先行レビュー
「ポケモンチャンピオンズ」先行体験レポート。個体値の廃止で育成は手軽に! オンライン対戦の詳細がついに公開
2026年3月25日 23:00
- 【Pokémon Champions】
- Nintendo Switch版 4月8日 配信予定
- iOS/Android版 今夏 配信予定
- 価格:
- 通常版 基本プレイ無料(一部アイテム課金あり)
- +スターターパック 980円
ポケモンは3月23日、Nintendo Switch/iOS/Android用ポケモンバトルゲーム「Pokémon Champions(ポケモンチャンピオンズ)」の配信前メディア先行体験会を開催した。
本作は「ポケットモンスター」シリーズではおなじみのポケモンバトルに焦点を当てたタイトルとなり、今後開催される「ポケモンワールドチャンピオンシップス2026」のゲーム部門にて使用されるタイトルとして多くの競技プレイヤーからも注目を集めている作品だ。
今回行なわれた「ポケモンチャンピオンズ」の先行体験会では、本作のポケモンバトルや育成要素を一足先に体験でき、開催地の後楽園ホールにちなんだ豪華ゲストによるエキシビジョンマッチなどが催された。
初報となる情報も多く発表されたので、イベントの様子を交えながら本作のプレイレポートをお伝えしていこう。
ポケモンバトルで蘇る「武藤敬司vs長州力」!?
今回のイベントではゲストとして伝説のプロレスラー長州力さんと、ポケモン大好きアイドルとして有名な武藤十夢さん、ならびに武藤小麟さんの姉妹が登壇し、エキシビジョンマッチが開催された。
イベント会場である後楽園ホールはプロレスの地としても名高い名所であり、今回のエキシビジョンマッチは伝説の一戦「武藤敬司vs長州力」をモチーフとした催しとのことだ。
盛大なリングコールや熱い実況を交えながら行なわれたこの対決では、今作「ポケモンチャンピオンズ」の「ポケモンバトル」に注力した数々のバトル演出や戦略が披露され、今後のポケモンを支えるタイトルとして大きな期待を持たせてくれる一戦となっていた。
結果としてはポケモン愛に溢れている武藤姉妹の勝利となったが、長州力さんもイメージに沿った「ガオガエン」や「カイリキー」などのポケモンを繰り出して会場を大きく沸かせ、伝説のプロレスラーとしての威厳を見せつけてくれた。
シンプルでわかりやすく。ポケモンバトルに特化したUIで快適に対戦
その後行なわれた体験会にて我々も「ポケモンチャンピオンズ」を実際にプレイできた。
まずバトルを体験した印象としては、システム面・グラフィック面ともに従来の「ポケモン」シリーズのポケモンバトルに近く、近年の作品と比べても遜色ない完成度に仕上がっていた。
対戦要素に特化させたタイトルということもあり、バトル画面のUIなどもシンプルでわかりやすい構造となっていて、非常に快適にプレイできる環境が整っている。
今回体験したのはNintendo Switch 2版だったが、この完成度をスマートフォンでもプレイできると考えると非常に夢が広がると感じた。
バトルルールに関してはシングル・ダブルの2つのルールで対戦を行なうことができ、サービススタート時点ではバトル中の強化ギミックとして「メガシンカ」が使用可能だ。
今作から登場するアイテム「ゼンブイリング」はその名の通りシリーズ作品ごとにそれぞれ登場していた「メガシンカ」や「Zワザ」などのギミックを全て行なえるアイテムとなっており、将来的には様々なギミックを複合させて面白い対戦環境を提供していく予定とインタビューでは語っている。
一部の既存タイトルでは「メガシンカ」と「Zワザ」が両立するような環境も存在していたが、もしかしたら今後はそこに加えて「テラスタル」や「ダイマックス」なども同時に使用可能となる日も来るのかもしれない。
また本作に登場するポケモンに関しても一定の数から徐々に登場させていく予定であり、対戦環境もレギュレーションで区切りをつけることでゲーム体験を変化させる設計のようだ。
ポケモンバトルを未来永劫残すことを目標とした本作では、プレイヤーに常に変化し続ける競技的でエキサイティングなバトルが期待できるだろう。
今回の試遊では過去シリーズに登場していた「メガシンカ」ポケモンだけでなく、近年発売された「Pokémon LEGENDS Z-A」にて初登場したポケモンも対戦で使用できた。
「メガユキメノコ」の特性「ゆきふらし」の使用感や特殊アタッカー運用の「メガカイリュー」など特性や能力値的にも初体験となるポケモンも多く、この部分だけでも「ポケモンチャンピオンズ」をプレイする理由になるくらいにはインパクトのあるゲーム体験となっていた。
個体値が廃止!? 新たに生まれ変わった育成は手軽に何度でも育成できる形に
続いて気になるトピックは、本作の育成部分だろう。
本作では従来シリーズのポケモン育成とは異なる部分が存在し、全体的にポケモンの育成が「トレーニングモード」を使用することで手軽に行なえるよう進化している。
