【特別企画】

スタート直前! 「二ノ国:Cross Worlds」先行プレイレポート

冒険から大規模PvEまで多彩なコンテンツで美しい世界を遊び尽くせ!

6月10日サービス開始

プレイ料金:無料(アイテム課金制)

 企画/制作・レベルファイブ、アニメーション作画・スタジオジブリ、音楽・久石 譲氏の豪華スタッフによって生み出された「二ノ国」、そのシリーズを受け継ぐ新作としてAndroid/iOS用RPG「二ノ国:Cross Worlds」(以下、「ニノクロ」)が、いよいよ6月10日より正式サービスを開始する。開発は韓国Netmarble、音楽は「二ノ国」で使用されたものと同じ楽曲。これまでのシリーズと同じく、ジブリアニメのような美しさや、精緻なアニメーションがゲーム内で再現されている。

 今回は、テストバージョンをプレイする機会を得た。ゲームの特徴や、序盤のストーリー、さらに最大50人が参加できるギルド単位の大規模PvE戦「防衛戦」を体験することができたので、これらのインプレッションをお届けしたい。

【『二ノ国:Cross Worlds』ティザーPV初公開!】

ピクニックしながらキャラクター選択

 「ニノクロ」ではプレーヤーは5人のキャラクターを自分の分身として使うことができる。5人にはそれぞれクラスが設定されており、キャラクター選択がそのままクラスの選択を兼ねているため、1アカウントですべてのキャラクターを育てることができる。キャラクターのデータはある程度共有されているようで、ギルドにあたるキングダムや一部のアチーブメントは同一アカウントの別キャラクターにも持ち越されていた。

ピクニックのワンシーンにしか見えないキャラクター選択画面

 ソードマンは片手剣を使う近接のアタッカー。剣での素早い攻撃を得意とするが、他に自身やパーティメンバーの防御力を上げたり、HPを底上げするような支援系の技を持つサポーターとしての能力も優秀だ。

 キャラクターとしては礼儀正しいが、ゲームキャラとして考えると気恥ずかしいくらいかっこつけが激しいところもある。今回は筆者のメインキャラクターとして活躍してくれた。

【ソードマン】
ハウルっぽい見た目のソードマン

 エンジニアは銃を使うアタッカーであり、回復や蘇生の魔法を使うヒーラーでもあるというハイブリッドなクラス。

 キャラクターは元気のいい好奇心旺盛な女の子。しかし見た目とは裏腹に、世界最高の科学者の1人でもある。治療にも最新の工学を駆使している。

【エンジニア】
銃器マニアっぽい雰囲気だが、回復もこなす

 ウイッチは、空中を自在に移動する槍で戦うクラス。軽やかに、踊るように槍を操る姿は、美しくすらある。また、ウイッチの名前の通り火力の要となるクラスだ。

 キャラクターとしては、落ち着いた雰囲気の大人の女性。ただし獣人系で大きな猫耳が付いている。いい所のお嬢様かなと思うような外見とは裏腹に、パーティの火力の要となる攻撃力を持つというギャップが魅力的だ。

【ウイッチ】
お嬢様然とした見た目でスタイリッシュに戦う

 デストロイヤーはハンマーを使ったパワータイプの攻撃が特徴のクラス。パーティプレイでは敵を引き付けて味方の壁になるタンク役となる。そのため、敵を挑発したり自分の方に引き寄せたり、自分の防御力を一時的に高めたりと言った壁役らしいスキルが揃っている。

 見た目は筋肉流々とした男性。バーチャル空間に入る前の現実でもヒゲの中年男性だった。パワータイプというと攻撃や移動のスピードが遅いイメージがあるが、デストロイヤーは予想よりもかなり機敏な動きでストレスのないバトルを楽しめる。

【デストロイヤー】
豪快で機敏な攻撃で爽快感抜群

 ローグは、弓を使った遠距離攻撃が特徴のクラス。同時に、パーティ全員の能力を引き上げたり、戦闘を支援するスキルも使いこなす。後方から攻撃やバフで支援をするサポートクラスという印象だ。

 外見は、耳と尻尾がついた獣人の男の子。いたずら好きで、キャラクター紹介カットシーンの笑顔がとても可愛い。

【ローグ】
可愛い姿からは想像できない攻撃の激しさと支援系技能が特徴

 キャラクター選択後に、外見をカスタマイズすることができる。カスタマイズ項目は、髪型と髪の色、目と肌の色、顔の傷などのアクセント、服のカラーパターン、身体の大きさなど。顔のパーツ類は変更することができないが、髪型でかなり雰囲気が変わる。

【キャラクターカスタマイズ】
髪型と色だけでも、かなり雰囲気が変わる

バーチャルゲームのβテストのはずが…?

 主人公は、仮想現実ゲーム「ソウルダイバーズ」のβテストに参加して、ゲーム世界へとダイブする。ロビーのような場所には、ラニアと名乗るゲームの案内人が待っていた。ラニアは最初、半透明のホログラムのような姿で、機械的に主人公をゲーム世界にいざなおうとするが、主人公が近づくと一瞬ノイズが走り、突然、実体を伴った姿となる。彼女は主人公のことを「どこの世界にも属さない人」と呼び、何かを伝えようとするが、途中で消えてしまう。

主人公が住んでいるのは科学が発達した世界
研究所のようだが、バーチャルゲームのテストシーン
仮想現実ゲーム「ソウルダイバーズ」にダイブ
ナビゲート役のラニア
突然、現実の少女のような姿になり……

 次に気づいた時、主人公はファンタジー世界にある名もなき王国の王宮にいた。王国は今しも敵の襲撃を受けているところで、いたるところが炎上しており、ドラゴンや無数の的に攻められていままさに崩壊しようとしていた。主人公は、この国の守護騎士という立場らしく、主人公のことを知っているクウという太ったコウモリのような生き物とともに、主人公は敵に襲われている女王の救出に向かう。

目を覚ますと炎上する城の中にいた
クウという不思議な生物が主人公を導いてくれる

 主人公たちがたどり着いた時、女王は顔を黒い仮面で隠した謎の騎士と対峙していた。謎の騎士は「地図」を女王から奪おうとしている。主人公を目にした女王は驚いたような表情をした後、主人公のことをラニアと同じく「どこの世界にも属さない人」と呼ぶ。女王は国の宝である守護石を主人公に託し、安全な場所に転移で逃がす。

謎の黒騎士
名もなき王国の女王
女王は主人公に守護石を託す

 主人公たちがたどり着いたのは、母国を遠く離れたエスタバニアという大国の森だった。彼らは、名もなき王国と女王への助力を求めるため、エスタバニアの城へと向かう。

 今回の「二ノ国」は、バーチャルなゲーム世界へログインするという、SFテイストでスタートする。世界を探索している中で、主人公は自分と同じようにこの世界にログインしてきたらしい「プレイヤー」と呼ばれる集団にあちこちで出会う。だが、冒険の中でここからログアウトする方法がないこと、さらに驚愕するこの世界の秘密へと次第に近づいていくことになる。

エスタバニアの城から冒険が始まる
【「二ノ国:Cross Worlds」ストーリー編】