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生き残りをかけた新モードなど、魅力たっぷりな「CSO2」

ファンが支え、ゲーマーが盛り上げるネクソンブース

9月21日~24日 開催

会場:幕張メッセ

 ネクソンは東京ゲームショウにおいて、サムスンと共同でタッチ&トライブースを展開、Windows向けオンラインFPS「カウンターストライクオンライン2(以下、「CSO2」)」を出展していた。

試遊台で「CSO2」をプレイできた
e-Sports実況者として活躍するOooDa氏
「カウンターストライク」シリーズのレジェンドプレイヤーnoppo氏

 ただ試遊台を出展しているだけでなく、定期的にイベントも行なっていた。e-Sports実況者として活躍するOooDa氏をMCに、プロゲーミングチームのメンバーを迎え、ゲームの実況や、ユーザーとの対決など様々な催しを実施し、会場を盛り上げた。

 ネクソンはきちんとファンを掴んでいると感じた。「CSO2」はすでにサービス中のゲームだが、それでもプレイ待ちの行列ができ、ブースは人気があった。たくさんのプレーヤーが楽しそうにゲームをプレイし、運営チームのスタッフ達は来場者をサポートしていた。コンパニオンも人気で、撮影会なども行なわれていた。

 筆者が取材したのは「カウンターストライク」シリーズのレジェンドプレイヤーnoppo氏と、FPS系の実況者えれ子氏が登壇した「CSO2新モード実況プレイステージ」。OooDa氏を司会に「CSO2」の新モード「Z-CITY」の紹介が行なわれた。

 「Z-CITY」はゾンビがうようよいるフィールドで生き残るために戦うモード。プレーヤーは最初は武器を持っておらず、マップの中で武器や装備を調達、サバイバルを繰り広げていく。マップにはゾンビがうろついているが、彼らを避け、時には倒しながらアイテムボックスから装備を入手していく。

 アイテムやゾンビからは「変異」というポイントが得られる。これを入手することでタフになったり、ジャンプ力が強くなったり、能力が強化される。アイテムボックスは拳銃やサブマシンガン、さらにはロケットランチャーなどの装備が入手できる。もちろん弾も入手できなければ宝の持ち腐れだ。インベントリには限りがあり、持ち運べる量を考えながら集めていく。

 フィールドは時間が経つごとに狭まっていく。また昼夜の概念があり、夜はゾンビが活性化する。また場所によっては肉塊のような強力なゾンビもいる。ゾンビを敵に押しつけるのも重要な戦術だ。2日目の昼からはショップで武器やアイテムが買えるようになるが、購入するときも打たれてしまうため、気が抜けない。

 イベントではnoppo氏と、えれ子氏の一騎打ちになった。ゲームの紹介をするため極力戦わない感じできちんとゲームの紹介を行なっていたが、noppo氏はもちろん、えれ子氏のエイム能力、FPSプレーヤーとしての動きもさすがで戦う場面では感心させられることも多かった。本モードはプレーヤーキャラクターの体力もかなりあり、逃げて回復すると言うことも可能なようだ。

 フィールドが狭まったときに両者は全面対決となった。武器としてはえれ子氏の方が有利だったがすぐ弾が切れてしまい、最後はnoppo氏の至近距離まで近づく戦いで、ハンドガンの撃ち合いとなりnoppo氏が勝利した。実際は最大30人まで参加できるモードであり殺伐とした血みどろの戦場となるという。

 もう1つ、「マビノギ英雄伝」とのコラボマップの紹介も行なわれた。同じネクソン開発のゲーム名ためか非常に本格的なコラボで、マップ、キャラクタースキン共に「マビノギ英雄伝」のファンタジー風になっており、マップから進行し「神殿」へ向かう敵をプレーヤー達が協力して倒すという内容だった。

 途中参加も可能なためたくさんのプレーヤーに助けられながら2人は次々と敵のウェーブをクリアしていった。序盤では全員がゾンビが出てくる入り口を固め、火線を集中させゾンビを迎え撃つという展開だったが、強力な敵なども出てきて戦いがきつくなってくる。しかしコアプレーヤーの中にはこのモードを少人数、すごいときには1人でクリアしようと奮闘する人もいるとOooDa氏は語った。

 今回のイベントでは積極的に新しい遊びを取り入れようとする「CSO2」の魅力を感じることができた。それと共にゲームがうまい人達がきちんと活躍できているところも感心させられた。レジェンドプレーヤーとしての才能を活かしNVIDIAで活躍するnoppo氏だけでなく、プレーヤーとしてのこだわりと想いを軽妙なトークで語るOooDa氏、FPSプレーヤーとしてのセンスが光るえれ子氏。会場では彼らのファンも応援しており、暖かい雰囲気もあった。こうしたゲーム文化を支える人達の活躍の場も増えている。今後も応援したいと感じさせられた。

新モード「Z-CITY」。敵に見つからないようにパワーアップしていく。巨大なゾンビなどもいて気が抜けないモードだ
「マビノギ英雄伝」のコラボマップ。キャラクターやマップが「マビノギ英雄伝」のものに