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【ランキング発表!】年末年始に遊びたいPCゲームアンケート、第2位は「コール オブ デューティ ワールドウォーII」
第二次世界大戦を描く骨太のドラマ
2017年12月27日 12:00
今年11月に弊誌にて実施したアンケート企画「オレが年末年始に遊びたいPCゲームはこれだ! 大アンケート!!」。エントリーした11本の中から読者の方に選んでもらって決定した順位ごとに紹介するコーナー。今回は、第2位となった「コール オブ デューティ ワールドウォーII」をお届けしよう。
ベスト5に選ばれたゲームについては、実際にプレイして、各タイトルを紹介しながらお伝えしていく。使用するマシンは、ゲーミングPCのブランド「レベル∞」シリーズを展開しているユニットコムにご協力いただき、最新の第8世代CoreプロセッサーであるCore i7-8700KとGeForce GTX 10xシリーズを搭載したマシンだ。
【オレが年末年始に遊びたいPCゲームはこれだ!】
□第3位:「信長の野望 大志」
https://game.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1098590.html
□第4位:「Star Wars バトルフロントII」
https://game.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1098589.html
□第5位:「Forza motorsport 7」
https://game.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1098399.html
リアルな戦場ドラマを描いた「コール オブ デューティ ワールドウォーII」
第2位となったのは「コール オブ デューティ ワールドウォーII」だ。毎年新作が発売される「コール オブ デューティ」シリーズだが、今回は第二次世界大戦がテーマ。「キャンペーンモード」、「マルチプレーヤーモード」、「ゾンビモード」の3つを遊ぶことができる。
「マルチプレーヤー」はその名の通り、多人数で対戦するというもの。「コール オブ デューティ」シリーズと言えばこれ、といえるほど定番で、マルチプレーヤーで遊ぶために本作を求めている人も多いのではないだろうか。「ゾンビモード」のオリジナルストーリー「ナチゾンビ」はちょっと面白いルールで、ほかの人たちと協力しながらゾンビを倒していくというものだ。
しかしこの3つのモードの中で、1番プレイしてほしいと思うのはやはり「キャンペーン」だ。テキサス生まれのアメリカ人、ダニエルズを主人公として物語が描かれていくのだが、冒頭の「Dデイ」、つまりノルマンディー上陸戦からスタートするこのストーリーは、戦争の恐怖というものを嫌というほど教えてくれる。ビーチが近づくにつれて敵からの攻撃が増していく状況。機関銃の弾に当たって死んでいく仲間たち。ギリギリのところで上陸を果たしたものの、飛び交う銃弾はその激しさを増していく。
正直なところ、これほどプレイするのがつらいと思ったゲームはなかった。しかし美麗なグラフィックスとともに描かれる戦争はとてもリアル。リアルだからこそそういう思いをすることがあったのかもしれない。戦争の恐ろしさを感じるのにはいいタイトルだと思う。
ノルマンディー上陸後は、敵を倒しながら陣地に深く切り込んでいくことになるが、最初は操作に慣れていないこともあって、とにかく死ぬ。そしてチェックポイントに戻ってもう1度やり直すわけだが、その繰り返しの中からプレイ方法を学んでいくという感じだ。序盤はチュートリアルも兼ねているので、銃の操作方法からグレネードの投げ方、HPを回復するための薬のもらい方、使い方までしっかりとレクチャーしてくれるので、特に迷うことはないだろう。
ストーリーはミッションクリア型で、1つずつ進めていくことになる。シームレスに、どんどんとたたみかけるようにミッションが提示されるのでやめ時に困る。基本は1つのミッションを終えたらそこで中断、という感じになるかもしれない。現実と同じように、銃弾が切れてしまうと弾を撃てなくなってしまうので、こまめに弾を回収するか、敵を倒したあとで手に入れられる銃を使いつつ戦闘していこう。
なお本作については別途詳細なレビューが掲載されているので、そちらも参考にしてほしい。
果たしてどのスペックなら満足できる?
ではここからは、本作を快適にプレイできるスペックについて考えていこう。まず公開されている必要スペックは以下の通りだ。
スペック | |
---|---|
OS | Windows 7 64bit |
CPU | Core i3-3225 以上 |
ビデオカード | GeForce GTX 660 2GB / Radeon HD 7850 2GB |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 25GB |
最低限、動作させるのに必要なスペックはこのラインとなるが、今回用意したマシンスペックを考えるともちろん十分。今回紹介するほかのゲームとの比較差別化も図ることを考えて、ビデオカードはGeForce GTX 1070 Ti、メモリは16GBでテストをしてみることにする。設定は1番グラフィックに負荷がかかる状態にした。筆者の持っているディスプレイは4K対応だがHDRには対応していないので、HDRはオフの状態だ。
スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8700K |
ビデオカード | GeForce GTX 1060 |
メインメモリ | 8GB DDR4-2666 DIMM (PC4-21300) |
チップセット | インテルZ730 Express |
SSD | 240GB |
HDD | 1TB |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W(80PLUS SILVER) |
価格 | 146,980円(税別)~ |
この設定で「キャンペーンモード」をプレイしたが、もちろんまったく問題ない状態。銃撃が当たったあとの土の飛び散りやグレネードが爆発したあとの煙の効果、また鉄条網や塹壕を照らす光の加減など、とても美しく描写される。
次に、これまでと同様に3DMarkによるベンチマークテスト結果についても考察していこう。値を見るとわかるが、ビデオカードの性能差に応じた結果となっており、それがストレートに出ていると考えればよい。
中でも興味深いのが、第2回目で紹介した「Star Wars バトルフロントII」で使用した状態との比較で、この時は今回と同じくGeForce GTX 1070 Tiを使ったのだが、メモリは32GBとしている。ただしテスト結果を見るとほぼ同じ値となっており、メモリは特に増設しなくても、このレベルのゲームであれば十分にプレイできると読み取れる。
今回で第5位から第2位までのゲームタイトルを紹介してきた。残すところ第1位のみとなった。第1位の栄光に輝くのはどのタイトルなのだろうか。掲載を楽しみにしてほしい。