ゼニマックス、PS3/Xbox 360「Rage」
id Software、15年ぶりの新シリーズ、登場までの軌跡を追う!!
天才プログラマとしてこれまで様々なタイトルの開発に参加してきたJohn Carmack。その最新タイトル「RAGE」が遂に登場する |
ゼニマックス・アジア株式会社(ベセスダ・ソフトワークス)はプレイステーション 3/Xbox 360用アクションシューティング「RAGE」を10月に発売する。価格は7,980円。価格は未定。北米では10月4日、欧州では10月7日の発売を予定しており、それほど間を空けずに日本でも発売される予定となっている。
弊誌でもこれまでに何度か取り上げてきた「RAGE」だが、開発は天才プログラマーのJohn Carmack氏が率いるid Softwareで、これまで「Wolfenstein 3D」、「DOOM」、「Quake」と大ヒットシリーズを手がけてきた。新IPとしては実に15年ぶりの新作タイトルとなり、最新のゲームエンジン「id Tech 5」を使用した期待のタイトルとして注目を集めている。
id Softwareは、初期に発売された横スクロールアドベンチャー「Commander Keen」を除き、全てがFPSとなっている。FPSのジャンルを牽引してきたとも言える強力なラインナップを有しており、その最新作となるのが「RAGE」だ。
小惑星衝突後の地球を舞台に最新グラフィックスエンジンによりモンスターやエイリアンはリアルに描かれ、荒廃した世界で生きるユニークなNPCとの遭遇することで、無数のサブクエストが発生する。また、最大8人によるオンラインカーバトルが魅力的だ。
今回はE3などで発表されたスクリーンショットを紹介すると共に、id Softwareが手がけた過去の作品も紹介していく。
【最新作「Rage」】 | |
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プレイステーション 3版パッケージ | Xbox 360版パッケージ |
【RAGE】 | |
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■ 「Commander Keen」シリーズ
着陸した惑星を探索する、id Softwareのデビュー作。音が出ないシンプルな横スクロールのアドベンチャーゲーム。設立前の1990年に「Episode:1」が発表された後も。シリーズ展開されゲームボーイカラーでも発売された。8才の少年、Billy Blazeが地球を救うために冒険の旅に出るという設定は、その後のid Softwareの作品では考えられないストーリーラインで、異色作とも言える
【Commander Keen】 | |
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■ 「Wolfenstein」シリーズ
シリーズを通して第二次世界大戦を舞台に、ナチスを相手に戦うFPS。1981年に発表された1作目の「Wolfenstein」はナチス要塞へ潜入するステルスゲームだったが、id Softwareが破格で権利を獲得し、1991年に発表された「Wolfenstein 3D」からFPSとして生まれ変わった。id初のヒットとなったこともあり「Wolfenstein = FPSの元祖」として語られることがほとんどだが、実はid設立メンバーの3人がSoftdisk時代に開発した「Catacombs 3」で、既にFPSの原型と言えるものが実現されていた。なお、2009年に2度目のリメイクにより発売されたActivision版「Wolfenstein」はRaven Softwareによる制作。
【Wolfenstein 3D】 | |
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【Return to Castle: Wolfenstein】 | |
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■ 「DOOM」シリーズ
1993年に発表された初代「DOOM」で、id SoftwareはFPSの中心的メーカーへと成長した。まだFPSという言葉が浸透していなかった発売当初、この手のゲームは全て“DOOM系”と呼ばれ、「DOOM」はFPSジャンルの元祖として世界から認められた。
翌1994年には「DOOM II」がリリースされ、途中「Quake」シリーズを経た10年後の2004年、技術的にも大いな進化を遂げた「DOOM III」を発表。FPSのマスターピースとして今も世界中で楽しまれている。ちなみに「DOOM II」は現在Xbox LIVEアーケードで配信中。
【DOOM】 | |
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【DOOM II】 | |
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【DOOM III】 | |
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【DOOM III Resurrection of Evil Expansion】 | |
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【DOOM Resurrection】 | |
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■ 「Quake」シリーズ
「DOOM」がFPSの元祖なら、「Quake」はフル3Dのオンラインマルチプレイゲームの元祖と言える。完全3Dとして華麗なデビューを果たした「Quake」のすぐ翌年、たった1年で新たなエンジンを開発して発表となった「Quake II」は、初代を更に凌ぐクオリティのグラフィックスを見せつけ、id Software初の100万本超えを達成した。
更に1999年に完全なマルチプレイヤーゲームとしてリリースされた「Quake III: Arena」は最高の完成度と難易度を誇り、プロゲーマー&トーナメントのスタンダードとされている。世界最大のLANパーティー「QuakeCon」では世界中の猛者が毎年参戦し、今年も8月4日~7日の4日、id Softwareの本拠地であるテキサス州ダラスにて、4日間の戦いが繰り広げられる。
【Quake】 | |
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【Quake II】 | |
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【Quake III】 | |
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【Quake 4】 | |
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【Quake Live】 | |
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(2011年 7月 21日)