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「ジャンプフェスタ2015」開催。カプコンブースでは「大逆転裁判」がプレイアブル!
(2014/12/20 15:37)
集英社の「週刊少年ジャンプ」などジャンプ5誌によるファン感謝イベント「ジャンプフェスタ2015」が開幕した。同社コンテンツも多数ゲーム化されており、会場には大手メーカーがズラリと出展している。幕張メッセ国際展示場 展示ホール 1~8を使用して開催されるなど規模も大きく、会場はどこもファンでごった返していた。開催日時は12月20日と21日の9時から17時(16時30分最終入場)。
各社中心となるのは「ジャンプ」関連コンテンツが中心となるが、初めてプレイアブル出展されるタイトルもある。カプコンブースでは、ニンテンドー3DS用大法廷バトル「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒険-」が初めてのプレイアブル出展となった。会場では朝早くから試遊台の整理券を受け取る人が列を成し、12時頃には20日分の整理券がすべて配布終了となった。試遊すると特製絵葉書セットがプレゼントされる。
ブース内のステージでイベントも開催された。ステージには小嶋慎太郎プロデューサーと巧舟ディレクターが登壇。最新実機デモを交えながら紹介した。
弊誌でも何度か紹介しているとおり、今回は舞台となる時代が明治時代とこれまでと異なる。主人公は成歩堂龍ノ介で、成歩堂龍一のご先祖さまに当たる。小嶋氏も巧氏も「明治時代は裁判のシステムもできたり、19世紀のロンドンでは科学捜査も発達し、いろいろ動きがあった時代」と声を揃え、活気のあった時代として選択されたようだ。
キャラクターについても触れられたが、今作で大きな役割を果たすのがシャーロック・ホームズとなる。巧氏は「いつかホームズと仕事をしたいと思っていた。舞台を19世紀にしたのもここからきているかも。今回半ば勝手に登場してもらった」と語り会場の笑いを誘う。「ホームズファンは言いたいことがあるかもしれないが、『逆転裁判』ならでは」と語り、シリーズのテイストが活かされた形となるようだ。
また、直前に公開された新キャラクター「亜双義一真」については、小嶋氏が「熱い男。いつも彼の周囲では風が吹いている、バンダナが揺れているでしょ?」と説明。とにかく外見も心も熱くてかっこいい、成歩堂龍ノ介にとっては頼もしい大親友のようだ。
実機によるデモンストレーションでは1番最初の法廷が公開された。巧氏は「明治の法廷を調べた」と語り、グラフィックス的には背景もフル3D化されたことから奥行きを表現した演出もされているという。明治の法廷は荘厳で重苦しく、そういった雰囲気にも成歩堂龍ノ介は押しつぶされそうになる。法廷シーンで登場人物は、少し古めかしく難しい言葉を使っており、巧氏はこれも演出のひとつで、ルビをふるなどして誰でも楽しめるようにするつもりだと説明した。
デモでは、証言を聞き証拠品を突きつけたり矛盾を突くことで揺さぶったりといった展開を説明。また、ホームズの鋭すぎる推理に突っ込みを入れながら共同で推理していくといった新要素も紹介。楽しみ方はこれまでのシリーズを踏襲しながらも、真実を引き出していく過程に新システムが用意されているようだ。証言者をあちこち調べることもできる新システムもデモされていた。
小嶋プロデューサーは「年が明けてもどんどん新情報を出していくので、期待して欲しい」と話しを向けると、巧ディレクターも「現在最終調整中。開発は佳境にさしかかっており、ぶっちゃけ心ここにあらずな感じ。頑張ります」と開発がラストスパートさしかかっていることを明かした。現在発売は2015年となっているが、最終調整中と言うことは、そう遠くない時期に発売されるのかもしれない。期待したいところだ。