【連載第224回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


ホールド感や多機能化などこだわりのPS3用コントローラー
DSi LL用のプロテクトケース3製品を試す!


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回はPS3用の多機能コントローラー製品より、サイバーガジェットの「CYBER・アナログ連射コントローラ3」と、ゲームテックの「バトルパッドターボ3」を試してみた。どちらもPS3用の有線コントローラーだが、使用感には大きな違いのあるコントローラーだ。

 また、DSi LL用のグッズでは、プロテクトケースグッズを揃えてみた。試してみたのは、サイバーガジェットの「CYBER・プロテクトケース(DSi LL用)」、ゲームテックの「クリスタルシェルLL」、カンタービレの「DSiLL用クラリティケース」の3製品で、こちらも特徴の出しにくいグッズながら、細かな違いのあるグッズとなっている。

【今週のおしながき】
PS3 サイバーガジェット 「CYBER・アナログ連射コントローラ3」
PS3 ゲームテック 「バトルパッドターボ3」
DSi LL サイバーガジェット 「CYBER・プロテクトケース(DSi LL用)」
DSi LL ゲームテック 「クリスタルシェルLL」
DSi LL カンタービレ 「DSiLL用クラリティケース」

 

● 独特なデザインとL2/R2ボタンの配置が特徴的なPS3用コントローラー

「CYBER・アナログ連射コントローラ3」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格:2,480円)
    カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、グリーン


反り返るようなグリップが特徴的なコントローラー
前面よりもさらに特徴的なのが背面。L2/R2ボタンが背面の中央あたりに、斜めについている

 独特な形状が特徴のPS3用有線コントローラーだ。3段階に調整できる連射機能と、同じく3段階に強弱を調整できる振動機能を備えている。ただし、6軸検出によるモーションセンサーは搭載していない。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、グリーンの3色あり、今回はブラックを使ってみた。重量は約217g(ケーブル除く)。接続ケーブルは3.5mと長めになっている。

 最大の特徴は独特な形状だ。グリップが背面側に反るような形をしていて、しっかりと握れるようになっている。また、L2/R2ボタンが背面の中ほどに配置されていて、ボタンの向きも斜めになっているのが非常に斬新だ。前面の中央にセレクトボタン、ターボボタン、PSボタン、スタートボタンと4個のボタンが並んでいるのも特徴的。なおPSボタンではPS3の電源をオンにする操作はできない。

 機能面では、連射機能と振動機能を搭載している。連射機能は○、△、□、×、L1、L2、R1、R2、STARTに設定可能で、連射速度を3段階に調節できる。ターボボタンを押しながら連射設定したいボタンを押すという方式で、ボタンを押している間だけ連射される。連射速度の調節はターボボタンを押しながら方向キーの上を押すという変わった操作になっている。連射速度はコントローラー中央のLEDの点滅速度でわかるようになっている。ターボボタンとセレクトボタンを同時に押せば連射設定がリセットされる。

 振動の強弱も3段階に調節できる。コントローラー中央にあるRAMBLEと書かれたスライドスイッチにより、オフ、弱、強と切り替えられる。

 方向キーにはクリアパーツが使われていて、丸形のキーに十字がついた形状になっている。○、△、□、×ボタンにもクリアパーツが使われている。方向キーや○、△、□、×ボタンの直径は純正コントローラーとほぼ同等だ。アナログスティックは表面に滑り止めのザラつきが付けられているが、素材はラバーではなく硬質なもの。先端にくぼみがついている。スティックの高さは純正コントローラーと同様だ。

 実際にゲームプレイを試してみた。まずコントローラーを握ってみると、ホールド感の高さを感じた。手全体がコントローラーやグリップに密着して、しっかりと包み込める。独特な配置のL2/R2ボタンも、コントローラーを握ったときに中指を自然における位置になっている。独特な配置に納得がいく。

