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ジャンプに急降下、宙返り! 「トラックマニア ターボ」をプレイ
ジェットコースターのようなコース盛りだくさん、自分でコースを作ることも
(2015/11/3 14:31)
ユービーアイソフトのプライベートイベント「UBIDAY2015」。次なる試遊レポートでは、ハチャメチャな走りが楽しめる「トラックマニア ターボ」を取り上げたい。本作はものすごいジャンプ台や、宙返りコースなどがあるドライブゲームシリーズ「トラックマニア」の最新作。今作ではその荒唐無稽さにさらに拍車がかかっている。
「トラックマニア ターボ」はプレイステーション 4/Windows向けのドライブゲームで、発売日、価格は未定。日本などの国をモチーフとした“未来都市”や、グランドキャニオンのような峡谷地帯、また農村地帯や南国風の街という、4つのユニークなコンセプトのコースを収録したドライブゲーム。
今回出展されていた試遊台では、南国風の「ローラーコースター ラグーン」と、未来都市風の「インターナショナル スタジアム」という2つのモチーフから合計で10のコースが用意されていた。来場者は10分の制限時間で、これらのコースを自由に走ることができた。
コースはどれもこれもハチャメチャで面白い。「ローラーコースター ラグーン」はその名の通りジェットコースターそのままのコースが多い。360度回転する宙返りコースや、90度バンク、さらにはバレルロールのようにひねりながら回転していくコースなど、走っていて思わず歓声を上げたくなる。コースによってはヘリからつり下げられた状態で、スタートと同時に空中に放り出されるというギミックすらあった。
「インターナショナル スタジアム」は電光掲示板が面白い。英語、日本語、ハングル、中国語が次々と表示される。「チェックポイント」などきちんと場所にあった表示になっていて、読めればなるほどと納得できる。障害物ではなぜか巨大なマトリョーシカがあって、ぶつかったときのインパクトがすごかった。
本作は「ザ クルー」など最新のドライブゲームに比べると全体的にグラフィックスはシンプルだが、そのコースの面白さと、初めてでも何とか走れる難易度が楽しい。もちろん練習を積むことでより速く走ることができる。他のドライブゲームでは味わえないハチャメチャさが魅力だ。
面白かったのは「エンジン オフ」の仕掛けがあるところ。このポイントを通過すると次のチェックポイントまでアクセルが効かなくなる。プレーヤーは慣性で走っていかねばならない。障害物にぶつかった場合は走ることが不可になり、チェックポイントからリスタートしなくてはならない。
「トラックマニア ターボ」は、こういったハチャメチャなコースを走る楽しさと共に、“自分でコースを作れる”というところも大きなセールスポイントだ。そう、収録されているコースはギミックの使い方の“お手本”なのだ。「エンジンオフの仕掛けはこう使うと楽しいぞ」、「このプレートを使うと宙返りがしやすい」、「コースのショートカットはこう入れるんだ」などなど、コースからはスタッフのアドバイスが伝わってくるのだ。
本作はリアルなレースゲームとは大きく異なる、ユニークなコンセプトを持つゲームだ。一方でこのハチャメチャなレース展開は、しっかりとした物理エンジン、練られたギミック、スタッフがしっかり作り込んだコースで成り立っている。動画映えするゲームであり、実況の盛り上がりも期待できる。大作ゲームと比べるとちょっと地味だが、ぜひチェックして欲しい。