レビュー
「逆転裁判456 王泥喜セレクション」レビュー
2023年12月12日 00:00
「逆転裁判5」ではナルホドくんが弁護士に復活!
2013年に3DSで発売されたのが、「逆転裁判5」。時間軸としては「逆転裁判4」の1年後にあたり、「逆転裁判4」の続編。弁護士としてナルホドくんが復活し、オドロキくんも引き続き登場。事務所の新弁護士として、海外で飛び級で弁護士資格を取ったという天才児(?)・希月心音ちゃんが登場する。
本作からグラフィックが完全3DCG化しており、これによってグラフィックがより繊細になり、カメラワークなども「逆転裁判4」から飛躍的に進化した。
「逆転裁判5」からDLCに対応しており、コスチュームの変更が可能となっている。
証言を得て矛盾をつきつけるという、「逆転裁判」シリーズの基本的な遊び方は変わっていない。
第1話は、新ヒロインのココネちゃんの幼馴染の森澄しのぶが、法廷爆破事件の被告人となる。法廷爆破事件によってオドロキくんは負傷してしまい、ココネちゃんはひとりで弁護席に立つことになるが、そんなココネちゃんを救ってくれたのが、弁護士として復活を果たしたナルホドくんだった。
ちなみにココネちゃんのすごいところは、18歳で飛び級して弁護士資格を取ったことだけではない。なんと心理学も学んでおり、法廷でも心理学を活かした新たなシステム「ココロスコープ」が導入された。
そして第2話からは、本作のライバル検事となる夕神迅(ゆうがみじん)検事が登場。夕神検事は、囚人にして検事という謎の経歴の持ち主で、通称「ユガミ検事」と呼ばれている。法曹界の”歪み”をテーマにしている本作ならではのネーミングである。
第2話は第1話の前日譚で、ココネちゃんが新メンバーとして合流したストーリーが描かれる。妖怪を軸にした殺人事件が繰り広げられ、みぬきちゃんの友達の天馬ゆめみの父親・天馬出右衛門(てんまでえもん)が、九尾村の村長を殺害した容疑で逮捕されて、被告人となる。
ナルホドくんが弁護士として復活を果たし、ストーリーも非常に丁寧に作られている「逆転裁判5」。オドロキくんの、目を見張るほどの成長ぶりにも注目してほしい作品だ。
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