「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
【連載第16回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
今日もタンポポが咲いて、みんな仲良く吸われました。 ~大迷宮バハムート侵攻編1層編
(2014/11/6 00:00)
パッチ2.4が実装されて、いよいよ「大迷宮バハムート」のラストを飾る「真成編」に挑戦できるようになった。同時に「侵攻編」がコンテンツファインダーに対応して、何度でも、どこからでも入り放題になった。これまで挑戦を見合わせていた人も「そろそろ侵攻編に行っとくか」重い腰を上げる時期の到来。つまり、いよいよ「侵攻編」を紹介すべき時が来たということだ。
言うまでもないが「侵攻編」は1層から4層までの計4つのダンジョンからなるパッチ2.2のハイエンドコンテンツだ。入り口のあるフォールゴウトは、「邂逅編」の入り口があったワインポートに変わる賑わいスポットになった。
パッチ2.2で「侵攻編」が実装された日、筆者も早速行ってみた。「あのツインタニアを撃破した俺様には、もはや1層ボスなど赤子も同然!」と余裕をぶっこいて行ったもののボス前の雑魚で早々と全滅した。「侵攻編」は甘くなかった。
だが当時はアイテムレベル90の時代。アイテムレベルが110となり、攻略法も確立した今、今度こそ本当に恐れるものは何もない。というわけで、きたるべき「真成編」に乗り込むためにも、これから4週にわたって「侵攻編」をサクサクと進めていきたい。
頭の上にタンポポが咲いたら、視線切りの季節です!
「侵攻編」の道中にはルナゴーレムがウジャウジャひしめいている。隠れるように置いてある「ダークマター塊」を壊さない限り、無限湧きしてくるからいやらしい。そんな雑魚ラッシュを2回ほど繰り返すと、ダンジョンの入り口が見えてくる。そう、ここはまだ外なのだ。だが入り口に入る直前、いきなり現れた植物が理由もなく邪魔をする。1層のボス「ラフレシア」だ。
ラフレシアの攻撃は前半と後半でパターンが異なる。前半は「フローラルトラップ」という技を基点に、「ブラッディカレス」、「ソーンウィップ」、「ダークマター・バルブ」などの技を同じ順番で繰り返すルーチンになっている。
「ブラッディカレス」は、トゲの付いた触手をムチのように振るう前方への範囲攻撃。タンク以外が受けるとわりと痛い。タンクなら最初はノーバフでも楽勝だが、食らう度に被ダメージUPのデバフが累積していくので、2回、3回と食らっているとだんだん回復が追いつかなくなってくる。そのため、「フローラルトラップ」の時にタンクをスイッチするのがセオリーだ。
「ソーンウィップ」は2人のプレーヤーが茨で結ばれて継続ダメージを受ける技。茨で結ばれた2人が反対方向に走って距離を取れば、難なく切ることができる。たまに攻撃や回復に夢中で放置してしまう人もいる。DoTがかなり痛いので、長く放置すると死亡する。相手が忙しそうなら、自分が攻撃の手を休めて切りにいく「痛いと不平を言うよりも、進んで茨を切りましょう」の心持ちが大切だ。
最初の「ソーンウィップ」が終わると、「ダークマター・バルブ」が3つ降ってくる。床に降りると足下にヘヴィと継続ダメージが付く野茨を発生させる。基本的には無視でOKだが、ラフレシアに重なるように中央に落ちてくるバルブだけは、野茨が広がる前に即効で倒す。野茨は3段階に広がるが、3段階目になると野茨に阻まれ、近接が攻撃できない。
たまに気付くと野茨を踏んでしまっていることがあるだろう。狭い空間にぎゅうぎゅう詰めで戦っているので見えにくいのだ。たいして痛くもない技で謎の死を遂げているDPSやタンクは、結構これが原因だったりする。
バルブを処理し終わった頃に2回目の「ソーンウィップ」が来る。と同時に、ギミックのキモである「スローラルトラップ」が発動する。DPSかヒーラーの中からランダムに1人の頭に、通称“タンポポ”とも呼ばれる黄色いマークが付く。ラフレシアはマークが付いたプレーヤーに向かって、広い前方範囲の「捕食」という吸い込み技を使うので、マークが付いていない人は、食われないようにメインタンク側に避難する。たまに、付いている人まで避難してきて、パーティー半壊の憂き目に遭う。
ちなみにラフレシアの吸い込み技は、吸い込まれた人はスタンになり、「捕食」された人数に応じてラフレシアに与ダメージアップのバフが付く。その後「放出」という全体攻撃と共に食べられた人を解放する。「捕食」のバフはどんどんスタックされていき、現状ではバフ4以上になると「放出」で後衛が即死するほどのダメージが来る。フェーズ2以降にくる「蜜蜂」解除のために必ず食われる必要があるので、できればそれ以前には1回も食われたくない。
そこで“タンポポ”が付いた人も、野茨に乗るか、視線切りという方法で回避する。野茨に乗るとダメージを受けるがラフレシアに吸い込まれずにすむ。視線切りは現在主流の回避方法だ。「新生FFXIV」では術は対象者の方を向いていなければ発動しない。この性質を利用して、詠唱に入った時に、敵の反対側に回り込むことで術攻撃を回避する。タンポポが付いたら、尻にくっつくくらいの位置でスタンバイして消えると同時にメインタンク側にダッシュすれば捕食を回避できる。この時、走り出すのが早すぎるとラフレシアが振り向いて8人全員仲良く捕食されてしまう。どういうタイミングがベストかは、実際にやってみて覚えるしかない。