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「タワー オブ アイオン」アップデート「Episode4.5」先行体験レポート
新クラス「ギアウイング」は近接系魔法アタッカー? 上級者向けのインスタンスダンジョンも追加
(2013/12/13 17:00)
エヌシージャパンは、Windows用MMORPG「タワー オブ アイオン」(以下、AION)の大型アップデート「Episode 4.5 -鋼鉄の波動-」を12月17日に実装する。
このアップデートでは「ギア」と呼ばれる乗り物に乗って戦う新職業「ギアウイング」の実装や、高レベルプレーヤー向けのインスタンスダンジョンの追加などが行なわれる。
今回は先日開催された「トイボックスツアー2013」東京会場でチラリと公開された情報の中から、「ギアウイング」の試遊体験と、新インスタンスダンジョン「ルーンの保護塔」、「鉄壁の決戦場」、「ヨルムンガンド進撃路」に触れることができた。
「ギア」に乗り込み大きな両腕を振り回して敵を殴る異色の新クラス「ギアウイング」
「ギアウイング」は「Episode 4.0」で実装された「バレットウイング」、「メロディウイング」に続く新クラスだ。
1人用のロボットの様な乗り物「ギア」を召喚し、それに乗り込んで戦うというのは特徴で、通常時は鍵の形をした剣で戦う、少し打たれ弱いクラスとなっているが、持っている鍵を地面に差し込むことで「ギア」が召喚され、「ギアウイング」の真価が発揮される。
以前のアップデートで実装された「バレットウイング」は遠距離型のアタッカークラス、「メロディウイング」は遠距離から味方のサポートに回るのがメインのクラスで、今回実装される「ギアウイング」は前線に立って敵と殴りあう近接型のアタッカークラスとなっており、開発者はこのようにこの3クラスでパーティー内のバランスが取れることを意識しているのだという。
そのような特性もあって、「ギアウイング」は通常攻撃、スキル攻撃を含めて殴るような攻撃がメインになる。巨大な両手から繰り出されるパンチは見た目的にも迫力があるほか、一部のスキルは前方の複数の敵に範囲ダメージを与えられるスキルもあるので、立ち回りの工夫次第で戦闘に幅が出る。
そして本クラスがユニークなのは、攻撃スキルには属性ダメージが付いている点だ。この仕様により、物理防御値が高い敵にも大きなダメージを与えることができる。さしずめ近接型魔法攻撃クラスといったところだろうか。
「ギアウイング」のスティグマツリーは2ツリーに分かれており、片方はより火力を上げていくスキルが、片方はより打たれ強くなっていくようなスキルが揃っている。どちらのスティグマを取るかによって、サブアタッカー的な役割か、サブタンク的な役割に分かれていく。筆者としては、「シールドウイング」と「ソードウイング」の中間的な役割のクラスになる印象を受けた。
タワーを守りつつ戦ってボスを目指すインスタンスダンジョン「ルーンの保護塔」
今回のアップデートではいくつかのインスタンスダンジョンが追加される。その中の1つが「ルーンの保護塔」だ。
ここは「イド」と呼ばれる資源が豊富な場所。しかし地盤が弱いので、「古代ルーン族」がそのエリアを保護するために「ルーンの保護塔」を建てた。この塔はバリアで守られていたが、「ベリトラ第43破壊部隊」の侵入により装置の一部が破壊されてしまったため、「ディーバ」が手動でエネルギーを供給しバリアを稼働させている、というストーリーになっている。
インスタンスダンジョンの攻略は、ストーリーをなぞって、まず手動でエネルギーを供給するフェーズからスタートする。マップ中央にそびえ立つ塔から東西南北それぞれに通路が伸びており、これらの通路1つ1つに「バリア発生器」がある。合計4つの「バリア発生器」全てにエネルギーを供給すると、ボス戦に挑戦できる。
エネルギーを供給するためには「透明なイディウムのかけら」というアイテムが必要だ。これはマップに点在する「突き出たイディウム」というオブジェクトから入手できるのだが、「突き出たイディウム」の場所はインスタンスダンジョンに挑戦するたびに変わる上、塔から少しだけ突き出た部分や、マップ上に浮かんでいる小島などに出現することがある。上手く飛行して回収していく必要があるのだが、もちろん落下すると死んでしまうので細心の注意を払わなければならない。
4つ分の「透明なイディウムのかけら」を集めたら、「バリア発生器」にエネルギーを供給しにいく。ここも一筋縄ではいかないようになっていて、どれか1カ所の「バリア発生器」にエネルギーを供給すると、バリアの作動を妨害するために「ベリトラ第43破壊部隊」が「バリア発生器」に攻撃を仕掛けてくる。
最終的には複数方向から攻撃をしかけてくるので、誰かが「バリア発生器」を守りながら、別の誰かがエネルギーを供給していく、というのがセオリーになるだろう。もし「バリア発生器」が破壊されてしまうと再度エネルギーを供給し直す必要があるので、時間ロスを防ぐために「バリア発生器」の破壊はなんとかして避けたいところだ。
というのも、本ダンジョンは挑戦してから30分が経過すると「ルーンの保護塔」が自爆してしまい攻略不能となる。つまり30分以内に「透明なイディウムのかけら」を4つ集め、エネルギーを供給し、更に「バリア発生器」を守り切って初めてボスと戦える、という難易度が高いインスタンスダンジョンになっている。腕に覚えのある読者はぜひ他のプレーヤーと協力して挑戦してみて欲しい。
2つのPvPダンジョン。「鉄壁の決戦場」と「ヨルムンガンド進撃路」
このほか、「鉄壁の決戦場」と「ヨルムンガンド進撃路」はPvPタイプのインスタンスダンジョンが登場する。今回は実際に対戦することはできなかったが、モンスターを討伐したり、拠点を制圧することで入手できるポイントを貯めていき、終了時にポイントが高い種族が勝利するというシステムになっている。
「鉄壁の決戦場」は両種族それぞれ24人必要で、マップも広め。最深部の「鉄壁の砦」には強力なボスが待ち構えており、倒すことができれば大量のポイントとドロップアイテムが入手できる。
一方の「ヨルムンガンド進撃路」は両種族それぞれ6人でのスタートとなる、かなり小さめのマップだ。侵攻ルートは2種類あるが、マップは狭いので早い段階で両種族のぶつかり合いが見られるという。