インタビュー

【Predator League】Sabrac選手「終盤まで4枚生き残るムーブができていない。明日に向けてしっかり修正していきたい」 SunSister Suicider's初日終了後インタビュー

2月15日~17日開催

会場:Nimibutr Stadium

 タイバンコクで2月15日より開催されているeスポーツイベント「Predator League 2019」。日本からは「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」部門にSunSister Suicider'sが出場し、アジア中から集められた15チームを相手にしのぎを削っている。本稿では、初日5ラウンドを終えた時点でのインタビューをお届けしたい。

 話を聞いていると、PCがクラッシュしたり、「PUBG」タイ語版に迷わされたり、客席向けのスピーカーの音がうるさいなど、大小様々なトラブルに気を取られている印象がある。海外大会ではこうしたトラブルはよくある話であり、環境に馴染んできた2日目以降で、本来の実力が発揮できるかどうかに注目したい。

【かなり距離がある】
客席から選手席まで数十メートルの距離があり、選手達の声どころか、スタンドの高い位置から望遠レンズで覗かないと選手達の顔すらよく分からない。もうちょっと日本のPJSのように、選手達の映像を映してくれるといいのだが……

――初日を終えた感想を聞かせて欲しい。

Sabrac選手:海外チームは、練習試合でもそうだったが、撃ち合いが強い。今日も圧倒されるシーンもあった。ポジション取りに関しても自分たちが焦りすぎて、戦う敵に対して最善を尽くせずに、よくない動きや、不要な撃ち合いをしてしまった。明日は落ち着いて戦えたらなと思う。

――初日5ラウンドを終えて、15キル15ポイント、12位という結果についてどのように受け止めているか?

Sabrac選手:キルポイントは取れていても、順位ポイントが全然取れていない。終盤まで4枚生き残るムーブができていないのと、序盤はあまり戦闘はせずに、ポジションを見つけて入るということもできていないので、そのあたりも明日しっかり修正していければと考えている。

【キルを穫るものの中盤で失速】
立ち上がりから中盤にかけてかなり順調なSunSisterだが、中盤半ばで壊滅してしまう

――バンコクは連日30度を超えるタフなコンディションだが、キチンとパフォーマンスは発揮できているのか?

CiNVe選手:暑さは大丈夫。ただ、ステージの環境がいつもと違うのと、音に戸惑っているところがある。

――音とは?

CiNVe選手:スピーカーが近くて、モニターに車を映したらエンジン音が鳴るが、それで勘違いしてしまう(笑)。もちろん、すぐに気づくが、鳴った瞬間は勘違いしてしまって、そこで戸惑ってしまう。

――トラブルと言えば、日本語の配信を視聴していたら、Sabrac選手のPCがクラッシュしたというコメントがあったがあれは本当か?

Sabrac選手:ああ(笑)。2ラウンド目にPCがクラッシュして、それで戻れなくてそのまま死んでしまった。

CiNVe選手:僕のPCだけCaps Lockを押したらWindowsの画面に戻るということもあった(笑)。それは死ぬことはなかったし、あとは押さないように気をつけていたので問題なかったが。

Sabrac選手:あとは、PCのベースの言語がタイ語なので、キーボードがタイ語入力になっていると武器が出せないとか(笑)。

CrazySam選手:僕らはその対処法を学んだよね(笑)。

――今回、大会の公式ルールとしてSUPERが採用されているが、実際に5戦戦ってみてどのような印象を持ったか?

Sabrac選手:以前のアジア大会などで採用されていたPKLルールと比較すると、バランスが良くなったと思う。まだまだキルポイント重視で、順位ポイントも高くなったが、両方を稼いでいかないと大きく差を付けられる仕様になっているので、やはり実力のあるチームが上位に行けるルールだと思う。

――初日は順位ポイントが貰える8位の手前のところで、ゲーム中盤で崩れてしまうシーンが目立った。この要因は何だと考えているか?

