「The Elder Scrolls Online」大満喫連載 アカヴィルたちの集い
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「ESO」連載第8回:課金サービス「ESO Plus」で「ESO」が変わる!
2016年9月20日 17:30
今回は「ESO」の月額課金「ESO Plus」のサービスについて語らせてもらう。「ESO」は通常、パッケージを7,949円(税込)で購入すれば、以降は課金なしで遊べる。アイテムなどのコンテンツ課金はあるが、基本的にはパッケージ代のみで遊べるようになっている。
「ESO Plus」は30日で1,944円(税込)の月額課金サービス。これに加入すると、通常のゲームプレイに様々な特典がもたらされる。経験値の増加や、生産アイテムを保管できる「クラフトバック」の使用、そして全DLCの開放など様々な特典を得られるんだ。
俺がこの「ESO Plus」を利用したのは、やっぱりギルドマスターである以上、レベルをもっと上げて、メンバー達に追いつきたからだ。レベルを上げるための経験値ブーストが最大の魅力だったんだが、いざ使ってみると、便利だったり、ゲームの楽しさが広がる部分もあった。そこで今回は「ESO Plus」の魅力と使い勝手を語ってみるぜ。
いよいよギルド設立時の目標に挑戦したい! 10月7日金曜日、夜22時半から砦を奪うための部隊を結成し、突撃するぜ! そのためにもぜひ、俺達のギルド“VFA”に入ってもらいたい。俺達のギルドに所属するにはキャラクター作成時の所属を「アルドメリ・ドミニオン(Aldmeri Dominion)」にして、レベル10まで上げて欲しい。メインキャラクターはもちろん、サブキャラクターでもオッケーだ。まずは@norihikoikeか、@Lian66にメッセージとフレンド登録をしてみてくれ!
クラフトバッグが超便利! 素材を無限に収納可能!
「ESO Plus」は月額1,944円(税込)の課金サービスだ。公式ページを通じて加入できる。申し込むと自動更新となるが、30日以外に、90日で5,400円(税込)、180日で10,044円(税込)というプランも用意されている。日数が多い方が割引率が高いので、俺は180日プランに加入してみた。
「ESO Plus」は、「獲得経験値10%上昇」、「獲得インスピレーションポイント10%上昇」、「クラフトの研究に必要な時間10%短縮」、「獲得ゴールド10%上昇」、「クラフトバッグ利用可能」、そして提供中の全DLCへのアクセス、課金額に応じた課金ポイント「クラウン」の付与、「コスチュームの染色」といった様々な特典がある。
ちなみに、俺自身はオンラインゲームの課金サービスに関して“肯定派”だ。ソーシャルゲームのガチャも回すし、こういった経験値を増やすサービスに課金することもある。特に「ESO Plus」のように課金でどんな恩恵があるかを明確にしているサービスは、内容に納得がいくなら、積極的に課金していきたいと考えるタイプだ。そしてなにより、ギルドに入ってくれた人達が、俺よりレベルが高い、というのがやはり大きかった。経験値を増やして、仲間達に追いつきたいと思ったんだ。
そして、実際に「ESO Plus」を使うと様々なことがわかった。一番“恩恵”を感じたのが「クラフトバック」の存在だ。「ESO」のクラフトは実に多種多様だ。戦士が使うような剣や鎧など鉱物をベースにした重装備から、杖や弓などの木製装備、ローブや靴、革製の装備などの軽装備から、マジックアイテムを作るための“グリフ”や薬などを生成する錬金術、他にも料理まであるので、どれを極めようか迷ってしまう。
しかしこのクラフトアイテムが膨大すぎるのだ。通常のプレイでは、バッグがすぐに一杯になってしまう。必要なアイテム、不要なアイテムを仕分ける作業を強いられる上、結局必要と思われるアイテムもなくなく捨てるようなことも多い。
「クラフトバック」は生産に必要なアイテムを収納してくれるバッグで、しかも容量は“無制限”なんだ。圧倒されるほどに多い素材アイテムをいくら拾っても通常のバッグを圧迫しないようになる。これでバッグに余裕ができるようになり、モンスターが落とす武器や鎧などもたんまり回収できるようになったんだ。
