★ PS Vitaゲームレビュー★
そして“少女は空に落ちる”
センスに満ちた世界を自在に楽しめる携帯機新世代タイトル
「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」
ジャンル:
  • 重力アクション・アドベンチャー
発売元:
開発元:
  • ソニー・コンピュータエンタテインメント
プラットフォーム:
  • PS Vita
価格:
5,980円
発売日:
2012年2月9日
プレイ人数:
1人
レーティング:
CERO:C (15歳以上対象)

 PS Vitaの機能を活かした“ならではのタイトル”。今後そうしたタイトルがたくさん生まれてくるとは思うが、その中でも初期の名作として語られるようになること間違いなしのタイトルがこの、「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」だ。

 インパクトのある作品タイトルからも独特な個性を持った作品であることがうかがい知れるが、本作は“重力を操り、センスに満ちた世界の空を自在に飛び回る”という新機軸のタイトルとなっている。その魅力は、作品タイトルの長さによるインパクトなんて比べものにならない。携帯ゲーム機の新世代タイトルとも言える本作の魅力をレビューしていこう。


― Story ―

記憶を失った少女「キトゥン」は、
不思議な黒猫と出会い「重力使い」となる。

巨大な円柱の周囲を取り囲むように築かれた空中都市「ヘキサヴィル」。この都市は「重力嵐」の脅威によって、壊滅の危機に瀕していた。

住処を失い、さまよう人々の姿も目立ち始めたヘキサヴィルの一角で、後に、街の人々から「キトゥン」と呼ばれる少女が目を覚ます。

「重力猫ダスティ」との出会いを経て「重力使い」となった「キトゥン」は、嵐と共に現れた謎の怪物「ネヴィ」の脅威から人々を守り、
嵐に「奪われた街」を奪還するために奔走する。

もう1人の重力使いの少女「クロウ」をはじめとする強敵たちとの戦いを経て、「キトゥン」は強く成長し、やがて街と自身をとりまく謎の核心に迫っていく……。



■ “空へ落ちる” 重力を制御して空間を自在に飛び回るオープンワールドアクション

記憶を失なった少女は、不思議な猫ダスティと出会ったことである力を手に入れる。本作の醍醐味である“重力変化”の力だ
無重力状態になってフワフワと浮き上がったあと、視点の方向に重力をつけて“落下”していく。空へ壁へ、屋根に逆さまに、自由自在に落下していく独特なシステムだ

 記憶を失い、街の片隅で目覚めた少女。後に「キトゥン」と呼ばれる少女が、「重力猫ダスティ」と出会うところから始まっていく本作。ダスティと出会ったことでキトゥンが得た能力こそが、本作の醍醐味だ。

 それは「重力変化」の力。Rボタンを押すことで発動するその能力は、“好きな方向へと落下できる”というもの。重力の方向を決めることで“その方向へと落下していく”。すなわち、空へと落ちていけば、それは飛んでいる事と同じだ。全方向に自由に重力の方向を決めることで、そしてそれを制御することで、プレーヤーは空間を自在に飛び回れる。

 Rボタンを押すと身体が赤く光って、フワリと浮き上がるキトゥン。そこから右アナログスティックかPS Vita本体を傾けるモーションセンサー機能を使って、重力の方向を決める。方向を決めたら、もう1度Rボタンを押すと、キトゥンはその方向へと“落ちていく”。上下左右、全方向自在だ。

 おおまかにプレイ中の動きを書いてみると、左アナログスティックで普通に歩いて移動しているところから、Rボタンを押して重力使いの力を発動。右アナログスティックかモーションセンサーで視点を真上の空へと動かしてRボタンを押せば、キトゥンの身体は一気に空へと舞い上がり、目の前にあった大きな建物よりも高い場所へと“落ちていく”。そしてそこから、視点を動かして大きな建物の屋上へ重力を変えて着地。建物の屋上から×ボタンでジャンプして別の建物へと飛び移りつつ、また空へと“落ちていく”。こんな動きで広い世界をいくらでも探索できる。

