「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」レビュー

PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS

新マップ「Miramar」追加など正式サービス開始で大幅リニューアル。ただし課題も山積

ジャンル:
  • ゲーム
発売元:
  • Bluehole/DMM.com
開発元:
  • Bluehole
プラットフォーム:
  • Windows PC
価格:
3,300円(Steam)/3,000円(DMM.com)

発売日:
2017年12月21日

 2017年12月21日、オンラインサバイバルシューター「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下PUBG)の正式サービスが始まった。早期アクセス時代から待望されていた新マップや新アクションをはじめ、クライアントやサーバーの最適化、アイテムの追加、UIのリニューアルなどを含む大型アップデートとなっている。

 2017年3月24日よりアーリーアクセスタイトルとして販売を開始した本作は、早い段階から急速にプレーヤー数を伸ばし続け、2017年12月末時点での累計プレーヤー数は3,000万人を超え、同時接続者数は300万人に達するモンスタータイトルだ。大小規模の大会が世界中で開催され、その人気はとどまるところを知らない。

 弊誌では過去にも何度か本作を記事として取り上げているが、ここでは正式サービスを迎えた新要素の所感を中心として、「PUBG」の現状についてお伝えしたい。下記攻略記事は、アーリーアクセスの内容をベースとした攻略記事だが、今でも役立つ情報が多いので、ぜひ合わせて参照いただきたい。

【特別企画】100人バトロワで“ドン勝”だ! 話題の「PUBG」徹底解説
「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」サバイバルガイド~基礎編~
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1064013.html
100人バトロワを最後まで生き延びろ! “ドン勝”を目指すサバイバーへ贈る
「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」サバイバルガイド~攻略編~
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1064233.html

ロビー画面のUIが大幅にリニューアルされた

 「PUBG」について簡単におさらいしておこう。本作は、1ゲーム最大100人まで参加したプレーヤーが、最後の1人(あるいは1グループ)になるまで戦うバトルロイヤル形式のサバイバルシューターだ。徒手空拳で8km四方の広大なマップに放り出されたプレーヤーは、マップ内に配置されたアイテムや、時折投下される物資から武器やアイテムを得て、時にはほかのプレーヤーを倒し物資を奪いながら、生き残りを目指す。

最大100人までのプレーヤーが参加する
ゲームが始まると、プレーヤー全員を乗せた輸送機からマップ内の任意の場所に降下する

 大前提のルールは「生存可能な範囲が徐々に狭まること」だ。ゲームが始まって一定時間が経過すると、マップに白色と青色の円が表示される。白色の円は必ず青色の円の内側にあり、青色の円の外側は電磁パルスによるダメージを受ける危険地帯となる。青色の円は白色の円に重なるまで徐々に狭まっていき、次のタイミングでは白色の円が次の青色の円となって、生存可能なエリアが徐々に絞られていく。勝負が決まらなければ、最終的にはマップ全域がダメージゾーンと化す。

青い円は白い円に向かって収束する。画像の赤い円は、収束範囲とは無関係に一定時間ランダムな位置に爆撃が行なわれる「レッドゾーン」

 円の範囲は毎回ランダムに決められており、ゲームによっては何もない平原や、とんでもない僻地で最終決戦を迎えることも少なくない。マップ内には武器やアイテムだけでなく、様々な種類の乗り物も存在しており、これらを上手く使って、最後の1人を目指すのがゲームの大まかな流れだ。

 本作のプレイングには「ランダム性」が大きく作用する。“円”の範囲からアイテムや乗り物の配置、プレーヤーたちを乗せた輸送機の航路など、すべてがゲームを始めてみるまでわからない。もちろん「ほとんどのアイテムは建物内に落ちている」、「乗り物はガレージや道の脇に停められていることが多い」、「円の範囲は必ず陸地(橋などを含む)のある場所に収束する」といった基本的な法則や、だいたい20位以内に入る確率を上げるためのセオリーはあるが、終始“円”のランダム性に振り回されることになる。

