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全長50mもの「リニアライナー」のコースを作成、ライトアップで走行!

タカラトミーの拡張レール発売記念イベント、日本地図を模したコースも!

12月2日開催

 タカラトミーは、12月2日新宿の芸能花伝舎にて、「リニアライナー『拡張レール』発売記念 企画」を実施した。このイベントは2016年1月末に発売予定の「リニアライナー専用ストレートレール」、「リニアライナー専用カーブレール」を記念したもので、この拡張レールを組み合わせ、50mもの長距離コースを作り、タカラトミーのリニアモーターカー玩具「リニアライナー」を走らせようというものだ。

レールを繋げ合わせ、長大なコースを作成
ライトアップ。日本地図風のコースが浮かび上がる
高速で走行するリニアライナー
スケール速度時速1,000km以上を達成
6歳のユーチューバーがっちゃんと対決!

 「リニアライナー」は今年の9月に発売された世界初の量産型ミニチュアリニアモーターカー玩具。実際のリニアモーターカー同様に磁力の反発力を利用しレールから浮き上がる「磁力浮遊」と、電極を切り替えて車体を前に進めていく「磁力走行」の2つのシステムで走行する。タカラトミー代表取締役社長の富山氏の強い思い入れの元、玩具化、量産化を実現した商品だ。

 基本セットである「リニアライナー 超電導リニアLO系スペシャルセット」は価格は35,000円(税別)と高価だが、大きな人気を博した。今回、ユーザーの声に応える形で2種類の追加レールの発売決定となった。追加レールのそれぞれの価格は、「リニアライナー専用ストレートレール」は直線のレールが2本入って2,000円(税別)。「リニアライナー専用カーブレール」はカーブを描くレールが4本入って4,000円(税別)。

 「リニアライナー」は走らせるレールが長いほど加速できる特性がある。「50mの長距離なら時速何kmとなるだろうか?」というのが今回のイベントの主旨である。今回は全長50mの大きなコースを作成した。会場となった芸能花伝舎は、元は小学校の施設を利用したイベントスペースであり、今回は体育館を利用しコースを作った。大きな四角く50mのコースを作り、さらに内部には日本列島をデフォルメしたライトアップコースを製作した。

 日本列島コースは、北海道、本州、四国、九州、沖縄風にレールを連結し、青色LEDでライトアップした。コース中央にはクリスマスツリーを飾り、スタッフによるピアノの生演奏で、一足早いクリスマス気分も楽しめた。ちなみに日本列島コースはすべてを合わせた全長は57.68m。206本のレールを使用している。50mコースは正確には50.4m。180本のレールを使用している。単純に価格を計算したらそれぞれ20万以上、さらにリニアライナーと通電用の駅をセットするのだからこれらを製品で用意すれば全部で50万円以上はかかる。まさにユーザーの夢を実現させたようなリッチな企画だ。

 大きな体育館の中で、長いレールの上を走るリニアライナーは非常に見応えがあった。写真と動画でイベントをお伝えしたい。ちなみに注目の速度だが、“スケール速度”で時速1,000kmを突破した。スケール速度とはリニアライナーが1/90であることを考慮した数字で、実際は時速時速11kmほどになる。

 通常のセットではスケール速度時速500kmだから、倍以上のスピードが出たことになる。今回は6歳のユーチューバー「がっちゃん」と競争も行なわれた。こちらも動画でお楽しみいただきたい。

 「リニアライナー」は「リニアモーターカー」にあこがれを持つ大人達にも大いにウケた商品である。50mというメーカーでなければできない長距離コースや、体育館いっぱいの日本地図コースなど、ユニークな光景が見れたのはとても楽しかった。玩具メーカーならではのイベントともいえるだろう。

【リニアライナー「拡張レール」で長距離コースを製作】

【リニアライナー、6歳のユーチューバーがっちゃんと対決!】

【リニアライナー『拡張レール』発売記念 企画】
「リニアライナー専用ストレートレール」は直線のレールが2本入って2,000円(税別)。「リニアライナー専用カーブレール」はカーブを描くレールが4本入って4,000円(税別)。2016年1月発売予定だ
コースをつなぎ合わせて作られたコース。リニアライナーはコースの上を浮遊して走る
四国部分が基本セットの大きさ。ものすごい大きさのコースなのがわかる

※コース、使用レール数でタカラトミーから正確な情報をいただいたので、記事に追記しました。

(勝田哲也)