★PSPゲームレビュー★
4人でのマルチプレイが熱い! 新作マルチアクションの体験版が配信! 「ロード オブ アルカナ -序章 殺戮者への扉-」 |
|
2010年10月14日発売予定の「ロード オブ アルカナ」の体験版「ロード オブ アルカナ -序章 殺戮者への扉-」の配信が8月19日からスタートした。配信から数日経過していることもあり、すでにやり込んでいるプレーヤーも多いことだろう。
「ロード オブ アルカナ」はPSP向けに新たに開発されたやり込み要素満載のマルチアクション。アドホックモードを利用した最大4人での協力プレイも本作の魅力の1つだ。
本体験版はPlayStation Networkなどでダウンロードでき、150MB以上の空き容量のあるメモリースティック デュオが必要。追加ダウンロードクエストも順次配信予定ということで、無料ながら長く楽しめる体験版になっている。体験版のキャラクターデータなどは直接製品版へ引継げないが、追加クエストを含めて、体験版を最後までクリアすると、かなりレアなアイテムが製品版にて利用できる。
本稿では、まず配信されている体験版の紹介と、簡単な操作ガイドからご紹介していくことで、本作の基本を知っていただきたいと考えている。最後までお付き合いいただきたい。
■ 自分の分身となるアバターを作ろう!
新しくゲームをスタートするとアバタークリエートとして自分の分身となるアバターの設定を行なう。設定できるのは名前、性別、顔のタイプ、スキン、ヘアスタイル、ヘアカラー、ボイスの7項目。設定できるパターンは多く、個性的なキャラクターを作ることが可能だ。デフォルトの名前は、男性が「ニド」、女性が「リシア」となっている。
下記はアバタークリエートでの設定項目と各設定に用意されたパターンを表にしたもの。なお、顔のタイプ、ヘアスタイル、ヘアカラーは後で変更できる。
アバタークリエート | |
名前 | 1~8文字 (ひらがな / カタカナ / 英数字) |
性別 | 男性 / 女性 |
顔のタイプ | 16種 |
スキン(カラー) | 3種 |
ヘアスタイル | 8種 |
ヘアカラー | 9種 |
ボイス | 5種 |
次に行なうのがウェポンセレクト。体験版では片手剣と両手剣の2種類から選択する。後ほど変更できるので、悩まずフィーリングで決めても問題ない。製品版では5種類の武器から選択できるようだ。
武器については単にその性能だけでなく、多くの面でキャラクターに影響を及ぼす。これらについては後述とさせていただく。
武器カテゴリ | |
片手剣 | 攻撃、移動、防御のバランスが取れた武器。一撃の威力はそれほど高くないが、華麗な連続攻撃で戦うことができ、魔法攻撃も得意としている。盾を装備できるため守りも優秀である。 |
両手剣 | 長身の剣から生み出される破壊力とリーチで敵をなぎ払う武器。盾を装備することができるため防御面も優れている。武器の重さから動きが鈍いことが唯一の弱みと言える。 |
アバタークリエイトでは豊富なパーツが用意されており、個性的なアバターが作成できる | 本体験版で選択できる武器カテゴリは片手剣、両手剣の2種。製品版では5種から選択できるようだ |
■ チュートリアルを兼ねたクエストNo.000「アルカナを統べる者」
作りこまれたムービーが終わると、クエストNo.000「アルカナを統べる者」が始まる。操作説明などのあるチュートリアル色の強いクエストで、装備や所持アイテムなども豪華な状態でのプレイとなる。ただし、その内容はストーリーに関係しており、ただのチュートリアルとは呼べないクエストでもある。クエストの最後には巨大ボス「ニーズヘッグ」が待ち構えている。
このクエストでは多くのことが学べる。ゲージ、ゲームの流れ、操作方法などについて紹介する。
■ 重要な3つのゲージ
画面最上部にあるのがHPゲージ。これが0になるとキャラクターは死亡してしまう。このクエストでは死亡した際に身代わりになってくれる身代わりの護符を無限に使用できるので死亡することはないが、この後のクエストではそうはいかない。クエストに挑む場合には、ポーションなどの回復アイテムを持っていくようにしたい。
