先行レビュー
共闘でボス撃破を目指すチームアクションシューティング「メテオアリーナ・スターズ」先行プレイレポート!
PvPからPvEへと生まれ変わって、ライトなプレーヤーでも遊びやすくなった!
2025年6月12日 00:00
- 【メテオアリーナ・スターズ】
- 6月25日 サービス開始予定
- 基本プレイ無料(アプリ内課金あり)
「モンスターストライク」をはじめとした様々なヒットタイトルの開発に携わった岡本吉起氏が総合プロデューサーを務め、でらゲーから配信されたAndroid/iOS用アプリ「メテオアリーナ」が、6月25日に「メテオアリーナ・スターズ」とタイトルを一新してリブートされる。
原作である「メテオアリーナ」は3対3のチームでプレーヤー同士が戦ういわゆるPvP形式のパーティー×シューターゲームであったが、ライト層がプレイする際の敷居を下げ、仲間とワイワイ楽しめるという部分を強化させるため、3月19日より長期のメンテナンスに入っている。そして、3人のプレーヤーでチームを組んで巨大なボスの撃破を目指す「PvE共闘ハイスピードレイドアクション」とゲームジャンルを大きく変えて、「メテオアリーナ・スターズ」へと6月25日に生まれ変わるのだ。
配信に先駆けて、開発中のバージョンのバトル部分を先行プレイすることができたので、本作ならではのゲーム性やプレイ感などを紹介していきたい。
フリック&タップ操作のみで楽しめる爽快アクション
本作の大きな特徴としては、誰でも遊べるシンプル操作で爽快アクションが堪能できるというポイントだ。このゲームには通常の移動は存在せず、移動手段はフリック入力によるダッシュのみとなっており、スピーディーなゲーム展開が楽しめる設計となっている。
攻撃方法はメインスキル1つ、サブスキル2つの合計3つのスキルで構成されており、どちらのスキルも操作は不要で完全オートで発動してくれる。サブスキルはいかなる状況でも一定間隔で発動するが、メインスキルはキャラクターが立ち止まっている間のみ攻撃をするという特性がある。アクションゲームというと常に自キャラを動かしているイメージだが、本作では攻めと守り、“静と動”のアクションの切り替えが重要になる。
このゲームを象徴する「メテオ」というアクションも存在。これはいわゆる必殺技的なもので、時間経過や魔物の撃破、後述する「COUNTER DASH」成功時などでメテオゲージが溜まり、最大になると画面中央にメテオボタンが表示され、タップすることで強力かつド派手なメテオが発動できる。
メテオはキャラクターによって効果は様々で、大ダメージを与えつつ敵の動きを一定時間止めることができる「氷結メテオ」や味方のHPを回復させる「ヒールメテオ」、敵の注意を一点に引き付ける「タウントメテオ」など、どの効果も戦況をガラリと変える性能なのでここぞという場面で有効だ。
メテオの派生効果で「友情メテオ」という要素もあり、メテオ発動時に効果範囲の中に仲間のキャラクターがいることで追加攻撃の友情メテオが発生する。単体でメテオを発動するよりもさらに高い効果が期待できるので、仲間と連携を取って友情メテオを積極的に狙っていきたい。
操作自体はここまで紹介した“フリック操作で自キャラの移動”、“画面タップでメテオ発動”という2つのみ。アクションゲームというと少し敷居が高そうに思えるが片手操作で簡単かつ、それでいてしっかりとしたアクションが楽しめるのは大きな魅力である。
ライトなゲーム性ながら、アクションゲームファンが楽しめる要素も詰まっている
ここからは実際に体験したゲームのプレイ感について触れていこう。ゲームの流れ的には出現する敵を撃破しながらフィールドを進んでいき、最奥に待つ巨大なボスを撃破するのが目的となる。制限時間以内にボスを撃破できなかったり、パーティメンバーを一定時間内に復活させられないとクエスト失敗となってしまう。
