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「次世代ワールドホビーフェア'13 Summer」
ブースレポート編 KONAMIの「モンスター烈伝 オレカバトル」、「ドラゴンコレクション シシトウ団の野望」などが人気
(2013/6/29 23:56)
キッズやファミリーをメインターゲットとしたホビーイベント「次世代ワールドホビーフェア '13 Summer」が6月29日~30日に幕張メッセ 国際展示場ホール9~11で開催されている。入場料は無料。ここでは、3DSやPS Vitaなどデジタルゲームに関する出展レポートをお届けする。
KONAMI
プレイアブル出展タイトルは、AC「モンスター烈伝 オレカバトル」、「ドラゴンコレクション シシトウ団の野望」の2タイトル。「モンスター烈伝 オレカバトル」は、iPnohe/iPod touch向けアプリの体験コーナーも用意されていた。
どちらもアーケードなどで稼働中のタイトルだが、午前9時の開場からブースを訪れる来場者の数が尋常ではなく、圧倒的な人気と注目度の高さを再認識。どのブースも出展プレイアブルタイトルの整理券は正午過ぎにほとんど打ち止めとなるのだが、コナミブースのそれは特に早かった印象。ブース正面に設置されたステージでイベントが行なわれた際は、新年の明治神宮を連想させる大盛況となっていた。
「モンスター烈伝 オレカバトル」は、祟竜ヤマタノオロチに挑戦するコーナーとオレカバトラーのチャンピオンを決定する「オレ勝ち抜きトーナメント」を開催。祟竜ヤマタノロオロチへの参加には自身のオレカが必要で、整理券および抽選券は中学生以下限定配布。トーナメントは「コロコロコミック」6月号を見て事前申し込みを済ませていた人のみ参加可能。
「ドラゴンコレクション シシトウ団の野望」は、スーパーレアモンスターが必ずもらえる「挑め! ミートマニア」と、会場限定レアモンスター「プラチナドレイク」がもらえる「光臨! プラチナドレイク」のイベントをそれぞれ開催。前者は体験プレイのみでオーケー。後者は自分の名前がきざまれた同種類の秘宝6色が必要で、もらえるプラチナドレイクの属性は最初に読み込まれたカードと同じものになる。
(C)Konami Digital Entertainment
任天堂
プレイアブル出展は、WiiU「ピクミン3」と「ニュー・スーパー・ルイージ・U」の2タイトル。このほか、ブース奥および外周の液晶モニターにてWiiU「ゼルダの伝説 風のタクトHD」、WiiU「スーパーマリオ 3Dワールド」、WiiU「マリオーカート8」、WiiU/3DS「大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / WiiU」、WiiU「ドンキーコング トロピカルフリーズ」を映像出展。
ブースのメインは7月13日に発売される「ピクミン3」で、フルーツをたくさん集めて獲得したコイン500枚以上でポストカード3枚、800枚以上でポストカード5枚をプレゼントする試遊イベントを実施。また、試遊した人のほかブース外周でピクミン帽子(紙製。赤、青、黄の3種類)を配布。これがとてもかわいらしく、何度もプレイしようと列に並ぶ人たちがピクミン帽子をかぶっている様子は、ゲーム中のピクミンたちを想起させる微笑ましい光景となっていた。
当然ながらイチオシも「ピクミン3」となるわけだが、筆者個人としては飲食ブース側に設置された「ピクミン3」ジオラマ「ピクミンの世界をのぞいてみよう。」をプッシュしたい。広報氏に「この草花、造花ですか? すっごいリアルですね!」ときくと「本物の草花が使われています」といわれ驚愕。よくよく見るとケース両脇に通気孔があり、枯れたりしおれたりしないよう手入れが行なわれてきたとのこと。
パッケージや広告などでおなじみの、植物に囲まれたピクミンたちの姿も、てっきりCGだとばかり思っていたものが「あれも全部“本物”の花や植物です(広報氏)」ときいて2度ビックリ。生物なので、朝イチで写真を撮り終了間際にまた撮影しにいくと、それぞれ違った雰囲気の記念写真が撮れる……かもしれない。もう言葉にできないほど可愛らしいので、日曜日に訪れる方はぜひぜひチェックしていただきたい。
(C)2013 Nintendo
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア
