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100人バトロワを最後まで生き延びろ! “ドン勝”を目指すサバイバーへ贈る

「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」サバイバルガイド~攻略編~

アーリーアクセス中

価格:3,300円

ソロでもチームでも、ドン勝の瞬間は心底ハッピーになれる
無数の屍を乗り越えて

 ゲーム界に旋風を巻き起こし中のバトロワゲーム「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」。基本的な情報をお届けした「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」サバイバルガイド~基礎編~に引き続き、100人バトロワをもっと楽しむためのプレイ情報をお届けしたい。

 今回は攻略編。本作のシビアさを体験しはじめた新米サバイバーの皆さんが、少しでも早く実力で“ドン勝”をもぎ取れるよう、筆者が数百戦、30ドン勝ほどを経て得てきたノウハウをまとめよう。

 さて前回、本作での生存戦略は大きく分けて3つに分類できることをお伝えした。(1)ひたすら逃げ隠れる消極策、(2)専守防衛に徹する中庸策、(3)進んで敵を倒していく積極策、という形だ。それぞれにエリア縮小への対応の違いがあることもお伝えした。そして、この3つはそれぞれ独立しているわけではなく、状況に合わせて使い分けることもできる。

 例えば、序盤のアイテム収集の良し悪しによって中盤からの方針を(1)~(3)の中で切り替える。車両があるかどうか、エリア縮小の具合はどうか、といったことも重要な判断基準だ。いずれにしても、こうなったらこうしよう、というイメージをあらかじめ形式化しておくことができれば、判断をより早くでき、無意味な行動を減らし、結果として自由度も広がるというものだ。特にスクワッド等のチームプレイ時に、状況の変化に合わせて一瞬で意思統一できるかどうかは死活問題である。

 次に、その判断をさらに的確なものにすることができるマインドセットについてお話していこう。

1粒で3分寿命が伸びる!! 生存率アップの豆知識10

島内ではいつでもどこどでも、突然の戦いが待っている
「運」は制御可能。知恵と工夫で幸運を引き寄せよう

 本作に限らず大勢のプレーヤーが勝手に動き回るゲームでは、現れる状況のほとんどが偶然の産物でしかなく、ちょっとした運で生死が分かれてしまう。プレイ内容がガバガバでも運がいいだけで生き残ることもあれば、完璧な展開でも運が悪いだけで死ぬことも。たまたま最悪のタイミングで最悪の方向からまぐれ当たりのヘッドショットを受けて、「マジか!」と嘆いても後の祭りである。

 なにもかも運任せでは勝率を上げられるはずもなく。こういうゲームで勝率を上げるための鉄則はただひとつ、“運要素を減らす”である。

 これまで「運が悪い」で片付けていた状況も、あらかじめ予防線を張っておいたり、回避する手段、あるいは確率を下げる方法を知っておけば、「運も実力のうち」という定型句の意味がいつもと違って聞こえるようになるに違いない。

 それでは、悪運を遠ざける方法を10個にわけてご紹介しよう。1個で3分、寿命が伸びるくらいの威力がある。

降下地点はギリギリで!

スクワッドでの降下風景。マップにピンを立てて意思を統一
航路からはずれた大きめの都市に降りれば、その後の展開が比較的に楽だ
降下中にライバルの状況確認も忘れずに。かぶりそうなら着地点をズラすのも手

 ライバルを満載した輸送機の中で、すでに戦いは始まっている。いつ降りるか、どこに降りるかが序盤の生存率を大きく左右するためだ。特に避けたいのは、ライバルが殺到する地点に降りてしまい、着地数秒で殴り合いになってしまうことだ。こういうときは先に銃を拾えたほうが勝つ。完全に運ゲーだ。

 そこで、降下地点のかぶりを減らすための降下戦術を2つ、考えてみた。

 ひとつは、遠距離ギリギリへの降下。降下中はダイブ方向を制御することで、最大で2km以上の飛行が可能だ。ただし2km以上も飛行するには、パラシュートを最速で開いて、高度をなるべく落とさずに長時間(最速で降りた人が一通りの装備を集め終わるほど)降下し続ける必要がある。このため、現実的には下限ギリギリまでダイビングして、パラシュートが自動展開してから水平方向の飛距離を稼ぐというスタイルが一般的だ。

 このときの飛行距離は最大で1kmちょっと程度となる。ゲーム内のマップ表示でいうと、グリッド1つ分とちょっとくらいだ。輸送機のルートからこれより遠くなると、降りる人は極端に少なくなる。そのギリギリの距離か、それよりも少しだけ遠くの地点に降下するようにすると、開幕から殴り合いになる確率をかなり減らすことが可能だ。

