レビュー
「グーニャモンスター」先行プレイレポート
寺田てら氏の“めちゃカワ”キャラが魅力! ワイワイ盛り上がれる3vs1パーティアクション
2022年11月29日 00:00
- 【グーニャモンスター】
- プラットフォーム:PS5/Nintendo Switch/PC
- 発売元:MUTAN
- 開発元:MUTAN
- 12月4日 発売予定
- 価格 通常版:1,980円
- デジタルDX版:2,980円
「グーニャモンスター」は、“めちゃカワ”な世界観が特徴の非対称型パーティアクションだ。非対称型アクションといえばホラー要素が魅力の「Dead by Daylight」が有名だが、本作はイラストレーター・寺田てら氏による可愛らしいキャラクターが魅力。メインビジュアルもカラフルで、まるで“パーティ”のような絵となっている。
今回は、「グーニャモンスター」を先んじてプレイする機会を頂いたので、先行プレイレポートをお届け。“寺田てらワールド”全開な、ワイワイ盛り上がれる本作の特徴を見ていきたい。
世界観とキャラが“めちゃカワ”! 非対称型アクションとパーティゲームを融合した「グーニャモンスター」
まずは「グーニャモンスター」について、少しおさらいしたい。本作は、3人のバスターと1人のモンスターにわかれてプレイする非対称型パーティアクション。ステージには“アンデッド”が出現し、バスター側は“アンデッド”がドロップするソウルを制限時間内に7個集めることで、モンスター側はソウルが7個あつまるのを阻止、またはバスター3人を全員捕食することで勝利となる。
また、登場キャラクターも魅力の1つ。本作では、歌手のAdoさんや、ナナヲアカリさんのMVデザインを手掛けたイラストレーター・寺田てら氏がキャラクターデザインを担当している。オクト、スネイル、ピラルク、トードのバスター側のみならず、パンプキンやファントムといったモンスター側も、“寺田てらワールド”全開の可愛らしいデザインとなっている。
さらに、キャラクターたちの魅力を、さらに引き出すのがキャラクターボイスだ。主人公・オクト役を「アイドルマスター Side M」などで活躍する声優・野上翔さん、ピラルク役をアニメ「チェンソーマン」などに出演するファイルーズあいさん、トード役を声優・杉田智和さんが担当。まるでアニメ作品のようなキャストが、登場キャラクターの表情をより豊かにしてくれる。
今回プレイしたのはプライベートマッチ。複数回試合を行ない、順位に応じて懸賞金をゲットしていく。最終的に一番早く「懸賞金1億円」になったプレーヤーが勝利だ。なお、本作はプレイステーション 5/Nintendo Switch/PC(Steam)にてリリース予定だが、今回はPC版をプレイ。操作はキーボード・マウスとコントローラー両方に対応しているが、今回はコントローラーを使用している。
まずは、4人の中から“モンスター役”を抽選。プライベートマッチでは、モンスター役を毎試合ごとに抽選で決めていく。ステージも毎試合抽選となっていて、今回は「ディープフォレスト」という場所だ。薄暗く、木の根っこなどの障害物が多く配置されている。
プライベートマッチ1試合目は、ソウルを集めていくバスター側をプレイ。操作するキャラクターは主人公のオクトだ。なお、バスター側のキャラクターは現時点で4人存在するが、キャラ固有のスキルなどは特になく、自分好みのキャラを使うことができる。なお、1試合の時間は3分と、短期決戦となっている。
なおプライベートマッチでは、バスターが持つ武器も1試合ごとで変わっていく。好きな武器を選ぶことはできず、シューターやショットガン、レーザーガンなど、様々な武器を使って、“アンデッド”を倒し、ソウルをゲットしていく。ステージ中に出現するアンデッドは“ほどよい強さ”で、10秒から20秒ほどバトルすると、ソウルをドロップする。
