【特別企画】

「D×2 真・女神転生リベレーション」最新ソロプレイコンテンツ「東京煉獄」を一足先にプレイしてみた!

遊び出したら止まらない!? かつてない中毒性のダンジョンコンテンツが実装される!!

【東京煉獄】

7月20日 実装

 「D×2 真・女神転生リベレーション(以下『D2メガテン』)」が、この7月で3.5周年のハーフイヤー記念を迎える。7月13日に配信された「3.5周年記念アップデート直前公式生放送」では、毎年恒例の大盤振る舞いなキャンペーンや新悪魔の登場など様々な情報が飛び出した。

 その中でも特に大きな要素がソロプレイコンテンツ「東京煉獄」だろう。待望の新ダンジョンコンテンツである「東京煉獄」では、自分の育てた所持悪魔を使用できないという、これまでにない攻めたゲーム内容になっている。

 そんな「東京煉獄」を実装前にプレイしたのだが、結論から言ってしまうと、育てた悪魔が使えないからこその“全く新しい遊び”を体験することができた。本編やアウラゲートでは味わえない本モードのプレイ感をお届けしよう。なお、今回のスクリーンショットは全て開発中の画面となる。

極限まで無駄を削ぎ落したサクサクのダンジョン探索!!

 荒廃したもう1つの可能性である「分岐未来」の世界が舞台。崩壊した東京に、現実と魔界の狭間の空間“東京煉獄”が出現する。魔界に浸食されていく東京を救うためダンジョンを攻略していくというのが「東京煉獄」のストーリーである。

絶望的な東京に、さらなる危機が迫る

 ここからは本モードのゲーム内容を紹介していこう。3Dダンジョンを探索しながら、悪魔と交渉や合体、バトルでパーティを育成しながら無限に続く階層をどこまで進めるかに挑戦するソロプレイコンテンツとなっている。踏破した階層によってクリア報酬も用意されているので非常にやり込み甲斐がある作りになっている。

ダンジョンに終わりはないが、進行具合によって報酬がもらえるので、どこまでも遊び込みたくなる

 「分岐未来」同様、本モードでも主人公と悪魔3体のパーティ編成となる。初めに複数の悪魔の中からパートナーとなる1体と、主人公の装備(剣と盾)を選択してダンジョンへと出撃する。自分の悪魔を連れて行くことはできないが、剣と盾は所持しているものを使えるので、「分岐未来」をプレイして強力な装備を作っておけば戦いが有利になるのだ。

装備はダンジョン内でも変更可能なので、現われる敵に合わせていろいろな属性の装備を用意しておくのがベストだ

「東京煉獄」は無駄無くサクッと遊べるダンジョンコンテンツ

 探索していくダンジョンは、一見アウラゲートと同じような構造に見えるのだが、実際にプレイしてみると全くの別物だった。まず1番の大きな違いは、アウラゲートのようにダンジョン内を自由に移動して探索するのではなく、移動自体は自動で行なわれ、分かれ道に直面した際にどちらのルートに進むかをプレーヤーが選択してボスのいる最奥を目指していく。

 自動で進んでいくというとあまり面白そうに聞こえないかもしれないが、「東京煉獄」の面白さはダンジョン探索とは別の所にある。マップ上には「バトル」をはじめ、「悪魔交渉」や「悪魔合体」など様々なイベントが用意されており、それらを消化してパーティを強化していくのだが、これが想像以上に面白い!

 ダンジョンの生成はランダムだが、マップは初めから全てオープンになっており、全体マップを見れば先に待っているイベントも確認することが可能。今の自分の状況を考えながら、どのイベントをこなしていくのが最善かを考えて進行ルートを決めるという、これまでとは違った思考する楽しさを存分に味わうことができるのだ。

 アウラゲートでは広大なダンジョンを自らの手でじっくり探索するのが面白さのキモであるが、「東京煉獄」はそれとは対極ともいえる“無駄無くサクッと遊べるダンジョンコンテンツ”となっているのだ。

分かれ道でどっちのイベントに進むかの選択を迫られる
無駄の無いイベント選択が攻略のカギになる

 スタート時は、主人公と初期悪魔1体。共にレベルも1という心許ないパーティだ。「戦いは数」ということで、兎にも角にも早い段階で頭数を揃えるのが重要だ。仲魔を増やすには悪魔交渉のイベントを行なう必要があり、悪魔の質問や要求に応え、上手く機嫌を取れば悪魔を仲魔にすることができる。もちろん、悪魔の機嫌を損なえば仲魔にはなってくれず、メンバーを増やす貴重な悪魔交渉イベントが無駄になってしまうので注意が必要だ。