 重力変化の力はただ飛び回るだけではない。重力を変化させているのだから、“横方向に重力を向けて建物の側面に着地”したり“上方向に重力をつけて天井裏に着地し世界を逆さまに見る”なんてことも可能だ。まさに全方向自由自在。画面も逆さまになったりとユニークな角度になるが、本来の重力の方向(地上側)は“髪の毛が落ちている方向”でわかるようになっているし、Lボタンを押せば重力変化をオフにできるので、重力をリセットするような感覚で制御できる。

 この“重力変化”の気持ちよさは、本作最大の特徴だ。“落下していくスピード加速感”が全方向で感じられる。“飛んでいるというよりも落ちているという感覚”で、それを“コントロールできる”という独特さがものすごく個性的な感触を作っている。


行きたいところへ自在に落下して移動していく。上空へ落下すれば、それは空を飛んでいるのと同じことというわけだ。落下の加速をつけて飛び回る感触は、他にない気持ちよさ
遠くに見える高い建物も、重力で落ちていけばあっという間。歩いたり走ったりだけの普通の移動方法にはない楽しみ方ができる

謎の怪物「ネヴィ」とのバトルアクションでは、キック攻撃のコンボやジャンプを組み合わせた動き、さらに重力変化を使った特殊な攻撃など、多彩な動きを駆使する
リズムが良くモーションも滑らかなアクションは、遊んでいる感触がとてもいい。重力変化の能力だけでなく、こうした基本となる動きも非常によくできているのがポイントだ

 独自なところばかりでなく、基本のアクションも非常にしっかりしているのが本作の良さだ。□ボタンでキック攻撃のコンボが繰り出せるが、キビキビとしたモーションと手触りで、気持ちよさとモーションの良さをしっかり両立させたバランスの良い仕上がり。×ボタンのジャンプからのキックや、□+×ボタンでの特殊なキックなど、多彩さも持ち合わせている。

 回避アクションはちょっと独特で、前画面をフリック(タッチしてスライド)して行なう。タッチパネルを使ったアクションだが、例えば親指で□ボタンでコンボを繰り出しつつ、敵の攻撃モーションを見て「危ないっ」と思った瞬間にその親指を画面隅へスイッと動かせば、感覚的に回避できる。行き過ぎ感のないシンプルなタッチの使い方が、アクションの操作感に上手くマッチしていると思えた。

 敵は「ネヴィ」と呼ばれる謎の生命体。黒い影のようなボディにいくつかのコアを持っているのが特徴で、その姿は様々な形状や大きさをしている。ネヴィのコアをいかにうまく攻撃するかが本作のバトルのポイントとなる。

 基本となるキック攻撃に重力変化を加えることで、さらなる攻撃も可能。最も多く活用することになる「重力キック」は“重力変化からの落下の加速を活かしたキック”で、要するに落下キック。だが本作では“どの方向にも落下できる”ので、地上と水平に落下しつつキックしたり、飛んでいるネヴィに向かって上空へ落下しながらキックしたりと、本作ならではの攻撃になっている。

 「重力キック」は相手との距離によって威力が2段階に変化する。近ければ威力は下がり、一定以上の距離では威力が向上する。ネヴィのコアに向かって多少のホーミング性能があり、落下中に多少の方向制御もできるが、威力が高い落下距離の長いキックでは、ネヴィのコアが動いてしまって当てるのが少し難しい。上手い具合に距離感を調整しつつ、方向をコントロールしつつ放てるようになれば楽しくなってくる。上達してくると、空間を自在にいったりきたりしながら「バシーンバシーン」と重力キックを連続ヒットさせて、爽快にネヴィを倒せるようになる。ヒット音等のSEも気持ちいい。

