【特別企画】
「Marvel’s Guardians of the Galaxy(マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)」ゲームの姿が明らかに!
スター・ロードとなってガーディアンズの仲間と共に銀河の危機に立ち向かえ!
2021年6月14日 05:22
- 10月26日 発売予定(北米)
- 価格:
- 通常版(デジタル) : 8,800円(税込)
- 通常版(パッケージ) : 8,800円(税込)
- デジタルデラックス版 : 9,900円(税込)
- ※パッケージ版はPS5/4のみ
スクウェア・エニックスは、アクションアドベンチャー『Marvel’s Guardians of the Galaxy(マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)』を発表した。開発はEidos-Montreal。プレイステーション 5/4/Xbox Series X|S/ONE/PCで、10月26日に発売予定。
SQUARE ENIX PRESENTS SUMMER SHOWCASEでは、ストリーミング映像にて本作の概要が紹介され、プレイデモも公開された。本稿ではゲームの概要、そして用意された質問に開発者が答えていくQ&A映像を見る機会を得たのでそれについてまとめていきたい。
ストーリーの楽しさを根幹としたシングルプレイアクションアドベンチャー
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、マーベルコミックスのスーパーヒーローチーム。コミックでは様々なメンバーがいるが、ゲームでは「スター・ロード」、「ガモーラ」、「ドラックス」、「ロケット」、「グルート」がメインメンバーとなるようだ。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」はコミカルなノリが特徴でゲームでもその雰囲気は大いに活かされている。スター・ロードは子供時代を過ごした1980年代のアメリカ文化に染まりきっており、戦闘時でも盛り上がると「KISS」や「アイアン・メイデン」、「ワム!」の1980年代の名曲をガンガンかける。ガモーラは暗殺者としてのシリアスな雰囲気のまま容赦ない辛辣な言葉をぶつけてくる。
ドラックスは空気を読んでいるのかいないんだかわからないノリで話すし、ロケットは一見かわいらしいアライグマの外見をしているが、毒舌と爆発物を積極的に使う。そして植物型宇宙人・グルートは「私はグルート」としか話さない。ゲームではプレーヤーはスター・ロードとなり、他のメンバーと共に様々な冒険を繰り広げていく。
「Marvel’s Guardians of the Galaxy」はシングルプレイでストーリーを中心とした、サードパーソン・アクションアドベンチャーゲームとなる。チームメンバーは“家族”であり、スター・ロードは常にメンバーたちに囲まれている。戦闘中でも各メンバーに指示を出し、彼らの特殊能力を活用して戦いを有利に進めることができる。
スター・ロード自身も2丁拳銃のエレメントブラスター、素早く移動できるジェットブーツを駆使する強力な戦闘力を持っている。ストーリーでは彼の反応をプレーヤーが選択することで物語が分岐していくという。
ゲームでガーディアンズは最初は小さなゴタゴタに対処していくこととなるがそれはやがて大事となり、銀河の危機に立ち向かわなくてはいけない羽目になるという。“驚異”と言うしかない様々な星々、異星文化の世界で、ガーディアンズは軽口をたたき、仲間内で口げんかを続けながら冒険を繰り広げていく。
複数のキャラクターを操作でき、オンラインマルチプレイを楽しめた『Marvel's Avengers Game (アベンジャーズ)』とは異なり、「Marvel’s Guardians of the Galaxy」はシングルプレイのアクションアドベンチャーとして、よりストーリーテリングに舵を切り、ガーディアンズたちのキャラクターをたっぷり楽しみながら、ストーリーを体験していくゲームになると感じた。
ガーディアンズのやりとりは面白いし、その言葉の応酬がそれぞれの個性をより際立たせる。彼らがどんな事態に巻き込まれてしまうのか? 様々な危機をガーディアンズはいかにくぐり抜けていくのか? 発表を見てとてもワクワクさせられた。ゲームを早く体験してみたい。
コミックスの要素を濃厚に盛り込んだオリジナルストーリーが展開
事前に視聴することができたQ&A映像ではEidos-Montrealがいかにして「Marvel’s Guardians of the Galaxy」に取り組んでいったかが語られた。「Marvel’s Guardians of the Galaxy」は完全新規のゲームオリジナルのストーリー。キャラクターたちもゲームオリジナルのアレンジがされている。開発スタッフはゲーム開発にあたり、映画やアニメ、そしてコミックと行った膨大な資料からゲームでの彼らの表現を模索していったという。
EXECUTIVE NARRATIVE DIRECTORを務めるMARY DEMARLE氏は「特にコミックはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの真髄であると考えています」と語った。コミックからのエッセンスをゲームキャラクターに強く盛り込み、ゲームでのガーディアンズのキャラクターを造形していった。
コミックの要素はキャラクターデザインにも強く活かされている。スター・ロードは「80年代から離れられない男」。髪型や飾りボタン付きのジャケットまで、全てが80年代風に統一されている。ジャケットに付けているピンさえも80年代に見られるようなレトロゲームのピンになっているという。
ガモーラはコミックでは様々な姿で描かれているが開発チームは「ガモーラはかっこいい」というキーワードで彼女のイメージをまとめ、「銀河一危険な女」に相応しいデザインにしていったとのこと。ドラックスは彼の体の模様に、参加した数々の戦いや彼の家族、彼が失ったものや得たもの、彼の人生の意味を込めた。
そしてロケットとグルートはコンビとしてデザインされている。ロケットはグルートに捕まりながら大型火器をぶっ放すし、ロケットの服にはグルートの要素が盛り込まれている。ロケットのあごひげはよく見るとグルートの小さい顔が見える。お互いを補うような要素が盛り込まれているとのことだ。
世界観は大規模な銀河戦争が終結した世界。戦争が終わり平和が訪れたものの、未だ宇宙の各所に戦争の傷跡が見える、そんな世界だという。ガーディアンズは雇われヒーロー集団として活躍しており、小さなゴタゴタを発端に、銀河規模の大きな問題に立ち向かっていくことになるとのことだ。
ゲーム要素を語ったのはSENIOR CREATIVE DERECTORのJEAN-FRANCOIS DUGAS氏。プレーヤーはスター・ロードとして決断を下したり、仲間の行動に反応する。また、今起こっている出来事にも反応し、様々な対応を求められる。対応の仕方次第で、ゲームプレイに様々な影響が現われる。その影響は目の前にちょっとしたトラブルが発生するといった小さなものや、ゲーム内のメインシナリオが大々的に変わるほどの影響を与える場合もあるとのことだ。
なお、本作にはDLC や課金要素はないとのこと。プレーヤーがゲームを手に取った瞬間、ゲームの全てを体験できるということが、本作においては何よりも重要だと開発チームは考えているとのこと。プレーヤーは最初から使用可能なコスチュームをゲットでき、ゲームを進行するだけで全てのアビリティが使えるようになるという。
また、1つ隠し要素としてゲームの中に「ラマ」が登場するとのこと。このラマがどう出てくるかもゲームの楽しみの1つと言えそうだ。