Sabrac選手:入るタイミングの見極め、戦うべき相手の見極めがよくなかった。結果としてもう一方の敵と戦っておけばよかったということが多かった。判断ミスだった。

――昨日の話では、敵の意表を突く、隙を突くような動きに注目して欲しいと話していたが、そのような動きはできたのか?

Sabrac選手:今日はあんまりできなかった。どちらかというと先に手を出して隙を作ってしまって、それで辛い場面があった。とにかく焦りすぎてしまったので、すぐ行動するのではなく一端待ってしっかり見極めてから行動したい。

――初日を終えて自己評価すると点数はどのぐらいか?

全員:30~40点ぐらいかな(笑)。

CiNVe選手:もうちょっとうまく出来たというところが多かった。今日の振り返りとしてホテルに戻ってからアーカイブを見直すつもりだが、1日目は皆手探りなので明日明後日はまた戦い方が変わってくる。それを見越してどう動くかが重要になってくると思う。

――これからチームで全体ミーティングを行なうと思うが、どういった部分を話し合っていきたいか?

Sabrac選手:先ほど言った自分たちの判断ミスの場面をどう修正するか。アーカイブを見て初めて気づくこともあると思う。当然、相手もアーカイブを見て修正してくるので、明日以降も様々な思惑が入り乱れる戦いにはなると思う。最初のアイテムを漁るポイントや移動ルートには問題なかったと思うので、中盤に入る手前を気をつけたい。そこを突破しないと終盤までたどり着けないので、非常に重要なポイントだと考えている。

――試合を見ていて本日のハイライトシーンだと思ったのは、優勝候補筆頭の韓国代表AFFとの直接対決。見ていた限りでは一勝一敗という感じだったが、実際に対峙してみてどのような印象を持ったか?

Sabrac選手:滅茶苦茶うまい。

CiNVe選手:やっぱり強い。

【AFFとの直接対決】
4ラウンド目。中盤から終盤に差し掛かろうかという局面でAFFと直接対決の機会が訪れた。アタッカーCrazySam選手が先に攻撃を仕掛けたが結果は惨敗だった。やはりAFFは強い

Sabrac選手:彼らは常に散開しているので、1人倒しても、もう1人がどこに居るか分からないということが多い。ぱっと見で敵の位置が把握できないポジション取りをしてくるというか、常に広がっているイメージがある。

――特にラウンド5では、AFFとの戦いで、先攻したCrazySam選手をCiNVe選手がうまくフォローできず、結果として見殺しになってしまったように見えたシーンがあった。あそこでフォローできて3人生存できていればもっと順位を伸ばせていたと思う。

Sabrac選手:もう1人がどこに居るかわからなかったんだよね?

CiNVe選手:そっち(CrazySam選手側)の方面に1人はいるということはわかっていたが、僕の後方にgabhaがいて、その後ろからも敵が来てしまって、「ヤバい、このままでは俺らが挟まれる」と思った。あのシーンは結構難しかった。

【惜しかった5ラウンド目】
5ラウンド目は、サークルが北東に遷移。北方に陣取るSunSisterにとってはチャンス到来だったが、AFFと消耗戦を展開してしまい、五度上位入賞を阻まれた

――日本向けの配信では、熱心に応援するファンが熱いコメントを寄せていた。まだ10試合残っている。明日明後日に向けて、ファンに対してメッセージを。

Sabrac選手:海外大会ではいつも目標にしている1ラウンドでもいいからドン勝を穫るということを、残り10ラウンドの中でチャンスが巡ってきたらしっかり取り切れるように頑張っていきたい。

CiNVe選手:僕個人の目標も1回ドン勝を穫ること。今日に関しては、言い訳になってしまうが、安地が凄く外れた(笑)。結構嫌われていたので15試合もあれば、絶対1回は寄ってくれると思うので、それをものにして、少しでも多くの戦果を日本に持って帰れたらいいなと思っている。

CrazySam選手:まだまだ海外のチームとはレベル差があることを実感したので、自分の強みをどう活かすかということを試合の中で探りながら、結果に結びつけていければと思う。明日も応援よろしくお願いします。

gabha選手:今日の試合をしっかり反省して、総合順位を上げられるように頑張っていきたい。