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【年末特別企画】君はもう手に入れたか!? ホビーオススメ5アイテム

最高のアクションフィギュアからドローンまで、注目アイテムをピックアップ

 GAME Watchではゲームはもちろん、オススメPCパーツやおもしろグッズ、映画など幅広いエンタテイメント関連商品をたくさん紹介してきた。筆者が担当しているホビーも好評をいただいている。来年も面白いホビー商品を紹介し、様々な企画をやっていきたい。

 そこで、本稿では2015年に発売された商品の中から、「オススメホビー商品5アイテム」を紹介したい。この1年弊誌では様々な商品を紹介してきたが、筆者が特に印象に残った5つの商品と関連記事をピックアップしていこう。

10年の想いを最新技術で実現!「METAL BUILD ストライクフリーダムガンダム」

バンダイ
11月21日発売
価格:27,000円(税込)

さらにゴージャスになる「光の翼オプションセット」も受注中

 筆者が2015年で1番印象に残っている商品がバンダイのアクションフィギュア「METAL BUILD ストライクフリーダムガンダム」だ。METAL BUILDシリーズは2万円近くの値段の“高額商品”である。だからこそバンダイの担当者は「できることを、できるだけやる」というコンセプトでMETAL BUILDシリーズのプロジェクトを進めたという。

 「METAL BUILD ストライクフリーダムガンダム」の監修を行なったのは「機動戦士ガンダムSEED」および、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のチーフメカ作画監督を務めたアニメーターの重田智氏。商品発売の際、重田氏にインタビューができたのはとても楽しい経験だった。

 アニメでは細身のイメージのある「ストライクフリーダムガンダム」をマッシブにアレンジ、2年前に発売されたこちらも大胆にアレンジした「METAL BUILD デスティニーガンダム」に負けない“力強さ”を持たせ、両雄が並び立つというコンセプトでデザインされている。

 アニメ放映から10年たった今だからこそできるアニメとは異なるユニークなデザイン、そして“キャラクターとしてのロボット”という方向性を突き詰め、よりカッコ良く、自然なポーズ作りを求めてのギミックの盛り込みは手に持ち、実際にポーズをつけるとさらに深く実感できる。ここで盛り込まれた手法が後の作品にフィードバックされ、さらに発展していくのも興味深い。

【「METAL BUILD ストライクフリーダムガンダム」&「光の翼」プロモーション映像】

【METAL BUILD ストライクフリーダムガンダム】

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本当に磁力で浮く! 夢を実現したリニアモーターカー玩具「リニアライナー」

タカラトミー

9月30日発売

価格:35,000円(税別)

イベントではライトアップしたコースを走行

 2027年に東京都から名古屋市をつなぐ“中央新幹線”の営業開始が予定されている「磁気浮上式リニアモーターカー」。列車と線路に電磁石を使用し車体を磁力の反発力を使用し浮上、さらに電極を切り替えて前進するこの仕組みを玩具で再現したのがタカラトミーの「リニアライナー」である。

 リニアモーターカーは“未来の交通機関”として、1970年代に「21世紀の乗り物」として科学雑誌や児童誌にも大きく取り上げられた「昭和」のにおいがするガジェットという側面もある。実際「リニアライナー」はシニア層にも大きく受け、好評なセールスを記録したとのことだ。「リニアライナー」が磁力の切り替えで進む姿は、先端技術を目の前にしているような、グッとくるモノがある。

 2016年1月末には追加レールの発売が決定しており、これに先がけ全長50メートルのコースと、日本列島をもした大コースを作り、「リニアライナー」を走らせるイベントも行なわれた。元は小学校の体育館だった会場で、ライトアップまで行なって「リニアライナー」を走らせたのだ。使用したレールは400本近く。レールの値段だけで実際に購入したら20万円以上というとてもリッチなコースは、玩具メーカーのイベントならではという感じで、とても見応えがあった。

【世界初!<リニアライナー>紹介動画】

【リニアライナー】

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全長50mもの「リニアライナー」のコースを作成、ライトアップで走行!

