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「WoT」、Tier X軽戦車をついに実装!アップデート9.18の内容を公開

マッチメイクも刷新、すべての戦車に活躍の場を!

5月3日 実装

 ウォーゲーミングジャパンはPC用オンラインタンクアクション「World of Tanks(WoT)」において、アップデート9.18を実装した。

 本アップデートでは、アメリカ、ドイツ、ソ連、フランス、中国それぞれの技術ツリーにTier X軽戦車を追加するとともに、ドイツとフランスにはTier VIII、ソ連にはTier VII、中国にTier IX軽戦車が追加された。また、マッチメイキングの刷新を行ない、自走砲に対して大きな変更が行なわれる。

【Update 9.18 Trailer】

Tier X軽戦車登場!

 各国の軽戦車ツリーにTier X車輌が追加されたが、後述のマッチメイキング刷新に伴い、従来の車輌にも様々な変更がされている。

アメリカ「Sheridan」

 M551シェリダン空挺戦車、その試作型として実装される本車輌は、105mm砲または152mmガンランチャーを装備可能なT49の上位車輌ともいえる戦車として登場する。そろばん玉のような砲塔と、垂直に配置された側面、背面装甲が印象的。

ツリー変更点

ドイツ「Rheinmetall Panzerwagen」

 ゲームで登場するTier VII駆逐戦車「Rhm.-B.WT」と、生まれた企業を同じくするドイツの軽戦車。平べったい砲塔は上下の照準に弱く見えるが、主砲の根本が可動軸となることで-10度、+15度までの俯仰角をとることが可能となっている。

ツリー変更点

ソ連「Т-100」

 新登場の車輌では最小サイズ、そして優れた装甲を備える車輌。ソ連技術ツリーに見られる優れた機動性と隠蔽率、低い車高といった軽戦車における機動偵察、置き偵察の両方に有用なステータスを持った優等生になりそうだ。

ツリー変更点

フランス「AMX 13 105」

 すでに実装されているTier VII軽戦車「AMX 13」に105mm砲を搭載したモデル。サイズが小さいゆえに優れた隠蔽率を誇り、自動装填砲を備える。3発の装弾数で、どのように相手の装甲を貫くかをしっかり見極める必要があるだろう。

ツリー変更点

中国「WZ-132-1」

 砲塔とサイドスカートに空間装甲を備え、貫通力と単発火力に秀でた105mm砲を備えた車両。お椀型の砲塔と排煙機つきの砲、そして立派なフォルムと、見た目は中戦車のようなフォルムとなっている。

ツリー変更点

マッチメイキングを刷新

 3月に発表されていたとおり、マッチメイキングにおいて、Tierが同ランクの車輌が両チームへ同じ数だけ配置され、チームの編成に「トップ3輌、ミドル5輌、ボトム7輌」などのテンプレートを使用する。

 待機時間が長くなった場合にはTierトップとミドルのみで構成される「2Tier戦」、1つのTierだけで対戦する「1Tier戦」を適用することで待機時間を短縮。マップ選択においても、プレーヤーが最近10戦において戦ったマップがなるべく使用されないよう、ランダムに決定される。

【マッチメイキング例】

自走砲の仕様を大きく変更

 アップデート9.18において、自走砲の仕様にさまざまな手が加えられる。本アップデートでは自走砲を「長距離火力支援車輌」として生まれ変わらせるため、チーム内の台数制限、射撃パラメータの見直し、そしてAP、APCR、HEAT弾を廃止するなどの変更がされる。

 また、口径122mm以上のHE(榴弾)を前提とした、爆発範囲内のすべての車輌の能力を低下させる「スタン」メカニズムを実装する。これによって最短で5秒、エンジン出力や最大速度、視認範囲、そして照準拡散率など、さまざまなステータスが大きく削がれる。

 この効果は「内貼り装甲」や「救急キット(大)」を装備することで軽減でき、「救急キット」を大小かかわらず使用することで即座に打ち消すことが可能となっている。

 さらにチーム内での連携を図る追加要素として、自走砲プレイ中のみ「T」キーを押すことで射撃地点を予告することが可能になった。表示半径は最大15mとなっている。また、自走砲の特徴的な弾道を扱いやすくするために新たな照準モードを実装。着弾経路や地形の状況がわかる、正確な砲撃をサポートするモードとなっている。