だが、バスター側で一番気を付けたいのがモンスターの存在。どこにいるか、場所がわからないため、慎重に行動しながら、ソウルを集めていかなければならない。また「ディープフォレスト」では、木の根っこが多数存在。根っこにこけてしまうと、しばらく身動きが取れない。モンスターの恰好の餌食となってしまう可能性が高いため、注意して行動しよう。
万が一、モンスターに倒されてしまっても、ゲームオーバーにはならず、ゴーストとなってバスターを手助けできる。ゴースト状態では、ステージに散らばるソウルの運搬や、味方に接近するモンスターに“アタック”を仕掛けられるなど、その存在は極めて重要。さらに、10秒の猶予時間が終了し、味方に助けてもらうと、また復活することができる。
残念ながら、この試合ではソウルを7個集めることができず、モンスター側の勝ちとなった。勝者となったモンスターは、懸賞金3,000万円を獲得。バスター側は、戦績に応じて少額の懸賞金が与えられるが、試合で活躍できなかったプレーヤーはマイナス1,000万円の痛手を負う。ソウルを運搬しつつ、味方を助け、積極的に試合に活躍していこう。
続いてはモンスター側をプレイ。モンスター側のやることは非常にシンプルで、バスターがソウルを集めることを“阻止”する。そのためには、バスターを見つけ次第、Bボタンを押して“捕食”するか、スキルを使って攻撃しなければならない。
今回、抽選で当たったモンスターは「ミノタウロ」。その名の通り「ミノタウロス」がモチーフのモンスターで、闘牛のような角が生えている。またモンスターには固有のスキルがあり、ミノタウロのスキルは“突進”となっている。
モンスター側は、まるで鬼ごっこの“鬼”のような感覚で、見つけ次第、追いかけて捕食していく感覚は非常に爽快。なお、捕食といっても、グロテスクな描写は一切ないので、そこはご安心いただきたい。
また、ミノタウロのスキル「突進」も、周囲の構造物を破壊しながら突き進んでいくため、バスターを追いかけている際に、スキルを発動し、ターゲットを変更して不意打ちを狙うこともできる。作戦次第で、形勢逆転も狙えるスキルだ。
バスターの捕食やスキルの発動によって、うまく行ってると思っていたモンスター(筆者)だが、順調にソウルを集められてしまい、残り10秒弱というところで、バスターがノルマ達成。筆者の負けとなり、懸賞金-1,000万円を背負うこととなった。
バスター側、モンスター側ともに負け試合を紹介したことで、筆者のゲームセンスを疑う方もいるかもしれない。だが、この後の試合で熱戦が繰り広げられ、筆者が徐々に逆転。懸賞金1億円を達成し、プライベートマッチでは見事優勝を飾った。
今回プレイした範囲では、バスター側とモンスター側、どちらかが一方的にやられるということもなく、お互いが丁度いいバランスに仕上げられていると感じた。また、今回はチャットツール「Discord」を使用して、プレーヤー同士でボイスチャットを行なっていたが、仲間同士の連携や「食べられました」というシュールな報告もあり、笑いの絶えないゲームとなった。
非対称型アクションの“緊張感”とパーティゲームの“楽しさ”が程よいバランスの「グーニャモンスター」
ここまで「グーニャモンスター」の先行プレイレポートをお届けしてきた。今をときめく声優陣と寺田てら氏による圧倒的可愛さのキャラクターたち、「DbD」のような非対称型アクションの緊張感と、パーティゲームのようなプレーヤー同士で楽しめるラフさを併せ持っている「グーニャモンスター」は、唯一無二の仕上がりに感じた。
また、PCやPS5、Switchでクロスプレイができる点も好印象。唯一、PS4がないところが残念だが、Switch版では1画面を共有する“おすそわけプレイ”も可能とのことだ。オフラインでも、オンラインでも楽しめるパーティゲームをお探しの方は「グーニャモンスター」を検討してみてはいかがだろうか。
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