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【夏休み特別企画】「AVA」最強クランの強さの秘密に、あの手この手で迫る!

DeToNatorインタビュー。ゲームの巧さの秘密。FPSにおけるプレイスタイルを聞く

DeToNatorインタビュー。ゲームの巧さの秘密。FPSにおけるプレイスタイルを聞く

DeToNatorの選手たちからゲームの強さの秘密を探ってみた
リーダー的な役割のDarkよっぴー選手。様々な質問に率先して答えてくれる
Mchik選手は「護衛」チームのアサルター。視界操作のスピード重視で、マウス感度はやや高めであるそうだ
NicoRob1N選手は他クランから移籍して日が浅いが、大会経験も豊富なベテラン選手だ
スナイパーの釈迦選手は超ローセンシ設定で個性的なスタイルを持つ

──最後にプレイした「Chivalry」、たった10ラウンドでしたけど、最後のほうは普通に強くなってましたね、普通だったらもっと時間かかるはずなんですが(笑)。

一同:(笑い)

──相手が嫌がることを的確にやってくるというか、勝負の勘所を掴むのが非常に早いですね。

Darkよっぴー:対戦ゲームとして共通している部分ですよね、敵が嫌がることをするというのは。

──そのあたり、「AVA」ではどういったやり方、戦法がありますか?

Darkよっぴー:例えばポイントマンという足の速いクラスを使うと、通常のアサルトクラス同士でぶつかるような場所に先に着けるんですよ。相手にポイントマンが居ない場合はそれを利用して強襲するようなことができますね。相手が予想してないタイミングでそういう戦法を取ると効果的だったりします。

──そういった戦法は、チームメンバー全体で考えを出しあいながら決めていくわけですか。

釈迦:そうですね、皆で報告をしあいながら、“ここまでは敵がいない”という情報を確定させながら、ではこっちを攻めようというふうに、試合中に意思疎通をしていく感じです。

Darkよっぴー:敵に対して意識させるというか、“これは無い”と思わせておいてから、予想外の戦法をぶつけるということをやっています。心理戦ですね。

──そういった判断を、これだけスピードのあるゲームで正確にこなせるところがハイレベルなんでしょうね。例えば移動だけでも、操作の的確さで速さが変わりますよね。マウスさばきの良し悪しでクリアリングのスピードが違うとか。

NicoRob1N:そうですね、僕らみたいなアサルターは、マウスの感度は高めに設定しています。

Mchik:僕も普通か、ちょっと速めです。

釈迦:僕は極端に低いですね。スナイパーなので。

Darkよっぴー:感度が低いと、やはりクリアリングに時間がかかってしまいますし、Mchik君の場合は、「護衛ミッション」という、「爆破」以上にクリアリングの頻度が高い試合を担当してますから。

Mchik:いろんな角度から撃たれるので、やはり振り向きの速さが重要になってくるんですよ。

──素早く反応するための条件ということですね。そのあたりはゲーム内での役割による部分が大きい?

釈迦:自分はスナイパーで極端にローセンシなんですけど、他のスナイパーの人たちはミドルからハイセンシも多いみたいなので、自分にあった感度を選んでるケースが多いんじゃないかなと思います。

──真後ろを振り向くのにどれくらいの距離、マウスを動かしますか?

Darkよっぴー:20センチくらいですね。マウスパッドを端から端までは使わないんで、途中で一度置き直す感じです。

Mchik:僕の場合は手首を一振りで180度振り向く感じですね。かなりハイセンシ気味の設定だと思います。

釈迦:僕は45センチくらいですね、2回マウスをおもいっきり振らないと振り向けないみたいな。

──それはすごい。まさにロシアンスタイルですね(笑)。

Darkよっぴー:手首支点で操作する人と、肘支点で操作する人と2通りあると思うんですが、彼は肘支点だからそれができるんだと思います。

──やはりスナイパーという役割のおかげですかね。「WoT」でスゴいスコアがとれたのは。

釈迦:ははは。そうかもしれないですね。最後のほうはちょっとずつ、当てるコツというか、狙う位置がわかってきたので。キルはそんなに取ってないんですけど、かなり当てることはできたかなーと。

──Tier1であれだけのスコアを取るのは相当ですよ。私も最高は1,000くらいなので。スナイパーのノウハウがうってつけのゲームですし、いっそ「WoT」でプロを目指すのもいいかもしれませんね。

釈迦:……ちょっと家でやってみます(笑)。

一同:(笑)

──さきほど「AVA」で対戦したときに驚いたのは、皆さんの射撃精度の高さ、速さです。本当にビックリしました。そこで聞きたいんですけど、“撃つ判断”というのは、いつしていますか?見えてすぐなのか、それとも、ちゃんと照準が合ったことを確認してからなのか。

Darkよっぴー:確かにその2通りあると思いますけど、僕の場合は、壁から飛び出すときに、照準が敵に合う位置に置くようにしてるんですよ。だから敵が見えた瞬間撃ってます。結果として速い射撃ができるようになっているかなと。敵の飛び出しに対するときも、そんなに壁から照準を離さないですし、見えた瞬間当たるようにしています。きちんと狙ってみたいなことはしてないですね。

──なるほど。逆に、きちんと狙う派、の人はいますか?

釈迦:僕はスナイパーなので、わりとしっかり狙って撃つことが多いかもしれませんね。でも基本的にはスコープを覗いた状態で歩いて、敵が出てきそうなところに照準を置いているので、基本的には見えた瞬間撃つ感じです。スコープを覗いていない時に敵が見えたら、スコープを出して撃つという段階があるので、そのときはきちんと狙って撃つという意識かもしれませんが、やはり、かなり感覚的に撃ってますね。

Darkよっぴー:うん、感覚的に撃てるようにならないと、やっぱり強くはなれないかなと。考えてる時間がもったいないというか。

──直感で、バッと。それが命中できるようにならないといけないわけですね。ということは、自分のマウス設定に関して、かなり習熟しておかないといけないと。

Darkよっぴー:そうですね。自分が思った場所にすぐ照準をもっていけるようにならないとそれができないですからね。

(佐藤カフジ)