【特別企画】

スタート直前! 「二ノ国:Cross Worlds」先行プレイレポート

日々のプレイは自分のペースで

 本作はMMORPGではあるがメインストーリーや、デイリークエストなどはすべて1人だけでプレイすることができる。エスタバニアに到着すると、都市での名声を高める、名声クエストを受けることができるようになる。

 名声クエストはメインストーリーを進めるうえで必要になるものだが、クエストをクリアすることでデイリークエストを受けるツバクロ商会や、武器制作、アチーブメント、マウントといった重要なシステムの開放、懸賞金クエスト、無限迷宮、育成ダンジョンなどコンテンツの開放を行なうことができるので、受けることができる名声クエストはどんどん受けて行った方がいい。

【様々なコンテンツ】
曜日によって目的地が変わる「育成ダンジョン」
デイリークエストを受けられる「ツバクロ商会」
ウィークリーで標的が変わる「懸賞金」
上に上がるにつれて難度が上がっていく「無限迷宮」
発生時間が決まっているフィールドボス

 今回は先行プレイのため他のプレーヤーに出会うことはほとんどなかったのだが、メインストーリー中で、主人公と同じく現実世界からダイブしてきたらしい「プレイヤー」と名乗る集団と出会うことはあった。

 彼らは、街の人間をNPC扱いして傍若無人な行動を働くせいでたいへん評判が悪い。その行動とは、街中で住民の苦情を無視してフレンド同士でPvPをする、といったもの。自分のMMORPGでのふるまいを思い出すと、思わず「ごめんなさい」と言いたくなるようなシチュエーションを、NPC視点という新鮮な目線で眺めることができた。

【プレイヤーと称する一団】
どこかで見たような魚系種族と猫系種族の方々
3人で誰がパーティリーダーになるか揉めている様子
NPCからは迷惑がられている

 他にも、プレーヤーの相棒として一緒に冒険するクウ。冒険の序盤にプレーヤーに同行して手助けしてくれる少女クロエ。可愛いが正体不明な森の住人、ポンポン。エスタバニア王ルスランや、騎士団長エデリアンなど個性的なキャラクターが多数登場する。彼らは時に共に行動し、共闘して敵と戦うこともある。

 日々のプレイは自分のペースで進めつつ、時にはパーティプレイや、後述するギルドコンテンツのキングダムやランキングに参加して、他のプレーヤーとコミュニケーションを取るというのがプレイスタイルになるだろう。

【個性的な王国の住人たち】
序盤に主人公たちを助けてくれるクロエ
森の住民ポンポン
エスタバニア王ルスラン
騎士団長エデリアン

もちろんあります、自動移動と自動戦闘

 スマホ用RPGを快適にプレイするためには必須の自動戦闘と自動移動は、もちろん「ニノクロ」にも実装されている。これまでいろいろなスマホ版MMORPGをプレイしてきたが、それらのタイトルと比べても本作の自動要素はかなりの便利さだ。

【オート移動】
遠距離を移動する場合は、自動的にマウントに乗ってくれる

 ゲーム画面の左側にはクエスト一覧が表示されるが、そこをクリックすると、文字の背後にふわふわと光が舞うようなエフェクトが表示される。これがオートになっているという状態で、こうしておけばそのクエストの場所に自動的に移動し、NPCに話しかけ、必要なアイテムを集めて敵を倒し、報告してくれる。クエスト中のメッセージだけは手動で送る必要があるが、それ以外はほぼ見ているだけで話が進んでいく。あまりにも便利過ぎて、物足りなさを感じるほどだ。

【オートバトル】
スキルや回復ポーションも自動的に使ってくれる

 オートバトル中には、スキルもクールダウンごとに使ってくれる。ただ、1つだけ手動操作が必要な技がある。バトルを続けていくうちに、右側の武器マーク周辺のゲージが溜まっていき、MAXまで貯まるとアイコンが輝き始める。この状態でアイコンをタップすると、剣が巨大化し、大きく周囲を薙ぎ払う必殺技的なスキルが発動する。この技だけは手動での発動が必要だ。