プレイアブル出展は、PS3「パペッティア」、PS Vita「Tearaway(テラウェイ) ~はがれた世界の大冒険~」の2タイトル。どちらも作品の世界観を踏まえたブース作りが徹底されており、なかでも「パペッティア」ブースは劇場を思わせる試遊台のディスプレイにくわえ、周辺にジャグリングなどを披露するパフォーマーを配置するなど、非常に凝ったものとなっていた。なお、リハーサル版と題した体験版が配信されているが、会場ではこのリハーサル版の他にも冒頭からゲームを楽しめる面なども収録されている。腕に覚えのあるプレーヤーは選択してみると良いだろう。
「Tearaway ~はがれた世界の大冒険~」は、試遊台だけでなくオリジナルヘッドバンドを作る「ペーパークラフト工房」を展開。プリントアウトされた紙からユーザーがハサミで切り出してヘッドバンドを作るという趣向で、親子で一緒に製作している姿も多数見受けられるなど、なかなかの盛況ぶり。
各コーナーではスタンプラリーが行なわれており、スタンプシートと交換したメダルでヨーヨー、カンバッチ、シールが当たる「PSカプセルトイ」がプレイ可能となっていた。
パペッティア:(C)Sony Computer Entertainment Inc.
テラウェイ:(C)Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Media Molecule.
バンダイナムコゲームス
プレイアブル出展は、アーケード「マリオカート アーケードグランプリ デラックス」、「太鼓の達人 ソライロVer.」、「友情装着ブットバースト」、3DS「戦闘中 伝説の忍とサバイバルバトル!」、「たまごっちのドキドキ☆ドリームおみせっち」、「アイカツ!シンデレラレッスン」、「クマ・トモ」、「ムシブギョー」、「獣電戦隊キョウリュウジャー ゲームでガブリンチョ!!」、Wii「太鼓の達人Wii 超ごうか版」と多数。このうち「ムシブギョー」のみ小学館ブースに出展されている。
試遊した人へのプレゼントは「マリオカート アーケードグランプリ デラックス」がオリジナルクリアファイル、「太鼓の達人 ソライロVer.」が「百獣大戦アニマルカイザーゴッド」で使える特製プレミアムカード「どんちゃん」、「友情装着ブットバースト」がイベント限定バレット「ザクーガ」スペシャルバージョン、「太鼓の達人Wii 超ごうか版」がオリジナルクリアファイルと定規、「戦闘中 伝説の忍とサバイバルバトル!」がオリジナルシール。発売されたばかりの「クマ・トモ」はパンフレットとシールが配布されていた。
マリオカート アーケードグランプリ デラックス:(C)Nintendo Licensed by Nintendo (C)2013 NAMCO BANDAI Games Inc.
太鼓の達人 ソライロVer.:(C)
(C)2011 NAMCO BANDAI Games Inc.太鼓の達人Wii 超ごうか版:(C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
友情装着ブットバースト:(C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
戦闘中 伝説の忍とサバイバルバトル!:(C)FUJI TELEVISION (C)2013 NBGI
たまごっちのドキドキ☆ドリームおみせっち:(C)BANDAI・WiZ/TV TOKYO・2012TeamたまぎっちTV (C)2013 NGBI
アイカツ!シンデレラレッスン:(C)SUNRISE/BANDAI.DENTSU.TV TOKYO (C)2012 NBGI
クマ・トモ:(C)2013 NAMCO BANDAI Games Inc.
ムシブギョー:(C)福田宏・小学館/ムシブギョー製作委員会・テレビ東京 (C)2013 NBGI
獣電戦隊キョウリュウジャー ゲームでガブリンチョ!!:(C)2013 テレビ朝日・東映AG・東映 (C)2013 NBGI
太鼓の達人Wii 超ごうか版:(C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
レベルファイブ
プレイアブル出展は、3DS「妖怪ウォッチ」、「ダンボール戦機W 超カスタム」、「ファンタジーライフ LINK!」の3つ。このほか、「イナズマイレブンGO2」キャラクター(FW:有馬詩歩、GK:石手実奈美、FW:幽谷博之。1回のダウンロードにつきランダムで1データ)の配信が行なわれていた。
3タイトルはそれぞれ高い注目を集めていたが、3タイトルいずれを遊んでも「妖怪ウォッチ」のマスコットキャラクター「ジバニャン」の抱っこ風船がもらえた点から、恐らくメーカーのイチオシは「妖怪ウォッチ」かと推察される。「ダンボール戦機W 超カスタム」コーナーでは、大型LBXフィギュアと一緒に記念撮影をする親子連れの姿が多数見受けられ、ちょっとしたスポットとなっていた。
妖怪ウォッチ:(C)LEVEL-5 Inc.