 気になったのは、方向キーやボタンのフィーリングに違和感があったこと。方向キーはカシカシ、キチキチとした感触で堅めになっている。キーの堅さとともに押し込みの深さもそれなりにあり、慣れるまでは方向キーの反応が鈍いと感じる時もあった。強くしっかりと入力する必要がある。また、斜め方向にキーが入りやすく、誤入力されてしまう時もあった。○、△、□、×ボタンも押下したときの感触が堅めで、ボタンも高めになっている。全体的に操作感が独特で、かなり慣れが必要と感じた。

 L1/R1、L2/R2ボタンに関しては指の収まりもよくて扱いやすい。押し込んだ感触も特に不満はなく、クリック感もいい。特にこのコントローラーだけの特徴である独特のL2/R2ボタンは、人によってはオンリーワンの魅力を持つかもしれない。ただし、L2/R2ボタンの感覚はやはり独特なので、純正コントローラーの同ボタンの使い勝手とは大きく異なっている。やはりこちらも好みや慣れによって評価が分かれるだろう。

 振動機能は控えめな強さで、振動の音もあまり聞こえてこない。グリップの内部からじんわりと伝わってくるような振動だ。振動設定を弱にするとかなり弱めに、強にするとDUALSHOCK 3と同等かそれより少し弱いかなというぐらいになる。


連射機能や振動の強弱を切り替える機能を搭載しており、多機能なコントローラーになっている。方向キーやボタンにクリアパーツが使われていて、見た目に豪華なのだが、感触がどちらも堅めなのが気になった。純正コントローラーと並べてみると、全体的なサイズはあまり変わりがないが、手に持ったときのホールド感はまったく別の感触になっている

 独特なデザインやグリップの形状により、ホールド感が非常に高い。だが、方向キーの操作感に扱いづらさを感じたのが残念。方向キー、○、△、□、×ボタンの感触はいずれも堅めなのも気になった。操作感が全体的にかなり特徴的で、人を選ぶところがある。純正コントローラーとは大幅に異なるフィーリングになので、純正コントローラーとは異なる独特なフィーリングを求めている人は、1度試してみるのも良さそうだ。




● 連射機能とアナログスティック感度調整機能を備えたPS3用コントローラー

「バトルパッドターボ3」

    メーカー:ゲームテック
    価格:2,499円
    カラーバリエーション:ブラック、シルバー、ブルー、レッド


多機能がポイントのPS3用コントローラー。ボタンのサイズなど基本的な仕様は純正コントローラーに近く、操作フィーリングが似ている
特徴的なのがこの、L2/R2ボタンの形状。同社から発売されている「アシストパッド3」をつけたような形になっている。フック型で指をひっかけやすく、コントローラーを置いたときの誤動作も防いでくれる
グリップの背面側には段差がついている。この段差に指をかけて、ぎゅっと握り込める

 連射機能とアナログスティックの感度調節機能を持つPS3用の有線コントローラーだ。カラーバリエーションはブラック、シルバー、ブルー、レッドと4色ある。今回はシルバーを使ってみた。

 「バトルパッドターボ3」は全体的にコンパクトなコントローラーで、横幅、縦幅ともに純正コントローラーとほぼ同じサイズになっている。重量は約137g(ケーブル除く)と非常に軽量だ。背面へと反り返るような形状のグリップがある。

 ゲームテックが発売しているPS3コントローラー用のアタッチメントに「アシストパッド3」があるが、この「バトルパッドターボ3」のL2/R2ボタンはDUALSHOCK 3に「アシストパッド3」を付けたような形状になっている。フック型に先端が反っていて、コントローラーを置いたときに押し込まれないようになっている。

 機能面では連射機能がポイントで、連射設定は○、×、□、△、L1/R1、L2/R2、L3/R3、方向キー、スタートボタンと、セレクトボタン以外の全ボタンに設定できる。連射速度は6連射、12連射、24連射、36連射と4段階に調節できる。

 連射設定は、ターボボタンを押しながら設定したいボタンを押す方式。1度目でボタンを押している時だけの連射、2度目でボタンを押さなくても入力される連射ホールド、3度目で解除になる。連射速度の調整は、ターボボタンとセレクトボタンの同時押しで切り替わる。連射速度はコントローラー中央のLEDで分かる。

