモードでプレイしていても、ちょっと油断してフィールドをのんびり歩いていると、レベルが高くて凶悪なケダモノに、いきなり背後から襲われて大ダメージを食らい、慌ててジェットパックで空に回避したはいいが、燃料を使い切ってそのまま元いた場所に落下して死亡するという悲劇にも何度か見舞われた。
いわゆるミッションの攻撃目標となるようなボスクラスの敵が強いのは仕方ないが、それでも回避技を駆使してかなりじっくり攻める必要があるなど、本作における戦闘アクションの難易度はなかなかシビアな印象を受けた。
そこでお伝えしたいのが、本作にある「ストーリーモード」の存在だ。ぱっと見の印象は全く変化がなく、敵の数も変化はないように見えた。ところが、じっくりプレイしているとやはり変化がある。
まず、スタミナの減りが遅くなっている。イージーモードでは敵からダッシュで逃げる場合、スタミナをそれなりに消耗して結局逃げ切れずに追いつかれてやられる事が多々あった。が、ストーリーモードではダッシュし続けていても、スタミナが切れず、完全に振り切ってもまだ余裕があるほど。これなら、アクションが苦手でも理不尽さを感じないでプレイできると思う。個人的にはこれがかなり快適で感動した! ピンチのときも敵から余裕で逃亡できる!
また大きいのは、体力が自動回復すること。イージーモードでは失った体力は回復しないため、移動中にちょっとしたミスで手傷を追ってしまうと、どこかで寝て体力を回復させるため、寝袋やベッドを見つけられないか右往左往したり、ポーションを拾ったり買ったりして絶やさないように在庫チェックをきっちりしながら冒険していた。ところがストーリーモードでは非戦闘時は何も操作せずに少し待つだけで体力が一気に全快になる。
戦闘中は自動回復しないが、ポーションなどを戦闘時まで取っておけるので非常にありがたい。これなら、かなりヤバいボス相手の戦闘でもポーションをがぶ飲みして対抗できる!
フォローが効いているといえば、落下ダメージにもサポートがある。1度、ジェットパックの燃料が切れた状態で、灯台の頂上で盛大に足を踏み外して一気に地面まで落下したことがあった。「あー、死んだわこれ」と目を覆いそうになったのだが、ジャックスはドット単位でかろうじて生き残ってくれていた。さらに、敵がいない状態であれば、そのままちょっと放置すれば完全回復。ここまでしてくれれば、アクションを苦手に感じていても、怖がらずにどんどん行動していける。
慣れてきて物足りなくなってくれば難易度をまた変更すればいいので、導入のプレイとしてはストーリーモードはかなりオススメだ。安全な方からスタートして、徐々に自分のプレイスキルと難易度を合わせていくと、理不尽さを感じずに本作の世界に没入できると思う。
海岸でサングラスゲット! 海は巻き戻し、陸地は凶悪な毒ガスが行く手を阻む
序盤のうちにぜひ訪れてほしい場所。それがマップの最南端に位置する海だ。ここの灯台近くにある小さな無人島があり、ここには本作最大級のお宝の1つ「サングラス」が眠っている。
サングラスは頭部装備の1つ。防御力は上がらないが、代わりに「フィールド内で拾えるアイテムの輪郭を強調する」機能を備えている。端的にいうと、フィールド上のアイテムが青白く光ってすごくわかりやすくなるのだ。これが本作では非常に重宝する。
というのも、本作ではフィールド内のいたるところにガラクタが落ちているので、これを回収して金策や装備強化に活用するわけだが、拾えないアイテムが背景に描かれている場合があるため、拾えるアイテムと拾えないアイテムの見分けが非常につきにくい。
そのような場合であっても、このサングラスがあれば、回収対象を素早くチェックできる。青白く光って強調された輪郭表示は、建物の中などオブジェクトの影になっているような場所であっても目立つので、序盤のうちに手に入れておくとかなり冒険が楽になる。
序盤で役立つスキルと獲得に必要なベストステータスを探れ!