俺はそもそもダンジョンに潜ったら回収できるアイテムはなんでも回収したいタイプなんだ。目的もなくとりあえず回収するのが楽しいので、すぐバッグが一杯になるこれまでのプレイは大いに不満だった。食べ物はすぐ食べるようにし、捨てるものを決め、必死にバッグの容量を確保していた。そういった行動から開放されたのは、本当に大きかったぜ。今は洞窟内のちっぽけな虫まで余すところなく拾えて大変満足だ。なお、月額課金の期限が切れた場合も、クラフトバッグに収納した素材は消失しないので安心だ。ただし、新たに収納できなくなるので、取り出し専用になる。
一方で大きな目的であった経験値は、“思ったほどではなかった”というのが正直なところかな。確かに上がりやすくなっているが、すぐにレベルが上がるというわけではない。他のゲームでの「経験値2倍」などに慣れていたため、ガンガンレベルが上がるという期待をしてしまった部分があった。実は経験値に関しては課金アイテムでブーストできるので、これを使うのも良いな。
Glainも俺が加入したことで「ESO Plus」に入ったんだが、彼は“生産スキルが上がりやすくなった”とかなりご満悦だ。生産スキルに必要な「インスピレーションポイント」にも10%のボーナスがつく上、バッグに余裕ができたため、そこに敵が落とした武器や防具などのアイテムを詰め込みそれらを“分解”してるんだ。
生産ではこの分解がかなりレベル上げに有効なんだよ。しかも分解でまれに出るレアな生産素材もそのままクラフトバッグに入るため、銀行に預ける手間も省ける。生産をしていると、「ESO Plus」はより便利に感じられるんだとよくわかったよ。
また、課金ポイント「クラウン」もゲームを楽しくしてくれる要素だ。クラウンは課金額に応じて支給される。30日分だと月に1,500クラウンだが、180日での更新を選んだ俺は、一気に9,000クラウンがもらえた。クラウンは支給とは別に直接購入することができるが、価格は1,500クラウンで1,944円だから、クラウンを直接買うより「ESO Plus」に入ってしまう方が断然オトクだ。
クラウンでは、特殊な騎乗生物や、ペット、特別な衣装なんかを買える。俺はこの前のレースの時にウケを狙って騎乗できる「ケイブベア」を買ったし、イベントで他のメンバーが連れていたクロヒョウのような外観のペット「ストライプ・センチパンサー」も買った。ペットは連れていても恩恵はないし、クマも馬と外見が変わっただけだが、プレイを楽しくしてくれる要素だ。面白い鎧もあるし、ユニークな鎧などもある。前述の通り、一定時間だけ経験値を1.5倍にしてくれるアイテムなどもある。クラウンをどう使おうか考えるのも、「ESO Plus」の楽しみだと言えるな。
DLCも利用可能。巨大な岩山が圧巻のオークエリア「オルシニウム」に挑戦!
そして、「ESO Plus」の大きな目玉が、全てのDLCが利用できるところだ。「ESO」は北米で2年サービスしているだけあって、多数のDLCがある。新職業「盗賊」関連のコンテンツや、様々な新地域にアクセスできるものもある。今回はオークのオークによるオークのための新たなエリア「オルシニウム」に移動して冒険するDLC「オルシニウム」に挑戦してみた。このDLCについてはレベル制限などはなく、こちらのレベルに応じて敵の強さも調整されるので、いつでも気兼ねなく開始することができる。
とはいえ、開始するまでこれがDLCとは気が付かないほどスムーズに導入されたのには驚いたな。「ESO Plus」導入後間もなく、俺は「預言者」のメインクエストを終えて、祠を使うために近場の「バルケルガード」の街に入ったんだ。すると海岸沿いを歩いていたら画面上にクエストマーカーが表示されたんだ。
この辺りのサブクエストは全てクリアしたつもりだったので、漏れがあったのかと思って話しかけてみたら、オークの使者だった。彼女はこちらに手紙を渡し、大使に会ってほしいという。この段階では俺はまだやり逃したバルケルガードでのサブクエストだとしか思っていなかった。
その後、街中での用事を済ませてから、サブクエストを受けにいくかと大使を探して話しかけた。会話を聞いていると、食料などを積んだオークのキャラバンが無事「ロスガー」の街に届くのを確認するという任務だった。まぁ、いつもの感じで進めればいいんだろうな、と会話のやり取りを軽く流して、GOサインを出すと、突然ロードが開始され、気が付くと辺り一面に雪の広がる別世界に送還されていた。慌てて地図を開いてみると、これまで旅していたエリアより北に位置するオルシニウムだったんだ。
