スクエニ、「FF XIV」の都市国家の1つ「ウルダハ」を紹介
ユニークな施設や住人、強力な敵「アマルジャ」の詳細も判明!


9月22日発売予定(コレクターズエディション)
9月30日発売予定(通常版)

価格:オープンプライス(直販価格:通常版8,190円、コレクターズエディション10,290円)

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


今回は砂の街「ウルダハ」をたっぷり紹介!

 株式会社スクウェア・エニックスは、現在オープンβテスト(OBT)中のWindows/プレイステーション 3用MMORPG「ファイナルファンタジー XIV」に関する新たな情報を公開した。

 今回お届けするのはスタート地点となる3つの都市国家の1つ「ウルダハ」に関する情報だ。「ウルダハ」は小大陸アルデナードの南部にある、荒涼とした岩石砂漠に囲まれた交易都市国家。

 スタート3国の中ではもっとも発展した街で、闘技場や遊技場などの興行施設や、呪術士ギルドの本部がある「アルダネス聖櫃堂」を有している。また、近くにある鉱山の採掘権を持つ「アマジナ鉱山社」があり、一獲千金を夢見る荒くれ者が集まる街でもある。

 また、「ウルダハ」の平和を脅かしている蛮族「アマルジャ」の詳細もようやく明らかになってきた。これまで、映像の中にはちらちらと顔を見せていた「アマルジャ」がプレーヤーとどのようにかかわって来るか、その片鱗を紹介したい。

 すでにOBTで「ウルダハ」を訪れている人も、これから見るという人もエキゾチックな砂の街「ウルダハ」の魅力の一端を感じて欲しい。

「ウルダハ」を脅かす蛮族「アマルジャ」の詳細も初めて明らかに!




■ エキゾチックな街並みの交易都市「ウルダハ」

 まずは「ウルダハ」の各種ランドマークを紹介する。北の玄関「ナル大門」の中央は扉が閉ざされており、左右にある脇門を使うのがポイントだ。「ゴールドコート」の周辺にある椅子には座ることができ、プレーヤーの待ち合わせ場所にも使われているようだ。


ナル大門 Gate of Nald

「ウルダハ」の玄関口、ナル大門

 主神ナルザルの一面の名を冠するウルダハの正門。幾重もの門の狭間には、不審者を洗い出す様々な仕掛けが施されているが、わざと見逃し、泳がせる場合もある。裏門にザル大門がある。


エメラルド&サファイアアベニュー Emerald and Sapphire Avenue

 ナル大門を境に各々市内東西を貫く大通り。圧するように迫り出した上階の壁やバルコニー。軒先にひしめく露店が特徴的な街路は、いつも旅人の往来が絶えず、賑わいを見せている。

サファイアアベニューエメラルドアベニュー


へヴンズシャード Heaven's Shard

都市中心にそびえる王宮。ドーム状の青銅葺き屋根「天空の欠片」を特徴とする。由緒ある建築物だが、王家の意に反してリフトや発着場など新式設備のための改築が繰り返されている。

遠くからでも尖塔がそびえる姿を見ることができる


ゴールドコート The Gold Court

 ウルダハでは貴重な水を噴水として流し、高価な草花がふんだんに植えられた吹き抜けの方庭。王家の舞踏会場であったが、近年の王室財政では維持が困難となったため、市民に譲渡された。

街の中心にある広場。待ち合わせ場所に最適




■ 街の施設とギルドを紹介!

 「ウルダハ」には「剣術士」、「格闘士」、「呪術士」、「採掘師」、「錬金術師」、「裁縫師」、「彫金師」、そして「冒険者」のギルドがある。各ギルド施設には、ここでのみ流通する「ギルドトークン」という代用硬貨があり、さまざまなものと交換できる。

「剣術士ギルド」のシンボル

コロセウム The Coliseum

長年、市民を熱狂させてきた大闘技場。剣闘士の試合だけでなく他流試合や対魔物など、過激な催しが連日行われている。また付属施設として剣闘士養成のための「剣術士ギルド」がある。


「ウルダハ」の物語開始早々、プレーヤーがひどい目にあう場所だ

剣術士グレインファル
「剣の道を極めたいって?ならば、まず剣に振り回されてるのを何とかしないとな。」


「呪術士ギルド」のシンボル

アルダネス聖櫃堂 Arrzaneth Ossuary

主神ナルザルの一面、来世利益を約するザルを祀った大聖堂。主として死に関する祭礼を執り行う。葬送の儀式から発展した呪術を教える「呪術士ギルド」の本部を堂内に設置している。


「ウルダハ」はもともとララフェル族の街だったこともあり、大司教のムムエポもララフェルだ

大司教ムムエポ
「呪術を学ぶってことは~、自分を学ぶことに他ならないんです~。」


「彫金師ギルド」のシンボル

エシュテム直営工房 Eshtaime's Lapidaries

ジュエリーブランド「エシュテム」の直営工房。時計を発明した伝説の彫金師エシュテムの伝統を受け継ぐ老舗の工房だが、「彫金師ギルド」を併設し、後継者育成にも余念がない。