 「PUBG」では基本的に“円”の範囲内にいることが重要だ(それを逆手に取ってあえて範囲外に出て動く戦術もある)が、いつも自分の近くに安全地帯があるとは限らない。建物の中に隠れていれば外から撃たれるリスクを大幅に減らせるが、円の範囲はプレーヤーの都合などお構いなしに収束していく。「PUBG」における移動は、身体を敵の視界にさらすリスクそのものなので、極端な話、最初に降下した位置が円の範囲内に含まれ続ければ、まったく移動しなくても「敵の方から撃たれに来る」状況になることもありうる。筆者も「別の地点に円が収束すると予想して移動したが、結局もとの位置に戻るハメになった」ことは1度や2度ではない。ただ、思ったよりもアイテムが拾えなかった場合に、場所の移動を余儀なくされることもよくある。

 ちなみに青色の円の収束速度は、白色の円から離れている点ほど速く、近い点ほど遅くなり、同じタイミングで収束が完了する。また円の範囲外で受けるパルスダメージは、円の面積が狭くなるほど大きくなる。つまり、後半になればなるほどダメージがデカくなる。

 このように、PUBGでは「運」が勝敗に強く影響する。少しでも長く、あわよくば最後まで生き残るためにはセオリーを知っている必要もあるが、この点については優れた過去記事が既に存在するので、そちらに譲りたい。半年前の記事だが、動き方の指針としては現在でも通用する、いわば“基礎の基礎”と言えよう。

中盤、そこそこアイテムは揃ってきたが高倍率スコープだけが足りない。なにかとままならない
目立つところに回復アイテムを置いて、見つけて取りにきた敵を待ち伏せるなど、工夫次第で採れる戦術は多岐にわたる

砂漠マップ「Miramar」は植物が少なく市街地以外の生存難易度は高め

 2017年12月の正式サービス開始に合わせて追加された新マップ「Miramar」は、砂漠を舞台としたマップだ。初期からある島嶼マップ「Erangel」との最も大きな違いは、マップの大部分が陸地であるということだろう。PUBGの移動には徒歩のほか自動車やバイク、ボート(水上のみ)などが利用可能で、Erangelではボートを使うことで比較的安全な水上ルートで長距離を移動することができたが、Miramarでその手が使えるポイントはきわめて限られる。

初期からある「Erangel」。陸上・水上問わず使えるルートが多く、乗り物さえあれば移動の融通が利きやすい
砂漠の新マップ「Miramar」。陸地がマップの大半を占め、移動がしんどい

 移動時間は短い方がいいので、早い段階で乗り物を確保しておくと便利だ。ゲームスタート時にプレーヤー全員が乗っている輸送機の航路と、円の範囲があまり重ならない場合には、長距離の移動が強いられる。こうしたときにうまく乗り物を調達できないと、アイテムを探索するヒマもなく、範囲の収束に追い回された挙句、先回りしていた敵に襲撃されておしまい、といったオチにもなりかねない。

 先述の通り、「PUBG」における移動は、どこで見ているかわからない敵に身体をさらす意味で大きなリスクだ。徒歩で長距離を移動すれば、その分の時間だけほかのプレーヤーに視認される危険性も高まるし、移動時に発する乗り物の駆動音や足音でも所在がバレる可能性がある。その意味では、一概に乗り物を使うことが最良の選択肢ではない場合もあり、特に行動可能な範囲が狭い終盤に近づくと、あえて乗り物を捨てて徒歩で行動することも多い。

降下地点を間違えると中盤まで拳銃のみ、などということにもなりかねないので、序盤でアイテムをきっちり揃えたいところ。できれば序盤の乱戦に乗じてキルも取っておきたい

 「PUBG」において戦闘に有利な場所の条件は「移動する必要がなく、敵よりも先に敵の動きを察知でき、射撃が可能で、適宜視界を遮れること」だが、砂漠ゆえに植生がないMiramarは、建物の中から外を見た場合、特に中・長距離戦において、Erangelよりもこの条件を満たすケースが多い。