ダンボール戦機W 超カスタム:(C)LEVEL-5 Inc.
ファンタジーライフ:ILLUSTRATION/(C)YOSHITAKA AMANO
(C)LEVEL-5 Inc.
バンダイ
プレイアブル出展は、アーケード「ガンダムトライエイジ ビルドエムエス」、「百獣大戦グレートアニマルカイザーゴッド」、「アイカツ!」の3タイトル。
「ガンダムトライエイジ ビルドエムエス」は、勝ち抜き対戦バトルと当選者1日30名限定のスタート記念大抽選会を開催。前者は3勝した人にスペシャルカードパック6をプレゼント。カードは1枚入りで全6種+箔押しVer.3種。「百獣大戦グレートアニマルカイザーゴッド」は先行フリープレイを実施。
「アイカツ!」は、ICカードを使い「ソレイユ」、「トライスター」いずれかのチームに入り機関限定オーディションに挑戦。参加者にはプロモーションカードパックが1パックプレゼントされる。対決期間終了後、勝ったチームのメンバーには「びようしつチケット」と経験値+3,000が与えられる。ブース周辺では3枚入りプロモーションカードセットとファンブックミニを配布中。
ガンダムトライエイジ ビルドエムエス:創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS (C)BANDAI
百獣大戦グレートアニマルカイザーゴッド:(C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
アイカツ!:(C)SUNRISE/BANDAI.DENTSU.TV TV TOKYO
(C)BANDAI 2012,2013
ポケモン
メインコンテンツは劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」同時上映「ピカチュイウとイーブイ☆フレンズ」。ブースではレベル100ミュウツーがもらえる引換券付き特別前売券を販売しており、そのミュウツーがその場で受け取れるサービスを実施。
3DS「ポケットモンスター X・Y」のプレイアブル出展がなかったのは残念だが、「ポケットモンスターブラック2・ホワイト」のフェスミッション「おわりなきたたかい……!を配信中。ちなみに、「ポケットモンスター X・Y」については本日付けで弊誌に最新情報が掲載されているので、ぜひチェックしていただきたい。
このほか、映画に関するクイズラリー、ミュウツーなりきりサンバイザーの配布、「ポケットモンスター X・Y」に登場するポケモンの大型ふうせん3体やポケモンアルファードの展示など、ポケモン関連コラボイベント告知を多数掲示。ピカチュウ着ぐるみが登場するステージイベントも定期的に行われており、ポケモンファンは必見のブースといえそうだ。
(C)2013 Pokemon.(C)1995-2013 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
ニンテンドー3DSのロゴ・ニンテンドー3DSは任天堂の商標です。
タカラトミーアーツ
プレイアブル出展は「ポケモントレッタ フェス1弾」、「プリティーリズム レインボー・ライブ」の2タイトル。
「ポケモントレッタ フェス1弾」は、フェス第1弾の先行体験会(事前応募参加当選数 ・各日500名)とLevel.1~5の認定会(各日先着1,200名)をそれぞれ実施。体験会は抽選券、認定会は参加券がそれぞれブースにて配布される。先行体験会は1プレイ100円、認定会は無料。入場者にはルーキポケモントレッタ「ピカチュウ」がプレゼントされる。
「プリティーリズム レインボー・ライブ」は、参加者全員で5,000回のジャンプに挑戦する「みんなでプリズムライブ めざせ! 5,000回連続ジャンプ達成な~る!(中学生以下対象。各日先着1,200名)」、セブンスコーデラブリードレスブリリアント(サイズ・110cm、130cm、150cm)を着てプロカメラマンに撮影してもらえる「私がモデル!? フォト撮影イベント(中学生以下限定。確実先着150名)」イベントなどを実施。