ジュエリーの工房だけあって、働いているスタッフもなんとなくおしゃれ

専属彫金師ニエルフレーヌ
「僕は思うのです。草木が花をつけるように、鳥が尾羽を広げるように御婦人が宝飾を身につけるのは自然なことだと。」


「採掘師ギルド」のシンボル

アマジナ鉱山社 Amajina & Sons Mineral Concern

ミスリルラッシュ時代に酒場の女将アマジナが起業。現在ではザナラーンの主だった鉱山を保有している大企業。近年業績が振るわず「採掘師ギルド」を建前に優秀な採掘師を探している。


腕に自信がある荒くれ者が、一獲千金を狙って集う場所

採掘師ポポックリ&セセルッカ
「勘違いすんなよ。一攫千金を夢見てんなら、ここよりカジノに行きな。」「採掘は腕っ節も知識もいる。つまり、努力と実力の世界なんだぜ?」


「錬金術師ギルド」のシンボル

フロンデール薬学院 Frondale's Phrontistery

異端とされてきた錬金術を、医学や薬学と統合した近代学問体系に再構築し、教えている学院。研究場として「錬金術師ギルド」を卒業生や聴講生に開放。市民のための病院も開設している。


入院用の病棟を完備した、アカデミックな空気が漂う施設

フォスティジャン院長
「我が学院に集いし優秀な知性を鑑みれば 賢者の石まで、あと一歩なのかもしれません。」


「裁縫師ギルド」のシンボル

織物「サンシルク」 Sunsilk Tapestries

市内の一等地にブティックを構える高級ファッションブランド。「裁縫師ギルド」本部を兼ねる同店工房では、他店や軍に卸すための、よりリーズナブルな服装も、同時に製作されている。


服飾の工房。新作(?)の服も飾ってある

踊り子フ・ラミン
「裁縫はおもしろいよ。たとえ、一枚の綺麗な舞台衣装に見えたとしても実は型紙も織り方もぜーんぶパズルなんだから。」


「格闘士ギルド」のシンボル

プラチナミラージュ Platinum Mirage

ウルダハ二大娯楽の一翼を担うカジノホテル。引退した拳闘士を用心棒やVIPのボディガードとして雇ってきた伝統があり、現在では同店の一角に「格闘士ギルド」本部も設置されている。


大通りに面した場所には、楽しげな受付もある

支配人ココバ
「わたくしが格闘士に見えない? それはよかった。その時点でわたくしは優位に立てますからね。」


「冒険者ギルド」のシンボル

クイックサンド The Quicksand

宿屋「砂時計」内にあるラウンジ。交易都市らしく店内はいつも大勢の旅商や巡礼者、冒険者等でごった返しているが、気さくで料理上手な女将モモディのファンも少なからずいるようだ。


「ウルダハ」での冒険の起点となる場所

女将モモディ
「ここは冒険者のための酒場なの。人生相談ならお断りよ。」




■ 「ウルダハ」を狙う蛮族「アマルジャ」の正体が見えてきた

 「ウルダハ」の周辺にはトカゲのような姿の蛮族「アマルジャ」が住んでいる。以前にレポートした高レベル向けのギルドリーヴはこの「アマルジャ」を討伐するという依頼だった。「ウルダハ」のメインストーリーにも深い関わりがありそうな彼ら。今後、プレーヤーの前に立ちふさがる強大な敵になるのだろうか?

ストーリークエストにも「アマルジャ」が深く関わっているようだ

草原の覇者 アマルジャ Amalj'aa

ザナラーンの東方、パガルザン草原を統べる誇り高き遊牧民族。ルガディンに比肩する屈強な肉体に恵まれた兵士は精強そのもの。特に剛弓を操る軽騎兵とトカゲに曳かせた装甲戦車は、幾度もウルダハ軍に辛酸をなめさせてきた。火を神として崇め、その子として金属を研究してきた成果から武器作りにも精通しており、目下ウルダハ最大の脅威となっている勢力である。

屈強な蛮族の兵士「アマルジャ」
アマルジャランサー Amalj'aa Lancer
鋼の兜と籠手で武装した、アマルジャ族の槍術士。幼時に体格で適性が選定され、専属で槍術を学ばされるため、「ギザルメ」と呼ばれる複雑な操作を要する槍を自在に操ることができる。
アマルジャシャーマン Amalj'aa Shaman
鋼の装身具をまとい、念杖を手に持つアマルジャ族の祈祷師。その術式は呪術士に酷似しており、アマルジャ伝統の祈祷術に、捕虜から学んだ呪術を取り入れたものと考えられている。

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(2010年 9月 9日)

[Reported by 石井聡]