 もうひとつのギリギリは、輸送機の真下だ。水平方向への移動を全くせず、真下に直滑降すれば非常に速く地面に降りられる。完全な最速で降りるためには、輸送機の移動に合わせてギリギリのタイミングを掴む必要がある。成功すれば誰よりも地面について、先に銃を装備できる。あとから降りてくる手ぶらのライバルを倒してもよし。車両を確保してさっさと別の地点にいくもよし。

最速でパラシュートを開いて距離を稼いだ例
2kmくらいは飛べる

車は大事だよ

車があれば、徒歩では辛い場所へもゆうゆうアクセス
弾除けにもなる
エリア際を走り回る。ついでに人も轢いていく

 車は素晴らしい。移動スピードは徒歩の5倍以上。その速度ゆえエリア縮小への対応も容易で、広範囲の街や集落でアイテム漁りができ、敵に接触しても簡単に交戦を拒否できる。車を正しく運用できれば状況選択の自由度が大幅に増え、運要素は減り、生存率はグンと向上する。

 この島の各所には、ランダムで車両が配置される場所が無数にある。可能性が高いのは、街中や大きな道路沿いにあるガレージ。こういったポイントが密集している場所に降下すれば、初手から高確率で車両を確保できる。最速で車を確保したら、パラシュートでは絶対届かない場所まで移動して、ゆうゆうとアイテムを漁る、という方法も鉄板だ。

 ゲーム終盤でも車は便利だ。人数が減ってくると、たいていのプレーヤーが位置バレを恐れるため、大量に弾をばら撒かなければならない車両相手の射撃は控える傾向がある。このため、車でぐるぐる走っているだけで時間を稼げたりする。

 さらにエリアが極小に狭まり、遮蔽物の少ない平地が最終エリアになったら最高だ。草地を這い回るライバルを車で轢きまくり、最後のひとりもぶっ飛ばしてドン勝、というのも可能である。筆者はこれを“カーマゲドン勝”と呼んでいる(成功したのは1回だけだが、2位になったのは3度)。迎撃されてヤバそうなときは、すばやく死角に走り込んで仕切り直し。このあたりも車の機動性があればこそである。

フェンスなどの障害物があっても、破壊しながら直進できる
最近のアップデートで追加された2人用バイク。ものすごい速い。

アイテムは徹底して断・捨・離

死体から追い剥ぎ。必要なものを素早く取捨選択する

 このゲームの大半はアイテム漁りだ。家に入って漁り、敵を倒して漁り。死亡する状況も、アイテム漁り中が少なくない。拾ってたらいきなり撃たれたとか、気がついたら大幅にエリア外だった、などなど。特にアイテムの持ちすぎで、荷物を整理しているうちに大幅に時間を失うケース。その不用意なこと、この上なしである。

 そこで断捨離。あらかじめ揃える装備を想定し、不要なアイテムには見向きもしない(断)。過剰なものは容赦なく捨てる(捨)。必要なものが揃ったらもう漁らない(離)というのがドン勝の基本だ。

 断捨離の基準は、理想の装備状態をどこにおくかで決まる。例えば筆者の場合、アサルトライフルはAKMが最優先。AKMを拾ったら、他のARを持っていても弾薬ごと全部捨てる。タクティカルストックやフォアグリップといったAKMで使えないMOD類も即廃棄。「あとで使うかも」とは考えない。弾薬も100発あれば充分。あとはサブ武器や防具、消費アイテムの不足分を収集することに集中する感じだ。

開幕で拾った武器に応じてアイテムの優先順位が大半決まる
フライパンは絶対拾う。持っているだけで尻への弾丸を弾いてくれる神アイテム

開けた場所は避けろ

車が事故ってノーカバー。このあとすぐ全滅した

 アイテム漁り中に並んで無防備なタイミング序列上位にくるのが、長距離の移動。特にエリア縮小に追われて、野っ原を走る以外の選択肢がないときは最悪レベル。そんなときでも、せめて地形を使って素早く身を隠せる場所を選んで走れば、不意に攻撃を受けても生き延びる確率を増やせる。

 たとえかなりの遠回りになるとしても、開けた草原を走るのは避けて、森や岩場やゴツゴツした斜面を選ぼう。カバーのないところを走っている最中に突然の狙撃を受けたら、プロゲーマーでも自分の力ではどうすることもできないのだ。

