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PS4「ウルフェンシュタイン ザ・ニューオーダー」が日本語版で早くも登場

“ナチスへの怒り”が頂点に達するチャプター1と2を一気にプレイ!

9月19日〜22日 開催(一般開催日:21日〜22日)

会場:幕張メッセ1ホール〜9ホール

入場料:1,000円(中学生以上・前売)

1,200円(中学生以上・当日)
入場無料(小学生以下)

 ベセスダソフトワークスは、東京ゲームショウで「ウルフェンシュタイン ザ・ニューオーダー(Wolfenstein The New Order)」と「サイコブレイク」の2タイトルを出展。「ウルフェンシュタイン」はスクウェア・エニックスブースでのプレイアブル出展。「サイコブレイク」は専用シアターでの体感型映像出展となる。

 「サイコブレイク」では趣向を凝らしたホラー満点の演出が楽しめる一方で、「ウルフェンシュタイン」はというと、日本語版をなんとPS4版で出展している。E3でもGamescomでもPC版を出展していたため、コンソール版の一般出展そのものが初めてとなる。今回は、メディアだけ特別に時間制限無しでチャプター1と2を体験できたため、その模様をお伝えしたい。

試遊台はすべてPS4版
ゲーム本編の最大のターゲットとなるデスヘッドこと、ヴィルヘルム・ストラッセ親衛隊大将
チャプター1の要塞では、機器をショートして扉を開けるためのミニゲームもあった
精神病院での悲劇のワンシーン。この直後にB.J.が覚醒する

 「ウルフェンシュタイン ザ・ニューオーダー」は、マルチプレイFPSの元祖的な存在である「Wolfenstein」シリーズの最新作。ベセスダの姉妹会社id Softwareの全面協力を得て、「Wolfenstein」のライセンスと、ゲームエンジンid Tech5をフル活用する形で、同じく姉妹会社であるスウェーデンのMachineGamesによって開発が進められている。発売時期は欧米日共2014年で、日本語版は、日本語音声、日本語字幕によるフルローカライズ。今回出展されたPS4版のほか、PS3、Xbox 360、Xbox One、Windows PCの5プラットフォームでの発売が予定されている。価格は未定。

 さて、PS4版を初めてプレイしてみて驚いたのは、グラフィックスの美しさはもちろんのこと、1080p/60fpsによる快適で安定した動作だ。ハイエンドのデスクトップPCでなければ出せないようなこのキビキビとした安定動作が、わずか4万円のマシンで実現しているところに衝撃を受けた。

 これまで試遊ではPC版ばかりプレイしたため、序盤こそDUALSHOCK4のアナログコントローラーの微妙な操作感の違いに戸惑ったが、ゲームそのものはPC版と同等かそれ以上に快適にプレイできるため、すぐに慣れることができた。

 今回プレイできたのは、ゲームの舞台設定である1960年台のナチスが世界するヨーロッパではなく、連合軍がナチスに敗戦後の1946年のドイツを描いたチャプター1「デスヘッド」と、チャプター1で海に投げ出される過程で重症を負った主人公B.J.が九死に一生を得てたどり着いたポーランドの精神病院での出来事を描いたチャプター2「アサイラム」の2つのチャプターだ。この2つのチャプターでは、B.J.の軍役時代の様子と、本編で行動を共にするヒロイン“アーニャ”との出会いが描かれ、この2つのチャプターが物語のプロローグシーンとなっている。

 チャプター1の内容についてはGamescomレポートでもお伝えしたとおりだが、この2つのチャプターの目的は1つはチュートリアルだ。元祖「Wolfenstein」を彷彿とさせるHPとアーマーゲージだけというシンプルなFPSで、弾丸をたっぷり使ったバリバリの銃撃戦が繰り広げられる。この2つのチャプターでまずはそれに慣れて貰う、あるいは思い出して貰うこと。

 そしてもう1つは、ゲームをクリアするモチベーション、具体的にはナチスに対する怒りを最大限までかき立てさせることだ。具体的には、世界を支配するナチスがどれだけ酷い組織であり、残虐で、非人道的なのかを徹底的に植え付ける。

 チャプター1では、このゲームにおける最大のターゲットとなる“デスヘッド”ことヴィルヘルム・ストラッセ親衛隊大将に捕まり、B.J.は彼の実験サンプルとして2人の部下から1人を選ぶことを迫られる。残念ながらここでは2人のいずれかを選ぶしかなく、部下達の最期の命乞いのセリフを聞きながら選択することになる。選択の結果、無残な結末が訪れ、さすがに殺害シーンそのものは描かれないものの、そのシーンを目の当たりにするB.J.の青ざめた表情が、自戒のセリフと共に描かれ、戦慄するようなシーンとなっている。

【チャプター1「デスヘッド」】
チャプター1は、敗戦後にデスヘッドに急襲を仕掛け、一挙に覆滅することを狙うが、見事に失敗し、多くの死傷者を出してしまう。ここでは最初のステージということもあり、生身の人間の兵士が多く、ナイフを使ったスニークアクションが有効。攻撃力は倍加するものの集弾率が大幅に低下する銃二丁持ちよりも、ここはオーソドックスな1丁持ちで攻略していった方がいい

 チャプター2では、チャプター1の要塞脱出の際の傷がもとで、14年にわたって長期の療養生活を送った精神病院が舞台となる。ヒロインのアーニャはここで看護師を務め、彼女の両親がこの病院の経営者であり医師となる。ここでは14年の長きにわたる慎ましくも幸せな暮らし、そして唐突なナチスの精神障害者への粛正活動などが早送りで描かれる。

 そして14年が経過した1960年。ナチスの横暴は頂点に達し、ついに病院の一方的に閉鎖を宣告し、精神病患者を手当たり次第に撃ち殺していく。抵抗する両親も殺害され、生き残ったアーニャは連れ去られてしまう。そしてB.J.にも魔の手が伸びようとしたその瞬間に反撃に転じ、ナチス兵士を撃退する。ここでB.J.は覚醒し、アサルトライフル両手持ちによるナチス大殺戮が幕を開けるわけだ。

 チャプター2の最後では、アーニャを連れ去るギリギリのところで救出に成功する。B.J.はナチスの軍用ジープにアーニャを乗せ、車を走らせたところでデモは終了となる。この後、アーニャとの間でどのような話があり、レジスタンス活動を開始するのかは不明だが、これから始まる対ナチス作戦のプロローグとしてはこれ以上無い内容だと思った。

 実はこの2つのチャプターをプレイするのに、ゲームオーバーによるリプレイも含めて50分程度掛かってしまった。ブースの試遊台では時間制限があるため、チャプター1の途中までとなってしまうと思われるが、ぜひPS4版の1080p/60fpsのパワーを体感してみて欲しい。アドバイスとしては、ヨーロッパのゲームだけに難易度が高い。標準的な難易度で遊びたい人はイージー。FPSに不慣れな人はベリーイージーがお勧めだ。

 最後にPS4版オリジナルの機能についてまとめておくと、シェアボタンを使った静止画/動画の撮影、公開機能が使える。タッチパッドは、それそのものがボタンとして機能し、マップやミッション内容が確認できるメニュー画面を呼び出すことができる。実際にそれらの機能はまだ使えない感じだったが、メニュー画面のキビキビとした動作も小気味よく、PS4版の良さはたっぷり味わうことができた。ぜひブースで体感して貰いたい。

【チャプター2「アサイラム」】
チャプター2は、ポーランドにあるという精神病院が舞台となる。明るい日差しが差し込める幸せな雰囲気の精神病院が殺戮の場と化してしまう

(中村聖司)