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【Nintendo Spotlight】「スプラトゥーン2 世界大会」で感じた、新たなインクバトルの世界
刷新されたブキセットとギアパワーを手に、トップ勢はどう戦ったか
2017年6月14日 11:15
任天堂はE3 2017の開幕に合わせ6月13日(米国現地時間)にNintendo Switch用アクションシューティング「スプラトゥーン2」の「E3」世界大会を開催した。
今大会で使用できたブキは「試射会」でも使用できた「スプラシューター」、「スプラローラー」などに始まり12種類。Twitterでの公開を除けば初公開となるスペシャル「アメフラシ」やサブの「ロボットボム」、「ポイントセンサー」、「トラップ」、「ポイズンミスト」があり、ギアパワーにも「爆風ダメージ軽減」や「サブ性能アップ」が追加され、「安全シューズ」が変化した「相手インク影響軽減」、連続で倒された際に効果を発揮するようになった「復活時間短縮」があり、前作から変更された点は非常に多い。
そういった戦場の刷新がされたなか、日本からは「ダイナめう」、豪州からは「Blue Ringed Octolings」、北米から「Deadbeat」、欧州から「Rising Moon」が出場。フィールドは「ガンガゼ音楽堂」、「バッテラストリート」、「コンブトラック」、「フジツボスポーツクラブ」、「海女美術大学」、そして「タチウオパーキング」の6つ。「タチウオパーキング」には新たなギミック「インクレール」が追加されており、どのステージも新鮮なバトルがみられた。
実戦で見る新ブキたちの長所、短所
トッププレーヤーたちがよく使用していたスペシャルに「ハイパープレッサー」と「マルチミサイル」があった。次点で「スーパーチャクチ」、「ジェットパック」が使用されていて、「アメフラシ」は使用可能なブキが「プライムシューター」のみだったこともあり使用頻度は非常に低かった。
予選マッチ中に気づいた点が、どのプレーヤーも「マルチミサイル」は敵の方向を向き、発動とほぼ同タイミングで発射する。「ハイパープレッサー」は射撃していない場合の動きやすさを活かし、射撃の間隔や向きを調整していた。「ハイパープレッサー」は障害物を貫通できる点も魅力で、どのマップにおいても汎用性を発揮している。
サブウェポンにおいては、「クイックボム」や「ポイズンミスト」の使用率がとても高く見えた。「クイックボム」は言わずもがな「塗り」の花形として活躍し、「ポイズンミスト」は装備されたブキ「ホットブラスター」とともに、インク回復の妨害やチクチクと相手へプレッシャーをかけるために使用されていた。
全体を通して、スペシャルが相手を倒すことより広い面積を塗る技として調整されており、ナワバリバトルをはじめとしたあらゆるバトルにおいて「塗り合い」=ゲームスピードが加速したように感じる。サブウェポンは塗りだけでなく相手の行動を制限する機能を深めていて、攻撃系サブウェポンへの防御力を高めるギアパワー「爆風ダメージ軽減」が追加されるなど、相手チームのブキ構成を予測したうえで自分の戦術、ブキやギア構成を柔軟に変える必要も出てきそうだ。