徒歩では障害物づたいに移動。車も障害物の裏に停めることを徹底するだけで、生存率はかなり向上する

あらゆる物音に注意

屋内戦では足音を頼りに有利位置を確保

 戦いが避けられないなら、せめて有利に戦いたいものだ。そこで重要なのがサウンド。本作は足音を聞くだけで建物内の上か下がわかるほど作り込まれており、敵の位置・動きを探るための貴重な情報を与えてくれる。ステレオ定位があいまいなスピーカーは捨てて、ヘッドセットを装着しよう。これだけでも勝率はかなり上がる。

 狙撃されたときに敵の位置を推定する材料も、銃声がメインだ。着弾音や風斬り音に惑わされず、きちんと発砲音を聞き分ければ、だいたいの方向はすぐわかる。本作では音速が再現されているため、遠距離から銃撃された場合、着弾音よりも発砲音が遅れて聞こえる。その遅れの度合いによって、だいたいの距離も推定できる。

 あとは地形を検討することで敵の居場所をかなりの精度で絞りこめる。そこまで情報が集まれば、身を守るための的確な判断をできるようになるはずだ。

いつでもカバーを最優先

銃撃されたら何かを考えるよりも先にまず隠れる!生き残れることができればいくらでも仕切り直せるものだ

 このゲームでは好戦的なプレーヤーほど先に死んでゆく。とくに日頃FPS系ゲームをよくプレイしている人などは、なまじ射撃に自信があるためか敵を見つけると積極的に応戦し、結果的に逆襲されたり、様子を見ていた第三者の餌食になってしまいがちだ。特にスクワッドでは軽率に戦端を開くことが全滅のフラグになることも多い。

 よりよくドン勝を目指すには、まずその場を高確率で生き延びよう。いきなり攻撃されたら、銃声等から敵の位置を推定。反撃ができそうな気がしてもまずは最速でカバーポジションに入る。そうすればとにかく時間は稼げる。時間があれば、回復アイテムで仕切り直したり、敵の動向をより正確に探って、有利な状況を手繰り寄せることもできる。この部分、チームプレイでは特に意識したい。

敵に情報を与えるな

待ち伏せ中。微動だにせずじっと我慢

 全プレーヤーは視覚・聴覚を総動員してあなたの動きを探っている。特に足音。屋内戦になった、あるいはなりそうなとき、不必要に動いて足音をたてるのは避けたい。情報を与えないための欺瞞工作としては、序盤では漁った家のドアを全て閉めて、「まだ誰も来てません」とばかりに無人を装うのも効果的。終盤は逆に、ドアを開けておくと「もう漁られ済みです、誰も篭ってません」といった風景になり、無人を装える。

 トップテンまで絞り込まれた最終盤になると、全員が姿を見られまいと必死。銃声による位置バレがメインになる。敵が見えたからといって不用意に撃つと、別方向からじっと機会を待っていたプレーヤーに漁夫の利を取られやすいので注意。ただし、グレネード類は使用音が非常にに小さく、使用後も位置を特定されにくいので、エリアが極小になる最終盤で非常に頼もしい。

終盤のドアオープンに加えて、回復アイテムを餌にした釣り野伏戦法。立地の良さもあってこのときは入れ食い。

一撃必殺を心がける

特に終盤は各戦闘を瞬時に終わらせたい。そのため接近戦に持ち込むのも手

 戦闘になってしまえば銃声を派手に響かせて、近隣のプレーヤーに存在を宣伝してしまう。戦いが長引けば第三者が漁夫の利を狙いに来る危険性がどんどん高まる。これを避けるため、撃ち合いは一瞬、できれば一発で済ませるようにしたい。

 敵の反撃を最小限に抑えるためにも、戦端を開くのは、絶対に倒せる状況になったときだけに絞ろう。そうでもないときは、隠れてやり過ごしたり、様子見を続けたたほうが良いことが多い。監視対象が別の誰かと戦闘になったらしめたもの。

動きを予測せよ

敵の位置はまもなくエリア外。こうやって撃ち合うよりは・・・
こういう形を待ったほうがいい

 コソコソしているほうが長生きできるこのゲーム。終盤ともなれば全員がコソコソ。敵の姿を直接見る機会は限られるわけだが、見えた瞬間の移動方向や状況に注意すると、その後の動きを推測することが可能だ。

 例えば、建物内に人影がチラリと見えた。その近くに車両が停まっている。ほぼ100%、その相手はアイテムを漁り終えたら車両に乗るので、そこを待ち伏せて狩る。あるいは、まもなくエリア外という地点のカバーにチラッと敵が見えた時。エリア縮小にともなって飛び出してくるのは確実。そこを待って狩る。

こういった考えを応用し、何らかのブラフを仕掛け、特定の行動を誘って罠にかけるというのも面白い。わざと姿をさらして発砲させ、銃声を聞いた第三者に敵を倒させるという戦法もおすすめ。