【手動の必殺技】
木属性剣の必殺技

 他にも謎を解くことがプレイ上必要な場合や、回避が必要なボスなどいくつかは手動操作が求められる場面もいくつかはあるが、デイリークエストなどは放置プレイでOKだ。自分で操作したいなら、ワンクリックでオートプレイをオフにして、いつでも自分で操作する状態に戻すこともできる。

 スキルを使う範囲やポーションを飲むタイミングなど、オートプレイの挙動は設定画面で細かくカスタマイズが可能だ。

【設定画面】
タイミングなどを細かく設定できる

キャラクターの強さは武器とスキルの成長で

 本作はレベルアップで自動的にステータスが上がっていく、現在のレベルキャップは100。レベル20ごとに「クラスランク」が上がり、ボーナスアイテムやより強い技が手に入る。

 キャラクターが使うスキルには、「クラススキル」と、付け替えが可能な「SPアクティブ」と「SPパッシブ」がある。最初から使えるのはクラススキルのみで、残りは順次アンロックしていく必要がある。3種類のクラススキルは、キャラクターレベルにリンクして上がっていく。

【SPアクティブ画面】
どんな技能なのかをアニメーション付きで観ることができる

 「SPアクティブ」と「SPパッシブ」は修得のために特別なアイテムが必要で、複数のスキルの中から3つをセットして使う。キャラクターの能力的な個性はここにどんなスキルをセットしているかによって変わる。また、スキルにはそれぞれ属性があるため、攻略するコンテンツによって使い分ける必要もありそうだ。

【SPパッシブ画面】
パッシブも3つまで設定可能

 装備は、能力値を決めるものと見た目に反映されるものの2系統に分かれている。能力値を決める装備は、敵からドロップするものと、エステバニアにいる製作職人トゥンバに作ってもらえるものがある。装備は他の装備を素材にレベルを上げたり、強化、覚醒することでさらなる力を引き出すことができる。

【トゥンバ】
材料と型紙を持ち込むと武器や装備を作ってくれる

卵から育てる相棒イマージェン

 旅のお供はほかにもいる。これまでの「二ノ国」シリーズにも出てきた、心から生まれる不思議な生き物イマージェンが、本作にも登場する。本作では、冒険を初めてすぐの森で最初のイマージェンを手に入れることができる。ゲーム内で手に入れる方法は、クエスト報酬、ダンジョン「イマージェンの揺り篭」をクリアして獲得できる卵を孵化させる、フィールド上にいる蝶を捕まえるなどの方法があり、ほかに召喚ショップガチャで手に入れることもできる。

【イマージェン】
イマージェンは卵から孵化する
最初に手に入るネズミ姿のイマージェン

 イマージェンは、「火」、「水」、「木」、「闇」、「光」の5属性に分かれており、さらに種類によってスキルが異なっている。レベルが上がると最大3体まで同時にセットできるようになり、セットしたアイコンを押すことでスキルを発動できる。画面に出しておけるのは3体のうち1体で、常に付き従い戦闘時には一緒に戦ってくれる。

【イマージェンの属性】
火属性のイマージェンは赤色系統
水属性のイマージェンは青系統の姿をしている

 孵化は、メインストーリーを進めていけばアンロックされる機能で、こんなイマージェンが欲しいという希望のカードを選んでセットする。例えば火属性のイマージェンというカードを選んでおけば、火属性のイマージェンが孵化する確率が上がる。

【イマージェンの卵】
キャラクターのレベルを上げることで最大3つまでセットできる

 貯まった必要ないイマージェンやクエスト報酬などで手に入る成長専用のイマージェンは、レベル上げに使う。最大レベルまで上がると、進化させることでグレードを上げることも可能だ。また、装備と同じように強化や覚醒でベースのステータスを上げることもできる。また、イマージェンを野生に返すことで、強化に必要なアイテムが確率で手に入る。

 さらにキャラクターのレベルが上がると、おもちゃを与えることができるようになるようで、種類、成長の幅、入手方法などすべてが多彩に撮り揃えられている。

【イマージェンの成長】
訓練でイマージェンを成長させることができる