悪魔との会話はフィールドで行なわれる。とにかく悪魔の機嫌を取ろう

 「東京煉獄」でのバトルは「分岐未来」とは違い、ブレイクシステムは無いオーソドックスなバトルシステムとなっている。1回の戦闘ごとに主人公と悪魔のレベルが上り、能力の強化やスキル継承などを行なえるのもポイント。強化できる能力、継承できるスキルは完全にランダムになっているので運の要素も関わってくる。シンプルな育成システムながら、テンポ良くパーティが強くなっていくサクサク感はスマホアプリにとてもマッチしている。

オーソドックスな戦闘なので、1戦1戦がサクっと終わり、非常にテンポが良い
戦闘に勝利すれば、主人公を成長させることができる
悪魔はスキルを継承させてどんどん強く育てていくことができる

悪魔合体でより仲魔を強化。さらに“当たれば天国!”「合体事故」のシステムも導入!

 仲魔が揃い、パーティのレベルがある程度上がったら、さらなるパーティ強化を図るために悪魔合体は必要不可欠。悪魔合体のイベントでは、合体用に提示された悪魔とパーティの悪魔1体を合体させて新しい悪魔を生み出すことができる。パーティの悪魔を2体合体させる訳ではないので、仲魔の数が減らないのはかなり嬉しい設計だ。

ランダムで登場する悪魔と自分の悪魔を合体させる
合体を重ねることで、パーティの戦力が格段にアップする

 悪魔合体もワクワクの要素だが、さらに“アガるイベント”が用意されている。「メガテン」ファンならお馴染みの「合体事故」だ。合体事故も悪魔合体同様に提示された悪魔と手持ち悪魔を合体させるのだが、大きく違うのは通常の合体結果以外に、高レアリティの悪魔が誕生することもあるのだ。

 手持ちに低レアリティの悪魔しかいない序盤ではこれほどまでにないボーナスイベントなのだが、手堅い★4悪魔が揃ってくると途端に悩ましいイベントになってくる。その理由は合体事故で生まれる悪魔は★3~5と振れ幅があり、★4の悪魔を合体素材にして★3の悪魔が誕生する可能性も多分に含んでいるのだ。言わずもがな★4や★5の悪魔になるよりも★3の悪魔になる確率の方が高い。

 合体事故はパーティが弱体化するリスクもある“賭け”なのだが、“成功すれば天国、失敗すれば地獄”というこの合体結果に一喜一憂するのもこの「東京煉獄」の醍醐味と言えよう。リスクのある中で★5の強力な悪魔を生み出せたときの喜びは格別。これは1度味わったら合体事故の沼にハマること間違いなしだ。

★4以上の悪魔が★3になることもあるので、賭けの要素もアリ、高レアリティの悪魔でチャレンジするときは祈るような気持ちで仲魔を差し出すことに!
合体事故がうまくいけば、こんな強力な悪魔も!

シンプルがゆえに無制限で延々プレイできてしまう「東京煉獄」

 改めてゲームの内容をまとめると、バトルや合体などでパーティを育成し、最奥にいるボスを倒して次の階層へ進むという流れをパーティが全滅するまで続けるシンプルなゲーム性となっている。このシンプルさが上手い方向に作用しており、「シンプル過ぎて飽きる」ではなく、「シンプルがゆえに難しい事抜きでゲームに没頭できる」というプレイ感であった。

 また、「東京煉獄」をプレイするのにスタミナなどの制限は一切無い。中毒性の高いゲーム性でありながら無制限で延々プレイできてしまうというのは嬉しい反面、止め時を失ってのめり込んでしまうだろうという恐ろしさもある。

 ちなみに、プレイしていて「敵が強すぎて現状ではこれ以上進めない」という状態になっても、納得がいかなければプレイを全てリセットして、ゼロからやり直すこともできる。完璧やり込みプレーヤーも安心の設計だ。

 プレイするたびにイベントを含むダンジョンの構造が変化するのも、シンプルなゲーム性ながらプレーヤーを飽きさせないポイントだろう。何度周回プレイをしても1度として全く同じプレイ内容にはならないので、ローグライクゲームさながらの何度でも遊びたくなる中毒性があるのだ。

 時間の都合上、行き詰る限界のところまではプレイできなかったが、ダンジョンは先の階層へ進めば進むほど敵が手強くなり、パーティ育成にどんどん熱が入ってくる。

 サクサクと楽しめるパーティ育成と、ダンジョンを踏破していく爽快感は「東京煉獄」ならではの面白さ。20日に実装される本モードはまだβ版ということなので、今後も新たなシステムの追加や遊びの幅がどんどん広がっていく予定である。イチユーザーとしても期待が高まるところだ!