HPゲージの下にあるのがパルスゲージ。これはダッシュ移動、ガード、回避ステップ、スキル攻撃などで増えていくもので、ゲージがMAXになってしまうと、ガードやダッシュ移動などのパルスゲージが必要な動作が一定時間できなくなってしまう。通常移動、通常攻撃中などではゲージが減っていくが、ガード中にはゲージが回復しない。防御行動が取れなくなってしまわないように常にパルスゲージに注意してのプレイが肝心だ。
もう1つが画面下にあるマナゲージ。魔法に関するゲージで、魔法を使用すると減り、武器で攻撃すると回復していく。これはアルティメットスペルと呼ばれる強力な召喚魔法にも関係する。
■ 戦闘までの流れ
洞窟などのフィールドで敵と接触すると、バトルフィールドへと移行し、戦闘がスタートする。
背後から接触したり、□ボタンでの攻撃をうまくヒットさせれば、攻撃力がアップした状態で戦闘できる「ADVANCED ENCOUNTER」に、正面から接触した場合などは特にプラスもマイナスもない状態の「NORMAL ENCOUNTER」に、近くに別の敵がいる場合には複数の敵と連戦する「RAID ENCOUNTER」に、敵から攻撃されたり、アイテムを拾っている最中などに接触されると防御力が下がった状態で戦闘しなければならない「SUPRISED ENCOUNTER」になる。不利な「SUPRISE ENCOUNT」にならないよう戦闘に突入するように心がけたい。
■ 簡単な入力で楽しめるアクション性の高い戦闘
バトルフィールドは全て正円の形状をしており、バトルフィールドの外に一定時間移動し続けると戦闘から離脱できる。戦闘では1度に複数の相手をする場合もある。相手の数は事前にわからず、バトルフィールドに入って初めて敵の数がわかる。
攻撃手段は、□ボタンでの武器による通常攻撃、△ボタンでのスキル攻撃、○ボタンでの魔法攻撃、△ボタン+○ボタンでのアルティメットスペルの4つ。
基本であり、最も使うことになるのが通常攻撃。連続して入力することで連続攻撃になる。連続攻撃回数は武器熟練値により増加する。
スキル攻撃はアクティブスキルに設定したスキルを使う攻撃で、使用するとパルスゲージが増加する。スキルの設定はタウンの預かり所でのみ変更できる。
魔法攻撃はマナゲージを消費して行なう。魔法を使うには指輪を装備する必要があり、体験版に収録された4つのクエストでは炎の魔法のみ使用できる。ステータスに4つの属性があることから、製品版では4種の属性の魔法が使えるようになるのだろう。また、魔法攻撃は装備武器によって変化がある。片手剣なら連発できるようになるし、両手剣ならホールドすることで範囲魔法が繰り出せる。
アルティメットスペルは、アルティメットカードを装備することで使える強力な魔法。体験版ではクエストNo.000「アルカナを統べる者」でのみ使用可能で、マナゲージがMAXの時のみ発動できる。No.000「アルカナを統べる者」ではバハムートを召喚し、メガフレアを繰り出し、敵全体に大ダメージを与える。今後配信される追加ダウンロードクエストで使えるようになると予想される。楽しみにしておこう。
Lボタンをホールドすることでロックオンが可能。ロックオンすることで視点、攻撃がロックオン対象に向けられる。ロックオン対象は方向キーで切り替えられる。
アルカナモンスターと呼ばれる敵には複数の部位があり、オレンジなら気絶しやすい、赤なら防御力が低い、青なら破壊可能部位とロックオンの色で判別できる。部位を破壊するとアイテムドロップが期待でき、弱体化するというメリットがある。なお、部位をロックオンするには「神の眼」というスキルが必要だ。
ロックオンしたまま魔物を倒すと○ボタンでフィニッシュブローが発動する。弾や魔法による攻撃では発生しない。フィニッシュブローは近くにいる敵にダメージを与えられ、ドロップアイテムにプラス効果があるようだ。ただし、フィニッシュブロー中は完全に無敵で攻撃を受けないが、終了後に隙があり、タイミングが悪いと一方的に攻撃を受けてしまう。
