ニュース
ルールを知らなくても遊べる? TCGアプリ「ファイブクロス」発表会
リアルカードとデジタルが融合。「SAO」、「ワタモテ」などが登場
(2013/9/21 14:52)
TGS2013のブシロードブースにて、11月8日サービス開始予定のハイブリッドTCGアプリ「ファイブクロス」の発表会が開催された。
ハイブリッドTCGとは、実物のカードを販売し、そのカードに書かれたQRコードやシリアルナンバーなどをゲームに登録することで、デジタルデータのカードも入手できるという仕組みのTCG。同社のタイトルでは「キング オブ プロレスリング」がこの形を取っている。
アニメとTCGのいいとこどり。誰でもすぐに遊べるシンプル設計
発表会には、ブシロード代表取締役社長の木谷高明氏と、「ファイブクロス」プロデューサーの広瀬和彦氏が登壇。木谷氏は「アニメなど既存のキャラクターを使ったハイブリッドTCGは、これまで1つもなかった。オンラインで対戦でき、カードゲームのいいとこ取りをしている。カードゲーム業界で革命になる」と本作にかける思いを語った。
ゲーム内容は先述のとおりハイブリッドTCGの形で、カードはリアルショップにて販売される。価格は5枚パックで370円。QRコードを読み取るなどしてゲームに登録し、デッキを組んで全国のプレーヤーと対戦できる。
デッキは9種類のカードを使って、3×3で配置する。カードには「レンジ(射程距離)」が設定されており、レンジが1のカードは最前列に配置しないと攻撃が届かない。2なら中列、3なら後列からでも届くという形だ。
同じカードは4枚まで重ね置きでき、それによってレベルアップして攻撃力が上がる。また各カードには赤・青・緑の3色があり、同じ色のアイコンに付いた矢印が向かい合うと「リンク」が発生して強化される。広瀬氏によると、「このキャラクター同士が並んだら何かが起こって欲しい、というシーンをゲームの中で再現したい」という狙いがあるという。
さらに「クロスカード」という特殊なカードもある。アニメの名シーンを切りとったようなイラストで、特定の条件になると効果が発動する。シーンに合ったスキルが設定されており、好きなシーンをデッキに仕込んでおき、条件を満たすと同時にカードが現われて能力が発動するという楽しみがある。
特徴は、スマートフォンで短時間でも遊べるところ。対戦はオートで進行するため、デッキを組み大会にエントリーしておくだけで、好きなときに対戦結果を見られる。またルールがシンプルで、事前にルールを覚えなくてもプレイできるのも特徴。「アニメが好きだからカードが欲しいという人もいるはず。そういう人でも気軽に遊んでもらえることを考えた」という。
カードイラストは、枠や数値などなるべく廃し、イラスト自体を大きく見せている。裏面も普通のカードゲームでは作品のロゴなどが入っているが、本作ではここにもキャラクターが大きく描かれていて、ここにも何かしらの仕掛けがあるという。
第2段タイトルとして「SAO」、「プリティーリズム」、「ワタモテ」が登場
本作に登場するタイトルは、11月8日発売の第1弾として、「IS<インフィニット・ストラトス>」と、「ファンタジスタドール」の2作品が発表済み。この2タイトルではスペシャルカードが声優のサイン入りとなっており、アプリ内の画面でもサイン入りのカードが表示される。他に発表済みのタイトルとして「熱風海陸ブシロード」があるが、こちらは2014年発売予定となっている。
続いて、第2弾として参戦するタイトルが3つ発表された。1つ目は「ソードアート・オンライン」。年末に特別番組「ソードアート・オンライン Extra Edition」が放送されるため、これに合わせて12月に発売するとしている。
2つ目は「プリティーリズム・レインボーライブ」で、こちらは2014年発売予定。3つ目は「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」で、今冬発売予定となっている。
なおサービス開始に先駆け、オープンβサービスも行なわれる予定。こちらはTGSには間に合わなかったものの、あと数日で開始できる見通しだとしている。
(C)Izuru Yumizuru, OVERLAP/Project IS
(C)2013 ファンタジスタドールプロジェクト/FD製作委員会
(C)熱風海陸ブシロード製作委員会
(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project
(C)谷川ニコ / スクウェアエニックス・「ワタモテ」製作委員会
(C)T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PRR製作委員会
(C)bushiroad All Rights Reserved.