ニュース

「World of Tanks」、ドスパラ札幌イベントで5対5の対戦大会を開催

札幌店リニューアル後初の大規模イベント。「WoT」アップデート計画も発表

2月5日開催

会場:ドスパラ札幌店

 ウォーゲーミングジャパンは2月5日、北海道札幌市にあるドスパラ札幌店において「World of Tanks」のオフラインイベントを実施した。イベントには、先に行なわれた「World of Warships」のオフラインイベントに続いてウォーゲーミングジャパンより運営チームの加持太郎氏(Taro_JP)、ミリタリーアドバイザー宮永忠将氏、そして三輪木大氏の3名が参加した。

【「WoT」一色のドスパラ札幌店】
店内のモニターからPCからすべて「WoT」で統一していた

会場となったドスパラ札幌店5階のイベントフロア
イベントは、「World of Warships」のオフラインイベントに続いて運営チームの加持太郎氏(Taro_JP)、ミリタリーアドバイザー宮永忠将氏、そして三輪木大氏の3名が参加した
「WoT」のアップデート情報はあっさりしていた。もう少しサービスが欲しかったところ
挨拶するサードウェーブ冨岡功氏。「WoT」、「WoWS」のコアゲーマーとして知られる

 会場となったドスパラ札幌店は12月にリニューアルしたばかりで、その模様についてはGAME Watchでもレポートしたとおり。5階はイベント専用スペースとなっていたものの、これまでe-Sportsを行なうために必要なインターネット回線の帯域が足りないことから大規模イベントが見送られていたが、今回ようやく準備が整ったということで、初の大規模ゲームイベントが「World of Tanks」を使って実施された。

 DEPOツクモ札幌駅前店でもイベント会場に入りきれないほどのユーザーが集まったが、その大半がこちらのイベントに参加し、さらに新たな「World of Tanks」ファンも詰めかけ、100名近くのゲームファンが詰めかけた。札幌では、こうしたゲームイベント自体が少ないため、オフラインイベント自体の人気が非常に高いのだという。

 さて、「World of Tanks」イベントでも、最初に今後のアップデート予定を紹介し、その後に対戦イベントという流れとなった。アップデート情報については、軽戦車ツリーがTier 10まで拡張されることや、初期に実装された重戦車へのバフ、それに伴う技術ツリーの見直し、マッチメイキングシステムの根本的な改善などなど、すでに12月に発表済みの情報ばかりだった。実装時期については、「今年の中頃ぐらいまでに実装できればいいな」(三輪木氏)ということだ。

 新情報としては「新車両はもちろん今年も登場します。もうかなり多くの車両を実装していて、残っているのはキワモノが多いんですが、ビックリドッキリするような車両があります。言うと首が飛ぶのでまだ言えませんが」(三輪木氏)という謎めいたコメントと、現在発表している情報とは別に、「WoT」として大規模なアップデートを予定しており、加持氏は毎週のようにサーバースタッフと調整しているところだという。内容的には「エピックなバトルです」(加持氏)ということで明かしてくれなかったが、「ゲーム的にも古くなってきているので今年ガッツリ刷新する」ということで、これが長年開発しているいわゆる“2.0”に相当するものかどうかはわからないが、いずれにしても「WoT」は今年は大きな変革が待ち構えているようで、正式発表が非常に楽しみだ。

 その後に行なわれた対戦イベントでは、10台のGALLERIAノートPCを用意し、5対5に分かれて対戦が行なわれた。チームは、加持氏と、ドスパラを代表して、東京ゲームショウで「WoT」起業対抗戦で2連覇を遂げているドスパラ「WoT」チームの主将 冨岡功氏が参戦する「WG運営・ドスパラ連合軍チーム」と、来場者のみで構成された「来場者チーム」に分かれ、残り8名の参加者は毎回ジャンケンで決められた。仕様Tierは6、8、10と毎回変わり、使用できる戦車は、くじで国籍縛りで決められるという特殊ルール。

 観戦していた限りでは、全員経験者でしかもそれなりの上級者ばかりが集まっている印象で、Tierや国籍縛りの制約をある意味楽しみながら戦いに挑んでいたため、かなり白熱したバトルが繰り広げられた。

【対戦イベントルール】

 もっとも盛り上がったのは4戦目の中国(WG・ドスパラ)対ドイツ(来場者)の1戦。Tier 10で、中国のTier 10戦車は優秀であるためWG・ドスパラ連合軍有利と見られたが、来場者チームはみんなで相談してマウス3輌にE 100 1輌、偵察役にレオパルト 1という超重量編成で挑み、WG・ドスパラ連合軍はマウスの堅い装甲を貫通できず、まさかのワンサイドゲームで来場者チームが勝利した。

 この試合で実況解説を務めた宮永氏は「これは尖閣を守る戦いです」と切り出し、「1輌が南西諸島沖を突破してきました」とデンジャラストークで場を盛り上げた。

 最終戦は、WG・ドスパラ連合軍が日本、来場者チームが自由編成となった。WG・ドスパラ連合軍が5輌ともSTB-1を選択したのに対し、来場者はT110E5やE 100などもっとも得意な車両を選択し、冨岡氏をして「これは無理だよ(笑)」と言わしめていた。

 最後のジャンケン大会では、明日2月6日より開幕するさっぽろ雪まつりにウォーゲーミングジャパンが展示するTier VIII日本中戦車「STA-2」が2名にプレゼントされた。

 「World of Warships」のオフラインイベントと同様に、暖かくなった時期に札幌で大規模なオフラインイベントを実施することを発表。札幌でのオフラインイベントは、「WoT」や「WoWS」などを横断したイベントになる予定。札幌のゲームファンは正式発表を待ちたいところだ。

【白熱した対戦イベント】
「やはりアメリカ強いわ」とつぶやきながら奮戦した冨岡氏
このところ「WoWS」ばかり遊んでいるという加持氏だが、さすがというべきかお手本のようなプレイ内容だった
10台のGALLERIAノートPCを並べての対戦。ドスパラならではのイベント内容だ
こういった緊張する場では重戦車の安定感が戦果に繋がりやすいようだ
イベントには若いゲームファンも多く詰めかけていた
自身は対戦には参加せず、解説役に周り、場を盛り上げていた
最後のジャンケン大会では「STA-2」をプレゼントということで大いに盛り上がっていた