アルカナモンスター戦ではロックオンしたまま一定以上のダメージを与えると○ボタンでカウンターシネマティックシーンが発生し、ボタン入力に成功すると大ダメージを与えられる。
ロックオンにはメリットが多いため、基本的にロックオン状態をキープして戦うことになるだろう。これは戦闘中にLボタンを入力し続けることを意味する。筆者だけかもしれないが、押し続けなければならないため、指に負担がかかるよう感じた。
移動による回避、ガード、ガード中にアナログパットを操作して出せる回避ステップの3つが主な防御行動となる。移動による回避の際にはRボタンを入力し、ダッシュするようにするのがベストだ。ガード中にはダッシュ移動できないため、×ボタンを離すのも忘れないように。ダッシュ移動、ガード、回避ステップはどれもパルスゲージが増加してしまうので、ゲージの状態確認は怠らないようにしたい。
ダッシュ移動でのパルスゲージの増加は装備武器にも依存する。片手剣なら複数のエリアをダッシュし続けられるほどだが、両手剣はすぐにパルスゲージがMAXになってしまう。両手剣は1発のダメージは高いが隙が大きく、パルスゲージが増加しやすいこともあり、片手剣の方が遣いやすいと感じるプレーヤーが多いと思われる。
ガードも装備武器への依存がある。例えば、片手剣ならガード状態に移行してもパルスゲージは増加しないが、両手剣だとガード状態に移行するだけでパルスゲージが増加してしまう。
連続攻撃は入力タイミングがそれなりにシビアで、連打して出す人が多いだろう。ただし、連打していると出したくない攻撃まで出てしまったりする。この場合に効果的なのが×ボタンでのガード。次の攻撃モーションが出る前に×ボタンを押しておけば、攻撃を出さずガードへと移行できるようだ。この場合のガードは両手剣であってもパルスゲージが増加しないというメリットがある。
セレクトボタンを押せばアイテムメニューが開く。方向キーで選択し、○ボタンでアイテムを使用する。使用できるのは、ポーションなどの回復アイテムだけではない。地面にトラップを仕掛け、トラップに触れた相手を気絶させるという光の欠片なんてアイテムも存在する。No.000「アルカナを統べる者」で所持しているアイテムはこの後に引き継がれないので、ドシドシ使っていくといい。
バトルフィールドでの主な操作方法 | ||
アナログパッド | 移動 | 入力方向に移動 |
方向キー | カメラ操作 | ロックオン対象切り替え、アイテム選択にも使用 |
Lボタン | 視点リセット / ロックオン | ホールドし続けることでロックオン状態を維持できる |
Rボタン | ダッシュ | 移動と組み合わせて使用。ホールドし続けることでダッシュする |
○ボタン | 魔法 / アイテムを拾う | タウンでは会話に用いる |
×ボタン | ガード | ガードに成功するとダメージを無効化or減少できるがパルスゲージが増加。ガード中にアナログパッドで入力方向に緊急回避用の回避ステップが出せる |
□ボタン | 通常攻撃 | 連続入力することで連続攻撃に、ホールドで打ち上げ攻撃などが繰り出せる。フィールドでは宝箱の破壊、スイッチの起動などにも用いる |
△ボタン | スキル攻撃 | 通常攻撃からつなぐことも可能 |
セレクトボタン | アイテムメニュー表示 | 方向キーで使用アイテムを選択し、○ボタンで使用する |
スタートボタン | スタートメニュー表示 | 所持アイテムの整理、クエスト、ステータス確認など。クエストのリタイアもここから行なう |
※操作方法はフィールド、バトルフィールド、タウンと場所によって多少異なる |
チュートリアル色の強いクエストNo.000「アルカナを統べる者」では実際にプレイしながら操作を習得できる | ロックオン中に魔物を倒すと○ボタンでフィニッシュブローが発動。近くにいる他の敵にもダメージを与えられる | クエストの最後にはニーズヘッグが待ち構えている。習得したテクニックを駆使して倒そう |
■ 戦闘を重ね、EXPを獲得することでレベルアップ!