ここにきて初めて俺はこれが通常のサブクエストじゃなくてDLCじゃないのか? と気が付いた。とはいえ、他のエリアのクエストと同様に周辺を探せば祠はあるのでいつでも行き来できるし、クエストの内容も割と軽めな内容ならさっさと終わらせられるかも? と話を進めるといきなりキャラバン壊滅!? ということで以降はキャラバンの壊滅の理由を探したり、そこから裏切者の存在が浮かび上がり、と次々と物語が進んでいく展開に巻き込まれていく。
現在のオークの国が抱える周辺諸国との対立事情などの悩みに触れたり、そこからオークの王の再興とメインのクエストがどんどん重い話になっていくのに加えて、道中にははぐれた仲間を探してほしい、洞窟内のあるアイテムを回収してほしい、虫の教団が悪さをしていて、といった「ESO」ではお馴染みのサブクエストがガンガン積み重なって依頼されていくスタイルも健在だ。
オルシニウムのエリアは広さはそうでもないが、高低差が激しいのが特徴だ。見上げるのも大変なくらいの岩山が多く、ルートを確保するのも一苦労する。クエストをいくつか進めていたら、オルシニウムの首都「ロスガー」に着いたが、街の中にも高低差があるので、移動するのも大変だ。その上、門からジャンプで出ようとしてみたが、門が高すぎてそのまま飛んだら落下死するレベルだ。街の出入り口などをきちんと把握しておかないと街から出るのも苦労する。
と、いくつかのクエストを受けたところで、このまま進めるとズルズルとオルシニウムの冒険にハマるのが明白だったので、俺は一時離脱し、メインのクエストを終えてからまた来ようと誓って元のエリアに戻っていった。
DLCは今回紹介した「オルシニウム」以外にも何本かあり、いずれも単体で購入すると1,500~3,000クラウンする高価な物ばかりだ。なお、通常DLCを購入した場合は、期限がなく永続で利用できるが、「ESO Plus」で利用する場合、期限が切れると過去に行なったことのある場所であってもDLCのエリアにアクセスできなくなる点は要注意だ。
ただ正直、DLCはメインストーリーをきちんと進めてからプレイしたいと思ったな。これからの冒険として楽しみに取っておくことにして、今はメインストーリーを進めていきたいぜ。
「ESO Plus」は初心者にこそ使ってほしいサービスが盛りだくさん
以上、一通り「ESO Plus」の魅力について語ってきた。その上でこれらのサービスが必要か不要かをフラットな目線で見てみると、まずDLCについては今の俺の状態では、そこまで率先して挑む必要はないと考えた。
「オルシニウム」だけで20時間以上遊べるという膨大なコンテンツなので、魅力的なのは間違いないが、普通に用意されたメインクエストやサブクエストがまだまだ残ってるような現状でまだ手を出し切れないというのが正直なところだ。本編をクリアするまでガッツリやりこんで、やることがなくなったと感じてきてから手を出しても遅くはないと思う。
俺自身にはやはりクラフトバッグの魅力が大きい。これに様々なサービスが付属していると考えて、今後も「ESO Plus」を継続して使用したいと思っている。「ESO」を熱心にプレイしている人にとって「ESO Plus」の魅力は大きい。最初の1カ月だけ「ESO Plus」に加入してガッツリやりこんで、以降はDLCをやりたい時やクラフトに力を入れたい時のみ課金するのもいいかもしれない。
このプレイがしやすくなる様々なサービスは低レベルの初心者にこそうれしいところだが、正直、初心者に薦めるのはちょっと厳しい部分がある。パッケージ購入で8,000円近くの出費がある上に、月に2,000円近くかかるというのは、やはり高く、ハマるかどうかがわからない人の初期の投資としてはちょっと厳しい。パッケージ購入時の特典の中に1か月分の「ESO Plus」加入権のような物があればベストだったと感じた。逆に「ESO」が気に入ったなら、「ESO Plus」はかなりオススメだ。
繰り返しになるが、「ESO」は単体でも重厚なストーリーなど無課金でも十分に楽しめる作りになっているのは間違いない。「ESO Plus」の位置付けはあくまでも月額課金でプレーヤーを補助し、優遇するための措置だ。平日は夜遅くまで仕事でなかなかプレイ時間が取れない人など、時間を金で買いたい人には積極的におススメできる機能だと言えるが、プレイ時間を多く取れる人ならこうした恩恵がなくても十分に回していける。いずれにせよ計画的に利用することで効率的にゲームが進められるのは間違いない。
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