【特別企画】
「D×2 真・女神転生リベレーション」×「ベルセルク」コラボ第2弾を徹底解説!!
ファン待望の「グリフィス」、「ゾッド」も登場! これこそが真の「ベルセルク」イベントだ!!
2021年3月5日 12:00
2月24日の公式生配信で電撃発表された「ベルセルク」×「D×2 真・女神転生リベレーション(以下D×2メガテン)」コラボイベント第2弾! イベントは3月4日より開催中だ。コラボイベントで続編が開催されるのは今回が初となるので、いち「ベルセルク」ファンとしては驚きと喜びのダブルパンチである。
「ベルセルク」は、2017年に放送されたTVアニメ。魔の存在である「使徒」との戦いを描いたダークファンタジー作品。「真・女神転生」とは世界観こそ違えど、両作品ともダーク色が強く親和性が高い。
「真・女神転生」シリーズといえば悪魔との戦いがキーとなる作品であり、「ベルセルク」もまた悪魔とも天使とも呼べる敵と戦っているという共通点がある。なのでガッツが「真・女神転生」の悪魔と対峙しても全く違和感がない。
そして、ストーリーも“悪を倒してめでたしめでたし”というようなスカッとする内容ではないのも非常に似ている。「D×2メガテン」では、力無き一般人が悪魔に蹂躙されるという場面が度々あり、その度に命が散っていく。「ベルセルク」もまた、トラウマ級ともいえる絶望的な展開が多く、そういった陰鬱とした面での相性の良さを感じさせる。
人々が応援する正義のヒーローの物語とは程遠い、ダークな雰囲気を孕んだダーティーな世界観という共通項がある「真・女神転生」と「ベルセルク」。闇に染まったこのクロスオーバーは、どちらの作品のファンも納得のコラボといえるだろう。
そんなダークに満ちた「ベルセルク」コラボイベントだが、今回は単なる復刻イベントではなく、主人公たちD×2とガッツ一行の出会いを描いた第1回コラボのその後のストーリーが描かれる。前回のコラボイベントをプレイしていなかった人や、ストーリーを忘れてしまったという人のために、本稿では前回のストーリーを振り返りつつ、コラボ第2弾のポイントを紹介していきたいと思う。
遺跡都市を舞台に、2つの闇の住人が出会う物語
今回のコラボイベントは前回のストーリーのその後として展開していく。まずは前回のコラボイベントを振り返っていこう。
アウラゲートを探索していたはずのD×2たちは、気が付くと見知らぬ遺跡都市へと迷い込んでいた。一方、別の場所では異世界の住人であるガッツ一行もこの世界に招かれたのだった。見慣れない場所と悪魔の存在に困惑するガッツと、異変の真相を探るD×2、それぞれ別の方向から事件を追っていく。
これまでのコラボイベントでは別作品のキャラクターたちが「D×2メガテン」の世界にやってきて共闘するというパターンが多かったが、このイベントでは両作品のキャラクター同士がすぐに交じり合うのではなく、それぞれバラバラの視点でストーリーを描いていたのが斬新であった。
調査の末、迷い込んだ場所は紀元前に滅んだ古代ローマ都市だということが判明する。しかし現実の世界ではなく“幽世と魔界の狭間に彷徨っている世界”であった。そして事件の元凶となるのは、1人の召喚師。別世界同士を1つに繋げて太古の邪神を呼び出そうと目論んでいたのだった。
物語終盤、かつてガッツたちが倒した“使徒もどき”「モズグス」が復活。そして、D×2とガッツたちもここでようやく合流を果たす。軽いノリのメガキンと寡黙なガッツ、相反する性格の2人でありながら、どこか息の合ったやりとりは両作品のファンならニヤリとさせられた。
ガッツたちはモズグスを、D×2は召喚師を、それぞれの敵を討ち、2つの世界を1つに繋げるという計画を阻止することができた。戦いを終えた後も最後まで互いに多くは語らず、別れの言葉も無く、それぞれの世界に戻っていく。あっさりとした展開のようにも思えるが、修羅の道で生きる“ガッツたちらしさ”のある出会いと別れのように思えた……。
コラボ第2弾の魅力的な新キャラクター&遊び応えバツグンのイベント内容を紹介!
元の世界に戻り、D×2とガッツの物語も完結したかと思いきや、今回、まさかの続きのストーリーが展開されるという“良い意味での裏切り”にテンションは爆上がりである。
ここでしか読めない限定ストーリーも楽しめる
ヴリタニスへ向かうガッツ一行は、道中野宿で一夜を過ごすことになる。
ガッツは夢の中で、「すべてを委ねろ……」という声を聞き、目を覚ますと巨大な迷宮の中にいた。
その時、目の前にグリフィスが現われる。その影を追うガッツ!
一方リベレイターズ一同は突如現われた巨大アウラゲートの調査を開始していた。
そこには悪魔達がいるのはもちろん、シールケ達もおり再会を果たす。
過去に1度つながってしまった幽世とD2の世界がまたつながろうとしているのだろうか……?