前者は参加賞としてノーマルストーン1個(ランダム配布)、8連続ジャンプに成功した人にPrismStarシールをそれぞれプレゼント。また、大抽選会に参加するための抽選に1回チャレンジできる。後者は、ノーマルストーン1個(ランダム配布)と撮影した写真のプリント。フレームは4種類から選ぶことができる。
ポケモントレッタ フェス1弾:(C)2013 Pokemon.(C)1995-2013 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
プリティーリズム レインボー・ライブ:(C)T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PRR製作委員会
ガンホー・オンライン・エンターテイメント
プレイアブル出展は、3DS「パズドラZ」。同社であれば他にもラインナップを拡充できるはずだが、あえて「パズドラZ」1本に集約してくるあたり、本作にかける意気込みが伝わってくる。
ブースでもっとも注目されたのは、なんといっても「パズドラZ」体験版の無料配布。パッケージに採用してほしいお気に入りのモンスターを選んで投票するというもので、一定の時間をおいて配布される整理券はアッという間に無くなる超人気ぶり。通常、こうした体験版は配信などで配るのが一般的になっているが、あえて現物で配布するあたりにも同社の気合を感じる。
ブースでは「パズドラZ」が体験できるほか、ユーザー向けのステージイベントを定期的に実施。文字どおり“パズドラ一色”の展開は、ファンなら絶対に見逃せない内容といえる。
(C)GungHo Online Entertainment,Inc.All Rights Resereved.
セガ
プレイアブル出展は、ストーリーを通じて“お金”が重要なキーワードになるというバトルと経営要素をあわせもったバトルライフRPG「ヒーローバンク」。
ブース正面にイベントステージ、その左側に試遊台を設置。プレイした人全員にビニールバッグとシール、一定以上のスコアを記録した人にお札風メモ帳がプレゼントされる。また、30分間隔で行なわれるステージイベントのクイズ大会に正解した人には特製トイレットペーパーがプレゼントされる。広報氏に「何故にトイレットペーパー?」と質問したところ「ウン(運)がつくから」と即答。事前にこの企画を伝えたところ、総合監督の名越氏は大爆笑したという。
さて……ステージと試遊台はいいとして、問題はステージ向かって右側。ここには「100億円フォトスポット」と題した撮影コーナーが設置されており、札束(もちろん偽物です!)を手にスタッフの方がチェキでその場で生写真をプレゼントしてくれるという企画が実施されていた。札束(くどいようですが偽物です!)を手にした笑顔の子供たち。思わず「大丈夫かこれ」と脳内でつっこんだ筆者だが、こうした悪ノリは往年のセガが戻ってきたようで、頼もしくもあり頭が痛くもある。
(C)SEGA
アルケミスト
プレイアブル出展は3DS「ちび☆デビ! 2 魔法のゆめえほん」。プレイアブル出展は「次世代ワールドホビーフェア'13 Summer」が初になるという。
ゲームの内容は、プレーヤーが保育園の先生になり、まおちゃんたちと一緒に絵本の世界で遊ぶというもの。ミニゲームをプレイしてポイントをため、色々な着ぐるみを購入。原作やアニメのタッチを丁寧に再現した“ほんわか”したグラフィックがとても印象的で、試遊している子供たちはもちろん、その様子を見守っている親御さんの表情もにこやか。
昨年の「東京ゲームショウ2012 特別レポート」でもお伝えしたとおり、同社は2010年より女児向けゲームソフトに本気で取り組んでいる。TGSキッズコーナーで見かけて以来、個人的に「いいなぁ」と常々感じているのは、奇をてらわず地道な手法で来場者と真摯に向き合っていること。
子供向けコンテンツは「どうせ子供相手だし」というやっつけか、もしくは考えすぎて「それ大丈夫?」といった例がちょくちょく見受けられるが、同社は“安心感”を念頭においているように感じられる。各テーブルにスタッフを必ずひとりつけていることも、そうした意識のあらわれと推察される。華美なものに目が向きがちなジャンルではあるが、世の親御さんには、こうした実直な作品にも積極的に目を向けていただければと思う。
(C)篠塚ひろむ / 小学館・ShoPro (C)Alchemist