【特別企画】
64人でバトルロイヤル! 「スーパーボンバーマン R オンライン」先行体験レポート
2021年5月27日 10:10
- 5月27日 サービス開始
- 基本プレイ無料(一部アイテム課金制)
ファミコン世代から最新のゲーム機世代まで、「桃太郎電鉄」と並ぶ元祖コンシューマパーティゲーム「ボンバーマン」。特に筆者と同じ30代半ばぐらいの年齢の方は、小学生や中学生のころ友達や家族と肩を並べて遊んだ経験がある方も多いのではないだろうか。筆者も子どものころによく兄弟でケンカしながらプレイしていた思い出の作品だ。
そんな「ボンバーマン」が2017年にKONAMIから「スーパーボンバーマン R」として復活した。「スーパーボンバーマン R」はストーリーモードとバトルモードで構成され、バトルモードでは個人対戦やチームバトルなどが楽しめる作品となっていた。
そして今回、その「スーパーボンバーマン R」の特色を受け継ぎながら、オンライン対戦に特化したプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)用アクションゲーム「スーパーボンバーマン R オンライン」が、5月27日より基本プレイ無料で配信された。本作には、「ボンバーマン」でおなじみの対戦モードやチーム戦モードのほか、ランダムに集まった64人が一斉に生き残りをかけて戦うという、いわゆる“バトルロイヤル”のような「バトル64」モードが搭載されている。
今回メディア向けの先行体験が実施され、一足先に今回から実装された「バトル64」を体験することができた。本稿ではその魅力をお伝えしたい。
64人で一斉にプレイ! 最後のひとり「ボンバーワン」を目指して戦え!!
本作から登場する新しい対戦モード「バトル64」は、64人のプレーヤーが最後の1人になるまで戦うバトルロイヤル対戦ゲームだ。16のエリアに分かれたバトルステージが時間ごとにどんどん閉鎖されていく中で、他のプレーヤーたちを撃破し、出し抜き、逃げ回って何としても最後の1人になるまで生き残る、勝ち抜くことが目的となる。時間が経つにつれ狭くなっていく空間で大人数かつ最大火力で戦うドキドキ、ヒリヒリ感は手に汗握るうえやみつきになること間違いなしのモードとなっている。
「バトル64」をプレイする際、プレーヤーはまず、クイックプレイからマッチングを開始する。マッチングすると好きなボンバーマンを選ぶ時間があり、時間内であれば、コスチュームなどのオプションを変更することも可能だ。
各ボンバーマンには、火力や爆弾の置ける数、足の速さ、特殊能力の有無、使えるアイテムといった性能差がある。プレーヤーが使いやすいボンバーマンを見つけ出すのも楽しい。ちなみに筆者は貫通ボムが初期から使える火力重視の水ボンか、始めから一定の火力と爆弾数で統一されているピンクボンがお気に入りだ。
「バトル64」では、1プレーヤーに付き2つライフが与えられており、このライフを2つとも失ってしまうと脱落となる。1回のダメージに付きライフが1つ減るのだが、ライフが減ってしまったプレーヤーは赤く点滅するため、ライフが残り1つしかないことが他のプレーヤーにもバレて狙われやすくなる。とどめを刺されないように細心の注意を払うことをおすすめしたい。なお、アイテムでライフを手に入れることも可能なので、最序盤でライフを減らされても諦めず戦ってほしい。
バトルで使えるアイテムは、通常の「ボンバーマン」と同様にステージ上のブロックを壊すとまれに出現するので、積極的に集めてバトルを有利に進めていってほしい。もちろん他のプレーヤーもアイテムは欲しいので取り合いは必至だ。
また、プレーヤーが脱落すると、それまでに集めたアイテムが同エリアにドロップされるので、ドロップされたアイテムを収集して、戦いを有利に進めることもできる。ちなみに筆者は能力が変動しないピンクボンを使っておきながら、アイテムというアイテムを集め、他のプレーヤーの能力を上げさせないという暴挙に出たこともある。「バトル64」ではこれも立派な戦略だと思う。
本作の最大の特徴は64人が一斉にプレイして最後の1人になるまで戦い合うということだ。
しかしながら、64人一斉にとは言っても全員が1つのエリアで戦うというわけではない。まずは 16のエリアに分かれて4人ずつ戦いあう。制限時間は1分間で、時間内で生き残ることができれば“移動フェイズ”に突入し、次のエリアへと移動できるようになる。そして時間経過でまた“バトルフェイズ”に突入し、同エリアにいる他プレーヤーとの戦いが始まるのだ。
16か所のエリアから12か所へ、そして12か所から8か所と、バトルフェイズから移動フェイズに切り替わるごとにどんどん戦えるエリアが少なくなっていく。必ずしもプレーヤーがいる場所が閉鎖エリアになるとは限らないが、閉鎖エリアに指定されると、時間切れと共に空から一斉にブロックが降ってきて、あっという間に潰されて脱落してしまうので、絶対に別のエリアに移動しなくてはならない。エリアが閉鎖されるとわかったら迅速に移動することをおすすめしたい。
なお、移動フェイズでは、時間内であればどのエリアに移動しても構わない。プレーヤーがたくさん集まっているところに乗り込んでもよし、プレーヤーが少ないところでひっそりと生き残っていくもよし、戦い方は十人十色だ。
時間経過でエリアが狭くなっていくので、みんなが生き残れば生き残るほど1つのエリアにプレーヤーが集まってくる。最初こそ4人だが、順次エリアを移動していくとどんどん人口密度が増えていき、激しい戦いになってくる。否応なしにテンションも緊張感も上がる。
何より、最終エリアあたりになると、各プレーヤーの爆弾のパラメータや足の速さも格段に上がっており、かなりスリリングな戦いが待っている。あちこちで大規模な爆発が起こり、自分がいる場所が果たして安全なのかドキドキしながら戦っていくのは、「ボンバーマン」らしさを感じられてとても楽しい。
最終エリアのみバトル時間が3分と長くなっている。残り時間が2分になると「HURRY」と赤文字が表示され。外枠からどんどんブロックが押し寄せてくるおなじみの演出がスタートする。子供のころから遊んでいて、時間になるとブロックが降ってくるとわかっていても、実際にブロックが降ってくるとちょっとパニックになってしまった。
とにかく最後の最後まで残っていればいいので、戦い方は千差万別だ。ガンガン攻撃して他のプレーヤーを倒しに行ってもいいし、延々逃げ回っていてもいい。最後まで生き残るための戦略を考えて、ぜひ「ボンバーワン」の称号を勝ち取ってほしい。