インタビュー

モバイルMMORPGのトップを目指す! 「ゆめいろファンタジーラテール」インタビュー

来年には新職業追加! まだ気づいていない人のための攻略情報も!

 「ゆめいろファンタジーラテール」は、グラビティゲームアライズが10月より運営を行なっているスマホ向けMMORPG。PC版MMORPG「トキメキ ファンタジー ラテール」のストーリー的な続編であり、かつてPCでプレイしていたユーザーも多い。

 弊誌では「ゆめいろファンタジーラテール」のサービス前にインタビューを行なっている。このインタビューでは、オンラインゲームの運営経験豊富で、「ラテール」そのものにも強い思い入れを持つ運営スタッフが、「自分の理想を提示し、ユーザーに問いたい」という気合いと共に運営を行なうという姿勢が語られた。

 今回は、サービススタートから2カ月が経った上で「ゆめいろファンタジーラテール」の手応えや、今後の具体的なコンテンツ、これからの展望を聞くことができた。話を聞いたのは、前回に引き続き、本作のエクゼクティブプロデューサーを務める柿本公正氏と、コンテンツ側のディレクター・関口大介氏、そしてサービス側のディレクター・吉田哲朗氏である。

 インタビューではユーザーの多くがまだ気づいていないであろうゲームのコツなどにも触れていく。3人の話から伝わってくるのは「ゲームをもっと面白く、快適に、ユーザーに楽しんでもらう“場所”にしたい」という強い想いである。本稿を通じて、運営側の“熱”を感じて欲しい。

「ゆめいろファンタジーラテール」もスタートから2カ月が経過した。運営の手応えと今後を聞いた

年末にはカウントダウンイベントを! ユーザーと積極的に触れあうアプローチ

 まず最初に運営ディレクターの吉田氏に質問をぶつけてみた。運営がスタートしてから2カ月が経過した手応え、そして今後のやりたいことなどを質問した。吉田氏はユーザーに向け「出来るだけ快適な環境」を目指してサービスを行なってきたという。最初のCBTではGMイベントを試験的に行ない、ゲーム内にGMキャラクターを登場させ、ユーザーと直接言葉を交わしてみた。このイベントでのユーザーの反応、吉田氏の得た感触は良く、今後のイベントに繋げていきたいと感じたという。

 「正式リリースから2カ月を過ぎて、コアなプレーヤーはコンテンツのほとんどを遊びレベルも上限に達している人達が出てきました。この人達に向けやり応えのあるコンテンツを早めに提供したいと思っています。それと共に、初心者にもさらに入ってきて欲しい。かわいらしいイラストや、ゲームの雰囲気に魅力を感じるユーザーに向け、きちんとゲームを楽しんでもらうような楽しさをさらに増やしていきたいです」と吉田氏は語った。

 話の中で、吉田氏が強調したのは、「プレーヤー達に楽しんでもらいたい」ということ。GMキャラクターとしてゲームに入り、交流をしたいというのが吉田氏の直近の目標だという。年末にカウントダウンイベントを予定しており、ゲーム内で年を越すためのイベントを準備中だ。

サービス側のディレクター・吉田哲朗氏

 年越しは大々的なものとなるが、実はこれまでもちょくちょく吉田氏はゲーム内でGMとして世界を訪れているという。時間があれば出来るだけゲーム内に行きたいと吉田氏は思っている。きちんとイベントとしてGMが登場する際には、公式Twitterを通じて告知を行なうので、「ぜひ公式Twitterをフォローしておいて、GMと交流を楽しんで欲しい」と吉田氏は語った。

 吉田氏が予定している年末から年始にかけての年越しイベントでは、「運営にモノ申す」という感じで、とにかく声を発したい、運営はもちろん他のプレーヤーにも語りかけたいというプレーヤーの想いをかなえる内容にしたいと考えているという。

 具体的には「拡声器」という全てのチャンネルに発言することができる課金アイテムを期間限定で無料配布し、それを使用して自由に発言してもらおうというもの。「運営や開発に意見を言っていただくのはもちろん、全く関係ない自己アピールでも結構です。とにかく何かを発言してもらいたいと思っています。賑やかな年越しになると思いますね」と吉田氏は語った。

