インタビュー
HYBE IMが社名変更。コア層向け新作ゲーム「Project-Torch」で独自IP創出を狙う
脱アーティスト色の「ドリムエイジ」として再始動
2025年7月3日 11:56
- 【HYBE IM社名変更】
- 7月3日 発表
HYBE IMは7月3日、新社名を「ドリムエイジ」とすることを発表した。これに伴い、日本法人のHYBE IM JAPANはドリムエイジジャパンへと変更となる。
HYBE IMは、音楽分野を軸とした総合エンタメ企業「HYBE」のゲーム事業部門として2022年4月に設立された会社。これまでHYBEに所属するアーティストの楽曲で遊べるリズムゲーム「Rhythm Hive」(Android/iOS)や、音楽グループ「BTS」のパズルゲーム「BTS Island:インザソム」(Android/iOS)など、「アーティストIP」を活用したカジュアルなゲームを手掛けてきた。
その一方で、会社としては「オリジナルIPの創出」というミッションも掲げており、今後はその独自色をより強めたいとした。HYBE IM地元の韓国では「アーティスト関連ゲームを手掛ける企業」というイメージがあるほか、日本では「そもそもHYBEがゲームを展開していることは知られていない」傾向にあることから、心機一転で社名を変更することにしたという。
現ドリムエイジジャパン代表取締役社長の中西啓太氏によれば、現在進めているオリジナルIPのタイトルは2つ。ひとつは、アニメ風のキャラ収集RPG「OZ Re:write(オズ リライト)」。本作は4月に「開通テスト」を実施しており、近日中に最新情報が公開される予定となっている。
そしてもうひとつは、「Project-Torch」という仮名で進められているPC向けチームベース新作PvPタイトル。内容の詳細はまだ明かせないということだが、規模は「AAA級」であり、ターゲット層は20~30代の男性を中心としたコア層、「今までサービスしたことのないようなゲームジャンル」であることを語った。
またその先についても、「新規IPの発掘」を目指している。基本的には「韓国本社と二人三脚で進める」としながら、日本独自の展開として、有力タイトルのパブリッシング契約などの可能性があることを示唆した。
大型タイトルということで注目の「Project-Torch」は、近日中に情報公開予定という。HYBE IMあらためドリムエイジジャパンの動向に、ぜひ注目したい。