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3DS「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」体験版プレイレポート

探偵ホームズの超絶推理を真実へ導く、新感覚謎解きの「共同推理」!

1月8日 取材

 2015年に発売予定の「逆転裁判」シリーズ新プロジェクト、3DS「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」。主人公「成歩堂龍ノ介」(なるほどう りゅうのすけ)が、19世紀末の日本と倫敦(ロンドン)を舞台に弁護士を目指し、さまざまな難事件に挑むという物語。シリーズファンは当然としても、これまで逆転シリーズに触れていなかった人でも楽しめる、新しい物語となっている。

 これまでにも、東京ゲームショウ2014、ジャンプフェスタ2015に本作の魅力がギュッと詰まっている「共同推理」をプレイできる体験版が出展されてきたのだが、今年も、1月18日に幕張メッセを皮切りに、全国5都市で順次開催される「モンスターハンターフェスタ'15」でも同様のプレイアブル版の体験が可能となっている。

 そこで今回は、この「共同推理」体験版をプレイしてのインプレッションをあらためてお伝えしよう。これまでのシリーズとはひと味もふた味も異なるこの「共同推理」。インプレッションをお読み頂きつつ、足を運べる方はぜひ「モンスターハンターフェスタ'15」で実際に体験して頂きたい。

「モンスターハンターフェスタ 2015」開催会場・日程
開催日 開催都市 会場
1月18日 東京会場 幕張メッセ
2月1日 名古屋会場 ポートメッセなごや
2月15日 札幌会場 アクセスサッポロ
2月22日 大阪会場 インテックス大阪
3月8日 福岡会場 西日本総合展示場

・開催時間:10:00〜17:00(最終入場16:00予定)
・入場無料

【3DS「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」TGS2014公開映像】

「元祖」名探偵ホームズと「先祖」弁護士・成歩堂のタッグで真相を暴く「共同推理」とは?

ホームズの「論理と推理の実験劇場」はまさに演劇のよう。だが、あまりにスルドイ観察力と推理力は、真実の向こう側まで飛躍することも……

 「共同推理」の体験版は、本作の世界観を伝えるモノローグから始まっていく。時代は19世紀末。日本は明治時代……。文明開化のもと欧州文化を取り入れ始めた、激動の浪漫(ロマン)に満ちた時代だ。

 モノローグが終わると早速「成歩堂龍ノ介」登場……と思いきや、登場したのはプリーツつきのトレンチコート、帽子、特徴的なゴーグル……名探偵の“元祖”「シャーロック・ホームズ」だ。

 洋室の一角でなにやら事件が起きているのか、コサック帽に豊かなヒゲの、絵に描いたようなロシア人「ロイロット」を相手に話し始める。ちなみにロイロットは絵に描いたようなロシア人姿であり、絵に描いたように怪しげな風貌でもある。

 周囲にはホームズとロイロット以外にも、「成歩堂 龍ノ介」や、彼をサポートしてくれる大和撫子「御琴羽 寿沙都(みことば すさと)」もいるのだが、彼らが言葉を挟む間もわずか、プレーヤーすら置き去りにする勢いで、ホームズは「論理と推理の実験劇場」と題して推理を始めていく。

 タイプライターで文字が打ち込まれていくレポート用紙のような画面が挿入され、そこからホームズの「推理」シーンがスタート。画面右上には「推理中」と表示され、ホームズの論理&推理が展開していく。ロイロット氏はそれに対して「!」とギクリとした反応を見せることもあれば、「?」と、「何を言っているんだ?」と言わんばかりの反応も見せることも。

 ホームズは名探偵として誰もが知る存在ではあるが、本作だと「あまりにスルドイ観察力と推理力は、“真相”どころか、時に真実の向こう側まで行ってしまう」とキャラクター解説がなされていて、実際その勢いは凄まじい。繋がりそうな論理はとりあえず全部繋げてしまうのではという勢いで、まさに論理の大暴れ。これまでにないタイプの個性的なキャラクターだ。だが、大まかな流れまでは推理を外していなさそうなのは、さすがという事なのだろうか。

典型的かつ見るからに怪しい露西亜人(ロシア人)・ロイロットを相手に、ホームズがどんどんと推理を重ねていく。だが、ロイロット氏はギクリとした「!」という反応もあれば、「?」という的外れっぽい反応なことも

ホームズの怒濤の推理を聞いていた成歩堂と寿沙都さんだが、どうもところどころ引っかかる。そこで、2人で推理を「検討」し、大事な部分を入れ替えてみることに

キャラクターや証拠品などを調べる時は、カメラを上下左右に回転させ、気になる箇所をチェックしていく。調べて、気になる箇所を相手につきつけ、ホームズの超絶推理を正しい推理に導いていく

