【特別企画】
「LoL」、新チャンピオン「セナ」がついにPBEに来た!
「LoL」史上初のサポートマークスマン。その性能をチェック!
2019年10月30日 16:12
- PBE:10月30日実装
- 本サーバー:11月11日実装予定
ライアットゲームズは10月30日、PC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」において、新たなチャンピオン「セナ」をPBE(テストサーバー)にて実装した。なお、本サーバーへの実装は11月11日予定。
「セナ」という名前は、ルシアンが死亡した際のセリフなどでときおり口にするので、「LoL」ファンであれば1度は耳にしたことがあるかと思う。セナはルシアンの妻であり、スレッシュに囚われていたチャンピオンだ。いつか実装されるだろうとほんのり思っていたが、この度「LoL」10周年を記念し、巨大なレールガンを引っさげてついに実装となる。
「LoL」史上初となるロール「サポートマークスマン」としても注目されているセナ。その性能をPBEサーバーで試してみたので、詳しくスキルを説明していく。
なお、PBEでの実装はあくまでテスト段階だ。本サーバーに実装される際には、一部スキル内容が変更される可能性があることを了承してほしい。
これぞサポートマークスマン! 攻撃と回復を同時に行なうスキルでダメージトレードが有利に
それではスキルを見ていこう。簡単にスキルセットを説明すると、パッシブはステータスがスケールしていく効果で、Qはダメージ&回復、Wは方向指定スネア、Eは自身と周囲の味方にカモフラージュ、Rはグローバル射程のダメージ&シールド付与といった具合だ。いずれも今までになかった個性的なスキルではあるものの、クセがなく使いやすそうな性能をしている。それにしてもEが明らかに悪さをしそうな効果だ……。
パッシブ「魂の赦し」&「レリックキャノン」
パッシブは、セナが攻撃した敵のチャンピオン、もしくは死んだ敵から生まれる霧を吸収することで、スタック数に応じて攻撃力と通常攻撃の射程、クリティカル率、ライフスティールを増加させるというもの。1スタック毎に攻撃力が1増加し、20スタックごとに射程が25、クリティカル率が15%増加する。そして、余剰のクリティカル率がの35%はライフスティールに変換される。
スタック数は、おそらく無限にスケールすると思われる。試しに敵ダミーを通常攻撃したまま放置してみたが、射程600から最終的に画面いっぱいまで通常攻撃が届くようになってしまった。もちろん試合でここまでスタックを集めることはできないと思うが、それでも強力なパッシブであることに変わりはない。
また、通常攻撃の発生が遅くなる代わりに追加ダメージを与え、対象の移動速度の20%を獲得する「レリックキャノン」というパッシブもついている。そのため、通常攻撃の発生はかなり遅い。ADCとして運用するには、マイナスとなるパッシブだ。
さらにセナは、サポートアイテムの「スペルシーフエッジ」で上昇する魔力がアダプティブダメージに変換されるパッシブも。マナ持ちも悪いので、サポートアイテムは「スペルシーフエッジ」を選択することになるだろう。
Q「ピアシングダークネス」
Qは対象指定した敵、もしくは味方との一直線上を攻撃するスキルだ。見た目はルシアンのQと似ているが、敵以外を対象にとれる点と、自身と攻撃範囲内の味方が回復する点で異なる。しかも、対象指定できるものは味方のチャンピオンのみならず、ミニオンにタワー、ワード、プラント、敵タワーまでも選べるのでかなり自由度が高い。長距離の敵やステルス状態の敵に当てるために、直線上にワードを置いてスキルを発動するといったトリッキーな使い方もできる。
また、通常攻撃をするたびにクールダウンが1秒解消される効果がある。クールダウンは一律15秒と長いが、しっかりと通常攻撃できればそこそこ回転率は高い。
W「最期の抱擁」
Wは少し変わった方向指定のスネアだ。モルガナのQのような速度でスキルを放つが、ヒットしてから少し遅れてスネアするようになっている。その代わり、ヒットしたチャンピオンの周りの敵にもスネアがかかる。
また、Wがヒットした敵が死んだ場合、即座にスネア効果が発動する。ヒット後にフラッシュを使うスキを与えてしまうスキルなので、ガンク合わせで使いたいときなどは、死にかけのミニオンに当ててスネアに巻き込むよう意識するといいだろう。
E「黒き霧の呪い」
とにかく悪さしそうなE。自身の周りに霧を発生させ、その中に入ったチャンピオンにカモフラージュを付与する。ただし、敵も霧が見えるのでセナの位置は把握できる。とはいえ、霧の中にいるチャンピオンの姿は完全に見えなくなるため、ジャングラーとのガンク合わせで使うと強そうだ。
また、霧の中から出たチャンピオンは、攻撃するか接近するまで対象指定できないレイスとして出現する。通常攻撃がメインとなるボットレーンでは、攻めにも守りにも強力なスキルだ。さらに、レイス状態の味方チャンピオンは、相手から見るとどのチャンピオンなのか確認できない。複数体のチャンピオンをレイス状態にすれば、敵を錯乱することができる。
R「ドーニングシャドウ」
Rはグローバル射程で極太ビームを発射するスキル。ビームの範囲内にいる味方はシールドが付与され、ビームの中央にいる敵にはダメージを与える。エズリアルやアッシュのもつグローバルウルトとは違い、端から端まで一瞬で到達するため予測撃ちしやすい。グローバルウルトの中でも随一の使いやすさだ。
最初にスキルセットを見たときは「どのレーンでも使えるのでは?」と思ったが、実際に使ってみるとそれは難しそうだった。まずダメージがかなり低く、プッシュも遅い。さらにマナ持ちも悪いと、1人で戦える性能ではないように思える。またスレッシュとは違い、パッシブの霧がミニオンからドロップする確率が低いと思われる。ガツガツ敵チャンピオンをハラスして、霧を回収していくことが求められるため、やはりADCよりはサポートが向いているだろう。
サポートとしては、積極的にハラスしていきたい人に向いているチャンピオンだ。長い射程を活かして通常攻撃でハラスをし、いざ戦闘時には味方ADCの後ろから回復と攻撃でサポートできる。タイムラグがあるもののWでのキャッチアップは強力で、Eの効果と相まってガンク合わせが強い。味方と連携できれば様々な戦法で戦えそうだ。
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