先行レビュー
「幻想水滸伝 STAR LEAP」先行レビュー 懐かしいキャラたちが意外な形で出てくるシリーズ完全新作!
歴代キャラとの再会や新たな108星の物語が描かれる
2026年8月7日 18:00
- 【幻想水滸伝 STAR LEAP】
- 8月7日 配信
- 基本プレイ無料
コナミデジタルエンタテインメントより配信予定のAndroid/iOS/PC用RPG「幻想水滸伝 STAR LEAP(幻水SP)」。本作のモバイル版(日本国内向け)がついに本日8月7日に配信開始した。本作は、「幻想水滸伝」シリーズと同じ世界と舞台を持ちつつ、新たな108星の物語を描いた作品となっている。そのため、過去作を遊んだことがある人ならば、おなじみのキャラクターたちや街をはじめとするスポットが多数登場するほか、過去シリーズのBGMも聴くことができた。
それでいながら、ストーリー的には新しい体験ができるようになっているところもポイントだ。また、今回はスマートフォンでプレイすることを想定したシステムが追加されているなど、より遊びやすさや奥深さが追求された作品となっていた。
ゲームは章立てで進行し、各章のストーリーは複数の話に分けて構成されている。今回は、第1章を最後までプレイし、これから第2章が始まるところまで進めた。そこからわかった本作の魅力や特徴についてご紹介していく。
なお、ストーリーやキャラクターの核心部分には触れないようにしているものの、一部ネタバレも含まれているのでその点はご了承願いたい。
突然の襲撃から里に悲劇が……
物語は主人公が初の狩りに成功した夜から始まる。突然謎の集団が主人公たちの住むタイジュの里に襲い掛かり、あたりが炎に包まれる。主人公の父で里を治めるホウも捕まってしまい、命運が尽きてしまうと思った瞬間……思いがけず使用人のヒスイがきっかけとなり、窮地を脱することに。しかし、そこで里にとある異変が……。
この悲劇に立ち向かう主人公は、たまたまこのタイミングで里に帰ってきた仲間たちと共に、里を復興させるための旅に出るというのが冒頭のストーリーである。ゲーム序盤から、ドラマチックな展開がプレイヤーを待ち受けているというのはシリーズらしい展開ではあるが、それ故にどんどん先の展開が気になってしまうというのも本作の魅力といえるだろう。
こうしたドラマが展開される場面ではキャラクター同士の会話も多いのだが、本作ではそうしたセリフをフルボイスで楽しむことができた。参加している声優陣も豪華で、主人公役の大野智敬さんやヒスイ役の月城日花さんをはじめ、大塚明夫さん、ファイルーズあいさん、佐藤拓也さん、Liyuuさん、井上和彦さんといった面々が名前を連ねている。
そうした中でも見どころとなっているのが、過去作に登場したキャラクターたちがどのような形で主人公と関わってくるのかという部分だろう。個人的に驚いたのは、初代「幻想水滸伝」に登場するオデッサがウェディングドレスの姿で現れたところだ。それに加えて、ビクトールやフリックといったシリーズ作品の面々も、それぞれ個性的な登場の仕方をするため、気分が盛り上がっていくような作りになっていた。
目的地まで自動で移動! あらゆるところに探索要素もあり
こうしたRPGは、どうしてもクリアまでのプレイ時間が長くなり、連続で遊ぶことができず、前回のプレイから少し時間が空いてしまったなんてことも珍しくない。そんなときに困ってしまうのが、「次何やるんだっけ?」ということではないだろうか。
本作では、それらを含めてプレイヤーをアシストしてくれる機能として「NEXTボタン」と呼ばれるものが用意されている。MMORPG系の作品ではおなじみであるが、画面上部にある次の目的が書かれたボタンを押すことで、自動で目的地まで移動してくれるというものだ。
これはフィールド内だけではなく、ダンジョンなどでも最短で目的地に向かってくれるのでかなり便利な機能である。だが、こちらを併用しつつも、ある程度自分で操作しながら探索したほうがいい場面もいくつかあった。
たとえば、街中やフィールド上、あるいはダンジョン内のあちらこちらに青い光を見つけることができる。これらを拾うことで、アイテムなどをゲットできるようになっている。ダンジョン内ではほかにも壊せる箱や、宝箱なども用意されていることがあるので、できれば隅々まで探索した方がいいだろう。
バトルはエンカウント方式を採用!「おまかせ編成」でメンバーも自動で選べる
本作のバトルは、ストーリー上の特定のものを除けば基本的にシンボルエンカウント方式が採用されている。フィールドやダンジョン内で、怪しい光のようなものが漂っており、そちらに触れるか攻撃をすることでバトルがスタートする仕組みだ。
ダンジョン内では、その先に進むために絶対に戦わなければならない相手も存在するが、それ以外にも複数の場所に敵が配置されていた。これらは無視しても構わないが、なるべくバトルの回数を多くしてキャラクターたちのレベルを上げていったほうが、より有利にゲームを進めていくことができるだろう。