 アナログスティックの感度も3段階に調整できる。アナログボタンを押すと、弱、通常、強と切り替わる。こちらもコントローラー中央のアナログ感度のLEDの点滅で状態がわかる。

 PSボタンも備えているが、PS3の起動はできない。また、6軸検出によるモーションコントロールや振動機能も備えていない。PSボタンの仕様や6軸検出はサードパーティ製コントローラーなら諦めがつくものの、振動機能が無いのは残念なところだ。

 方向キーは丸形でキーが浮いているタイプ。クリック感はあまり強くなく、音も静か。ストロークや反発も適度で扱いやすい。○、×、△、□ボタンのフィーリングは純正コントローラーに近く、クリック感は少し純正よりも堅めだが、ストロークや反発の感触はかなり近い。

 アナログスティックは先端がザラつくラバーになっていて、少し先端の厚みが薄めで平べったくなっているものの、こちらもやはり純正コントローラーのスティックに近い。スティックの高さ、スティックを倒したときの感触も似ている。

 実際にゲームプレイを試してみた。コントローラーを手に持ってみると、外見よりもコンパクトさを感じさせる。グリップの背面側に段差がついていて、指をそこに置くとしっくりとくる。ぐっと握れて指も自然に置ける作りで、ホールド感は非常に良い。

 方向キー、各ボタン、アナログスティックの操作感はどれも無難で扱いやすい。純正コントローラーのフィーリングに近い方向性を感じる。

 特徴的なのはL2/R2ボタンで、先端が反っているので、指をひっかけておくことで安定する。誤操作も防いでくれ、扱いやすい。ただ、押し込みの感触が少し重く、これは純正コントローラーの同ボタンよりも重め。ボタンのストロークも少し浅めになっていて、重さがあり浅めでグニッとした感触になっている。もう少しストロークが欲しかったところだ。

 アナログスティックの感度調整機能は、ちょっと効果がわかりづらいと感じた。弱、通常、強と切り替えても、調節の幅が小さいのか、劇的に変わるという感触はない。もう少しダイナミックに変わっても良かったかもしれないが、逆に微調整がしたいというニーズには良さそうだ。


多機能で、ホールド感もとてもいいコントローラーだ。だがそれだけに、振動機能がないことが残念に思える。純正コントローラーと並べてみると、大きさはほぼ同じで、グリップが反り返っている分「バトルパッドターボ3」のほうが高くなっている。だが、実際に手で持ってみるとグリップの段差等もあって薄いコントローラーで、純正コントローラーよりもコンパクトに感じられる

 全体的に純正コントローラーの感触に近い無難な感触で、純正コントローラーのプラスアルファとしてホールド感を高めて連射機能やスティック感度調整機能を追加した多機能有線コントローラーになっている。グリップのホールド感の良さや全体のまとまりは非常にいい。ただし、振動機能を搭載していないのはネックだ。ただ、その分軽量という特徴があるので、振動機能にはこだわらないという方に向いている。




● DSi LLを完全ガード!無難な作りで扱いやすい、バランスのいいプロテクトケース

「CYBER・プロテクトケース(DSi LL用)」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格:1,050円)


DSi LLをすっぽりとはめ込んで使用するプロテクトケースグッズ。全体的に無難な作りになっていて、大きな特徴こそないが素材感も良く、扱いやすい

 DSi LL本体を包み込むプロテクトケースグッズだ。素材には透明度の高いポリカーボネートが使われている。重量は約55g、カバーの厚みは約1.1mm。全体的にバランスのいい標準的なカバーになっている。

 ケース表面はツヤがあって、見栄えが良いのと同時に指をとらえてくる感触もある。DSi LL本体は角が丸みのあるデザインになっているが、カバーもしっかりと同様の丸みがついている。丸みのついた部分のツヤが光を反射するようなところがあって、全体的な見栄えはとてもいい。