本作には個性豊かなキャラクターが豊富に用意されている。スタンダードな性能のキャラクターは距離が近い敵を勝手に狙って攻撃してくれるが、攻撃の発射方向が固定されているキャラクターや、接近攻撃がメインといった尖った性能のキャラクターも存在する。異なる性能のキャラクターは約40種類も予定しているとのことで、その中から自分に合ったものを探すのも楽しそうだ。
クエストには他のプレーヤーと3人1組のチームを組んで挑むことになる。キャラクターごとにロール(役割)といったものは明確には設定されてはいないが、ボスとの属性相性の良さや回復能力を持つメンバーの有無など、攻略にはキャラクター編成が重要になってくる。筆者がプレイして感じたのは、チームに回復のメンバーがいると敵にやられることがかなり少なくなるので、回復能力を持った仲間を複数人入れるのもありだと思った。
メンバーの募集をかけるのはゲーム内だけでも可能だが、よりプレーヤー同士でワイワイ楽しめるような場として「メテオアリーナ・スターズ」公式Discordも稼働予定とのことだ。
歩きという概念を取っ払って移動手段をダッシュのみという設計にしたことでキャラクターの動きがとにかく軽快。直感操作で自在にキャラクターを動かせるのはアクションゲームのプレイの敷居を大きく下げていた。
ダッシュ発動中は無敵状態となっているので少々雑な操作でも敵の攻撃を俊敏にかわしながら戦うことができる。敵の攻撃をある程度簡単に回避できることでゲームが得意ではない人でもアクションゲームの気持ち良さである“ゲームが上手い感”を存分に味わえる爽快なゲーム性となっている。
これだけだとライト層にだけ向けたゲームになってしまうが、アクションゲームファンも満足できるテクニカルな要素もしっかり用意されている。
バトルで重要な「ギア」と呼ばれるシステムがあり、ギアは「1st」、「2nd」、「3rd」、「Max」と段階が上がるごとにキャラクターのスキル効果がパワーアップする。攻撃のエフェクトが派手になり、威力も爆発的に上がるので戦いが格段に有利になる。
ギアのゲージはメテオの発動や魔物を撃破する、COUNTER DASHに成功するなどの条件でアップし、最大になるとギアのレベルがアップする。逆に、時間の経過や敵の攻撃を被弾してしまうとギアゲージがダウンしてしまうので、ギアの強さを維持するには的確に攻撃を回避しつつ敵を撃破し続けなければならない。これにより常に緊張感のあるバトルが楽しめた。
前述した「COUNTER DASH」のシステムも本作の面白さを加速させている。これは敵の攻撃を被弾してしまうギリギリまで引き付けてダッシュをすることで発動する。COUNTER DASHに成功するとメテオゲージやギアゲージが上昇するという大きなメリットがあるので、使いこなせれば戦況がかなり変わってきそうだ。
筆者のプレイした体感ではCOUNTER DASHは百発百中で成功できるほど簡単ではなく、かといってタイミングがすごくシビアというほどではないという絶妙なバランスだと感じた。COUNTER DASHに失敗してしまうと敵の攻撃が直撃してしまうのでしっかり身につけて遊びたいところ。
誰でも遊べるシンプルなゲーム性の中にも、友情メテオによる連携やボスの背後に回り込んで弱点を突いて戦うなどの戦略性の深さもあり、さまざまなアクションゲームをプレイしてきた人でも楽しめる内容になっていた。
今回の試遊では数クエストプレイしたが、スタートからボス撃破まで大体1クエスト3~5分程度でサクッとクリアできるボリューム感であった。短時間かつ片手操作で手軽にプレイできるので、隙間時間に遊べるスマホアプリの強みを存分に活かしている作品であった。
前作である「メテオアリーナ」で購入したキャラクターは本作でも引き継いで使うことが可能なので以前からのファンはもちろん、スマホで軽くアクションゲームをプレイしたい人にもオススメのタイトルなので、ぜひチェックしてもらいたい。
(C)でらゲー・テレビ朝日・ファンクルー