【特別企画】

誰もが一度は訪れたいPCショップ! ピンク一色のガーリーセットから座椅子ゲーミングまで、様々なニーズに応える「ドスパラ郡山安積店」レポート

【ドスパラ郡山安積店】

8月28日11時30分オープン

 サードウェーブは8月28日、福島県郡山市に、PCショップ「ドスパラ」の新店舗「ドスパラ郡山安積店(こおりやまあさかてん)」をオープンする。オープン前日に、正式オープンに先駆けて、関係者向けのお披露目が行なわれたので、新店舗の魅力を一足先にレポートしたい。

【ドスパラ郡山安積店(こおりやまあさかてん】
郡山を南北に貫く昭和通り沿いにある
ブルーの巨大な看板が目に付く
ゲーム、eスポーツ、動画編集、ストリーミングをアピール
到着。無料駐車場はたっぷり72台分

 GAME Watchでは、ドスパラ新店舗のオープンレポートを定期的にご紹介しているが、4月のドスパラ盛岡都南店以来の新店舗となる。

 先のレポートでもお伝えしたように、サードウェーブは近年、地方展開に力を入れており、“秋葉原のドスパラ”のイメージはすっかり過去のものとなっている。ドスパラの地方展開が成功している要因は、ネット販売が当たり前の時代だからこその、体験・体感ニーズの高まり、そして新型コロナウイルスまん延下において、人びととの接触を最小限に留め、クルマで手軽に往来でき、さらに密を避ける広々とした展示スペースでショッピングができる環境を提供できていることだ。東京秋葉原から生まれたドスパラ、その自作PCカルチャーの担い手として、あえて逆を貼っているところが、新たにPCカルチャーを担う若者たちに支持されているのだ。

 店舗面積は717平米、駐車場は72台。商品種類は約1,550アイテムで、クルマで乗り付ける郊外型店舗としては過去最大。1フロア当たりの売り場面積としても、秋葉原本店や難波店を凌ぎ最大規模だ。ここまで来るとPCショップではなく、まるでホームセンターや家電量販店の大型店並みで、秋葉原のPCショップの狭さや密度と比較すると、軽くカルチャーショックを覚える広さだ。

【圧倒的に広い店内】
広さを伝えるために広角で撮ってみたが、この広さ、奥行きが伝わるだろうか

 店長を務めるのは、金沢店ほか、複数の地方店舗で店長を務めてきた白石健児氏。実は白石氏は、4月の盛岡都南店の取材でも金沢から応援に駆けつけてきており、案内して貰っていた。地方店舗のスペシャリストだ。

 白石氏がこだわっているのは、地方店ならではの広い面積を活かしたユニークな体験コーナーや展示だ。下記に写真でご紹介するのでぜひ見て貰いたいが、とにかくワクワクさせる展示が目白押しだ。日頃からPCやゲーミングデバイスに触れている筆者でも楽しい空間だと思ったし、PCにこれから触れる人間をここに連れてくれば1日中楽しめそうだとも感じた。PCユーザーは訪れる価値のある魅力的な新店舗だ。

 いくつか具体例を挙げていこう。まず女性ゲーマーなら、ピンク一色に統一されたキューティーデバイスセットコーナーが楽しいだろうし、実は自室が和室という和室ゲーマーには、ゲーミング家具メーカー バウヒュッテとコラボした和室ゲーミングセットが楽しめるはずだ。ゲーミングチェアコーナーは、最大規模の品揃えで、尻が痛くなるまでたっぷり座り比べられる。

【キューティーデバイスセットコーナー】
真っピンクで統一されたコーナー。GALLERIAのLEDライトまでピンクで統一されるなどなかなかこだわっている
ガーリーに決める白石健児店長。自分でお願いしておいてアレだが、おっさんが座ってもぜんぜん合わない
【和室コーナー】
広い店内に突如として出現する和室。バウヒュッテの高さ調整可能なテーブルとゲーミング座椅子を組み合わせた展示だ
先ほどとは打って変わって違和感なく溶け込む白石店長。これらの展示は誰でもトライ可能だ
【ゲーミングチェアコーナー】

 コラボPCに興味があるというアンテナの高いゲーマーは、入り口から入って直ぐのところにあるコラボPCコーナーがおすすめだ。GALLERIAが現在展開している全コラボPCが稼働状態で設置され、ゲーミングPCとしての快適さが体感できるだけでなく、筐体、そして内部のライティングや、その存在感までひっくるめて楽しめる。ネットで見て気になっているという方は、ここに来れば実際に体験することができるのだ。