 外側カメラをはじめ、ケースをつけたままでスイッチやスロット、端子類を全て使えるようになっている。開口部の角には丸みも付けられていて、丁寧な仕上がりだ。ただし、充電端子の開口部だけは角が尖っていて、指で触ると刺激がある。あと、タッチペンホルダーの開口部はちょっと小さめで取り出しづらいと感じた。この2点については残念なところだ。

 実際にプロテクトケースを装着したDSi LLを使ってみた。まず装着だが、これは本体をプロテクトケース内にはめ込むだけ。ケースと本体の一体感が良く、ピッタリとフィットしてくれる。DSi LLを閉じたときの上下噛み合わせもしっかり揃う。気になったのは天板にある外側カメラ部分の開口部で、これが少し位置がずれていた。実際に使う分には何の問題もでないぐらいのズレだが、見栄えとしては気になるところだ。

 手で持ってみると、ケースのツヤが手を捉えてくれるところがあり、持ちやすいと感じた。手触りもよく、カバーの丸みもうまく処理されているので、手にしっくりと収まってくれる。

 気になったのはL/Rボタンで、天板にケースの厚みが加わっている分、L/Rボタンのまわりに余裕がなくなっている。DSi LLを180度に開いてしまうと、天板とL/Rボタンがくっつくぐらいだ。それでもL/Rボタン自体が大きめになっていることもあり、押しづらいというところまではいかないが、ケースにひっかからないよう指の置き方を若干変える必要はある。こうしたDS系のプロテクトケースグッズでは定番の悩みどころなので、致し方ない部分だ。


一体感も高く、ケースの透明度もいい。少し気になったのはタッチペンホルダー部分の開口で、写真右のようにホルダー端の開口部が小さくなっていて、タッチペンの先をつまみにくい

 特徴はあまり無いのだが、使い勝手、素材感等、いずれもバランスのいい標準的なプロテクトケースだ。いくつかは不満点が出たものの、基本的には目立つほどの大きい不満は少なく、扱いやすい製品と感じた。大型化したDSi LL本体だけに、ケースが保護してくれる範囲も大きく、汚れ等の防止にも他のDS以上の効果が期待できる。




● DSi LL本体カラーに合わせたカラーバリエーションが魅力のプロテクトケース

「クリスタルシェルLL」

    メーカー:ゲームテック
    価格:1,050円
    カラーバリエーション:クリア、クリアブラウン、クリアレッド


特徴的なDSi LL本体カラーに合わせたカラーが3色あるところが大きな魅力。ヒンジが無く、上下で独立したパーツになっている

 DSi LLの天板と底面に装着して本体を守るプロテクトケースグッズ。このタイプのケースとしては珍しく、カラーバリエーションがDSi LLの本体色に合わせて3色あるのが大きな特徴となっている。今回は研究所員所有のDSi LLのカラーにあわせてクリアレッドを試してみた。

 「クリスタルシェルLL」は天板と底面側のケースがそれぞれ別のパーツになっていて、繋がっていないタイプのプロテクトケースだ。ケースというよりはクリアカバーという表現のほうが近いかもしれない。素材は透明度の高いポリカーボネイト。重量は上下ケースを合わせて約36gと軽量だ。

 大きな特徴はその厚みで、0.9mmという薄さになっている。従来の同社製品と比較すると25%厚みをカットしたということだ。実際のところケースは非常に薄くて、どの箇所を見ても厚みを感じさせるところがない。

 天板側には外側カメラの開口が、底面側にもボリュームスイッチやタッチペンホルダーなど、全ての箇所に開口がされている。ケースの薄さもあって、どの箇所も触りやすい。角もしっかりと丸くなっている。

 実際にゲームプレイ等を試してみた。ケース表面はツヤツヤとした手触りで、周囲を反射するような光沢もある。ケースと本体のカラーが非常に良くマッチしていて、今回試したクリアレッドが本体色にバッチリと合っている。ツヤが高級感もあって、見栄えが豪華になったという印象だ。ツヤのおかげで滑りにくくもなっている。