三十六計逃げるに如かず

分が悪くなる前にさっさと離脱

 有利位置から確殺できそうな状況。これはいけると射撃をはじめたものの、倒しきれず反撃を誘ってしまった……というとき、どうしたら良いだろうか。そのまま戦うと、大抵は五分の撃ち合いになだれ込む。ここはさっさと状況をリセットして仕切り直したい。

 仕切りなおすにはどうするか? その場に隠れたまま状況の変化を待つのは、銃声を聞いた第三者から奇襲を受ける恐れが高いため悪手だ。いちばん良いのはいったん逃げて位置を変えること。遮蔽を利用して走ってもいいが、車があれば完璧だ。カバー裏に隠した車に飛び乗って、光速で敵の視界から消えてしまおう。そうすれば、また落ち着いて安全なポジションを確保できる。

アイテム収集&装備の定石

拾うべきか捨てるべきか。即座に判断できるようにしよう

 基本的な心がけをマスターしたら、もう少し具体的な知識でプレイの質を高めておこう。特に重要となるのは、序盤から終盤まで続くアイテム集めと装備の取捨選択である。ドン勝目前となった最後の、装備差が理由で泣くこともよくあることだ。そんなことがないように、まずは武器の選択をしっかりと。

アイテム漁りのワンポイントテクニック

プレーヤーはインベントリを開いてアイテム操作中でも移動キーで動ける。開けた場所で死体を漁るとき等は、小刻みに動きながらアイテムを拾おう。突然のHS1発で即死する不運を減らせる。複数アイテムを拾う時などは、インベントリでD&Dすると拾うアニメーションを省略でき、USEキーで普通に拾うよりも速く行動できる。

この装備は揃えたい!

筆者が理想とするAKM+Vectorの組み合わせ。あらゆる距離で強い

 アサルトライフル(AR)、スナイパーライフル(SR)、サブマシンガン(SMG)、ショットガン(SG)といった主だった武器は、同時に2つまで装備できる。使わない武器をバックパックにしまうようなことはできないので、どの武器を優先的に拾うかはとても重要な判断になる。

 本作においては、それぞれの武器種には明確な特徴がある。ARは連射ができ、狙撃も可能な精度があって、遠近両用で使える万能タイプ。ただし連射時の反動が非常に大きいため、近距離ではSMG/SGのほうが強い。

 SRは遠距離専門で、相手もAR/SMGでは反撃不能な距離から一方的に攻撃できる。ただし効果的に使える状況が限られるため、運用にコツが必要だ。

 これをおぎなうのがSMG/SGで、どちらも20m程度以下の距離で強い。腰溜めでもよく当たり、瞬間的な火力も高い。複数の敵への対処も得意。屋内などの環境で交戦するなら、これらの接近戦向きの武器があるとないとでは大違いだ。

 装備構成としては、1つ目のウェポンスロットにはメイン武器として中~遠距離戦で使いやすいAR/SR系を装備し、2つ目は近距離戦に特化したSMG/SGを装備しておけば、幅広い状況に柔軟に対応できる。

これくらいの距離だとARが一番使いやすい。もう少し遠い場合はSRが理想
ここまで接近すると、ショットガンの独壇場である

強い順はこれだ!メインウェポン編

主要な交戦距離となる50~200mにはAR/SRが必須

 第1のウェポンスロットには、中~遠距離戦用に有利なSR/ARを割り当てたい。本作ではわりと遠距離で他のプレーヤーを見つけることが多いため、基本的に使用率の高いカテゴリーだ。筆者流の優先順位にてご紹介していく。

・Kar98K:
 普通に拾える武器の中では最高の攻撃力と射程を誇るボルトアクションライフル。7.62mm弾を使用。連射ができないのが弱点だが、レベル2ヘルメット装備でもヘッドショット一発で倒せ、反撃を許さない。8xスコープと併せて使いたい。

・SKS:
 7.62mm弾を使用するセミオートライフル。SR枠では最速の連射力があり、他に手段がないときは腰溜めで近距離戦もできなくはない。SRとしては中途半端な部分もあるが、セミオートで使用するARの上位互換としては充分に優秀だ。

・AKM:
 7.62弾mmを使用するアサルトライフル。全AR中で最高の打撃力を誇る。反動が大きいためフルオートでは全く使い物にならないが、それは他のARもほとんど同じ。セミオートで確実に打ち込めば、非常に心強い武器となる。

