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「Mighty No. 9」、TIFで公開中の最新デモ版をプレイしてきた!

帰ってきた稲船式2Dアクション! 健在の魅力を早速レポート

5月8日~5月10日 開催

会場:秋葉原UDX

チケット価格:当日1,500円~

PC版が出展されていた。特に土日は混雑が予想されるので、プレイを検討中ならぜひお早めに!

 comceptは、5月8日から10日まで秋葉原UDXで開催中の「東京インディーフェスティバル」の中で、アクションゲーム「Mighty No.9」のプレイアブル版を出展している。今回、こちらを早速触ってきたのでレポートしていきたい。

 稲船敬二氏が率いるcomceptが制作する「Mighty No.9」は、タイトルやキャラクターはまったく異なるものの、稲船氏が手がけた「ロックマン」を思い起こさせる内容ということで、発表当時から大きく話題になっていた。

 実質的に言って、本作が「ロックマン」のセルフリメイクに近い作品になるとは以前から思っていたが、「Mighty No.9」は間違いなく稲船式2Dアクションの最新版であることをプレイしてみて改めて実感した。

【プロモーションムービー】

健在の2D横スクロールアクション。博士の名前はお茶の水ならぬ「三田博士」
会場で配られていたポスター

 ゲームは主人公ロボットのベックを操作して、原因不明の暴走を始めたロボットと戦っていく2D横スクロールアクション。操作は主に移動やジャンプのほか、「ロックマン」のように弾を発射していく攻撃と、体に光を纏うダッシュが用意されている。ちなみにベックには「No.9」という数字、他のボスキャラクターには「No.1」~「8」が振られており、彼らの暴走を止めるのが目的となる。

 基本的には弾を敵に当ててダメージを与えていくのだが、それだけでは敵を完全に破壊することができない。敵は弾をある程度当てると半壊状態となり、そこにダッシュで体当りすることでやっと倒せる。半壊状態のまま時間が経つと敵は復活してしまうので、弾を当てるだけでなく、「どう敵に近づくか」も考えなくてはならない。

 本作はこのダッシュが肝で、このシステムがあることでプレイは自然とスピーディーに展開していく。撃ってはダッシュ、撃ってはダッシュという感じでゲームは進むし、半壊状態にしてから短い時間で破壊できればその分高い点数が獲得できる。素早く動けば動くほど点数を稼げるのだが、調子に乗って飛び回っているとその先に1発死亡のトゲ床が待っていたりして、時には留まることも大事というステージ構成がニクい。

 今回はチュートリアルステージのほかに抜粋された2ステージが用意されていたのだが、どのステージにもそのテーマに沿ったギミックが多く設置されている。登場する敵キャラクターの中には盾を構えていて、盾を外すと攻撃が効くが同時に弾を発射してくる「『ロックマン』でいたぞこいつ」的なヤツもいて、新作でありながら懐かしさも感じさせる。

 そしてステージ最後に待っているボスとは、狭い1画面の中で戦うお決まりのガチンコ対決となる。「ロックマン」のようにそれぞれ特徴的なパターンで攻撃してくるのだが、初見ではとても倒せるような動きではなく、挑戦したステージでは何回も倒されてしまった。

 プレイしたタイミングでは待っている人がたまたまいなかったことと、「まだまだいけます!」という担当スタッフの後押しによって何度か再挑戦し、10回目くらいでようやくクリアできた。どんな敵かはぜひ現地で確かめていただきたいが、ボス戦でもダッシュの体当たりを何度か決めないといけないので、敵の攻撃を見切った上での立ち回りは非常に大事になる。プレイにも熱が入り、倒した瞬間は思わず声を上げて喜んでしまった。

 なお本作は、日本では9月18日発売予定。出展版は英語音声だったが、発売時には日本語音声でも楽しめるようになる。対応プラットフォームはプレイステーション 4/3、Xbox One/360、Wii U、Windows、Linux、Macの8バージョン、さらにPlayStation Vitaとニンテンドー3DSでの発売も予定されているので、ぜひ手持ちのプラットフォームでプレイしていただきたい。

ステージはチュートリアルステージのほか、氷がテーマのステージ、そして工場のような場所のステージの2つがプレイできた。どちらもギミックに凝っており、手応え十分!

(安田俊亮)