実際の戦闘が始まる前に、パーティの編成を変更することも可能だ。敵には武器属性や五行属性というものが設定されており、それぞれ有利・不利がある。そうしたものも踏まえてパーティを編成していくのがベストだ。
といっても、本作ではゲームの進行に加えガチャでも新たなキャラクターがどんどん仲間になっていく。そのため、どのキャラクターを選べばいいのか迷ってしまうことがあるだろう。そこで活用したいのが「おまかせ編成」だ。こちらを選ぶことで、敵に合わせてバランス良くキャラクターを自動で編成してくれる。
それとは別に「おまかせ装備」を選んで、自動で最適な装備に変更することも可能だ。これらを駆使しながら、戦闘の準備を整えて戦いに挑もう。
バトルはタイムラインに並んだアイコン順に行動していくというスタイルだ。ここで、通常攻撃か紋章技、奥義のいずれかを選んで行動していくことになる。また、タイムラインに4人以上のキャラクターが並ぶと連携が発動。次々に連続で攻撃を繰り出し、ド派手な演出が楽しめる。それに加えて、キャラクターごとに個性的な奥義を繰り出すこともでき、こちらも見どころとなっている。
何を選べばいいのかわからないときは、「おすすめ」と表示されているものを選ぶのもありだ。また、途中からはオートバトルが使えるようになるので、こうした細かい戦術を考えるよりも、パーティ編成に注力した方が効率よく戦っていくことができる。
ゲームを進めていくと、どうしても勝てない敵に出会うことがある。そんなときは、キャラクターの強化が必要なサインだ。たとえば、「指南所」や「鍛冶屋」などの施設がある場合は、そちらでキャラクターや装備の強化を行うことができる。
そもそもレベルが足りないときは、「討伐屋」を利用してバトルを繰り返すことも可能だ。それぞれのキャラクターには、レベル上限が設定されている。それ以上上げる場合は「Lv.上限開放」をしなければならない。そのときに必要な素材も「討伐屋」のバトルで入手することが可能だ。
ただし、この「討伐屋」はスタミナを消費してしまう。スタミナが無くなった場合、アイテムなどで回復しないと再び挑戦するまでに時間が掛かるので注意しよう。
バトル要素としては、ほかにも「戦争」と呼ばれるものがある。こちらはリアルタイムストラテジーのようなゲーム性になっており、リアルタイムで軍隊を動かし、敵と接触するとバトルに突入するというもの。過去シリーズでも似たようなものが登場してきたが、今作でも楽しむことができた。
様々な施設を再開して里のレベルを上げていこう!
今回プレイした第1章の範囲では、過去作で本拠地になった場所も登場したが、当面の目的は敵からの攻撃で大きな損害を受けてしまった里の復興だ。こちらは里の中にある施設を再開していくことで、復興Lv.を上げていくことができる。
先ほどの「討伐屋」や「指南所」、「鍛冶屋」なども、里で施設を再開した後に利用できるものだ。この里の復興Lv.は、すべての施設を再開して100パーセントになったらそれで終わりというわけではない。その後もレベルを上げていくことができ、一定レベルまで上げると様々な施設を解放し、里を発展させることができる。
こうした施設もそうだが、中にはゲームを進めていくことで遊べるようになるミニゲームも用意されていた。たとえば「酒場」を再開することで、過去シリーズにも登場した「チンチロリン」に挑戦することができる。それとは別に、素材収集として「釣り」やモグラたたきのような「野菜収穫」といったミニゲームにも挑戦できるようになっていた。いずれもプレイが必須というわけではなく、箸休め的に楽しめるのは嬉しいところだ。
ハイクオリティなグラフィックと演出で飽きずに楽しめる!
最後に触れておきたいのは、本作におけるグラフィックの表現についてだ。通常時は、ドット絵のようなグラフィックが採用されているが、そこに最新のエフェクトなどが組み合わさることで古さを感じさせず、今風のゲームに仕上げられているところが面白い。
たとえばガチャの演出時なども、SSRのキャラクターが出現したときはドット絵が2Dのイラストに変わっていくといった様子が楽しめるようになっていた。
そして、第1章の最後に驚かされたのが、これまで見たことがなかったハイクオリティなアニメが流れたことだ。こちらは2分弱ほどの映像でこの章を振り返るような内容になっており、思わず感情移入してしまったほどだ。
今回は時間の関係もあり、2章の開始までのプレイとなった。だが、ここまで遊んだ範囲ではまったく飽きずに楽しむことができ、筆者のように過去作を遊んできたプレイヤーはもちろんのこと、本作が初めてというプレイヤーでも問題ない作りになっている。
本作は、スマートフォンでも遊べるタイトルでありながら、家庭用ゲーム機向けRPGにも引けを取らない遊び応えが魅力だ。久しぶりにじっくりとゲームの世界観に没入したいという人にも、おすすめしたい1本である。
(C)Konami Digital Entertainment


























































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