具体的にはゲーム内で使用する「VP」というポイントを消費することで、ポケモンの能力ポイント(いわゆる「努力値」)を自由に上げ下げできたり、性格や覚えさせるワザなどもいつでも自由に変更が可能なのだ。
実際に体験会の中で物理型の「カイリュー」をメガシンカ後にマッチする形で育成しなおしたのだが、ポイントさえ消費すれば真逆のステータス配分で簡単に育成しなおすことができた。
ここまで大きな変化でなくても、例えば流行のポケモンに合わせてワザ構成を変えたり、耐久向けのポケモンであれば対面を想定したポケモンに合わせてステータスを調整したりなど細かく育成しなおせるのは非常に快適に感じる。
ただし「VP」自体がどこまで貴重なリソースかは現状では定かではないため、従来通り育成方針に合わせて複数体同じポケモンを用意するといった遊び方も大事になるだろう。
また今作では従来の作品には存在していた「ポケモンの生まれつきの強さ(いわゆる「個体値」)」が廃止となり、全てのポケモンの生まれつきの強さを一定にしている事が判明した。
これにより「トレーニングモード」で調整ができる「ワザ」「性格」「能力ポイント」の3つがポケモンのステータスに影響を与える部分となるので、既存作品よりもかなり気軽に育成を楽しめる形となっている。
個体値の廃止は初心者にとってハードルとなっていた部分でもあり、より多くのプレイヤーにポケモンバトルを楽しんでもらう形にしたと、インタビューで語られており、この変化が今後の対戦環境をどのように変化させるのか注目ポイントとなるだろう。
本作だけでもポケモン収集! ホームを使えば歴戦の仲間たちとバトルの世界へ……!
対戦で実際に使用するポケモンも本作だけで収集が可能となっている。
今作では「スカウト」と呼ばれるシステムを用いて、ランダムに選出された10匹のポケモンの中から1匹を仲間に迎え入れるガチャ要素のような形態で手持ちポケモンを増やせるのだ。
このスカウトは毎日1回必ず行なうことができ、さらに選出されるポケモンも基本的にすぐ実戦投入できるような最終進化系かつ一定の育成が完了した状態で手持ちに加わるため、0から始めたプレイヤーでも比較的短い期間でしっかりしたパーティを構成できるだろう。
「スカウト」には1週間だけお試しで使用できる「トライアル」と、期限なく手持ちに加えてトレーニングも行なえるようになる「レギュラー」の2種類が存在しているので、ポケモンを試してから手持ちに入れるかどうかを選ぶといったことも可能だ。
ベースとなるポケモンを入手して、トレーニングで自分好みにカスタマイズし、パーティを編成してひたすらバトルに興じる……まさに“ポケモンバトル”に特化した遊び方を本作では楽しめるだろう。
また「Pokémon HOME」を使えば、他作品で仲間にしたポケモンを「遠征」させてポケモンバトルを楽しめる。
その際には能力・ワザ・特性などはそのままだが、「ポケモンの生まれつきの強さ」に関しては「Pokémon Champions」のフォーマットに合わせられるとのことだ。
「遠征」してきたポケモンを「Pokémon HOME」に返すと元のステータスに戻り、一度戻したポケモンを再び「遠征」させた場合は返した時のステータスのまま連れて来られるとのことなので、かなり気軽にポケモンの移動が行なえるだろう。
現状の情報では「Pokémon HOME」との連携にクールタイムや課金要素はないとされているが、“一度に遠征できるポケモンには限りがある”とのことなので詳細は続報を楽しみにしておこう。
対戦しやすさを重視! ポケモンバトルを気軽に楽しめる
今回の試遊体験で判明した要素は以上となるが、全体的に見て「ポケモンバトル」の奥深さはそのままに、バトルに至るまでの参入ハードルを下げ、対戦が初めてのカジュアル勢にも多く遊んでもらおうという気概を感じる作品だった。
ポケモンの入手や育成のしやすさはもちろんながら、ポケモンの相性表示や状態異常の説明などかなりわかりやすくアップデートしている箇所が多々見受けられ、ゲーム開始時には対戦のチュートリアル要素も用意されているらしいので初心者へのサポートは非常に手厚い態勢と言える。
筆者の個人的な嬉しいポイントとしては、バトル中のBGMを自由に過去シリーズのオリジナルBGMに変えることができたり、「スカウト」でも色違いポケモンが登場するなど、従来のポケモンファンがニヤリとする要素が多いところだ。
従来のシリーズ作品から分岐し、バトルに特化した本作が今後ポケモンタイトルにどのような影響を与えるのか非常に楽しみである。
(C)Pokémon/Nintendo/Creatures/GAME FREAK

















































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