上級者向けコンテンツを追加、キャラクター強化への方向性をアピール

 次にコンテンツ側のディレクターである関口氏にアップデートの要素を聞いた。アップデートでは様々なコスチュームを追加し「かわいらしい姿が楽しめる」という、本作ならではの楽しさを追求していると関口氏は語った。昨今では「コスチュームガチャ」が好評で、大当たりならいいものが出るし、そうでなくても買い切り型より少しオトクというバランスが、ユーザーに評価されたという実感を得たとのこと。こちらはこのバランスで継続していくという。

 「かわいらしいコスチュームで楽しんでもらうという、『ゆめいろファンタジーラテール』の楽しさはある程度出せており、お客様にも認知してもらえている、そういう実感は得られています。これからはさらに充実させこの方向をもっと強化していきます。イベントや製作システムのアップデートでもコスチュームは本作の目玉として力を入れていこうと思います」と関口氏は語った。

コンテンツ側のディレクター・関口大介氏

 12月19日には超上級者向けダンジョン「ヘルモード」が実装された。現在のレベルキャップはレベル60なのだが、当初の予想以上にここに到達したユーザーが多かったとのこと。上級者ダンジョンはレベルを上げきったキャラクターでも一筋縄ではいかないダンジョンとなっており、ぜひ信頼できる仲間を募って挑戦して欲しいと関口氏は語った。これに備え、イベントなどで強化素材を配布しており、これらで装備を強くして挑んで欲しいとのこと。

 現在は終了したがヘルモード実装記念として、12月26日まで総額200万円相当のダイヤ山分けプレゼントの特別企画が用意されていた。ヘルモードのクリア者が出た場合には、期間内にゲームをプレイしていた人全員に100万円相当のダイヤが山分けでプレゼントされ、さらにクリアした人だけを対象に追加で100万円相当のダイヤが山分けでプレゼントされた。

超上級者向けダンジョン「ヘルモード」が実装。画像は「聖夜の奇跡(ヘル)」のプレイ画面

 そして26日からは年末年始向けのアップデートが実装される。実はクリスマス前からアップデートは始まっておりアイテムなどの配布も行なっている。年末はこの流れが繋がっていくイメージだ。運営側からの“お年玉”もあり、年末に向けぜひ新しく「ゆめいろファンタジーラテール」を始めて欲しいとのことだ。年末以降もさらに新しい大きな要素が控えている。

 イベント用のコスチュームの人気は高く、プレーヤー達はパーツをアレンジして個性を出している。ただ関口氏が予想していた以上に“性能”を追求する“ガチなプレーヤー”も多くて驚いたとのこと。性能をどこまでもストイックに突き詰めるプレーヤーと、かわいらしさ、自分らしさを追求するプレーヤーの“2極化”は今後さらにはっきりしてくるかも、という予想もしているという。

イリス衣装

 ゲームバランスに関しては、サービス開始時から様々な改善が図られている。回復してくれるという有利なスキルを持つペット「タイガー」は課金ペットとして入手しやすくしている。一時はこのタイガーがいないとパーティーを組めないという風潮があったり、その入手も難しかったりしたのだが、120ダイヤ(100円)の課金で手軽に入手できるということでハードルをグッと下げた。無料配布も検討したのだが、苦労して入手したこれまでのユーザーのことも考えての施策だと関口氏は語った。

 もちろん入手してからの「育成」で性能は変わってくる。課金で入手できるタイガーは等級が一番低く、入手条件を満たして手に入るタイガーと同性能にするためにはかなり鍛えなくてはいけないとのこと。

 バランス調整という意味では、特殊なスキルを入手するためのリソース「エリー」を入手しやすくする調整を考えているという。初心者を中心に「回復ポーションが足りない」という声が散見される。「実は装備をきちんと強化すれば入手できるポーションで充分プレイできるバランスになっているんです。このためポーションに関してのバランス調整は行なわず、装備を強化していく方向へプレーヤーを誘導していきたいです」と関口氏は語った。