・M16:
 セミオートと3点バーストを切り替えられるアサルトライフル。威力はAKMよりも劣るが、精度と初速が高く、SR向きの交戦距離でもそこそこ使えるのが強み。3点バースト時の速射力は凄まじく、はまるでショットガンのように近距離戦で活用できる。

・M416:
 接近戦にも対応可能なアサルトライフル。弾は5.56mmで、威力はAKMよりも劣るが、タクティカルストックやフォアグリップといったMODを揃えれば安定性が向上し、中距離~近距離での連続射撃がよくあたる。とはいえ近距離ではSMG/SGを使ったほうがよいのは変わらず、器用貧乏なところがある。

・SCAR-L:
 落ちている確率がおそらく一番高いAR。基本的にはM416とほぼ同等の性能だが、MOD装着による伸びしろが少ない。他にARがなければ仕方なく使う感じ。

このMODが欲しい!メインウェポン編

 中~遠距離での使用頻度が高いAR/SRは素のアイアンサイトでは非常に使いにくい。各種の倍率スコープは必須だ。それに加えて、各武器はそれぞれに複数のMODスロットがあり、適切に使うことで性能を効果的に向上させることができる。

・4xスコープ:
 AR/SR両方で有用。本作で最も機会の多い50m~400mの交戦距離で使いやすい。最優先でゲット。

・8xスコープ:
 SRで有用。200m以上~1km程度の交戦限界距離まで対応可能。相手にとって対応が難しい距離からの一方的な狙撃が可能に。ARで使う場合、遠距離では弾丸の精度が不足し、近距離では逆に狙いにくい。ARが主装備で、すでに4xスコープがあるなら捨ててもOK。

・2xスコープ:
 ARで有用。100m~20m程度の近距離戦で使いやすい。持ちきれない場合、等倍サイトよりは優先。

・レッドドット/ホロサイト:
 50m以下の接近戦用。どうしても倍率スコープが見つからない場合を除いて、近距離用のサブ武器につけよう。

・AR/SRサプレッサー:
 拾えたら一番嬉しいMOD。発砲音が小さく短くなり、かなり位置バレしにくくなる。あれば最優先で付けたい。

・AR/SR補正機:
 弾道の精度がやや向上。200m以上の距離での狙撃をメインに考えるのであればサプレッサーよりも有用かも。

・AR/SRフラッシュハイダー:
 マズルフラッシュによる位置バレを抑止。大抵は音でバレるので効果は薄い。無いよりマシ。

・AR/SR拡張マガジン:
 ARは全般的に1マグの弾数がもともと多いので必須ではなく、あれば付ける程度。これに対してSR用は効果が大きく、装弾数がおおむね倍増する。

・AR/SRクイックドマガジン:
 リロード速度がやや向上。効果が薄いので、ほかになければ付ける程度。

この装備は揃えたい!サブウェポン編

出会い頭を制するのはSMG/SGだ。室内では必ず切り替えておこう

 メインとしてAR/SRを装備するなら、2つめのウェポンスロットにはSMG/SGという近距離戦に特化した武器を備えよう。これらの武器は射程が短い代わり、連射してもブレが少なく、瞬間的にAR/SR以上の打撃力を発揮する。室内戦では必携だし、エリアが極端に狭まる終盤戦においても、強力なサブウェポンは頼もしい味方になってくれる。

・Vector:
 押しも押されぬ最強SMG。大口径の.45 ACPを秒間20連の猛烈な勢いで吐き出す。きちんと当てればレベル3アーマーも瞬時に溶ける。安定性・精度も高く、10m~50mの戦闘では敵なし。ただしワンマガジン13発しかなく、フルオートでは一瞬で撃ち尽くしてしまう。拡張マガジン(ワンマガジン25発に増加)がぜひ欲しい。

・S12K:
 アサルトライフルの形をしたセミオートショットガン。MODもAR用を使用する。標準で5発、拡張マガジン時は8発の散弾を高速で連射できる。散弾は直撃1発で大抵の敵を即死させる威力があるが、散弾の散布界が広いおかげでカス当たりになっても確実に削れるのが強み。エイミング苦手勢の友であり、10m以下の距離では最も信頼できる武器。

・S686:
 時代がかったダブルバレルショットガン。その散弾は本作最強の威力で、有効射程も他のショットガンより長め。しかも2発を0.2秒間隔で連射でき、瞬間火力の高さは作中随一。しかしその2発で確殺できなければ、リロード中に間違いなく逆襲されるというリスキーさも持ち合わせる。

・S1897:
 標準的なポンプアクションのショットガン。屋内戦では信頼できるが、1発1秒程度の連射性能のため、初弾で仕留め損なうと辛くなる。出現率が高く、使用頻度は高い。