 この他にもキトゥンには様々なアクションがある。前画面の左右端をタッチし続けて「重力スライド」という、道を高速に滑っていく移動&攻撃や、○ボタンで発動する「重力グラブ&スロー」で周囲の箱などのオブジェクトを浮かせて飛び道具として使ったり、一定時間ごとに使用できる各種の必殺技など、その種類は豊富だ。

 それに対してネヴィも様々な形状・形態のものがいるので、“どんな攻撃方法で戦うか”も戦いのキーポイントの1つ。コツが掴めてくるまでは少し苦戦するかもしれないが、コツが掴めてからは“本作ならではのアクション”を駆使した気持ちよいプレイが楽しめる。


重力変化で落下キックを食らわせる「重力キック」。一気に加速して蹴りつける攻撃はスピード感抜群で、うまく決まると気持ちいい。どんな方向にでも落下できる本作の特徴を最も活かした攻撃だ
特殊なアクションも豊富。画面の両端にタッチしての「重力スライド」では、滑るように高速移動するキトゥンをPS Vitaを傾けるモーションセンサーで左右に移動させ、上に振るとジャンプする。画像右は必殺技のひとつ「スクラッチトルネード」。爪状に変形したダスティと一体化し、ネヴィのコアめがけて連続突進する
「ネヴィ」は様々な種類や形態のものがいて、種類によっては倒し方や戦い方を工夫するのがポイント。画像右下のようにトゲを出して近づけないようにしてくるネヴィもいる。攻撃できるチャンスを逃さないようにしよう
ボス敵のトドメには大技「フェイタルムーブ」! 往年のテレビアニメ作品のエピソードの最後に必ずあったクライマックスシーンのような盛り上がりを見せるアクションだ



■ 広大でセンスに満ちた空中都市「ヘキサヴィル」。多彩なチャレンジミッションにはDLCでの追加予定も

空中都市「ヘキサヴィル」の上下左右に広がっている緻密さは携帯ゲーム機の内容とは思えないほど。画像は列車の上に乗って移動しているところだが、遠くに見える街にもシームレスに移動できる
ヘキサヴィルの街並みは幻想的な色合いに包まれていて非常に美しい。そしてそんな都市を歩いて見てまわってもいいし、重力を使って好きに飛び回ってもいい。センスに満ちた世界を自由に探索できるのも本作の大きな魅力

 「GRAVITY DAZE」の舞台は、空中都市「ヘキサヴィル」。巨大な円柱を取り囲むようにして造られている不思議な都市で、今この都市は「重力嵐」という街の区画や人が重力に吸い寄せられるようにして吸い込まれ消えてしまう現象、そして嵐とともに現われた謎の怪物「ネヴィ」の脅威にさらされていた。キトゥンは自分の記憶を探しつつも、この「嵐に奪われた街」を奪還するのが目的だ。

 空中都市「ヘキサヴィル」は広大なオープンワールド。大きくわけて4つの街で構成されているが、その広さといずれの場所もシームレスに繋がっているスケール感は、とても携帯ゲーム機の規模とは思えないほどのもの。都市は横方向にもけっこう広く、上下にも複雑に広がっているのがポイントで、見える範囲のどこへだって行けてしまう。重力を操れるキトゥンならではのダイナミックな移動で、街の高い場所も低い場所も、浮かんでいる都市の底面ですら行くことが可能。都市の作り込み度合いには、感心と驚きを感じること間違いなし。

 このオープンワールドの中には、様々なミッションや都市の仕掛けが用意されている。自由に移動し、好きなものを楽しむという、オープンワールドならではの作りだ。ストーリーミッションは当然として、街には会話すると情報をくれる人や、停止した街の施設がある。また街のいたるところには「プレシャスジェム」というエネルギーがあり、それを集め、停止した街の施設に放り込むと、チャレンジミッションに挑めるようになる。