課金でも入手できるタイガー

 関口氏は「育成の難しさはラテールの醍醐味の1つです」と語る。キャラクターステータス、パッシブスキル、装備、ペット……などなど「ラテール」はキャラクターを強化させる項目が多彩だ。実は装備をきちんと強化していけばポーションを必要としないほどの安定した強さを発揮できるという。しかし強化するためには色々な手順、熱心な情報収集だったり、プレイスタイルも変える必要があったりとハードルは高めに設定されている。今後の課題としては、足踏みしているプレーヤーをどうこの方向へ導いていくかも考えているとのことだ。

 強化に関してはイベントでの誘導だけでなく、条件そのものの緩和も考えているとのこと。コアプレーヤーはゲームを攻略しコアなコンテンツをクリアしていく中で、新しいコンテンツが追加された際にはその歯ごたえがあった部分を緩和していくことで全体のプレーヤーを底上げし新しいコンテンツへ誘導していく、というのが「ゆめいろファンタジーラテール」の方向性とのことだ。

どんどん生まれ変わる、それこそがプレーヤーを楽しませるオンラインゲーム

 柿本氏はこういった状況を見た上で、さらに深くユーザーの傾向を見ている。柿本氏にはオンラインゲームを見続けていた人物ならではの、より広い視点で2カ月のサービスを分析してもらった「ゆめいろファンタジーラテール」は、かつてPC版「ラテール」をプレイしていたユーザーが本作をプレイしているという流れがある。

 長いアップデートを重ねる中でコンテンツが大きくなったPC版「ラテール」から離脱したユーザーが、もう一度気軽に「ラテール」の世界に触れ、遊んで欲しいという思いも本作には込めている。サービスを開始したとき、かつてのプレーヤーがしっかりと本作を遊んでくれている、という実感は得ているとのこと。

本作のエクゼクティブプロデューサーを務める柿本公正氏

 2カ月経った現状ではこれまで全く「ラテール」を知らなかった人が積極的に遊んでいるな、という感触となっている。この流れも柿本氏にとって予想通りだという。PC版を遊んでいた人達はコツを掴んでおり、いちはやくキャラクターを強くし、そして効率よくレベルアップしていく。それに比べ初心者プレーヤーの成長は緩やかだ。「コンテンツが充実していく中で、もっと多くの初心者プレーヤーを増やしていくことを考えていく時期ではないか」と柿本氏は思っているという。

 様々なタイトルを見てきた柿本氏だが、一定数のプレーヤーはとにかくゲームがスタートしたらコンテンツをいちはやくプレイし、そしてその時点のゴールにたどり着き、他のタイトルに行ってしまう。PC版MMORPGは特にその傾向が強く、モバイルソーシャルゲームはタイトルに留まる人が傾向としては多い。「ゆめいろファンタジーラテール」は、モバイルタイトルなだけに、後者の傾向が強いとのこと。ちなみにクリアして去ってしまうユーザーの半数ぐらいは、もう1度タイトルに戻ってくるとのこと。

 「『ゆめいろファンタジーラテール』は5年や10年続けるタイトルと私達は思って運営をしています。短いサイクルで物事を考えていません。一通りコンテンツを遊んで本作から去ってしまったお客様が帰ってきたときに、それまで積み上げた改善によって全く新しくなったゲームを楽しんでもらえると思います。新しい感触で新鮮な気持ちで楽しんでもらえる。そういうイメージを目指しています」と柿本氏は語った。

 短いスパンで終了するゲームは柿本氏にとっては「改善を途中で諦めているからだ」という。オンラインゲームは常に改善し続け、新しいコンテンツを投入し続けなくてはいけない。それはゲームをイメージさせるイラストの刷新まで行なっていく。1年や、1年半というスパンで、ゲームの内容がフルリニューアルされる。そういうイメージでの運営を行なっていく。戻ってきたプレーヤーが「前回やっていた『ゆめラテ』と全然違うゲームになっているぞ」と思わせること、それが運営側の目標なのだと柿本氏は語った。

「命中率」を最優先! より快適にプレイするためのアドバイス

 もう少し具体的に「ユーザーがまだ気がついていないと感じる要素」を掘り下げて柿本氏にアドバイスを求めてみた。初心者は回復アイテムである「ポーション」が足りなくなる傾向が強い。敵の攻撃力が上がる中、きちんとキャラクターを強化していないとダメージが大きくなり、課金をしてポーションを足しかねない。そうすると「課金必須」のようなイメージができてしまうが、それは運営側の望むところではない。