 そのためゲームが終盤になり、範囲内の人口密度が増していくと、Erangelよりも生存が厳しい環境になりやすい。地形の起伏は大きいものの、都市部や基地、収容所以外の場所は基本的に見通しがよく、遮蔽に使える物が少ない。遠くからでもキャラクターを視認できることから、(当たるかどうかはともかく)長距離狙撃を受ける機会はErangelよりも多くなるだろう。そのためスモークをはじめとしたグレネード類の使い方が重要になる。また乗り物も一癖あるものが多く、マップとしての難易度はMiramarの方が高いように感じた。

開けたマップだが起伏があり、都市部に入れば遮蔽も取りやすい。戦闘環境の変化が激しいのがMiramarの特徴だ
陸地の割り合いが大きいので、早い段階で車を入手できると楽ができる
輸送機からの救援物資には強力な装備が入っていることもあるが、コンテナは目立つので奪い合いになるため却って危険なことも

パルクール追加で使える経路が多様化

 このほか目立った新要素としては、なんといっても障害物を乗り越えられる「パルクール」の追加が挙げられる。建物の塀や柵、窓枠、木箱などによじ登ることが可能になり、従来は行けない、あるいは行くのに遠回りが必要だった場所にも直接アクセスできるようになっている。従来、段差を越える手段はジャンプしかなかったので、パルクールが追加されたことによってゲーム性が大きく変わった。

パルクールが追加されたことで、アクセス可能な範囲と採れる戦術の幅が大きく拡大した

 例えば郊外の農場などに見られる「白い柵」を身一つで越えられるようになったことで、音をたてるリスクを大きく軽減できるようになった。一部の「柵」や「塀」は破壊可能なオブジェクトだが、破壊する際には乗り物を衝突させたり、射撃により一定のダメージを与えたりするなど大きな音を伴う行動を起こす必要があり、音をたてたくなければ柵の切れ目まで遠回りする必要があった。もちろんパルクール自体も音を生じるが、聞いている側も静止して聞き耳をたてていなければ、正確な方向までは掴みにくい。パルクールの追加によって、以前よりも近接戦闘時の隠密行動が取りやすくなったのは確かだ。

 また、パルクールの追加に伴って、「しゃがみジャンプ」(Crouch Jump)が削除された。これはかつて、人が通り抜けられる程度の大きさの窓枠などがあるとき、しゃがみジャンプで窓に飛びつけばそのまま音もなくすり抜けられるという小技を使うために必要なテクニックだったが、パルクールの実装によってお役御免となっている。なお、ガラスの入った窓枠をパルクールで越える際には、最初の一回だけ窓ガラスを割る音がするので、近くにいる敵に居場所が察知されるリスクも考慮しておきたい。

パルクールで通り抜けできる窓枠と、できない窓枠が存在する。こちらは乗り越えられる窓
こちらは乗り換えられない窓枠。間違えやすいのでおぼえておきたい
パルクールの実装で、窓が明確に「脱出経路」として使えるようになったため、潰された窓が増えた

天候「雨」と「霧」が削除

 「PUBG」ではゲームごとに「晴れ」や「朝焼け」などの天候がランダムに設定される。Erangelにおいては「晴れ」、「夕焼け」、「雨」、「霧」の4種類が存在したが、正式サービス開始時のアップデートで「雨」と「霧」が削除された。いずれもほかの2つの天候とはまったく雰囲気の異なるマップが楽しめる一方で、プレイ感覚を大きく変える要因を含んでいた。

 天候「雨」では環境音として途切れることなく雨音が鳴り続けており、視界はそれほど悪くないものの、足音など聴覚から得られる情報が極端に制限され、至近距離であっても敵のいる位置がわかりにくく、戦闘が全体的に「出たとこ勝負」になりがちだった。

 「霧」は雨の逆で、音は普通に通る一方、視界が極端に制限される。およそ100m前後の視界は得られるが、それ以上の長距離は霧によって視界が遮られる。また近距離であっても、高低差のある場所などではキャラクターが影のように風景に溶け込んで、判別がきわめて難しくなっており、場合によっては至近距離に近づかれるまで相手の存在にまったく気付けないこともあった。

