「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【連載第7回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【大迷宮バハムート:邂逅編】

フルパーティ(8人用)コンテンツ

平均アイテムレベル:70以上

制限時間:90分

虫もりもり食っちゃった……もうだめだ……

 さて、1層の蛇、2層の玉に続いて4層にも戦闘中に飯を食うはらぺこ君がいる。フェーズ3、フェーズ5と6で降ってくるドレッドノートだ。彼の好物はバグことアラガンワーク・バグ。クモっぽい動きをする虫型のメカだ。バグがドレッドノートに近づくと、わざわざ振り返ってまで捕食するのだからよっぽど好物なのだろう。バグを食べると、ドレッドノートのHPが回復して攻撃力アップのバフが付く。

 現在確立している攻略法では、フェーズ3で落ちてくるドレッドノートには、一緒に落ちてくる4匹のバグを食わせてからドレッドノートのみを倒すという方法が取られている。このバグは放っておくとヒーラーに懐くので、ドレッドノートさんに駆除してもらうわけだ。

 ドレッドノートが北西に降ってくる時、ヒーラーは通常中央辺りにいるので、ドレッドノートを引っ張るナイトとすれ違うようにドレッドノートの下をくぐって背後に回る。するとヒーラーを追いかけるバグをドレッドノートが捕まえて全部食ってくれる。

 ヒーラー的にはこれでラッキーなのだが、大好物を4匹も食ったドレッドノートのパワーアップぶりがヤバい。ドレッドノートを冷静に観察すると、彼の攻撃はゆっくり腕を振ってるだけであまり強そうに見えない。実際、特殊なギミックもなく単にブンブン腕を振り回すだけの筋力バカなのだが、実際食らうと顔が引きつるほどに痛い。タンクの防御バフはもちろん、「ウイルス」や「アイ・フォー・アイ」など各種の防御スキルや弱体スキルを使わなければ、最初の1撃で即死だ。

 このドレッドノートは、フェーズ4が始まるまでに必ず倒さなくてはならない。というのもフェーズ4でまたバグがボロボロ落ちてくるからだ。かなりHPを削られているドレッドノートさんが、待ってましたという勢いで食べてさらにパワーアップしてしまうと、残念ながらそこで試合終了だ。

 フェーズ6でも、バグが2匹落ちてくる。この時には、メインタンクは2体のドレッドノート、サブタンクはナイソル固定に忙しく、DPSはルークスピナーの処理で忙しいので、バグまで手が回らない。バグは放置しておくとヒーラーに懐くので、ヒーラーは右往左往してしまいがちだ。

 そんな時には詩人の「影縫い」で動きを止めることもできるが、1番簡単なのはドレッドノートさんに近づくことだ。ぱくっと食べてくれる。バグを食わせてバフを付けてしまうと、フェーズ3の恐怖が蘇ってくるところだが、1匹食わせたくらいならタンクは平気だ。ただし、フェーズ5から続投してHPが減っている方に食わせてはいけない。もりもり回復して絶望の状況に陥ってしまう。

3人寄れば文殊なら、8人も寄ればすごいはず

3層からさらに地下に降りる巨大なエレベーターが4層のステージ。フィールドマーカーが大活躍する

 今だから言えるが、筆者はずっとタンクで4層に参加していたのでナイソルの区別がついていなかった。始まる前に、DPSが「MTナイSTソルで」などと打ち合わせているのを「何の話をしているんだろう」とのんきに聞いていた。

 もちろんこれは筆者がダメタンクなだけで、できるタンクはちゃんと意味がわかっている。近接がMT側魔法がST側を先に攻撃するなら、それに合わせてヘイトを取る順番や方法を調整する。むやみやたらに「フラッシュ」しまくって、反射ダメージをくらいまくったりはしない。

 4層をプレイしていると、パーティープレイの上手い下手は1人のスーパープレーヤーがいることではなく、チームの連携だとヒシヒシ感じる。何回やっても勝てないなあと思ったら、ギブアップ投票をする前にまずは話し合ってみるとどうだろう。フェーズ2で全員がてんでんバラバラにナイソルを攻撃するのは、単に打ち合わせができてないからかもしれない。「これは、ダメな奴や……」、と思うようなパーティでもちゃんと打ち合わせをすれば結構勝てるものだ。

 実際、4層当たりから、自分1人の頑張りや運だけでは勝てなくなる。ギミックへの理解や、動きの練習、そして打ち合わせが何よりも重要になる。ここを超えれば、いよいよ次は5層、ツインタニア戦だ。長かった「邂逅編」もあと少しで終わりだ。というわけで次回は、クリアまで苦節数カ月の思いを込めてツインタニアさんとのつきあい方を語ってみたい。

Amazonで購入

(石井聡)