 まず「釣り」の要素。釣りをして「ニジマス」を集めればポーションが作れる。これでかなりポーションは多くなる。そしてタイガーだ。タイガーは回復スキルを持っておりプレーヤーを支えてくれる。課金ペットとして販売したことでハードルもかなり低くなった。

 キャラクター強化に関して1日に1回引けるガチャで、大当たりではない星1か星2のアイテムでも、簡単に装備を変更せずにずっと装備して鍛え続けることで成長させやすくなる。中途半端に色々な装備を強化するのではなく、まずしっかりと鍛えるものを決めてそれを育てていかないと、「エリー」が不足して強化ができなくなり、強くなった敵に対応できずに先に進みにくくなるという。

釣りで入手できるニジマス

 「スキルの割り振り」も重要な要素だ。ここはPC版「ラテール」から受け継がれている要素なのだが、「ゆめいろファンタジーラテール」では、「攻撃力」よりも「命中率」を重視することでDPS(一定時間で敵に与えるダメージ)を高めることができる。攻撃力を上げても当たらなければダメージを与えられないのだ。スキルなどで攻撃力を上げるものは多いのだが、そうではなく、まずは命中率を重視するのが本作のコツだという。同様に敵からの攻撃を避ける「回避」も重要となる。命中率を上げなくてはゲームとして難易度がきつくなってしまうとのことだ。

 この他、柿本氏をはじめとした運営スタッフの予想を外れたところで、コスチュームに関して課金で入手したいというプレーヤーが多かったことが挙げられる。「ゆめいろファンタジーラテール」に関しては特に生産でコスチュームを入手できるため、課金でというプレーヤーはそれほど多くないのではないか、と思っていたのだが、生産は材料集めや情報収集が必要なため、積極的に攻略しているプレーヤーが少ないという印象を持っているとのこと。

 このためイベントや課金でのコスチューム配布の方にバランスを置いているのだが、こだわりのプレーヤーの中には他のプレーヤーがあまり持っていない衣装を着けている人がいる。それは生産とは別に「合成」というコスチューム作成システムがあり、こちらを活用して手に入れているのだという。合成は同ランクのコスチュームを3つ集めることで、ランダムで1つ上のランクのコスチュームが入手できる。「さらにランクが上のアイテムも3つ揃える事でさらに上になる。合成システムで出るコスチュームは課金アイテムとして販売していないものもたくさんある。合成はプレーヤーの認知が広がっていますね。と柿本氏は語った。

戦闘で大事な「命中率」

 「プレーヤー達の反応は運営の予想を超える」と柿本氏は指摘する。そして運営が目指すゲームの方向性、バランスと、開発側の思惑もまたすりあわせが難しい問題だという。開発側には「自分達がゲームを作っている」という誇りがある。運営側はこれまでのキャリアで培ったオンラインゲームへの理想、プレーヤー視点の改善案、様々な要望がある。課金アイテム1つとっても考え方が違う。結果運営側の望んだゲームの形にならない部分もある。

 両者の突破口こそ「プレーヤーの反応」だと柿本氏は語った。開発、運営それぞれ理想があっても、それが本当に“正しい”のかはわからない。むしろ正しいと言うだけなら無数の正解があり、間違いがある。そのジャッジはプレーヤーにゆだねられている。プレーヤーが喜んでくれるもの、良く評価してくれるバランス、これが正解への基準となる。運営と開発はそうやって自分達の目指すゲーム像をプレーヤーの声を聞きながら1つ1つ練り上げているとのことだ。

今後新マップや新職業の追加も!

