ゼニマックス、PS3/Xbox 360「Rage」最新情報を公開
FPSにRPGの自由度を加えた“Open Environment”に要注目!


10月6日発売予定

価格:7,980円

CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)


 ゼニマックス・アジア株式会社は、10月6日に発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用FPS「Rage」の最新情報を公開した。「Rage」は米ZeniMaxの子会社id Softwareが開発していおり、価格は7,980円。CEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)。今回は冒険の舞台となる“ウェイストランド”と、プレーヤーに新しいゲーム体験をもたらす新概念“Open Environment”を紹介したい。

巨大惑星衝突により現代社会は破壊されたが、人類は滅んでいなかった
街ではNPCからクエストを受けられる

 「RAGE」の舞台となるのは、巨大惑星衝突が発生した20XX年の地球だ。巨大隕石衝突を察知した人類は、来るべき地球崩壊に備え“エデン計画”というプロジェクトを秘密裏に遂行し、「アーク」と呼ばれるシェルターを数千個地中深くに建設した。地球が息を吹き返す頃、生き残った人類達はこのアークから地上へと舞い戻り、新たな社会を再建しようと考えていたのだ。

 主人公はアークに入ることが許された数少ない人間の1人だった。しかし、冷凍睡眠から目覚め、地上へと帰還した主人公の目の前には、想像を絶する世界が広がっていた。巨大惑星衝突という危機を、予想以上に多くの人類が生き延び新たな社会を作り出していたのだ。

 惑星衝突後、世界は秩序を失い盗賊がはびこる過酷な世界となっていた。さらに突然現われたミュータントが人々の生活を脅かし、加えて“オーソリティー”と呼ばれる謎の組織が支配地域を広げようと暗躍していた。住人達はこの過酷な世界を“ウェイストランド”と呼んでいた。主人公は、ウェイストランドで生き残りを賭けた戦いを繰り広げていく。

 「RAGE」はアクションシューティングにRPGの自由度を加えた新しい概念“Open Environment”を提示している。このOpen Environmentによりメインストーリーから逸脱しない一定の範囲の中では自由に行動することが可能になり、ともすれば一本道で単調になってしまうアクションシューティングの世界に、「The Elder Scrolls」シリーズ、そして「Fallout」シリーズのような、オープンワールドゲームの楽しさをプラスしているのだ。

 本作では「The Elder Scrolls IV: Oblivion」や「Fallout 3」ほど広大な地域ではないものの、街や周辺のフィールドを歩き回ることができ、様々なNPCから情報や武器を入手したり、彼らからサブクエストを受けることができる。また、街の娯楽となっているミニゲームやカーバトルで報酬を稼ぐこともできる。プレーヤーは入手したポイントで強力な武器や、装備を購入することができる。訪れた街や廃墟と化したビルを探索することでアイテムを入手することもでき、そのアイテムによって新たなステージが展開していく事もあるという。

 戦闘では人間以上の素早さや怪力を持ったミュータントが強敵として立ちはだかる。360度からプレーヤーの死角を狙って攻撃してくる狡猾さ、物陰から物陰に飛び移る俊敏性……。巨大なミュータントも登場する。自由度の高い探索要素と、エキサイティングな戦闘を両立させた本作をプレイすることで、「次世代のゲームを作ろう」という開発スタッフの強い想いを感じることができるだろう。


左と中央は盗賊、右はミュータントだ。彼等もまた過酷な風土に適応し生き抜いている
プレイヤーが訪れる街の1つ、「ウェルスプリング」。現代文明は崩壊したが、人々は新たな社会を作り出している。プレーヤーにとって、街は一稼ぎできるチャンスに溢れている場所だ

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(2011年 8月 10日)

[Reported by 勝田哲也]