レビュー

USJ「名探偵コナン 4-D ライブ・ショー」レビュー

長年のコラボが生んだ体験すべき常設エンタメ。怪盗キッドが格好良すぎる

【名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石(ジュエル)~】

開催期間:3月22日~

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、レギュラーアトラクション「名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石~」のプレスプレビューが3月21日に開催された。オープンは3月22日より。

 「名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石~」は、リアルな登場人物によるアクション、幅45メートルの巨大スクリーンによる3D映像、光や霧などの特殊エフェクトが融合した“新次元劇場(ネオディメンション・シアター)”と呼ばれるアトラクション。パーク史上初となる日本アニメコンテンツのレギュラーアトラクション、つまり常設のアトラクションとしてUSJで楽しむことができる。

 今回、メディアに初公開された本アトラクションの内容と見どころをお伝えしていきたい。

マンハッタンシアターで体験できる「名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石~」

舞台と映像が一体となって展開。驚きが連続するエンタメ体験

 本アトラクションのストーリーは、鈴木財閥相談役の鈴木次郎吉が、宝石「黄昏の虹」のお披露目会を開催するというもの。ゲストは招待客となり、お披露目会のために準備したというシアターに足を踏み入れる。

 アトラクションではシアターに入場する前に、鈴木次郎吉の姪である鈴木園子によるプレショーが開催。鈴木次郎吉は画面越しに中継で登場し、お披露目会の目的や内容を説明してくれる。一方で、宝石「黄昏の虹」は怪盗キッドから狙われており、すでに予告状が届いているとも明かされる。そして、ゲストはシアターに移動し、お披露目会の幕が開くこととなる。

屋内にはBELL TREE Seaside Theaterの表記。お披露目会の会場だ
プレショーでは鈴木園子がリアルに登場する
鈴木次郎吉。宝石が怪盗キッドに狙われていると話す

 本アトラクションは、3Dメガネをかけて、スクリーンの3D映像を含めて楽しんでいく。加えて、舞台上にはリアルな登場人物として毛利蘭や鈴木園子がいて、舞台上と映像内の世界が一体となって展開する。

 また注目すべきは、上映中に起こる様々な演出と仕掛けだ。シアター内で起こる出来事はすべてネタバレになるのでほとんど言及できないが、とにかく場面が目まぐるしく変わっていき、その中で驚いたり、感嘆したり、思わず声を上げてしまったりする。

シアター内部
内容はぜひご自身で体験してほしい

 特に怪盗キッドが目の前に現れるシーンは注目で、どうやって登場するのか、そしてどのような立ち振舞をするのかはぜひ見逃さないようにしたい。個人的にはとても格好良かったし、鑑賞という点では座る席も重要に感じた。本アトラクションの、数多くある目玉のひとつだろう。

 もうひとつ印象に残っているのは、1回体験すると、もう何回か見たくなるということ。映像内も含めた広い舞台上では、様々な場所で様々なことが起きているので、ひとつの出来事に注目していると、いつの間にか話が進んでいたり、登場人物が移動していたりする。一度ではとても舞台上全体を見ることはできないので、アトラクションを深く理解するためにもリピートでの体験はかなりオススメだ。

怪盗キッドが格好良すぎる

 また体験後は、目の前にショップ「ユニバーサル・スタジオ・スーベニア」があるので、そこでの余韻も楽しい。アトラクションの世界観を表現した店内装飾となっているほか、アトラクションに関連したオリジナルグッズが多数展開している。

 コナンや怪盗キッドのぬいぐるみはもちろん、「毛利小五郎の名刺」や毛利蘭が携帯電話につけていた「ナマコ男」のストラップなどが手に入る「コレクション キーチェーン」など、様々なグッズを購入できる。

 USJの新たな常設の目玉として、「名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石~」はエンタメ性たっぷりのアトラクションと言える。長年のコラボによる蓄積が実を結んだひとつの形だと思うので、ぜひ今後の行方に注目していきたい。

こちらがグッズの一部。安室さんグッズ、黒い犯人グッズなどもある