本作ではレベル制が採用されており、戦闘終了後に得られるEXPでレベルアップする。レベルが上がればHPなどのステータスが上昇し、キャラクターが強くなる。レベルを上げることでクエストがクリアしやすいレベル制は、アクションが得意でない人には嬉しい配慮といえるだろう。
本体験版ではレベル11まで上げることができる。追加ダウンロードクエストではレベル制限が解除され、さらにレベルを上げることができそうだ。クエストNo.000「アルカナを統べる者」でレベル45になっていることもあり、製品版ではどこまでレベルを上げることができるのか楽しみだ。
また、キャラクターのレベルだけでなく、武器カテゴリ、魔法にもレベルが存在する。武器レベルは該当するカテゴリの武器を使うことで武器熟練値が、魔法レベルは魔法を使うことで魔法熟練値が獲得でき、レベルが上がっていく。レベルが上がると打ち上げ攻撃やダッシュ攻撃などが習得できる。
■ アイテム生産やマルチプレイも楽しめるクエストNo.001~003
クエストNo.000「アルカナを統べる者」が終わるとタウンにある施設が利用できるようになる。タウンのスレイヤーズギルドではクエストの受注、預かり所でアイテムの出し入れ、装備変更、アイテム売却、魔物図鑑とTIPSの閲覧、アバターの変更が可能。装備変更では装備セットが20種登録でき、武器カテゴリ毎に登録しておくと便利だ。
クエストには、難易度、制限時間、契約金、報酬、必要ギルドランク、至急ギルドポイント、目標が設定されている。クエストNo.001~003では契約金は全て無料であり、所持金を気にせず受注できる。
■ クエストNo.001「ギルド入会適正試験」
まず最初に受けられるのがクエストNo.001「ギルド入会適正試験」。ゴブリンファイターを3体討伐するというシンプルなクエストで特に困ることもないだろう。
最初のクエストだけあって簡単な内容になっているクエストNo.001「ギルド入会適正試験」。誰でも簡単にクリアできるだろう |
■ クエストNo.002「ゴブリンの宝」
敵を倒すとドロップする赤い石を5つ納品するクエスト。こちらも難なくクリアできるだろう。不安があればショップでポーションを購入したり、クエストNo.001「ギルド入会適正試験」を何度かプレイしてレベルを上げておくといい。
赤い石は5つ必要で、100%ドロップではないこともあり、何度も戦闘することになる。ポーションは忘れずに持っていこう。なお、赤い石を6個以上もった状態でクリアすると、余分な赤い石を買い取ってくれる。
クエストNo.001「ギルド入会適正試験」と比べて、多くの戦闘が必要となる。連戦に備えてポーションを持っていこう |
■ クエストNo.003「炎神!アグニ襲来!」
アルカナモンスターであるアグニ討伐が目標の高難易度クエスト。フィールドにはガードを駆使してくるスケルトンといったクエストNo.001~002で登場しないモンスターも登場する。
アグニは他のモンスターとは比べものにならない高い攻撃力とHPを持つ強力なアルカナモンスター。アグニの攻撃に慣れていなかったり、装備が貧弱な場合には回復アイテムを持てるだけ持っていこう。
通常時は他のモンスターと同様に攻撃と防御行動を繰り返すだけでいいが、特殊攻撃はガード不能で状況によっては連続して攻撃を受けてしまい死んでしまうこともあり得るため、攻撃パターンの把握は欠かせない。特殊な攻撃を繰り出す前にはロックオンが自動で解除され、ロックオンできなくなる。つまり、ロックオンしておけば事前に特殊な攻撃がわかるわけだ。ロックオンが解除されたら、ダッシュ移動や回避ステップですぐにアグニから離れよう。
特殊攻撃を受けると気絶してしまう。気絶状態は一切の行動が不能で、非常に危険。もし気絶したら、アナログパットを動かしたり、×ボタンを連打して気絶時間を短縮しよう。
特殊攻撃は大きく分けて2つ。バトルフィールドの中心から外周に向けて円を描きつつ攻撃してくるものと、その場から転がって攻撃してくるもの。前者は隙を見て中心に移動するか、外周ギリギリで待機して回避できるのだが、オススメしたいのは中心への移動する回避方法。アグニがどこで攻撃を終了しても移動距離が短くて済むからだ。後者は転がる軌道に複数のパターンがあるが、ダッシュ移動をするだけで簡単に避けられる。落ち着いて回避し、攻撃後の隙に反撃を叩き込もう。
右腕の部位破壊が可能なことも忘れてはならない。部位破壊することで得られる素材が必要になるアイテムもあるからだ。部位破壊を狙うなら、右腕に攻撃が当たるよう攻撃を調整しよう。
アグニ戦で発生するシネマティックシーンは最大で2回。1つ目がロックオンしたまま一定以上のダメージを与えると発動するカウンターシネマティックシーン。これは○ボタンを連打するだけでOKで、上限は決まっているが連打するほど与えるダメージが増える。2つ目がアグニを倒すためのシネマティックシーン。○、×、□、△ボタンを表示さ れた通りに入力するもので、入力順・内容は固定。覚えてしまえばミスすることなく入力できる。