【渋谷ハルコラボモデル】
オリジナルの筐体カラーがカッコイイ渋谷ハルコラボモデル
【コラボモデルコーナー】

 また、ドスパラ各店舗が近年力を入れている配信者向けの展示も充実している。配信体験コーナーは2カ所用意され、Stream Deckでお馴染みのelgatoの展示コーナーも他店舗に先駆けて新設されている。配信に欠かせないマイクは、各社のデバイスを差し替えて実際に録音して試すことができる。「見る・触る・試せる」というコンセプトは伊達ではない。

【ますまず充実する配信体験コーナー】

 それから自作派のあなたにおすすめなのは、ビデオカードとマザーボードコーナーだ。ドスパラでは、限られた店舗面積を有効活用するために、店舗によってはビデオカードやマザーボードは陳列棚には置かれず、店内のデジタル価格表を見て、オーダーシートを入手してお会計するとバックヤードから運ばれてくるという仕組みになっている。ただ、白石氏によれば、PCファンの中には「箱も商品の一部であり、箱を確認してから買いたい」という要望が多いという。そこで郡山安積店では、広い売り場面積を活かして、ドスパラが扱っているビデオカードのほぼ全商品を棚に陳列。NVIDIA GeForce RTX 3090やGeForce RTX 3080Tiといった高額アイテムも含めて、各社の箱を手で持って確かめた上で購入することができる。なお、大型店限定の組み立てスペース「ドスパラボ」も完備。買ったデバイスをその場で組み立てることも可能だ。

【ビデオカード・マザーボードコーナー】
マザーボードコーナー
こちらはビデオカード
一時期マイニングで被害(!?)を受けて在庫が払底していたGeForce RTX 3060Tiの在庫も復活している
郡山安積店のデジタル価格表には、ビデオカードとマザーボードがない
大型店ではお馴染みのドスパラボ。利用者が無料で使える自作スペースだ

 PCケースは、PCケース単体の陳列より、組み上げた状態の展示が充実しているのが特徴。現在はオープン記念として、郡山安積店オリジナルのPCだけでなく、盛岡都南店、仙台店、札幌店など、近くの店舗の力作も展示されており、PC自作のバリエーションの豊かさ、玄人が組み上げた完成品のパワーを目の当たりにすることが出来る。いずれも一点物で店舗に来ないと見られない。

【PCケースコーナー】
こちらが郡山安積店のオリジナルPC。これをそのまま買うこともできるという
こちらは座間相武台店と盛岡都南店のオリジナルPC
こちらは仙台店と札幌店のオリジナルPC

 そのほか、ドスパラではお馴染みのゲーミングデバイスの体験コーナーや、GALLERIA新モデルの展示、購入相談のカウンター、買取も可能な中古スペースなど、他の店舗にある機能はすべて用意されており、クルマで乗り付けられる郊外型店舗としては、まさに史上最強といえる。郡山は東日本なら概ねクルマで行ける距離でもあり、PC仲間を誘って突撃するのも楽しいだろう。ちなみに筆者は今回取材にあたって東京から新幹線と在来線で移動したが、最寄りの安積永盛駅から徒歩10分ほどと、公共交通機関でのアクセスも悪くない。観光がてら鉄道で行くのも大ありだ。

【安積永盛駅】
安積永盛駅
東北本線と水郡線。日本の物流を支える貨物列車が走る

 明日8月28日の正式オープンでは、密と熱中症対策のため、お客の集まり具合によっては11時半の正式オープンを前倒しすることもあるという。来店予定の方は早めに現地に行った方が良さそうだ。なお、オープニングセールは、密を避けるために事前抽選となったため、早めに並んだからと言って目玉アイテムの販売は特にないというが、3日間先着5名限定のPC新製品1万円引きはかなり美味しい。GALLERIAが欲しい! という方はぜひ狙いたいところだ。

【狙い目はGALLERIA 1万円引き!】
【フォトギャラリー】
ゲーミングマウス体験コーナー
ゲーミングヘッドセット体験コーナー
ゲーミングマウス体験コーナー
Razerコーナー
子ども向けグッズコーナー
クラファンコーナーも
トイレは男女別
バックヤードも広い
中古・修理スペース