【特別企画】
「東京2020オリンピック The Official Video Game」体験版レポート
一足先にオリンピック種目を体験! 掴みはシンプル、やりこみ度はマックス!
2019年7月9日 17:00
セガゲームスは東京2020オリンピックにあわせて「東京2020オリンピック The Official Video Game」を発売する。
本作は様々なオリンピック種目の中から「16種目」を収録、ローカルでのマルチプレイはもちろん、オンラインでのマルチプレイ対戦も可能だ。
本日配信された体験版では陸上の「110mハードル」、水泳の「200m個人メドレー」、「テニス(シングルス/ダブルス)」をプレイすることができる。
プレイして感じたのが掴みはシンプルでとっつきやすいゲームだが、「0.1秒でもタイムを縮める!」というようなやりこみに燃えられるゲームに感じた。本体験版はPS4とNintendo Switchで配信される。今回はPS4版をプレイした。それでは各種目を紹介していこう。
スタートやジャンプタイミングでやり込みが楽しい「110mハードル」
110mハードルではスタートのタイミングにあわせてボタンを入力、ボタンを連打して走り、タイミングよくスティックを倒すことでハードルを飛ぶ。非常に直感的かつシンプルな操作だ。最初こそハードルを越えるタイミングを上手くつかめなかったが、2、3回目のプレイでCPU相手にならそこそこの成績を残すことができた。
これだけでも十分楽しめるのだが、さらにタイムを縮める方法としてパワーを溜めてスタートを切るテクニックや、ハードルのギリギリを飛ぶことでタイムが上がるというテクニックも用意されている。このテクニックを狙っていくとゲーム的にはかなり歯ごたえが増す。まさにリスクとリターンの関係だ。オンライン対戦の上位に食い込むためにはこういったテクニックが必要になるだろう。
4つの泳法を駆使する楽しさ「200m個人メドレー」
200m個人メドレーも面白い。選手1人がバタフライ、背泳、平泳ぎ、クロールのの4つの泳法で50mを泳ぎ、200mを泳ぎきるという種目なのだが、タイミングよくスタートを切るところは110mハードルと変わらない。ただそれぞれの泳ぎ方によってスティックの倒し方が異なるのだ。バタフライであればその泳ぎ方をイメージしてスティックをぐるぐると回すし、クロールであればタイミングよくスティックを倒していく。文章にすると少しややこしく感じるが、操作的には難しいところはなく、画面に指示が表示されるのでそれにならって操作していけばOKだ。
だがこちらもタイムを少しでも縮めようとすると 上級者向けのテクニックがある。水泳ならではのテクニックとして体力のコントロールがある。勢いよく泳ぎすぎると体力を消耗してしまいバテてスピードが出なくなってしまう、かといって泳ぐスピードを緩めすぎるとタイムが縮まらない、というジレンマがある。これらを突き詰めていくとやりがいのあるコンテンツになりそうだ。
ゲームとしての完成度の高さを感じる「テニス(シングルス/ダブルス)」
そして最後の収録種目がテニス(シングルス/ダブルス)だ。こちらは先程の2種目と印象は大きく異なり、まさに王道のテニスゲームという印象だ。スティックを倒してボールをコントロールしながら打ち合いを続けていき、ボタンを押しながら打ちかえすことでスマッシュになったり、ボレーで相手を揺さぶったりとテニスゲームとして完成されている印象だ。
体験版をプレイして通して感じたのは、カジュアルにオリンピック種目の興奮を体験することもできるし、やりこみゲーマーとして世界中のプレイヤーを相手にコンマ数秒の熱いバトルを繰り広げることもできそうな作品ということだ。
もう1つ見逃せないのが「対戦要素」。110mハードル、200m個人メドレーは画面分割での対戦できて、テニスはシングルスだと対戦、ダブルスだと協力も可能、もちろんCPUを仲間にした対戦も可能だ。オリンピックらしく対戦も楽しそうである。今回は先行体験なので確認できなかったが、オンラインでの対戦も気になるところだ。
ぜひオリジナルのアバターを作成し、自分の国を背負って1年早いオリンピックを楽しんでみてほしい。本作はプレイステーション4、Nintendo Switchで7月24日に発売予定だ。