「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」レビュー

ブルーアーカイブ -Blue Archive-

クローズドβテストが開催!個性豊かな美少女たちが待ち受ける世界へ!

ジャンル:
  • 日常で奇跡を見つけるRPG
発売元:
  • Yostar
プラットフォーム:
  • Android
  • iPhone/iPod touch
価格:
無料(アイテム課金制)

 Yostarは8月6日、2020年内に配信予定の新作アプリゲーム「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」のクローズドβテストを実施した。本作は「日常で奇跡を見つけるRPG」という題材の元、プレーヤーが「先生」となって個性豊かな生徒たちと共に様々な事件を解決していく物語が展開される。キービジュアルやティザームービーでは個性豊かな美少女キャラクターが見受けられた事で注目を集めた作品だ。今回のクローズドβテストにて、その根幹となるゲームシステムとストーリー展開に触れることができたので早速レビューしていきたいと思う。

学園都市で繰り広げられる美少女キャラクターとの青春ストーリー!

 本作は、「学園×青春×物語」という3要素を重点的に打ち出したRPG。世界観や物語の本筋がこの3要素をよく捉えた内容となっている。数千の学園が集まる「学園都市キヴォトス」を舞台に、プレーヤーはキヴォトスに赴任した「先生」となって様々な学園に所属するキャラクター達と交流を深めながら学園都市が抱えている問題を解決していくというのが話の大筋だ。

とある事情で学園都市キヴォトスの教師として赴任したプレーヤーは学園都市の問題を解決する組織「シャーレ」の顧問先生として活動を行うことになる。
「シッテムの箱」と呼ばれる意味深なタブレットPCの中に居たOSの少女アロナとも協力して学園都市の問題解決に挑む。

 メインストーリーでは、学園の問題を解決する為に各学園や組織の間で先生が奮闘するエピソードが丁寧に描かれ、またサブストーリーのモードでは1つの学園や組織にフォーカスを当てた物語等も用意されている。全体的に個性の強いキャラクター達を可愛らしく丁寧に描けており、ストーリーを読み進める事で自分の好みに合うお気に入りの組織やキャラクターに出会える事は間違いないだろう。また、物語中たまに物騒な単語が出てくる事もあるが、可愛らしいイラストやキャラの言動も相まって基本的には緩くて微笑ましい場面が多いのも特徴の1つだ。

先生が中心となって活躍するメインストーリーの他に、各組織のエピソードを中心としたサブストーリーなども用意されている。
メインストーリーの第1章は借金の返済に困る学園を助けるエピソードが展開される。序盤から中々にエッジが効いている設定だ。
他の機械と比較され嫉妬するアロナ。嫉妬している姿が非常に愛らしい。
ストーリー中にドキッとするような選択肢が出てくることも。どちらの席に座るか悩ましい。

3頭身の美少女たちが戦場を駆け巡るミリタリーバトル!パーティー編成とスキルの発動タイミングが勝利のカギ!

 本作は、キャラクターの育成とバトルパート、シナリオパートが明確に分かれたRPGとなる。基本的にはバトルの合間にシナリオが展開していく形式を取り、バトルパートでは3頭身の可愛らしい3Dとなった生徒達が戦場を進みながら敵を倒していくシステムとなっている。バトル中は、基本的にパーティーキャラクターが自由に行動し攻撃を行うが、プレーヤーはキャラクターごとに用意されたスキルをコストがあれば任意のタイミングで発動する事ができる。攻撃スキルは勿論、サポートスキルや回復スキルなど多種多様なスキルを戦況に合わせて使い分け、敵エネミーを全て殲滅する事ができれば勝利となるのだ。

メインとして戦場で戦う4人と、スキルで味方の補助を行うサポート2名の計6名で1部隊が構成される。ストーリーに合わせた編成にするのも面白い。
可愛らしくデフォルメされたキャラクター達が戦場を走り回る。通常の攻撃はそれぞれ自動で行い、スキルの発動タイミングはこちらで決めることが可能だ。
スキルの発動時には特殊なカットイン演出が入る。カッコよく敵を殲滅しよう!
任務終了時にはキャラクター達の決めポーズを拝むことができる。