 今後の展望として運営の吉田氏は「動画実況」を実現したいという。GMがゲーム内にいることを動画でリアルタイムにアピール。プレーヤーはその動画を見ながらゲームでも遊ぶ。実際にGMと触れあう人はもちろん、プレイしていない人も楽しめる動画配信をしたい。

 これを実現するためには「ゲームの安定化が大事」だという。アップデートでプレーヤーの環境が良くなった時に挑戦したいとのこと。「今はまだ土台を固めているところで、今後の目標です」と吉田氏は語った。

 年末には吉田氏から「お年玉」がある。“三が日”には2,020ダイヤ、さらに1月9日までにはイベント等の報酬を合わせて1,980ダイヤで、正月にログインすることで合計4,000ダイヤ入手できる。この他お得な課金アイテム「福袋」の販売も予定している。福袋ではゲームの幅を広げる今までになかったアイテムも販売される。

 コンテンツとしては1月に大きなアップデートを実装予定であることが明らかになった。大きなアップデートのため、「できれば1月」とのことだが、力の入ったものになりそうである。

 このアップデートでは新マップの追加と、レベルキャップの開放が行なわれる。そして大きな目玉となる「新職業」が追加される。PC版で実装されていた職業からの1つで、プレーヤーからも注目される自信を持っているとのこと。

お年玉袋を販売

 運営側が目指すこれからの「ゆめいろファンタジーラテール」は、UIの改良とシステムの改善、不具合の修正など多岐にわたると柿本氏は明らかにした。“全く違うゲーム”というのはゲーム性が変わる訳ではなくよりプレイしやすいものになるという意味合いが強い。

 しかしもちろんそれだけではない。新規コンテンツの追加は必須であり、ユーザーの心をゲームに繋ぎ止める大事な要素だ。現在のビジョンとしてあるものは、「ゆめいろファンタジーラテール」は、現在はストーリーコンテンツの継続がメインのコンテンツであり、ユーザーの興味であるが、それだけでなく、別のコンテンツが主力になる、という構想も持っているとのこと。

 メインのコンテンツが変わり、UIが変わり、ゲームのメインイラストも変わる。こうなると「ゆめいろファンタジーラテール」は新しいタイトルという印象をお客様は受けるだろうと柿本氏は語った。アクション性という部分でも、ダメージ計算などを見直し、数秒単位でのやりとりの感触を濃密にするなど、ゲームとしての楽しさをよりはっきりと提示することを考えている。

 ゲーム性、コンテンツ、メインイラストなどがらりと変わっていく、自分達の目指すゲーム性へ進化していく「ゆめいろファンタジーラテール」を提示していく一方で、「着せ替えの楽しさ」は大事にしていきたいと柿本氏は強調した。コスチュームを揃えるのが楽しい、自分のキャラクターを飾り立て、他のプレーヤーと交流するのが楽しい。そういう「ラテールらしさ」は大事にしていきたいとのことだ。

 もう1つ「高レアドロップ」というMMORPGならではの要素も今後さらに考えていきたいという。一方スマホ環境では難しいPvP要素は積極的に導入する予定はないと柿本氏はコメントした。

 もう1つ「サーバーの強さ」も強調しておきたいところだという。ここは特に力を入れており強いサーバーを導入している。今までユーザーの集中でサーバーが落ちたことは1度もない。吉田氏は「年越しイベントはプレーヤーを盛り上げてサーバーを落としたいですね」と意気込みを語った。

 最後にユーザーへのメッセージとして吉田氏は「アップデートをお待ちいただいているお客様には1月のアップデートをぜひお楽しみください。この後もアップデートは続いていきます。このアップデートはさらに大きなものなので、お待ちください。これらで安定したころにGMとして積極的に動けるようになると思います。イベントをドンドン企画していくので、お楽しみに!」

 関口氏は「アップデートはPC版ではおなじみの新マップがまず実装されます。新職業も用意してますので、お楽しみに。それだけでなく色々なコンテンツが追加されます」

 柿本氏は「PC版『ラテール』は人気がありましたが、その上にさらに人気のタイトルがいくつかありました。私達は『ゆめいろファンタジーラテール』をモバイルMMORPGでトップのタイトルにしたい。プレーヤーとしても自分のプレイしているゲームは一番面白いゲームなんだ! という想いやそういう夢があると思うんです。私達はトップゲームにすべくしてがんばりますので、これからもよろしくお願いします」とメッセージを語った。

話を聞くことでスタッフの強い想いが伝わってくる

 改めて運営スタッフのタイトルへの、オンラインゲームへの熱い想いは、とても共感できる。彼らが目指す「自分の理想のオンラインゲーム」がきちんとユーザーの支持を集めて欲しい。今後も応援したいと思う。