 ホームズの「推理」が終わったものの、どうもチグハグな部分があり、それはロイロット氏の反応を見ても明らか。そこで寿沙都さんが“推理を検討してみよう”と提案してくる。ここからが成歩堂と寿沙都さんの出番だ。

 「共同推理」という名前のとおり、本作の探偵パートの最大のポイントは、ホームズと成歩堂が協力して推理していくところにあるようだ。名探偵と弁護士のスーパータッグ推理。ホームズの超絶推理を、プレーヤーの手で真実へと導いていく。

 検討に入ると、上画面にはホームズの推理が流れていくのだが、「ここはちょっと変だな」と感じるところで推理がストップ。下画面に成歩堂と寿沙都さんが登場し、違和感を話し合っていく。そして、ホームズの推理中に登場するキーワードを、正しいものに入れ替えるための調査が始まっていくのだ。

 調べる画面は、上下と左右のダイヤルを回して(または十字ボタンで回して)対象物をすみずみまでチェックする。体験版の場合はロイロット氏だ。

 「調べる」を気になる箇所に行なえば、成歩堂と寿沙都さんが会話しつつ、調べてくれる。おそらくこれだな……!という確信を得たら、「つきつける」! 見事に正解なら、ホームズの推理中の重要なポイントが正され、真実へと近づいていくというわけだ。

 この「共同推理」体験版はこのような流れでロイロット氏を追い詰めていくわけだが、最後には驚きの真相が……。この先はぜひ、ご自身の手で楽しんで頂きたい。

推理ドラマの解答シーンのような推理&検討シーン。成歩堂が躍り出て正しい推理を指摘すると、ホームズは調子良く「それが言いたかったコトなのですよ」と合わせてくる。ちなみに回収した記録からつきつけるシーンもある

15分ほどのプレイではあるが、成歩堂、寿沙都さん、ホームズとキャラの個性が味わえるし、テキストも、BGMも、3D立体視まで、見所満載だ

 体験版そのものは1回あたりのプレイは約15分ほどで終了となる短いものだが、本作ならではの新しい魅力がたっぷりと凝縮された内容だ。

 なんと言っても、ホームズの推理を軸に、成歩堂が検討し正す共同推理が、これまでにない新鮮なゲームプレイとなっている。ホームズのある意味で天才的に飛躍していく推理もユニークだし、それを検討しつつ、ちょいちょいイジっている成歩堂&寿沙都さんの掛け合いも面白い。3人とも“いいキャラ”をしている。

 ちなみに検討中にみられる2人の会話には、シリーズ作でも魅力だった独特なボケとツッコミも入っている。そこに、今作でシナリオとディレクションを手がける巧舟氏のテイストをビシビシと感じられたのも嬉しいところ。

 ホームズの「推理」や成歩堂の「検討」シーンは、スポットライトを当てつつ踊るような動きで展開され、まるで舞台演劇のような見せ方になっているのもポイントで、推理ドラマで真相解明前に視聴者に向けて主人公が語りかけるようでもあって、見た目の楽しさ重視に、面白さを斬新に入れ込んでいる。

 そして、BGMも味がある。体験版にはシリーズ作の「尋問」や「追求」のメロディーラインを感じさせる楽曲が使われていて、それらは弦楽器で糸を引くような細い音を重ね、大正ロマン的かつ推理サスペンス的なテイストを出していた。こちらも短時間ではあったが非常に好印象で、本編でも楽曲による盛り上げが期待できそうだ。

 さらにさらに、3D立体視も注目ポイント。キャラクターと背景の遠近感がしっかりあるし、画面手前にホームズ、奥にロイロット氏という状況なら、2人の距離感もちゃんと感じられるようになっていた。舞台演劇のような共同推理の場面は特に、3Dだとより楽しめる。

 というわけで、最後にまとめると“全てが余すところなく注目ポイント”ということになった。1プレイ15分ほどの体験版にこれだけの見所が凝縮されていることに凄さと嬉しさを感じるし、なによりも、「今までの逆転裁判とは違う! でも、感触はものすごく『逆転裁判』してる!」という、新しさのなかの「逆転裁判」感、確実な手応えのようなものがあった。筆者はプレイが終わってしまって「え、もう終わり!? ちょっと、もうちょっと遊ばせてよ!!」と声に出てしまったほどだ。

 ぜひ「モンスターハンターフェスタ'15」で体験プレイしてみてもらいたい。

【もちろん法廷パートも健在!】
今回紹介したのは探偵パートの「共同推理」だが、本作にはもちろん法廷パートもある。初めて立つことになる大日本帝国・大審院で、成歩堂は目が泳ぐほど緊張している様子。シリーズでお馴染みの「異議あり!」ではなく「はいッ!」と切り込むが、果たして裁判に勝てるのだろうか?

(山村智美)