強力な攻撃を多く持つアグニ。攻撃パターンを見極めて対処したい。HPが多いため、弱い武器だと長期戦になる。回復アイテムを欠かさずに戦いに臨みたい |
■ 素材を集めて、武器や防具を生産・強化
前項でクエストNo.003「炎神!アグニ襲来!」を紹介したが、最初にアグニと戦うのはクエストNo.002クリア後のイベント。このイベントクリア後にはできることが大幅に増える。
1つ目がモンスターのコアが獲得できるようになること。モンスターのコアは、アルカナの活性したエリアで敵を倒すことで獲得できるが、100%獲得できるわけではない。クエストNo.001~003のどれでもアルカナの活性が発生するため、欲しいコアに応じてクエストを選択するといいだろう。
2つ目がコアを獲得したことにより、タウンで武器、防具、指輪、カードが生産できるようになること。生産アイテムにはモンスターのコアが必須で、他に町やフィールドで拾えるアイテムや敵からドロップするアイテムも必要になる。何から作るか悩みどころだが、魔法が使えるようになる指輪を早い段階で作成するのがオススメ。なぜなら、魔法が使えるようになって初めて魔法熟練値が稼げるようになるからだ。
このイベントでは、アグニ固有の素材と一緒に、カード生産に必須の重要アイテムである水晶の粉が獲得できる。ゲーム中、水晶の粉に関係する水晶柱の情報が得られ、TIPSにも記載されるが、現段階ではこのイベントでの1個しか獲得できない。つまり生産リストに記載されたカードはどれか1つしか生産できないわけだ。カードはスキルが得られる重要なものなので、生産後にセーブせず、全てを試してから、使い続けるものを決めるのもいいだろう。
装備品以外に消費アイテムも生産できる。生産リストの中で生産できるアイテムは一部だが、ポーションよりも大きくHPが回復できるハイポーションなどは作っておくとアグニ戦などで大きな助けとなる。また、生産だけでなく、装備品の強化も可能。本体験版で強化できるのはグラディウスとフェンサーウェアの2つ。どちらもモンスターのコアは必要なく、ドロップ品やフィールド、タウンなどで拾えるアイテムだけで強化できる。
■ アドホックモードを利用した最大4人でのマルチプレイ
タウンにあるギルドハウスでは、アドホックモードを利用した最大4人でのマルチプレイが楽しめる。マルチプレイを行なうには、ギルドハウスに入り、マルチプレイ用のルームを作成、もしくはルームに参加する。ギルドハウスでは参加しているプレーヤー全員が表示され、ポーションなどレアリティの低いアイテムの譲渡が可能。また、ギルドハウス内ではクエストの受注だけでなく、預かり所、アイテムショップ、くじ引きが利用できる。くじ引きは当たりを引けば、報酬品やギルドポイントが増えるといった特典が受けられる。1カ所店員のいない場所もあり、今後何かが追加されそうだ。
マルチプレイで受けられるクエストはシングルプレイと同じだが、多少内容に違いがある。例えばクエストNo.001「ギルド入会適正試験」であれば、シングルプレイではゴブリンファイター3体の討伐が目標だが、マルチプレイでは12体の討伐が必要になるといった具合。なお、挑戦するクエストはホストが決定する。
マルチプレイでは、プレーヤーの誰かが敵と接触すると同じエリアにいる全プレーヤーが同一のバトルフィールドで戦闘することになるが、別のエリアにいる場合は戦闘に参加できない。だが、戦闘中のプレーヤーが他のプレーヤーを呼ぶと、戦闘が一定時間停止し、停止時間内に戦闘中の敵に接触すると戦闘に途中参加できる。
マルチプレイは1人でも受けられるため、1回のクエストで多くの敵と戦いたい場合に利用するのも手。ただし、1度の戦闘で登場する敵の数が多くなっているため、回復アイテムは十分に持っていこう。
■ 最後に
多くの注目を集めるスクウェア・エニックスの新作「ロード オブ アルカナ」が体験できるとあって、多くの人がプレイしていると予想される本体験版。最後までクリアすると、かなりレアなアイテムを製品版に引き継ぐことができるということで、どんなゲームか気になっている人だけでなく、製品版をやろうと決めているなら、プレイしておいて損はない。
体験版の追加ダウンロードクエストの配信も決定しており、どんなものが追加されるのか楽しみだ。今後も弊紙では「ロード オブ アルカナ」の新情報をお伝えする予定なので期待していただきたい。
(C) 2010 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
※画面は開発中のものです。
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□「ロード オブ アルカナ」のページ
http://www.lordofa.com/
(2010年8月23日)