Erangelの旧天候「霧」でプレイしている様子。視界の奥の方はほとんど影しか見えない

 これら2つの天候が削除された具体的な理由はリリースノートにも記載されていないが、「雨」と「霧」はプレーヤーコミュニティにおいて、「PUBG」の醍醐味のひとつでもある「他プレーヤーとの駆け引き」に必要な「視界」と「音」を大幅に制限してしまった点が不評であり、これが天候の削除に繋がった可能性は否定できない。なにしろゲームに接続して天候が「雨」もしくは「霧」だとわかった瞬間にゲームから切断するプレーヤーが続出して、参加人数が70人を割ることがざらにあったほどの不人気ぶりだったので、それも仕方のない判断だったのかもしれない。

連携を楽しめる「デュオ」「スクアッド」もおすすめ

 「PUBG」はソロプレイで遊んでももちろん素晴らしいゲームなのだが、筆者としては、ほかのプレーヤーとチームを組んで遊ぶ「デュオ」もしくは「スクアッド」を推したい。できればボイスチャットを使って意志の疎通を図れればなおいいが、本作はプレーヤーの6割が中国からのユーザーなので、オートマッチングで組んだグループでは言葉の壁を感じることも多い。知り合いを誘って遊ぶのももちろんアリだが、それも難しい場合はTwitterのハッシュタグ「#PUBG」などでスクアッドを募集しているプレーヤーを探す手もある。あらかじめ「Discord」などのボイスチャットソフトを導入しておくと、スムーズにグループを組めるだろう。

1人でスクアッドに加入する「1-MAN SQUAD」モードも追加された

 チームプレイの魅力は、複数人で連携を取って遊べることだ。連携が上手くハマって1人の犠牲も出さずに敵スクアッドを全滅させた際には、ソロプレイにない高揚感を味わうことができる。

 ボイスチャットで上手く連携を取るコツは、必要な情報を整理して、具体的かつ簡潔に伝えるよう心がけることだ。例えば「N(北方向)の建物3階に敵が最低2人いる」「NW(北西)方向から自動車の駆動音がする」「今自分のいる位置で足音がするので周りに敵がいる」「次は南周りでピンの位置まで行こう」といった具合に、自分が見聞きした情報をわかりやすく周知することがメインの使い方になる。地図上にピンを立てて、情報を補強するとなお伝わりやすい。味方がファインプレーをした際には、「ナイス!」など声をかけてあげると、雰囲気良く遊べるだろう。

スクアッドで「ドン勝」(最後まで生き残ること。一勝とカウントされる)を取れると喜びもひとしおだ

不正プレーヤーも跋扈

 プレイ人口の多い人気マルチプレイタイトルの常だが、「PUBG」にもチート行為に手を染めるプレーヤーが後を絶たない。

 「PUBG」をしばらくプレイしていると「スコープが装着されていないスナイパーライフルに数百mの距離から1撃で頭を抜かれる」、「なぜか自分の居場所が敵に筒抜けになっている」、「敵の視界に入った瞬間に倒されている」、「敵が伏せたまま高速移動する」など、様々なチートを使うプレーヤーに出くわす。

 あれこれ言うよりも、実際に見てもらった方が早いと思うので、一例としてチーターにキルされた際のキャプチャー動画を用意した。

【「PUBG」にはびこるチーターの一例】
車に乗って移動中の筆者を遠くから一撃でヘッドショットし、何もないはずの場所でアイテムのルートを行なっている。この日はこの後すぐ歯を磨いて寝た

 移動中の車に乗っているプレーヤーの頭をこの距離からほぼ一撃で撃ち抜くだけでも非常に難易度の高い芸当だが、銃についているスコープを使っていない点も不可解である。また、キルした後に何もない場所でルートしていることから、何らかのチートツールを使っていることが強く疑われたため、チーターと判断した。悲しいことに、こうした場面に遭遇するのはそれほど珍しいことではない。

 ルールがシンプルで、とっつきやすく、基本的には素晴らしいゲームであることに変わりはないが、まともにプレイするのがアホらしくなるような話題に事欠かないのもまた、「PUBG」の一側面だ。