 各キャラクターには、攻撃のスタイルや有利不利などのステータスが決められている為、パーティー編成の段階から勝負は始まっていると言っても過言では無い。1度負けたステージであってもスキルの発動タイミングを変えたり、普段はあまり使わないキャラクターを入れてみたりすることで意外と突破できてしまう事もあるのだ。加えて、装備しているアイテムの変更やチームの隊列の変更なども戦況に大きく作用するため、試行錯誤して攻略の糸口を探すのが重要となってくるのだ。

レアリティの高いキャラクターは確かに強いが苦手なステージでは運用が難しくなる場合もある。ステータスの詳細を確認して適材適所を心掛けよう。
キャラクターにはそれぞれ攻撃タイプと防御タイプが決まっており、それを参照した有利不利も存在する。
装備できる物はキャラクターによって違うが、戦況に与える影響は大きい。
陣形を変える事で付随効果を変更させたり、戦い方を変化させる事も可能。

 また、それでもどうしても勝てない場合はキャラクターのレベリングが必要になってくるのだが、本作はその点においても非常に親切に作られている。育成に必要な物資などは専用クエストを受ける事で効率的に稼ぐことができ、かつ戦闘をオートで行う機能が本作には最初から備わっているのだ。時間の効率化は勿論、可愛らしく動くキャラクターをただ見ていたいというプレーヤーにとっては非常にありがたい機能だ。

育成に必要な素材は特別依頼を受ける事で手軽に稼ぐことが可能。
オートモードをオンにする事でスキルを自動で発動してくれるようになる。倍速機能と合わせれば周回もサクサクだ。
足りない素材やアイテムはショップから購入する事も可能。あらゆる手を尽くして部隊を強化していこう。

お気に入りキャラクターを見つければ楽しさが倍増!美少女達と過ごすシャーレでの日常を満喫!

 本作を遊んでみて筆者が一番魅力的に感じたのは、美少女キャラクターが数多く登場し、お気に入りのキャラクターとちゃんとイチャイチャできる部分があるという事だ。ロビー画面には当然好きなキャラクターを配置して遊ぶこともできるし、「モモトーク」という機能ではキャラクターからメッセージを貰っている気分にもなれる。美少女キャラクターゲームとして大事な部分を、本作はしっかりと抑えているので安心して欲しい。

お気に入りキャラクターをロビーに置いてログインの度に癒されよう。
中にはメモリアルロビーと言う特別仕様の物まで存在する。キャラクターがヌルヌル動き、力の入っている要素の1つだ。
キャラクターとの絆ランクが上がる事でメッセージが届く嬉しい仕様だ。

 そして、キャラクターの1人1人にキャラエピソードや掘り下げが用意されているという点も見逃せない。それぞれに絆ランクというステータスが存在しており、任務を共にしたり、各施設を利用してランクを上げる事でステータスが上昇する事は勿論、キャラクターの絆エピソードが解放されて新たな一面を垣間見る事ができるのだ。そこでは、メインストーリーでは見れないキャラクターの一面を知ることができる。

シャーレのオフィスと居住区では生徒たちとスケジュールをこなす事で絆ランクを上げることができる
カフェでは文字通り生徒たちと触れ合う事で絆ランクを上げることができるぞ。
絆ランクを上げる事でステータスが上がり、戦力アップにもつながる
到達したランクごとに各キャラクターのエピソードを見ることができる。意外な一面を見れるかも!?

可愛らしい3Dバトルと多種多様なキャラクターが魅力!RPGを主軸としたキャラゲーとしてかなり期待が持てる!

 という訳で、今回のブルーアーカイブのレビューは如何だっただろうか。筆者がクローズドβテストで遊んでみて実際に感じたのは、本作はキャラクターゲームとしての魅力が全面的に押し出されているという点だ。魅力的で可愛らしいキャラクターが多い事は勿論、そのキャラクターを可愛らしく表現する事に相当力の入っている作品であると私は思っている。美少女を中心とした骨太なRPGかつキャラクター重視なゲームを求めている方には是非進めたい作品だ。本作の正式な配信日は2020年内とまだ確定していないが、公式Twitter(@Blue_ArchiveJP)にて最新情報が日々発信されているので気になる人は是非そちらもチェックしておこう。