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PS5 Pro開封レポート! 外観は新型PS5をベースに細かくブラッシュアップ

コイン電池、上カバーなど変化部分を確認

【PS5 Pro】

11月7日 発売予定

価格:119,980円

 「PlayStation 5 Pro(PS5 Pro)」の発売が11月7日に迫ってきた。本稿では外箱をレポートした前回記事に引き続き、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)より提供いただいたPS5 Proの開封レポートをお送りしたい。

 本稿では箱からの開封と、カバーを外した状態などの外観についてレポートしていく。肝心の本体の性能やゲーム体験がどう変化するかなどについては、追ってお送りする予定なので、そちらも楽しみにしていただきたい。

PS5 Proの箱
蓋を開けると、同梱物が登場する
DualSenseやケーブルなどの同梱物
PS5 Pro本体は箱を横に倒してから引っ張り出す
緩衝材ごと取り出した状態
開封

 さて、PS5 Proの外観である。すでに公開されているように、見た目は新型PS5をベースとした印象で、本体中央を横切るようなラインが1本線から3本線になっているのがデザイン上の大きな変更点といえる。端子の種類は新型PS5と同じになっており、周辺機器まわりでの変化は起こらなそうだった。

 一方で、大きさは新型PS5よりも一回り大きい。縦置きにしたとき、高さはオリジナルのPS5と同じ約390mm、幅は新型PS5と同じ約96mmとなっている。印象で言えば、旧型PS5と新型PS5の中間くらいに感じられる。

横置き状態のPS5 Pro
横置きの場合は同梱のスタンドを側面に装着する
横置きの場合、スタンドと、写真の「シェイプスロゴ」の□で支える格好になる
別売りのスタンド(新型PS5用のものが使える)を使用して縦置きにした状態

 上に新型PS5がベースと書いたが、カバーのつくりや取り外し方についても新型PS5とほぼ同じとなっている。上カバーが左右で各1つずつ、下カバーが左右で各1つずつあり、本体を横に置いた状態で電源ボタンがある側を手前に、カバーを上へ開くようにグッと押し込むと、フックがガチッと外れて取れる。

 ここで興味深いのは、コイン電池を交換するユニットが登場していること。プレイステーションロゴのある面の下カバーを外した場所には、別売りのディスクドライブユニットを装着できる部分があり、コイン電池はこのほぼ隣。ネジを外すことで、コイン電池が交換できるようになっている。

カバーの外し方は新型PS5と同じ
ディスクドライブユニットの左上にコイン電池カバーがある
ネジを外すとコイン電池が登場する

 唐突なコイン電池に見えるが、日付や時刻の情報を保持する役割として、実のところ旧型PS5にも新型PS5にも搭載されている(SIE公式の旧型PS5の分解動画にもコイン電池用のユニットが映っている)。これまではユーザー自身での交換は(メーカー保証範囲内では)不可能となっていたが、PS5 Proでは自分で交換できるようになった、というわけだ。

公式動画「PlayStation 5 分解映像」より。右上の白いソケットがコイン電池用のもの
【PlayStation 5 分解映像】

 また同じ面の上カバーを外すと、M.2 SSD取り付け用のユニットもある。ちなみにだが、M.2 SSD用のカバーのネジと、コイン電池用のカバーのネジは形がまったく異なる。M.2 SSDにはプラスの精密ドライバーが必要であり、コイン電池カバーはマイナスドライバーを使うことで外すことができた。

上に見えるのがM.2 SSD取付用のカバー
M.2 SSD部分とコイン電池部分でネジの種類が異なるので注意。コイン電池カバーはプラスの形に見えるが、色々試した結果、マイナスドライバーが最も有効だった
逆面のカバーを外した状態

 もう1点、新型PS5とのカバーの互換性について触れたい。実際に試したところ、まず下カバーは新型PS5のものと交換が可能だった。ただし上カバーは、サイズが微妙に異なっている(PS5 Proの方が少しだけ大きい)上、フックの位置が異なる場所にあるため、交換することはできなかった。下が交換できるのであれば、せっかくなら上もぜひ対応してもらいたかったところだ。

 今回の外観レポートはここまで。次回はいよいよPS5 Proの性能について迫っていきたい。こちらもお楽しみに。

上が新型PS5、下がPS5 Pro。ほぼ同じサイズに見える、が……
実際はPS5 Proの上カバーの方が少しだけ大きい(下がPS5 Pro)
左がPS5 Pro。右の新型PS5はフックの位置が異なっているため、PS5 Proに取り付けることができなかった