 ケース自体は十字ボタンやA/B/X/Yボタンの操作にはほとんど影響しないこともあり、快適にプレイできた。側面のスイッチや端子類も問題なく扱える。L/Rボタンの操作性については、このケースにはヒンジ部分がないことや、ケースの厚みが薄くなっていることで、影響を少なく抑えている。ただそれでもDSi LLを180度に開くとケースとL/Rボタンがくっつくぐらいに近づいてはしまうのだが、あまり意識することもなく普通に操作できるという印象だ。


DSi LL本体の色とケースの色がしっかりとマッチしているのが嬉しい。ケースの厚みも0.9mmと薄くなっていて、一体感の高いケースだ。ヒンジがないタイプのケースなので、L/Rボタンにもケースが干渉しにくくなっているのもポイント

 本体色に合わせたカラーバリエーションと、ケースが薄くなっていることが大きな魅力になっている。本体との一体感は色と装着感の両方の意味で、どちらもとてもいい。不満点もなく扱いやすいプロテクトケースだ。




● 標準的な作りのプロテクトケースだが、L/Rボタン周りなどワンポイントの工夫が魅力

「DSiLL用クラリティケース」

    メーカー:カンタービレ
    価格:オープンプライス(購入価格:1,050円)


ヒンジで繋がっているタイプの、標準的なプロテクトケース。全体に無難な作りだ

 DSi LL本体に装着するプロテクトケースグッズ。素材はポリカーボネートを使用しており、重量は約48g。全体的に無難な作りの標準的なプロテクトケースだが、細かな工夫がされているのが特徴だ。

 ヒンジで天面と底面側のパーツが繋がっているプロテクトケースで、ケースの厚みは約1.2mmほど。薄さはないが、標準的な作りだ。外側カメラの部分をはじめ、側面のスイッチや端子類の箇所はいずれも開口されていて、触れるようになっている。

 表面はツヤがあって指をとらえる感触が強い。だが、サイバーガジェットのケースと比べると光沢はそれほどなく、見た目としては落ち着きのある感じだ。外観においても標準的な、無難なところがある。

 特徴的なのは、独自の開口部。こうしたプロテクトケースでは天板側のカバーがL/Rボタンに隣接してしまって操作しづらくなってしまうことが多いが、このケースではそのL/Rボタンに近くなる部分のカバーを削ってある。また、底面側にはケースから本体を外す時に簡単に外せるよう、中心部に丸く開口している。

 実際にゲームプレイ等を試してみた。手に持った感覚として、やはりケースの厚みがあるぶん、全体が大きくなったように感じてしまうところがある。重量としては今回一緒に試しているケースは大きな差はないのだが、数字的なものより感触からの体感差のほうが強く感じられるところだ。

 全体的な操作感はおおむね無難なものなのだが、開口部のスイッチ類を触るとケースの厚みによる段差が指にひっかかってくる。触りづらいとまではいかないまでも、気になるというところだ。頻繁に触るという意味でも、特に気になったのはボリュームスイッチの開口部で、そのものが小さめで、角も少し尖っている。

 L/Rボタンの操作については、天板側のケースがL/Rボタンの箇所だけあいているので、ケースを付けていないのと同じ感覚になっている。ただその分、ケースとしての見栄えが少し悪くなっているところがあるので、これは操作性か外観かどちらを重視するかというところだ。


ケースの厚みは気になるところだが、全体に無難な作りのケース。だが、L/Rボタンの箇所を削ってあるなど、操作面への配慮がされているのが大きな魅力だ

 全体に無難なプロテクトケースだが、厚みがそこそこにあるところや、その厚みによって開口部が段差状になってしまう点は気になった。本体が大型化したDSi LLだけにケースの厚みは印象を大きく左右するところがあると感じる。一方で、全体的に無難な作りであり、L/Rボタン近くの処理など独特な魅力もあるケースという捉え方もある。特にL/Rボタンの感触にこだわる方に向いているケースだ。





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(2010年 2月 26日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]