 もちろん、運営側も単に手をこまねいているわけではない。「PUBG」では早期アクセス時にはすでにチートをリポートする機能を備えており、正式リリースバージョンでは自分がデスした際に相手の視点で自分がキルされた状況を見られる「デスカメラ」も実装され、相手がチートを使っているかどうかの判断がしやすくなっている。

 また、アンチチートソフトウェアとして、「バトルフィールド」シリーズや「DayZ」などのタイトルで実績のある「BATTLEYE」を採用した。BATTLEYEのTwitterアカウントによれば、2017年11月上旬時点(アーリーアクセス開始後約半年経過時点)での合計BAN数は70万、同年12月28日に投稿された内容では150万を超えたと報告しており、チーターの駆逐が進んでいる様子も見て取れるが、見方によっては減るどころかむしろ増えているようにも見える。ただ、チートツールとチート対策はいたちごっこになるのが常であり、完全に駆逐するというのは現実的に難しい面もある。

達成感もあり非常に優れたゲームだが、不正プレーヤー対策も急務

 筆者はPUBGを2017年の6月頃からプレイしているが、結局のところ「半分くらい運ゲー」というのが筆者の実感だ。別にこれは悪い意味で言っているのではなくて、必勝パターンが存在せず、セオリー通りに動くだけで“勝てる”こともあれば、どうあがいても全方位から蜂の巣にされることもありうる。円の範囲次第で、それまでの位置的な優位が簡単に覆され、リスクを承知で行動しなければ先がなくなる。ルールがシンプルで、時に理不尽な部分が「PUBG」の良さだと考えている。

 ジャンルとしてはシューターに属するので、エイムが良ければそれにこしたことはないし、最終的に勝ち筋を引き寄せるにはある程度技術も必要だが、プレイスタイルに幅が持てるのも良い。ハイリスクな人気スポットに赴いて戦闘に明け暮れてもいいし、安全にアイテムを収集するために僻地へ降り立つもよし、ひたすら敵を待ち伏せて、奇襲にすべてをかけてもいい。最終的に最後まで生き残ればOKだ。

 「PUBG」は実際のところ、それほどカジュアルなゲームではないのだが、初心者でも運次第でそこそこ惜しいところまでいけるし、何より「人と一緒に遊んで楽しい」のが人気の一因だろう。

 それだけに、チーターとの遭遇率の高さは本当に残念だ。先述の通り、対策は講じられているが、数が多すぎて現実的に根絶は難しく、結局は毎ゲーム、チーターに遭遇しないようにお祈りするしかない。ゲームの性質上、リスポーンはなく、試合の途中でキックボートを行なえるような仕組みも作りにくい。チートが横行していても、プレーヤーにできるのはキルされた後のチート報告くらいであり、そのゲーム内での積極的な排除は不可能。ほとんど運営任せにするしかないのが現状で、現時点で公開されている情報だけでは劇的な改善はあまり期待できない。

過去20試合分の記録を見られる「リプレイ」機能。チートやチーミングといった不正行為の確認にも使われている

 チートやチーミング(談合)などの不正行為を除けば、ゲーム自体は本当に素晴らしいのだが、現状をありのままに評価すれば、身も蓋もない言い方になってしまうが「半分くらい運ゲーで、チーターが多いけど面白いよ」となってしまい、ただこの一点のために、人に手放しではおすすめしにくくなってしまっている。

 「PUBG」は今、世界で最も遊ばれているゲームのひとつといって過言ではないし、それにふさわしい内容に仕上がっている優れたゲームである。しかし、ゲームのルールを破壊する不正行為が横行していることによって、プレイを敬遠しているプレーヤーも出始めている。

 こうした問題に対する抜本的な対策がもし間に合わなければ、早晩プレーヤー達に見放されることは確実だろう。日本でのパブリッシュを担当しているDMM GAMESは1月5日、不正行為への手動、および自動での措置を進めている旨の発表を行なっており、この中で、不正行為の積極的な報告をプレーヤーたちに呼びかけている。優れたゲームが無法者たちによって台無しにされるのを見るのは悲しいことなので、今後も継続的な対応を期待したい。