本作ではレベルを上げると、「筋力」、「体格」、「敏捷」、「知恵」、「狡猾」の5つのステータスを強化することができる。1回のレベルアップで10ポイントのステータス強化ポイントがもらえるので、これを自由に割り振ってジャックスを強化していく。
初回プレイでは何も考えずに、筋力に無駄振りをしてしまった結果、そのままだと何もできず、普通に武器で戦えるように後から調整するのに一苦労した。そこで、冒険の序盤のうちから取っておくと有意義なスキルと取得に必要なステータスを紹介していこうと思う。
本作においては早い段階から、フィールド上にロックのかかった宝箱を見かける事が多い。ところがロックのかかった宝箱は「ピッキング」ができないと何も得られない。そのため、最初に必要なのは何と言っても「ピッキング」スキルだと思う。敵とのバトルについては、武器を決めるまでは初期から使える鉄パイプをそのまま使っていればしばらくは問題なく戦える。
ピッキングのスキル取得に必要なステータスは敏捷が15、知恵が15だ。そのため、先ずはレベル2に上がったところで、これらステータスを上げておく。そして、ピッキングの次にオススメしておきたいのが「ハッキング」だ。本作における「ハッキング」は電子ロックの金庫を解錠するための能力。こちらのスキル取得には知恵15と狡猾15が必要になる。レベル3に上がったところで、狡猾を15に上げておく。
そして、もう1つ重要なスキルとしてジェットパックの強化が挙げられる。少なくとも空中での戦闘が可能になる「浮遊」の機能はなるべく早く押さえておきたい強化だが、ジェットパックを強化するには知恵25が必要になる。そのため、先ほどレベル3で残ったポイントを知恵に振り、レベル4になったところで知恵を25にすることで最短でジェットパックが強化可能になる。
ピッキング、ハッキング、そしてジェットパックの強化。ここまで強化が完了すれば、快適な序盤の冒険の役に立つ機能は一通り揃った。
なお、本作では5つある組織ごとに固有のスキルも用意されている。これら固有スキルはそれぞれの組織の仲間に加わることが条件の1つとなっているため、取得できるようになるまでにはそれなりに時間がかかる。その先のステータス育成方針として、組織ごとのスキルを意識すると「どうしていいかわからない」という事態は防げそうだ。
ここでは各組織のスキルの概要を紹介するので、使えそうなスキルの組織があれば、真っ先にその組織の門戸をくぐり、仲間に加えてもらえるように動きまわるのがいいだろう。
まず最もオススメなスキルは、アルブで獲得できる「氷の魔法」だ。「氷の拳」、「チェーンライト」、「ブリザード」といった攻撃系の魔法のほか、さらには回復魔法も得られるので幅広く活用できる。スキルだけで選ぶなら、アルブの仲間になるのがかなり有用だろう。
魔法の性能でいうと、バーサーカーで獲得できる炎の魔法もかなり優秀だ。特に別名「火炎弓(マジカルアーム)」とも呼ばれる「ファイアーボール」は手軽に発動できる上に強化もしやすく、かなり使い勝手がよい印象だ。他にも「火炎拳」を習得すると、そこからの派生で戦闘時の補助用につかえる「マナシールド」や「マナ・オーラ」もあるので、利便性も高そうだ。
なお、どちらも習得時に必要なステータスはどちらも知恵25、体格15が必要となる。体格を上げる必要はあるものの、前述の流れで知恵を25まで上げていれば比較的スムーズに取得できるようになる。
魔法を取得したら、持ち物のメニューでチェックしてみると両手用武器の1つに魔法が追加されているので、後は他の武器と同じように装備したり、スロットに追加して切り替えられるようにしておくといい。
肉弾戦の補助機能が充実しているといえばモーコンもオススメだ。モーコンのスキルは豊富な儀式の数々で、一時的な攻撃力の強化や、防御力アップなど戦闘補助スキルが多い。とにかく破壊を突き進む場合はオススメだ。
そのほか、クレリックは体力ゼロでも即死しない「最後のチャンス」、抵抗力を強化する「不動」といったスキルがある。アウトローは5種類の特殊な薬のレシピをマスターできる、というものだ。
最後に武器についても説明しておこう。ハンマーや斧といった打撃系武器では筋力と体格が必要になる。強力な武器ほどより高いステータスが必要になる。また、弓矢や剣などの武器では筋力と敏捷が必要になるなど、種類ごとに必要なステータスが異なるので、この辺りは好みに応じて上げていくのがベストだろう。
なお、これら武器をメインで使っていくつもりならそれぞれの「専門家」スキルを取るのがオススメだ。例えば「近接武器専門家」スキルの場合、近接用武器の必要条件を1割軽減できる。スキルの取得に敏捷を15に上げておく必要はあるが、1割の軽減は大きいのでこれは取っておきたいところ。
他にも体力を恒久的に増やしたり、自動回復を強化するスキルなどもある。取りたいスキルやアビリティから逆算し、自身のプレイスタイルに合わせて、色々とチェックして最強のジャックスを作ってみてほしい。
迷った時用! 5つの組織の場所、ヒントを紹介
上記でお伝えした5つの組織だが、プレイしている中で拠点の場所に連れて行ってもらったり、紹介してもらえることがある。自由な探索の中でじっくり組織の人たちと出会っていく冒険が非常に楽しいのだが、もし迷ってしまった時のために、各組織の拠点の場所のヒントをご紹介しておきたい。あくまで迷った時用なので、知りたくない場合は飛ばしていただいてOKだ。
初心者からベテランまで幅広く遊べるSFアクションオープンワールド
以上、「ELEX」シリーズ初体験の人から、初代「ELEX」プレイ済みのベテランまで幅広いプレーヤに役に立ちそうな情報をまとめてみた。
個人的に感動したのは、ストーリーモードにした際に落下死がなくなるアイディアだ。心地よい浮遊感が得られるジェットパックは慣れてくるとついつい色んなところで使いたくなってしまうが、燃料を強化しないとすぐに燃料切れを起こしてしまう。そのため落下して大ダメージを負ったり、場合によっては即死してしまっていたのだが、それがなくなったことで、より手軽にジェットパックが楽しめるようになっていて非常に助かる。
また、敵が比較的強めに設定されている本作だが、レビューでも触れた敵の攻撃を回避でかわすテクニックと、今回紹介したようなスキルを合わせて活用することで、強敵相手でもかなり順当に立ち回れるようになるのはとてもありがたい。
キャラクターのビジュアルや個性的なセリフ回しによるアクの強さも目立つので、人によってはとっつきにくそうな印象を受けてしまいそうな本作だが、会話の選択肢次第で1度選ぶと取り返しのつかない大事に発展してしまうシビアなストーリー展開は刺激的であり、そのシビアさこそが本作の味になっている。
ボリュームがかなりあるため、筆者は現段階ではまだ全てのストーリーをクリアできていないが、自分なりに決めた道を突き進んだ先にどのような結末が待っているのか、行きつく先を見てみたい。
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