 チャレンジミッションは、一定時間ネヴィと戦い続けてハイスコアを競ったり、「重力スライド」を使ってのレースをしたり、「重力グラブ&スロー」を使ってオブジェクトをうまく所定の位置に投げてみたりと、いずれもスコアアタック形式のゲームになっている。スコアには金・銀・銅のランクがあって、ハイスコアを記録すればたくさんのプレシャスジェムがもらえるというわけだ。

 つまり流れとしては、街を巡って少量のプレシャスジェムを集め、それを使って街の施設を復旧させてチャレンジミッションを出し、そのチャレンジミッションで高得点を出してたくさんのプレシャスを獲得する、というものになっている。またチャレンジミッションのスコアはネットランキングにも対応しているので、純粋なスコア争いのやり込みも楽しめる。

 集めたプレシャスジェムは、キトゥンの能力を強化するのに使う。キックの威力アップやコンボの回数のアップ、回避アクション回数アップ、重力エナジーの持続時間やその回復時間、重力キックの性能アップなどなど、各種ステータスやアクションをパワーアップできる。ゲームスタート時と成長後を比べると、アクションが多彩になり爽快感、操作性もアップする。プレシャスジェムを惜しまずにどんどんパワーアップさせるほうが楽しめる。ボスのネヴィに勝てない時も、チャレンジミッションで稼いでバンバンパワーアップさせるのがオススメだ。


「ヘキサヴィル」は4つの街で構成されていて、街それぞれに雰囲気が異なる。重力変化で飛んで移動するのも気持ちいいが、道を歩いてみると、路地や階段の作り込みの細かさに驚かされる。本作はそうした探索の魅力も相当なものがある
街中には話を聞ける人がいたり、ミッションが始まるところがたくさんある。オープンワールドを好きに楽しんで、好きな時にストーリーを進めるもよし、ミッションを遊びこむもよしという、フリースタイルのゲームになっている
ハイスコアにチャレンジする「チャレンジミッション」。画像は「スイーパートライアル」というもので、重力グラブで周囲のオブジェクトを浮かせ、所定の場所に投げてスコアを獲得するというゲーム。一定のスコアを出せばプレシャスジェムがもらえる
プレシャスジェムを使ってキトゥンの能力をレベルアップ! レベルが上がればアクションがより多彩になり、プレイの気持ちよさがさらに加速していく



■ コミカルに描かれた「コミックシーン」でさらに魅力アップ! 田中公平氏の楽曲もバッチリフィット!

記憶を失った少女「キトゥン」の魅力も、本作に欠かせないもの。クールな見た目をしている彼女だが、中身はかわいらしい女の子
プレイ中にキトゥンにタッチすると、「どこから触られたの!?」と言わんばかりにキョロキョロするなんていうギミックも

 アクションの魅力、世界の魅力に続いては、キトゥンをはじめとした“キャラクターたちの魅力”だ。キトゥンは明るく元気いっぱい、サバサバした性格でストレートに思っている事を口にしたり、はたまた落ち込んだり寂しがり屋だったりと、とても素直で、未成熟な魅力を持った年頃の女の子。活き活きと描かれている彼女の魅力が、本作の存在感をグッと高めている。

 また、キトゥンをはじめとしたキャラクターたちのやり取りは、マンガのようにコマ割りされたシーンを進めていく「コミックシーン」で展開されるところもポイント。コミカルさを描きやすいコミックの手法使っていることで、謎に満ちた世界観ながら、そこに生きる人々やキトゥンのコミカルな魅力がうまく引き出されている。硬軟(シリアスさやミステリアス加減=硬さと、コミカルさ=軟らかさ)がバランスよく展開されるという印象で、キトゥンや本作に愛着が湧くこと間違いなしだ。

 そんなキトゥンの魅力や冒険のテイストをワンランク押し上げているのが、本作の“楽曲の魅力”。数多くの名作に参加してきた田中公平氏が手がける本作の楽曲は、不必要なトゲトゲしさはなく、柔らかく暖かく、それでいて冒険の高鳴りを感じさせてくれるものばかり。本作のこれでもかと言わんばかりに独特な世界観を、包み込んでまとめあげている。良作が名作と呼ばれるためには楽曲の良さは必要不可欠だが、本作はまさにその好例だ。


