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【ガルパン×WoT連載】第11回:大洗は愛があふれる戦場だ!「第20回大洗あんこう祭」参戦レポート

会場は開会式から大盛り上がりの戦場だった

「大洗あんこう祭」会場に向かう「きらめき通り」は新設の道路。「ガルパン」最終章でここも登場するだろうか?

 会場に到着すると、ちょうどイベントが始まるくらいの時刻だったにも関わらず、既にものすごい人の数だった。ステージ上では来賓による開会の挨拶が行なわれており、言ってしまえば「儀礼的で退屈な時間」であるはずなのだが、人垣でステージがはるか遠くにしか見えない。しかも挨拶する方々も、多くの来場者と「ガルパン」に対して感謝を述べ、そのたびに拍手と笑いが起こっていた。開会式が盛り上がっているのである。

 その後もステージでは、名物のあんこうの吊るし切り実演や、地元の県立大洗高校(大洗女子学園ではない)のマーチングバンド部による演奏など、様々なイベントが催された。最も多くの人が集まったのは「ガルパン」の声優陣と監督が登壇するステージであったが、他のイベントでもステージ前の広場が常に満員で、最後まで万単位の来場者が楽しんでいた。

 ステージの外に目をやると、広場の後方には地元名物のあんこう汁を始めとした食べ物の屋台が並んでいた。そこにも「ガルパン」の旗やポップがあちこちに見える。広場の中にある大洗マリンタワーも「ガルパン」の聖地の1つだし、広場そのものも聖地である。マリンタワーの1階は物産店になっており、そこにもやはり「ガルパン」の関連商品やポップが並んでいる。この日のために置いた、というわけではなさそうだ。

イベント会場の大洗マリンタワー前の広場
大洗大使で「ガルパン」応援大使のプロレスラー、蝶野正洋氏も来場
あんこうの吊るし切りや大洗高校マーチングバンド部の演奏などステージイベントも満載
大洗マリンタワーの中も「ガルパン」だらけ。「ガルパン」喫茶「Panzar vor」はここにある
大洗の名物「あんこう汁」なども堪能できる。こちらでもやはり「ガルパン」があちこちに見える

「ガルパンミニミニホビーショー」も戦場だった

大洗リゾートアウトレットで開催された「ガルパンミニミニホビーショー」。常設の「大洗ガルパンギャラリー」も合わさって大行列に

 メイン会場の広場から道を挟んだところに、大洗リゾートアウトレットがある。ここも「ガルパン」の聖地であるが、この日は「ガルパン」の関連商品を販売するメーカーらが集う「ガルパンミニミニホビーショー」が開催された。各社が商品を持ち寄りその場で販売。中には限定商品を用意したり、発売前の商品を展示するところもあった。

 ミニミニ、と名前が付いているがとんでもない。およそ30社がショップを展開し、様々な商品を展開。多数の「ガルパン」ファンが商品を求めて大行列を作り、入場制限がかけられるほどだった。商品のバリエーションも様々で、戦車のラジコンから食器などの日用品、「ガルパン」とは直接関係のない戦車関連の書籍など、あまりに多すぎて目が追いつかないほど。次回はミニミニとは言わないようお願いしたい。

「ガルパンミニミニホビーショー」で見られた様々なグッズ。ここにお見せしたのはごく一部で、ものすごい数のグッズが販売・展示されていた

 これ以外に、1階には同じく「ガルパン」関連商品を扱うテント村も展開。こちらもユニークな商品が多数並んでおり、来場者で埋め尽くされていた。「ガルパンミニミニホビーショー」もそうだが、人気商品は次々と完売し、まさに戦場の体であった。「ガルパン」ファンにとってはどんなグッズも手に入る天国か、はたまた財布事情的な地獄か。それでも来場者は整然と行列を作り、係員の指示に従っていたのも素晴らしい。

テント村でもさらに多数の「ガルパン」グッズが登場。展示物もユニーク

 またイベント限定ではなく常設だが、「大洗ガルパンギャラリー」も開かれていた。2015年にオープンしており、「ガルパン」の歴史紹介やレアグッズの展示などがある。「ガルパン」の企画当初は、大洗町を舞台にしながらも町を巻き込むことはしないと約束されていたなど、ファン必見の情報が満載である。また「ガルパン」関連グッズも売られているので、イベント以外の日に大洗を訪れた際にもお立ち寄りいただきたい。

貴重な資料も並ぶ「大洗ガルパンギャラリー」。常設なので、イベント期間外に大洗を訪れた際には必見だ
大洗リゾートアウトレットも聖地の1つ。「ガルパン劇場版」で印象的なエスカレーターはここにある

(石田賀津男)