“バケツプリン”を実現できる楽しさ「超ギガプリン3.0」

タカラトミーアーツ

10月1日発売

価格:4,298円(税込)

巨大バケツでプリンが作れる

 ユニークな商品を発表し続けるタカラトミーアーツが「子供の夢」を実現させたのが「超ギガプリン3.0」だ。“バケツプリン”を実現できるセットで、3リットル、30人分のプリンを作れる。タカラトミーアーツは以前に2リットルのプリンを作れる商品を発売しており、それをさらに拡大させた商品というのが楽しいところだ。

 作るには2リットルの鍋に水と牛乳を1リットルずつ入れ温め、付属のプリンの素を溶かし、それをバケツに入れた後、さらに牛乳をもう1リットル追加、バケツごと冷蔵庫に入れる。お正月など人が集まるときにこれを出せば大いに受けそうだが……このでかい容器を冷蔵庫に入れておくのは家族の理解と協力が必要かもしれない。

 家電Watchではこの「超ギガプリン3.0」を実際に使用し、ホームパーティでプリンを出したレポートが掲載されている。その“リアルな迫力”は、ぜひご覧いただきたい。

【巨大プリン 超ギガプリン3.0 ハイスピード撮影映像】

【超ギガプリン3.0】

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クリスマスパーティーにもってこい! 30人前の超ギガプリン

描いた絵が固まり立体物になる!? 「3Dドリームアーツペン」

メガハウス

11月発売

価格:7,980円(税別:3Dドリームアーツペン クリエイティブセット)

描いた絵が固まる! 組み合わせれば立体物も

 樹脂で絵を描き、専用のライトで光を当てるとその樹脂が硬化する。線画で“外枠”を作り、内部に色の樹脂を充填させることで作った絵がそのまま固まる。組み合わせれば立体物まで作れてしまう。そんな“魔法”のような楽しい体験をさせてくれるのがメガハウスの「3Dドリームアーツペン」だ。

 セットには型紙のような作例用イラストも用意されており、絵心のない人でも楽しく絵が作れる。児童用の塗り絵などをこのペンで立体化させるのも楽しいかもしれない。絵心のある人にとっては可能性は無限大だ。組み合わせてのオブジェも多彩なものが作れそうだ。

 「おもちゃ」は最新技術で遊べるという側面がある。発明された技術、工業製品で使われている手法、古くから伝えられている文化を組み合わせ、いかに楽しく遊ぶか。不思議に感じられるものがどういう仕組みで成り立っているかを学び、そして興味が広がっていく、楽しい遊びをたくさん知るからこそより多くのものに興味を持つ。玩具の奥深さを感じさせてくれる商品だ。

【メガハウス 3Dドリームアーツペン PV】

【3Dドリームアーツペン】

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「空を飛びたい!」誰もが持つ夢を気軽に実現できる「Bebop Drone」

Parrot

4月3日発売

価格:70,900円(税別)

空を飛ぶ感覚を簡単な操作で、手軽に味わえる

 「空を飛びたい。飛行機みたいに高速で、高空じゃなくて、ふわふわと地上から数メートルを浮遊したい」そういった小さくて具体的な“夢”を実現させてくれるのが“カメラ付きドローン”だ。そのカメラからの映像は空を飛ぶ気持を充分に満たしてくれる。特にParrotの最新作「Bebop Drone」は手軽さ、安定度、画質の高さで他の追随を許さない。

 しかしその楽しさ、その手軽さが、心ない利用者を生んでしまい、ネガティブなイメージを与えてしまうことになった。現在、日本では規制により首都圏を含む様々な場所でドローンは飛ばせなくなってしまっている。ドローン/ラジコン愛好者にとってかなり不自由な状況になってしまった。一方でこの規制ができたからこその議論も生まれており、規制緩和地域や、産業への活用なども行なわれるようになってもいる。この状況がどうなっていくかは見守っていきたいところだ。

 「Bebop Drone」はラジコンのように“飛ばせる方法を学ぶ”ものではなく、スマートフォンやタブレットの画面にタッチするだけで空に浮き上がり、空中に安定して静止し、さらにデバイスを傾けることで直感的に操作できるところがいい。空を飛ぶ楽しさを手軽に得られる商品である。

【Parrot Bebop Drone - Best of Users】

【Bebop Drone】

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(勝田哲也)