そして、第2弾の登場キャラクターは本気のラインナップ! かつては傭兵団の「鷹の団」でガッツと供に数々の死線くぐり抜けてきた「★5グリフィス」。もとは親友であったが、ある出来事をきっかけに復讐を誓った宿敵である。
さらに、グリフィスに従う使徒★5「ゾッド」までも登場。敵キャラクターでこの2人が出るのだから、前回のストーリーを遥かに超えるスケールの戦いを期待してしまう。
第1弾でも登場したガッツは鉱精(ドワーフ)によって作られた呪物「狂戦士の甲冑」を身に付けたバージョン★5「狂戦士ガッツ」として登場。前回のシールケや髑髏の騎士も人気キャラクターだが、やっぱり「ベルセルク」といえばこの3人で間違いない。本当はファルネーゼも来て欲しかったなんてことは、これっぽっちも思っていない。
3キャラクターともアタッカーであるのは共通だが、それぞれの強みが異なる点が面白い。狂戦士ガッツはとにかく火力に特化した性能で、Passiveスキル「狂戦士の甲冑」は物理貫通に加えてクリティカル率を50%も増加。さらに自身が受けるダメージが40%減少するという狂いっぷり。
これだけ強力なのだからもちろんマイナスの面もあり、敵ターン終了時に最大HPの40%の割合ダメージを受けてしまう上、このスキルのダメージで自身が死亡した場合、復活ができなくなるのだ。40%のダメージはかなりデカく、スピーディに敵を倒すか、もしくは回復しなければ3ターンで自滅することになる。使い勝手は難しそうだがハイリスク、ハイリターンな戦い方が楽しめそうだ。
クセの強いガッツに比べ、グリフィスはキャラクター性同様にとてもスマートな性能。Passiveスキルの「光の鷹」は物理回避率を15%も増加させ、さらに自身が敵を倒したとき、1ターンの間は味方全体を1度だけ万能を含む打撃ダメージを反射するという完璧すぎる効果。
固有スキルの「絶対者の剣」はクリティカル率50%の万能打撃スキル。Passiveスキルで回避率を上げ、絶対者の剣でクリティカルをガンガン狙っていけば、ずっと自分のターンを握ることができる。狂戦士ガッツとパーティを組ませればさらに真価を発揮するだろう。
ターン経過で強化されていくゾッドもかなりの高性能。Passiveスキルの「不死者」は自ターン開始時に与えるダメージが10%増加し、最大50%まで強化される。死亡時に踏みとどまる効果も付いている。
固有スキル「引きちぎり」は貫通効果を持つクリティカル率30%の全体物理攻撃。与えたダメージの50%を回復するドレイン効果もあり、まさに「不死の(ノスフェラトゥ)ゾッド」の名に違わぬ強味を持っている。長期戦で活躍が見込める。
第1弾ではクエストをクリアしていく形であったが、今回はイベントアウラゲートの形式となっている。コラボ限定イベントアウラゲート“復讐の狂戦士”では、初級・中級・上級の3つのコースを攻略していきながらオリジナルストーリーを楽しむことができる。
アウラゲートを探索した結果によってイベントアイテム「怨念の幽体」を獲得でき、様々なアイテムが手に入る「復讐の箱」と交換ができる。イベントアウラゲートでは初のランキングシステムも導入され、怨念の幽体の累計獲得数をプレーヤー同士で競い合い、上位には限定称号がもらえるので、かなり熱くなりそうだ。
さらに、特定の条件を達成していくイベントミッションでは「ベルセルクコラボ召喚札」や「ゾッドの思念」、「ジェム」、「絶対召喚札」などの報酬ももらえるので、こちらもクリアを狙っていきたいところだ。
イベントの目玉といえる「ベルセルク召喚」では、狂戦士ガッツ、グリフィス、ゾッドの3体に加え、前回の「ベルセルク」コラボイベントで登場した、ガッツ、シールケ、髑髏の騎士、モズグスの4体もラインナップされている。前回のイベントをプレイしていない人や、取り逃しのあったキャラクターを手に入れるチャンスである。
イベントログインボーナス初日には★5「ゾッド(素体)」が配布されるという大判振る舞いっぷり。さらに、ベルセルクコラボ召喚札やジェムまでも大量に配布されるので、イベントに参加するだけでベルセルク召喚を回すことができる。運が良ければ無料でコラボキャラクターが手に入るので、イベント期間中は欠かさずログインすることをオススメする。
「真・女神転生」と「ベルセルク」。両作品ともダークな世界観が売りの作品だけあり、前回のコラボでも非常に親和性の高さを感じることができた。今回も闇にまみれたダークなイベントになっている。D×2とガッツ一行の再会、そして、ガッツとグリフィスがどのような形で相見えるのか、気になって仕方がない。
前回のコラボイベントはまさに“序章にすぎなかった”と思わせるほど熱い内容となっているコラボイベント第2弾は3月4日より3月18日まで開催。本作を未プレイの人は「ベルセルク」コラボをきっかけに「D×2メガテン」の世界に触れてみてはいかがだろうか。
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