・UMP9:
 高精度・長射程という、ARに近い特性を持った9mm弾使用のSMG。遠距離ではARに負け、近距離では他のSMGに撃ち負けるという器用貧乏。とはいえ、30~100mくらいの中距離では安定した性能を発揮。サプレッサーを付けると頼もしい。

・VSS:
 5月末のアップデートで追加。「短距離狙撃」というニッチを埋める銃。サプレッサーとスコープが一体化しており、装弾数はたったの10。SRのような構成だが、弾は9mmで拳銃なみの低射程・低威力。そのかわり射撃音がダントツに静かで位置バレしにくい。エリアが狭まり、皆が草地に寝そべっているような最終盤でこそ輝く。

・Micro UZI:
 9mm弾使用、射程も精度もガバガバだが、連射性能に優れたSMG。安定性が低く、腰溜め/ADSを問わず派手に弾がバラける。出現率は高めなので、他にサブ武器がなければ使用。

・クロスボウ
 暗殺特化型武器。ほぼ無音で、ヘッドショットならレベル3ヘルメットでも即死という一撃必殺のボルトを打ち出す。リロードにめちゃくちゃ時間がかかるため、撃つなら確実に命中させられる状況を待つ必要あり。趣味性が高い武器で、個人的には使用者を見たことがない。これを使って活躍できたら動画にとって投稿しよう。

このMODは是非つけたい!サブウェポン編

・レッドドット/ホロサイト:
 アイアンサイトより遥かに狙いやすくなる。VectorやUMP9ではほぼ必須。筆者はレッドドットサイトが好み。

・SMG拡張マガジン:
 1マグの弾数増加。Vector/UZIでは効果大。もともと装弾数の多いUMP9では不要かも。

・バーチカルフォアグリップ:
 連射時の安定性向上。Vector/UMP9は基本フルオートで使うので最優先で装着。

・SG用チョーク:
 ショットガンの集弾性が向上し、即死距離が伸びる。S686で効果絶大。

・SMGクイックドマガジン:
 リロード速度向上。効果は薄いがないよりマシ。拡張マガジンがないとき用。

・倍率スコープ:
 4x以上の倍率スコープはSGでは弾丸の精度が足りずもて余す。ただVector/UMP9なら2~4xスコープで短距離(100m以下)の狙撃にも対応可能。AR/SRがないときには付けよう。

装備解説:投擲武器編

戦場が狭くなる終盤で特に役立つグレネード類

 本作では2つの武器スロットに加えて、1つのサイドアーム、1つのがジェットスロットがある。

 このうち、サイドアームスロットに装備できるピストル類は、威力・射程・精度ともに非常に低く、開幕直後にそれしかない場合以外は不要だ。それにひきかえジェットスロットに装備するグレネード類は終盤まで使い出がある。とはいえグレネード類はバックパックを圧迫しやすいので、銃とおなじく厳選して持ち運びたい。

・スモークグレネード:
 煙を吐き出し、視界を遮る。投擲系で最も使いみちが多い。敵がいる地点への突入や、位置バレ時の脱出、またはどこから攻撃をうけるかわからないようなとき、回復時間が欲しいとき等にモクモクさせよう。終盤戦では無関係の場所に投げてブラフに使うのもアリ。3~4個あれば理想的。

・フラッググレネード:
 半径2m程度なら即死が期待できる威力。ダメージは壁も貫通する。木や岩、車両等のカバーの背後にいる敵に対するオプションが増えるので2~3個は所持したい。軌道に癖があるため開けた場所では当てにくいが、屋内攻略には絶大な威力を発揮。

・火炎瓶:
 一定範囲に炎を発生させる。着弾地点で跳ねずに割れるので他の投擲系よりも当てやすいが、直撃させても即死には至らない程度のダメージしかない。炎はしばらく持続し、ある程度の範囲もあるので、敵のスクワッド等をカバーから追い出すのには有用。デュオ/スクワッドで1、2個あると助かるシチュエーションがあるかも。

・スタングレネード
 強烈な閃光で目を眩ませる。屋内にこもる相手には効果が出やすいが、どうせ当てるならフラッググレネードのほうがいい。なお、開けた場所で使うと自爆しやすい。特にデュオ/スクワッドでは誤爆が全滅要因になりかねない。敵の視界を塞ぐにはスモークを使ったほうが良い。

最後の決戦。スモークを炊いて突撃、AR装備の敵をショットガンで封殺

開幕のアイテム漁りでヌクヌクするために:アイテム収集地点の定番解説

アイテム豊富で誰もいない場所でヌクヌク。序盤からフル装備
このときはヌクりすぎてレッドゾーンを軽視したせいで直後に爆散
とても便利なインタラクティブマップサイト(https://pubgmap.io/erangel.html)