エピソードの合間に挿入されるイベントシーンでは、マンガのようなコマ割で見せるコミックシーンもある。キャラクターたちの会話、キトゥンの反応など、アクションシーン中にはなかなか入れづらい魅力がうまく表現されている。ちょっとエッチなシーンもあったりする
ストーリーの鍵を握るもう1人の重力使い「クロウ」。彼女はキトゥンが街を救おうとする行動を憎んで邪魔してくるのだが……



■ 圧倒的なセンスをみせる、携帯ゲーム新世代を告げる驚異のタイトル

“少女は空に落ちる”というキャッチフレーズは本作のセンスの良さを物語っている。まさに自在に落ちていく魅力であり、オープンワールドな世界の新しい楽しみ方をみせてくれる
謎に満ちた幻想的な世界観も必見。都市ヘキサヴィル以外にも不思議な世界が広がる

 “少女は空に落ちる”というキャッチフレーズからもビシビシ伝わってくる本作のセンスの良さは圧倒的だと感じられる。フランス語をベースにしたようなオリジナル言語のボイス、ヨーロッパを感じさせつつも幻想的な色合いをした街並みには、どこか廃退的なテイストも感じさせる。そこに生きる人々やキトゥンのコミカルさやラフさがその魅力をまた高めている。シリアスなテイストとコミカルなテイストが混ざり合っていて、そのどれもが独特な魅力を放っている。

 世界がオープンワールドとして構築されていて、重力変化を使いつつ自由に探索できるところがまた一段とすごい。センスに満ちた世界を思う存分に堪能するための、最も効果的な作りをしている。オープンワールドのゲームと言えば“世界を探索しているだけでも楽しいかどうか”というのがひとつポイントになると思うが、その点においても本作は非常によくできている。

 そこにアクションの魅力が“ゲームらしさ”をズバッと加えている。“重力によって落ちる”という斬新なアイデアから生まれた本作のアクションは独自な魅力に満ちていて、落ちていく加速感とコントロールする気持ちよさは他にない。また、移動や攻撃といったアクションの豊富さ、モーションの出来の良さなど基本もしっかりしている。操作のリズム感がよく、ゲームとしての手触りが非常に良いため、遊んでいて気持ちいい。

 ストーリー、チャレンジミッション、オープンワールドの探索やそこにある隠し要素と、たっぷり遊びこめる本作。今後にはダウンロードコンテンツによってミッションの配信が予定されているということで、長く遊べるのも嬉しいところだ。

 一方で、一部気になったところを強いて言うと、「モーションセンサーを使った一部操作に若干クセがあって慣れが必要」という点と、「ゲームオーバーになってからのリスタート時の読み込みがちょっと長め」というところだろうか。

 ただ、プレイ当初は独特な操作の多さに少々戸惑ったり、もどかしくなるところもあるが、操作が上手くなっていくごとにそれは解消されて、気持ちよさが高まっていく。本作のプレイ感には“プレイが上達する”ことによる印象の変化もあり、これも優れている。多彩なアクションをひとつひとつ身につけていくように、じっくり楽しんでいければ幸せだろう。

 これだけのセンスやスケール感を、携帯ゲーム機であるPS Vitaで味わえる本作は、まさに“携帯ゲーム機の新世代を開いたタイトル”といえる。多層に構築されているオープンワールドの世界を、重力を使って駆け巡る。そんなゲームが手の中に収まるサイズの携帯機で楽しめるというのは驚異的。PS Vitaを持っているなら絶対に遊びたい、ゲーム好きなら本体ごと手に入れてもらいたい。遊ばないなんてもったいない! それほどに強烈にオススメできる作品だ。


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(2012年 2月 16日)

[Reported by 山村智美 ]