 さて、揃えたいアイテムも絞れてきたところで、さらに効率的にアイテムを集めるにはどうすればよいだろうか。話は単純、アイテムが豊富に落ちている地域で、かつライバルがあまりいない場所に降下するのが鉄則だ。

 降下の起点となる輸送機のルートはランダムなので、どの地点に降下するかは毎ゲーム異なる選択を迫られることになる。そこに降りようかどうしようか、などど迷っていると出遅れたりもするので、即断即決が大切だ。

 ちなみに本作は人気ゲームだけあって、コミュニティの手でとても便利なインタラクティブマップが公開されている。これを見れば、どこにアイテムや車両が集中しているか一目瞭然だ。

 これに加えて各地点の人気度や、地形によるその後の展開といった血の通った情報も押さえておけば、いざというときに迷ずに済む。つづいて、島中にある定番の降下地点について、その特性をご紹介しよう。

Military Base

・Military Base

 マップ南部の小島、中央を占める巨大エリア。軍事基地だけあって高品質の装備が高確率で湧き、あっという間に装備が整う。複数スクワッドをフル装備にするだけの物量もある。ただし降下地点としても人気が高く、序盤から非常な高確率で遭遇戦に。輸送機の航路から大きくはずれている場合(行くのに車が必須な距離)であれば、ちょっと無理して行ってみてもいいかも。

Novorepnoye

・Novorepnoye

 軍事基地のある島の東端にある港町。コンテナ群で高品位のアイテムが湧きやすい。2スクワッドくらいはフル装備にできる物量もあるが、コンテナの上や中まで見て回ると結構な時間がかかる。周辺に車両湧きポイントがたくさんあるため、脱出はしやすい。そこそこ人気もあるため多少の遭遇戦は覚悟。航路から大きくはずれているときはおすすめ。

Mylta

・Mylta

 本島の南東に位置する中規模の街。アイテム湧きの品質は民家レベルだが、狭い範囲に建物が密集しているので手早く捜索できる。物量的には1スクワッドをそこそこの装備にできる程度。すぐ近くのMylta Powerもあわせて漁るのも手。海岸にいけば高確率でボートも手に入る。

Mylta Power

・Mylta Power

 Myltaのすぐ東、大きな発電所風のメインエリアと、大型倉庫風のサブエリアがある。湧きは高品質で、物量は1~2スクワッドをそこそこ良い装備にできる程度。アイテムが大きな建物に集中しているため、敷地に散らばる細かい建物を無視すれば捜索も早く済ませることが可能。建物の屋上は見晴らしがよく周囲を監視できるので、競技エリアが許せばそのまま居座るのもおすすめ。

Crater

・Crater

 よく「警察署」と呼ばれる、クレーター内にある建物群。狭いが、1スクワッドならおおよそ充分な装備が手に入る。大人気ポイントのBunkersが至近にあり、効果中にルート変更して降りてくる者も多く、遭遇戦になる確率は高め。降下中に他人とかぶったときはメイン建物の屋上に降りるのが安全。

Bunkers

・Bunkers

 複数の部屋からなる地下壕。4つの入り口があるが、全て内部でつながっている。ミリタリーベース並の湧き品質と、5~6人をフル装備にできる物量、そして狭い範囲に湧きポイントが密集しているため、人気が高い。長生きしたいなら避けるべきだが、ルートから多少はずれている場合に狙うのはアリ。狭い通路での遭遇戦に備えて、ショットガンがあれば最優先で拾おう。

Villa

・Villa

 Craterからしばらく北上した野原にある、冊に囲まれた高級そうな建物の一群。1スクワッドをそこそこ装備できる程度の物量がある。周囲は開けた地形で、他の集落からの距離もあるため、ここで装備が整わず、車もないと、デュオ/スクワッドではつらい状況になる。人口密度が低めのエリアなので、ソロプレイではわりとおすすめ。

Yasnaya Polyana

・Yasnaya Polyana

 本島東側最大の都市。複数のマンション街と商店群、教会や警察署といった湧きが高品位な建物群もある。4~5スクワッドがそれなりに装備できるほどの物量もあり、モードを問わずかなりの人気がある。かなり広い街であるため、そこそこの人数がかぶりぎみに降下しても遭遇は避けやすい。おすすめ。

Pochinki

・Pochinki

 本島の中央南部にある中規模の街。面積に比べて物量はそれほどでもないが、競技エリアがどこに縮小されても対応しやすい位置取りのため、かなり人気が高い。狭い路地が多いのでショットガン携帯推奨。なお、街の北西にある小高い丘の教会は優秀な狙撃ポイントになる。

School

・School

 マップのほぼど真ん中、大きなメインの建物だけで1スクワッドがそこそこ装備でき、キャンピングにも適した地形。すぐ近くのマンション街も含めると3スクワッドくらいは装備が整う物量がある上、近くに車両湧きポイントも多数。特にソロモードでは大人気で、学校の屋上に降りたら直後に殴り合いが始まる確率がほぼ100%。

Rozhok

・Rozhok

 学校のすぐ北にある中程度の街。1スクアッドがそこそこ装備できる物量がある。近くに人気スポットの学校があるため、ここは意外と盲点になりやすい。学校に降下しようとしたら人が多すぎてやばい、となったらルート変更してこちらに降りるというオプションになりうる。

Water Town

・Water Town

 Rozhokから西へ少しいった所にある、水没した街。ソロ/デュオなら充分な物量があるが、面倒な地形をしているため、慣れないと捜索に時間がかかるのが難点。ただ、ここで装備が整わなくても、近所のRozhokやRuinsといった場所に徒歩ですぐ移動できるのが強み。

Ruins

・Ruins

 教会と遺跡群からなるエリア。1~2人はそこそこ装備を充実できるくらいの湧き。ただ、湧きポイントがけっこう広範囲に散らばっているため、捜索に時間がかかる傾向がある。基本的には不人気スポットだが、こういう地味な場所狙いの人がたいてい1、2人はいるのが通例。他人とかぶってしまった場合は、北側にある丘を占領すると有利位置から戦いやすい。

Georgopol

・Georgopol

 本島西側にある、本作最大の街。大きなコンテナ街はミリタリーベース並の湧きと物量があるものの、コンテナを登ったり降りたりで、くまなく探すには結構な時間がかかる。モードを問わず人気の高いエリアだが、街全体が非常に広いため、複数スクワッドがかぶっても交戦を避けやすい。平和主義者は、川を挟んで北側のマンション街を漁るのがオススメ。エリア外になりやすい位置のため、車両の確保も優先したい。

Hospital

・Hospital

 Gergopolのすぐ南西にある大きな病院。2つの大きな棟からなり、湧き地点が集中しているので捜索もしやすい。物量的には1スクワッドをフル装備できるかも、という程度。比較的人気の高いスポットではあるものの、航路からはずれている場合は無人であることも少なくないので、狙う価値はある。

Severny

・Severny

 本島の中央・北端にある中規模の街。背の低い建物が多く、捜索には時間を食うが、くまなく漁れば1スクワッドがそれなりの装備になる程度の物量はある。マップ端の共通点として、車が確保できないとエリア縮小時に苦しくなりやすい。他の集落まではかなりの距離があるため、初手でここに降りるのはわりとリスキー。

Gun Range

・Gun Range

 Severnyの南西にある施設。シューティングレンジだけあり、高品質の武器が落ちている可能性が高いエリア。ただし湧きスポットが少ないので、スクワッドでは通りがかりに立ち寄る程度のバリュー。Severnyと同じく、車がないとその後の展開が辛くなりやすい位置である。

Zharki

・Zharki

 Georgopolの北西、本島の北西端にある集落。1スクワッド程度であれば基礎的な装備は揃う程度の物量はあるが、あまりにもマップ端すぎるため、車の確保は絶対条件。ソロでは一人も降りないこともあるほどの不人気スポットゆえに、スクワッドでは敢えて狙って降りてくるグループも。

Primosk

・Primosk

 本島の南西端にある中規模の街。1~2スクワッドが充分に装備できる程度の質と物量があるが、地理的に他のスポットへのアクセスが悪いため車の確保ができないとジリ貧。狙って降りる人は少ない。ゲーム中盤、エリア縮小の具合によっては、ここに立ち寄ることで漁り放題になることもしばしば。

あとはたくさんプレイして、死んでおぼえていこう!

 基本戦略から状況に応じたノウハウ、武器等のデータまでと、「PUBG」の多くの要素について解説をお届けしてきた。新米サバイバーの皆さんのお役に立てればとても嬉しい。

 とはいえ、こういった知識は実戦で磨かなければ役立たないのも事実。バトロワ中に遭遇する無数の状況を自ら味わって、何度も手痛い死亡体験をして、ときには運良くドン勝もして。楽しくプレイを繰り返しながら、生存していくすべを磨いていこう。

 それはとてもスリリングで面白い、上質の体験だ。
 それでは皆さん、レッツドン勝!